神奈川の無人島『猿島』～でも猿はいないよ　小2子連れ

2020/10/25 - 2020/10/25

神奈川県にあって
東京湾に浮かぶ
唯一の無人島なんだって。

『猿島』って。

それだけでなんかワクワクする！

最近、無人島生活をしつつ
無人島から自作のボートで脱出するっていう
テレビ番組の影響で
「無人島」ってワードに
食いついてきた息子と一緒に出かけてみよう！

エリア 横須賀(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 旅行の手配内容: 個別手配

JR横須賀線に乗って、向かいましょう。


まずは息子一押しの駅『田浦』

何が好きかって、
トンネルとトンネルの間にホームがあって、
15両編成の電車だと
先頭の何両かがトンネルの中に入ってしまい、
田浦駅で降りられない！のです。（衝撃！！

そんな駅、他にあるかな？！

横須賀駅に到着。

猿島へのアクセスを調べると
京急線　横須賀中央駅から15分を押して来ます。

でも、JRユーザーからすると
横須賀駅から行きたい。

ここから歩いて、三笠公園を目指します。
小学生と歩いて25分くらいでした。

ヴェルニー公園と呼ばれる
海沿いの公園を抜けていく。

色々な種類の船が見える。

そして、今も現役で船の修理をしているらしい
ドライドッグと呼ばれる場所。

新しく出来たショッピングセンターを通り抜け
16号沿いを歩く。

歩道橋でしか渡れない道路があって
そこを越えるのがわりと面倒。。。

さらに進むと左手に横須賀基地のゲートが現れた。
基地の守衛さんが、
Hello!
と息子に手を振ってくれた。

どおりで目の前の看板が英語なわけだ。

三笠公園まであと少し。

この辺りは通り自体が公園の様で、
夏にはじゃぶじゃぶ池になるみたい。

子連れには魅力的なスポットになってました。

三笠公園内の三笠桟橋へ到着。

猿島まで運んでくれるのは、
どうやらあの船の様です。

チケット購入。

船の往復料金と
横須賀市が管理している
猿島公園への入園料がかかります。

横須賀市はとても上手に観光推進してるなぁとひとしきり感心！

猿島へ渡る船は9:30から1時間毎に出航します。

10:00
チケット売り場の2階の資料館にて。
猿島の全景。

猿島上陸ーー
と遊んでいると。。。

船の乗り場を見たら、まだ出航30分前なのに、
列が長くなっている。

呑気に資料館を見てる場合じゃないぞ。
走れー。と息子を走らせる。

出航の頃には100人は優に超えた列に。

すると、先程から停泊していた船より
一回り大きな船が登場しました。

今日はこちらの船が運んでくれる様です。

出航。

左手に前方に見えるのが猿島。

右手には日産の輸送船と
これから海外へ向かうであろう
大量の日産車。

お天気がよくて、
左手には
遠く横浜まで見通せます。

「あ、ランドマークタワーだ！」

10分足らずの船の旅で
猿島桟橋に到着！

浜辺には釣り人も多い。

10:45。
さて、島内散策開始。

一番最初に見えたのは発電所。
ここで島内の電気を賄っているとか。

坂道を登っていくと、
すぐにこんないい雰囲気に。

切り通しって、好きなんだよね。

でも毎日切り通しを通学路にしてる息子はさほど感動せず。。。

一番最初に見えたのが
フランス積のレンガで出来た兵舎。

フランス積みって何よ？
と調べたところ、
長めのレンガと
短めのレンガを
組み合わせて作られたものですって。

こんな素敵な感じの場所が
実はお手洗いだったなんて（驚

第二次世界大戦にも
関東大震災にも

負けずに残ってくれて、ありがとう！

苔も好きだけど
このワイヤープランツ
かわいい！

隣のガイドさんの話によると
大きな扉の隣に
小さな扉があるのは
弾薬庫なんですって。

へぇー。

ダメですよ。
落書きなんかしたら。。。

出てきた！煉瓦のトンネル。

レンガ作りのトンネルとしては
日本でもっとも古いものの一つ。

今にもトンネルの上あたりから
旧日本兵があらわれそう。。。

トンネルの中。
上手く写真が撮れずもどかしい。。。
すごい良い雰囲気なのにな。

しかしこのトンネルの名前「愛のトンネル」って。

軍の司令部や弾薬庫があった場所とは思えないチープなネーミング。

このレンガも
長短長短長短。。。

どうだ！！
んー。。ぶれる。

これは？！
光の入り方がイマイチ。。

あ。
トンネル抜けちゃった。
振り返って、駄目押し。

どこを切り抜いても絵になるなぁ。

さて、桟橋から見て一番奥まで来ました。

砲台跡。

戦後砲台が撤去され、
放置されていたにもか変わらず、
外側の階段部分がきちんと残っていたんですって。
手遅れにならずに済んでよかった！

綺麗に整備されて、
当時の雰囲気も想像出来る。

砲台跡の向こうには東京湾が見えました。
スカイツリーも！

他の砲台跡はこんな風に埋まったまま。
周りを掘ったら、階段が出てくるのかな？

このボルトで大砲を固定してたのかな。

さらにどんどん階段を上ると
展望台。

こちら側は横須賀市街の向こうに
富士山まで見えました！

展望台から切り通しに戻りました。

切り通しの左側の壁は
少し内側に沿っている様に見えます。

こちらは古くて
お城の生垣などを利用したから。

右側の壁が垂直なのは
昭和になって整備された部分だから。

という違いから生まれるんですって。

11:45

再び桟橋に戻り、帰りの船に乗り込みます。
猿島の滞在時間は60分。

もっとゆっくりしたかったけど、
お腹空いたーしか言葉を発しなくなった人がいるので
町に戻ります。

帰りの船は2階の後方を陣取りました。
眺めもよくて、水しぶきがかかる事もなく
最後の最後まで猿島を見る事が出来るので、
ベストポジション！

船が旋回します。

左に回っていきます。

どんどん左に。

猿島桟橋が離れて行きます。

スピードが出てきました。

バイバイ！

と、無人島猿島からの脱出は楽々。

そして、猿がいないのに猿島の不思議は
家に帰ってから息子と調べましたよ。

あっという間に猿島が遠くなる。

やっぱり日産の輸送船が大きすぎて
気になる。

三笠桟橋に到着。

最後に操縦席をおさめて。

次の出航までまだ30分あるけど、
やはり長蛇の列。

あ、でも臨時便が出るみたいです。
お客様が多いと臨時便や大きな船に変更するなど
柔軟な対応をしているみたいで好感もてます。

三笠桟橋の横には

世界三大戦艦『三笠』

日露戦争では連合艦隊の旗艦として大活躍した戦艦。

さて、『三笠』を指揮した司令官は誰？
というクイズを出す。

ピンポーン！
「東郷平八郎」
「正解！！」
事前に情報すり込んだだけはあるね。

さてと。
お昼を探して横須賀中央駅に向かいます。

ん。
あの方の事務所を見つけてしまいました。
横須賀ですものね。

横須賀中央でお寿司を食べて、
息子のお腹を満たし。

さらに京急線に乗りたい彼の希望で京急に乗ったけど、
どこでJRに乗り換える？！問題発生。

逗子葉山？
横浜？？
あ、杉田もいける？？？

初挑戦の杉田で乗り換えたけど、
商店街を通り抜けないといけない。
やっぱり遠かった。。

同じ神奈川県内なのに
このアクセスの悪さ。
京急さんとJRさん。
なんとかなりませんかね？


今日の教訓。
京急横須賀から帰るべからず。
京急横須賀からバスに乗ってでも
JR横須賀駅に出て帰るべし。


家で猿島土産のどら焼きをおやつに食べて、
日帰りの旅終了です。