2020年8月ブルガリア長期滞在の旅１　シプカの町とシプカ生活

2020/08/16 - 2020/11/11

毎年4月から9月までブルガリアの田舎町シプカで暮らしています。
今年は新型コロナウイルスの影響で8月から3ヶ月滞在します。長期滞在の旅、ゆっくりじっくり暮らすように旅し、滞在先の魅力を堪能できます。
滞在しているシプカはブルガリア中部の町、人口は1,000人程。首都ソフィア→(バスか電車で３時間)→バラ祭りで有名なカザンラク→(バスで３０分）→シプカの町に着きます。
一時期は日本人が１０家族ほど住んでいたそうですが、今は男性１人、女性１人が定住しています。
親日的な人が多く、静かで安全な田舎町です。町にあるのは、マガジン(雑貨店)、ホテル、小学校、教会。牛、馬、山羊がいて、果物が庭や街路樹で実る、自然が一杯の町です。
例年は日本からの行きと帰りにヨーロッパのいろいろな国に寄り道したり、安い航空券を探して途中で出かけたりしていました。今年はそれも怖いので、近くの街を探索します。

エリア バラの谷周辺(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

私達が住んでいるシプカはブルガリア中部の町、人口は1,000人程。首都ソフィア→(バスか電車で３時間)→バラ祭りで有名なカザンラク→(バスで３０分）→シプカの町に着きます。
一時期は日本人が１０家族ほど住んでいたそうですが、今は男性１人、女性１人が定住しています。
親日的な人が多く、静かで安全な田舎町です。町にあるのは、マガジン(雑貨店)、ホテル、小学校、教会。牛、馬、山羊がいて、自然が一杯の町です。

シプカの町の中心はバスセンター
広いバスセンターの脇に公園があります。近年綺麗に整備されて、石造りの野外舞台も出来、夏祭りもここで行われます。

町の教会
白くて綺麗な教会です。

民族博物館
博物館脇の庭で、シプカバラ祭りが行われます

昨年行われたバラ祭りの写真です。残念ながら、今年はバラ祭りの季節にブルガリアに来ることが出来ませんでした。

バスの待合室
黄色の可愛い建物、寒い季節はこの中でバスを待ちます。

センターにあるマガジン
バス停近くに３軒のマガジン(雑貨屋さん)があります。食料品、日用品の大体の物はここで買うことが出来ます。価格もそんなに高くありません。

町の中心にあるホテル
全部で１０軒ほどのホテルがあります。

シプカ僧院
1877～78年露土戦争の舞台となったシプカ峠、戦争で犠牲になったロシア兵を慰霊する為に峠の少し下に僧院が作られました。

シプカ僧院 寺院・教会

金色の玉ねぎ型の塔が美しい僧院です。朝８時と夕方５時、僧院の方が塔の上の鐘を鳴らし美しいメロディーを奏でてくれます。

僧院前の公園
町の人の憩いの場になっています。

僧院から降りて行く途中、僧院の敷地に山羊を飼っている場所があります。夕方になると、この山羊たちがベルの音を鳴らしながらメイメイと町を散歩します。

シプカの町の眺め
僧院から降りて行く途中、町全体が良く見える場所があります。美しい眺めです。

シプカ生活冬支度
9月下旬になるとこちらは寒くなり薪を焚きます。今年はいつ日本に帰るか決めてないので、とりあえず薪を買って、冬の準備をします。
切った薪を4立方メートル買いました。３６０Lv＋１０(送料）LV　（約22,200円）
8月下旬薪を購入。トラックで運んでくれて、門の中に荷台からドサッとおろされます。日の当たる場所に積んで干し、その後地下の薪置き場にに積みます。大仕事、腰が痛くなります。寒冷地のブルガリアでは、薪は必需品です。

9月25日ペチカを焚き始めました。
夕方寒くなって来たのでペチカを焚きました。初ペチカです。火が燃えているのを見るのは、身体も心もほっこりとします。
今年は9月末になっても暖かい日が多く、まだペチカを焚くのも夕方から寝る前位までで済みますが、これから日一日と寒くなって行きます。
ペチカの上ではお湯を沸かし、豆を煮たりします。上段にあるオーブンではジャガイモを焼いたり、肉を焼いたり出来ます。

１昨年、挿し木したバラが元気に育っています。今年は春にブルガリアに来ることが出来なかったので心配していましたが、枯れずに育っていました。

黄色いバラが咲きました。今年最後の花です。

焼豚作り
豚もも肉　９７５ｇ　6．62Lv(約３９７円）
スーパーで美味しそうな豚肉が安く売っていました。

ネットで見つけた低温調理で焼豚で作ってみます。オーブンで１８０度で４５分焼きます。

柔らかジューシーに出来ました。

日本風夕食。焼き豚丼と味噌汁。

鯖のフィレ焼
スーパーで鯖のフィレ焼を見つけました。１００ｇ約１５０円
左がプレーン焼、右が胡椒焼。

付合せはパプリカとズッキーニのオーブン焼き。香辛料をかけ、１度に大きなオーブンで多めに焼いておきます。

夕食は鯖のフィレ焼きとパブリカとズッキーニ
ブルガリアでは魚は種類が少なく、豚肉の倍ほどの値段がします。鯖は食べられているようで冷凍のフィレも見かけます。この鯖のフィレ焼は余り塩辛くなく美味しかったです。家の定番になりそうです。

十五夜のお団子とお供え
2020年10月1日　今夜は十五夜です。もち米や白玉粉がないので、ご飯を少し潰して、お団子に見立てました。ブルガリアではお米が手に入ります。日本のお米の美味しさには敵いませんが、おにぎりを作ること出来る程度の粘り気はあります。お供えの果物は全部庭で採れたものです。ススキは見つけることが出来ませんでした。
残念ながら、雲が多く肝心のお月さまは見ることが出来ませんでした。

十五夜の夕食
お団子(半殺しのおにぎり）と月に見立てた目玉焼き、鶏は昨日オーブンで作った丸焼き鳥のももの部分です。真中の豆はひよこ豆を煮たものです。

ワイン作り
首都ソフィアに住んでいる大家夫婦が来てワイン作りです。大家のママさん、私達が加わり5人でワイン作りです。まずは梯子に登り葡萄の収穫。

沢山の葡萄が収穫できました。

収獲した葡萄を房から粒を採ります。家内手作業、手は紫色にーー。

粒状にした葡萄を搾り機に投入、ハンドルを回し葡萄を潰します。

潰した葡萄を大きなポリタンクに詰めます。蛇口を捻ると、果汁があふれ出します。
今年は40L入りポリタンク+バケツ２杯、５０L程できました。これを涼しいところに置いておくと発酵し、ワインになります。農薬なし、混ぜ物なしの美味しいワインが出来ます。日本ではお酒作りは禁止されています。

ブルガリアの田舎町シプカで3ヶ月の滞在、のんびり暮らすような旅を楽しんでいます。
次回は近くの大きな街カザンラクのスーパー、観光地の様子を紹介します。旅行記『2020年8月ブルガリア長期滞在の旅2』に続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• bonkumagorouさん 2020/11/22 11:29:16

  毎年の長期のブルガリア生活素晴らしいですね

  1昨年ブルガリアに旅行をして、シトカを訪れたのを思い出し興味深く拝見しました。今年はポーランドを計画していましたがどこにも行けず。ポーランドの旅行記も書いておられるのでこれから拝見したします。

  まおちゃーんさん からの返信 2020/11/30 22:23:25

  RE: 毎年の長期のブルガリア生活素晴らしいですね

  > 1昨年ブルガリアに旅行をして、シトカを訪れたのを思い出し興味深く拝見しました。今年はポーランドを計画していましたがどこにも行けず。ポーランドの旅行記も書いておられるのでこれから拝見したします。
  コメントありがとうございます。返信が遅くなりました。
  ブルガリアが好きで毎年行っております。
  ポーランドもとても良いところでまた行きたいと思っております。
  ポーランドの旅行記見て頂き、また感想を教えてください。