2020/10/07 - 2020/10/07
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書写山と姫路城の訪問記
阪神間に住んでいる。姫路・赤穂は同じ兵庫県であるが、明石以西はどうも同じ県内という親近感がない。京都・奈良・大阪に眼が向く。今回は県内を越えない旅行なので、姫路にした。姫路城はJR姫路駅からよく見えるし、姫路市内を仕事で走り回っていたので、外観は数限りなく見ているが、城内には50年以上前に入ったきりで、記憶に残っていない。書写山は初めての訪問である。
書写山は映画ラストサムライの撮影現場になった。それはアメリカ人がそこに最も日本的なものを発見したからであろう。果たして書写山はそのような日本的なものを探すことが出来る場所なのであろうか?
タイトル写真は書写山〈三つの堂〉への入口
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
-
車で自宅の西宮市から2時間かかって、書写山の入口であるロープウエイ乗り場に到着。ロープウェイ乗り場は全国どこも垢抜けしないセンスのない建築物が多い。ここも見るからにダサイ。
下の車が私の愛車。 -
書写山圓教寺は姫路市街北方にある400㍍弱の丘陵上にあるが、車では進入できない。勿論、車道はあるが、私道であり寺院関係者だけが車で上っている。観光客は徒歩かロープウェーに乗る必要がある。余り気分の良い設営ではない。
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書写山ロープウェイ。往復1000円。
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山上までは約4分。写っているのは姫路市街方面。
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高度が上がると播州平野が見えて来る。所々に多数の丘陵が盛り上がっていて、面白い景観を呈している。初めて見た。
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山上駅到着。
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すぐ書写山圓教寺への入山テントあり。
大人500円。 -
丘陵上に伽藍が広く散らばっているので、相当歩くことになる。
こんな参道が続く。 -
参道の両横には仏像が点在する。
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周囲は雑木林である。紅葉には早過ぎる。
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点在する仏像の台座に俳句が彫ってあった。同行者はある俳句結社に所属しているが、その結社の大先輩の名前だった。「こんなところで出逢うなんて!!」と感激ひとしお。
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一箇所だけ展望台があった。真ん中は淡路島。自宅ベランダから淡路島は望見できたのでよく知っているが、大阪湾側からばかり見ていたので、播磨灘側からみる形は新鮮だった。
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15分程度で仁王門(山門)に到着。
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仁王門から10分程で、本殿である摩尼殿に到着。快適な散歩だった。
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本殿全体と石柱表示石を同一画面に捉えることは出来ないと云われているが、確かにどのアングルからも不可だった。
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摩尼殿
豪壮な木造建築である。 -
摩尼殿下部。木組みの建築物。清水寺の舞台をすぐ思い出した。
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正面の石段を上ると摩尼殿の入口がある。
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摩尼殿へ昇段する。
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摩尼殿の廊下。舞台になっている。
今迄の写真で解るとおり、徹底した木造建築の集合体である。 -
廊下から下を見下ろす。何となく雰囲気のある景色である。
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本堂内部。暗くて何も見えない。まったくの暗闇で仏像が有るか無いかも判らない。参拝することを無視していると云うか、強要していないと云うか、いずれにしても宗教施設であることを参拝者に伝えていない。
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舞台から直ぐそこに見える木々。見上げるのではなく、目線と同じ高さに楓・もみじ・銀杏等がある。色づき始めで、紅葉には早過ぎる。紅葉時の写真があったが、確かに手が届きそうな美しい紅葉であった。
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摩尼殿が本堂であるが、書写山の中心は三つの堂(大講堂・食堂・常行堂)のようである。
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摩尼殿の裏側。三つの堂へ行く途中になる。やはり全て木製である。
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摩尼殿から〈三つの堂〉にいく途中にあった仏像。大仏と書いてあるがあまり大きくない。
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三つの堂への入口。
映画「ラストサムライ」ではトム・クルーズがこの道を歩いていくシーンが印象的だった。何となくドラマの始まる予感のような雰囲気がした。 -
三つの堂の主堂「大講堂」
工事用の車が駐まっていた。残念ながら車があると周りの古風な建築物との違和感が大きい。 -
大講堂の前にある「常行堂」
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正面にある「食堂」。[しょくどう]ではなく[じきどう]とかながふってある。大講堂が主堂のはずも、見た限りの印象ではこの食堂が存在感を誇っている。ラストサムライで、渡辺謙が歩くのもこの食堂。
この堂だけ内部に入ることができる。 -
食堂1
横から見る食堂。大きな木造寺院は多いが、2階建てで、左右に細長い建築物は少ない。一種異様な迫力がある。 -
食堂2
内部に入るとすぐに2階へ上がる階段がある。内部も全て木製。 -
食堂3
2階内部。展示品室だった。 -
食堂4
内部にはガラスケースに入った仏像が陳列されていた。 -
食堂5
展示されている仏像。 -
食堂6
正面側2階廊下。
木造の古い建造物の美しさが集約された姿か。下のトラックが台無しにしているが、焦点が定まった迫力ある廊下である。 -
食堂7
2階廊下裏側。
トラックの写らない裏側にまわってみた。ここも廊下になっている。即ち、廊下が建物をグルッと一周している。ここも焦点が定まっている。建屋壁は板材がはめ込まれて、窓はまったくみられない。古木の匂いが横溢している。西欧は石の世界であり、韓国も木造の古い建築物は極少なく、石造物が残っている。これだけの古い木造建築が残こっているのは日本だけかもしれない。
木には石のような無機質性がなく温かい。 -
食堂8
蔀扉?
正面はこのような跳ね上げる木製の扉である。 -
食堂9
閉まっている箇所と開いている箇所はこのような姿を見せる。 -
食堂10
扉の全体像
1階は工事の為なのか全開していた。 -
食堂11
1階の内部から外を望む。綺麗な額縁模様を呈す。食堂は僧侶の日常生活の建屋だったそうだが、ここに住むことが出来れば、是非住んでみたい。 -
食堂12
実に爽やかな颯爽たる飽きない空間を演出しているように見える。 -
大講堂説明板
このような解説が所々に設置されていた。 -
大講堂
内部には入れない。外から見るだけ。 -
大講堂
この建屋も木だけで作ったいかにも歴史を感じる建築物である。通常、人間が接触することがない箇所なので、食堂に較べれば劣化しているように見える。 -
奥の院への道案内標識
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奥の院への道
書写山圓教寺の最奥になる。天狗でも出てきそうな雰囲気を醸す道。 -
奥の院への入口
三の堂への入口もそうであるが、区画を区切る壁・塀・門がない。自然に各伽藍に到着する。擁壁がなく従って門もないことは極めて開放的イメージを与える。多くの塔頭がある大寺院に較べ、ずっと爽やかである。
正面の大きな建屋は開山堂。 -
奥の院を創って、開山者を祀るのは平安時代から多くの寺院にて行われた。
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開山堂の横に二つの堂が並んでいる。勿論、圓教寺は寺であるが、ここは鳥居があり狛犬が並んでいるように神社である。書写山を守る神様とのことである。
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守護神を横からみる。
神が仏を守る。しかし守護仏はない。仏は神を守らない。
神は平安時代以降、仏のガードマンになりさがっていた。独立するのは明治からである。 -
帰り道にあった印象的な塔頭。
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崩壊寸前の築地塀と歩行困難な道。大寺院は塔頭が立派であるが、ここはどうしてこうなんであろう。
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帰り道
同じような山道ながら、山上伽藍を見た後では何となく峻厳の気のようなものを感じたのは想い過ぎか。 -
帰り道にあった句碑
どこへ行っても句碑を探すのが楽しみな同行者が喜んだ。やはり関係のある俳人だった。 -
句碑の説明板
同行者の俳句結社は「ホトトギス」派。高浜年尾は虚子の長男。大先生になる。 -
ロープウェイへの帰り道
書写山は高野山・比叡山とは異なる。山岳宗教の姿を生の形で残しているのであろう。アメリカ人が高野・比叡ではなく、ここを日本を象徴する場所として選んだことを少しは了解できた。 -
約2時間30分で書写山を一周してきた。
木造建築の素晴らしさを満喫した。 -
下りのロープウェーからの景色。
川の名前は夢前川(ゆめさきがわ)。姫路近辺の川は他に千種川(ちくさがわ)など美しい名前が多い。
しかし、揖保川(いぼがわ)もすぐ隣だったか。 -
書写山から姫路城までは車なら20分程度。近い。
姫路城に到着。後半の姫路城に続く。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 熟年ドラゴンさん 2020/10/21 08:52:23
- ロープウエイで行くと500円プラス。
- 私は西の刀出方面から歩いて登ったのでタダで入山できました。
姫路城、待ってます。中に入ったことないです。
- ソウルの旅人さん からの返信 2020/10/21 20:15:59
- Re: ロープウエイで行くと500円プラス。
- ロープウェイで上って、書写山を一周する程度の運動は続けています。インターネットには徒歩で登るルートが詳しく紹介されていましたが、私では徒歩で登るのは不可能です。車で上ることが出来ないことが大いなる不満です。姫路城は思った以上に面白かったです。ただし、遅筆につき、いつ完成するか不明です。
ドラゴンさんは四国から九州旅をかなりこみ入ったルートで走破されていますが、バイクでは大変だったでしょう。想像出来ないです。
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