2020/09/23 - 2020/09/27
718位(同エリア1570件中)
昌蔵さん
この旅行記スケジュールを元に
中年男素潜り旅3日目。1日目、2日目とも天気に恵まれ、慶良間ブルーの海を堪能しました。
3日目も例によってノープランだったのですが、人があんまりいない離島の海中でサンゴの森と魚を堪能したかったので、またしても、安室島へ渡ろうと考えてました。
幸い、3日目も良い天気で風も無く、絶好の素潜り日和。
この3日目が、この旅のハイライトというか、忘れられない日となりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
おっさんの素潜り一人旅3日目。
起床し、昨日干しておいた洗濯物を取り込むために屋上へ。
今日も良い天気。風もあまり無く、絶好の素潜り日和。
また、サンゴの森が見たいから、今日は午前中から安室島行こうと決める。 -
素潜り道具を準備し、朝飯食って、港へ向かう。
この、脇にアカバナとかフクギが茂っている素朴な路地の光景がいい。 -
座間味メインストリートの港側の終わりにある、伝統的な沖縄民家。
青空に白い瓦屋根が映える。 -
港に来て、1日目に利用した渡し船を利用しようと思い、船のそばに行った。
生憎、渡し船の船頭のおっちゃんは不在。
船に書かれてあった電話番号に電話する。
安室島まで渡してくれませんか?とお願いするが、
例によって、まだ他に予約が入ってなく、無理とのこと。
(一人客のみでは、無人島へ行けない決まりになっている)
予約が入るかもしれないので、予約が入ったら連絡するとのこと。
・・・残念。まぁ、しょうがない。
仕方なく、港の待合室みたいな所でスマホいじりながら待つ。 -
・・・が、約15分後、電話が鳴る。
出てみたら、渡し船のおっちゃん。
「ちょうど、阿真ビーチから2人乗ってくるから同行する?安室に行くかどうかわからないけど」
おぉ・・・グッドタイミング。
とりあえず、無人島行ければ良いので、「お願いします!」と答える。
やがて、船頭のおっちゃんがやってきた。
船に乗り込んで、一路、阿真ビーチへと向かう。
こうして、今日も無人島行くことが出来る。1日目みたいな奇跡が起きれば良いが。 -
阿真ビーチが近づいてきた。
海は驚異的透明度のエメラルドブルー。 -
ビーチではSUPをする方々が。
座間味には3回来ているけど、阿真ビーチに来るのは初めて。
ウミガメと会えることが有名で、割と知られているビーチなので、人が多いと思い敬遠していた。
でも、この透明度とエメラルドブルー色を見て、もったいないことをしてたな、と思う。
さて、阿真ビーチ船着き場から乗船してきたのは、20代前半と思しき若い兄ちゃん2人組。学生さんだろうか?
船に乗り込むときに「お願いします!」と威勢よく挨拶。元気良いねぇ。
船頭のおっちゃんが兄ちゃん2人に行き先を聞く。
心の中で「安室島にしようぜ!!安室島・・」と念じる。
が、お兄さん方、「最初に安慶名敷島行って、次に嘉比島に行ってくれませんか?」と。
船頭おっちゃん「それで良い?」と自分に聞く。
こっちは同行させてもらう身なので、異論挟む余地なく同意。
こうして安慶名敷島へ行くことが決定。
だが、この安慶名敷島行きが大正解になった。 -
阿真ビーチ出てから10分くらいで安慶名敷島に到着。
島に上陸前に船頭のおっちゃんが例によってシュノーケリングポイントを教えてくれる。
「このブイのあたりがサンゴが凄いよ。でも、そのサンゴより沖へ行ったらダメ。潮に流されるよ~」と、岸から約50mくらい沖のブイを指しながら教えてくれた。
(島全体の写真はうっかり撮り忘れてました。)
そして、上陸。浜辺には小さいテントが張ってあった。
先客で、白人天然パツキンねーちゃん二人組がいた。
(入国制限されている中、どうやって日本に来たんだろう?)
おっちゃんからパラソルレンタルして、浜にさす。
急く気持ち抑えながら、フィン装着してエントリー。中々の透明度。 -
船頭のおっちゃんが教えてくれたブイ付近を目指す。
泳ぎ始めてからしばらくは、ガレ場が続く。
所々に小さいサンゴの根があって、ルリスズメダイが群れている。 -
また、人工的に植生(?)されたサンゴも所々目にする。
ここも、やっぱりサンゴの白化・死滅が顕著なんだろうか?
海水の高温化とか、オニヒトデとか色々要因があるけど、うちら観光客も要因のひとつなんだろうな、と思う。
身につまされると言うか、気を付けなくてはと殊勝な気持ちになる。 -
ガレ場を泳ぐスカイブルー色の何だかカッコイイ魚(ベラ?)
奥に小さい盆栽の木のような人工植生サンゴが見える。 -
やっぱり、慶良間の海中と言えばウミヘビ。
安慶名敷島の海にもそこらじゅうに居る。 -
やがて、目的のサンゴの森付近のブイまでたどり着いた。
岸から遠く、潮の流れもそれなりにある。
少し怖い気もしたが、思い切ってジャックナイフしてみる。
結構深い。10m近くの深さ。
・・おぉっ、凄い枝サンゴの森。 -
サンゴの周りは魚吹雪。・・・凄い。
-
色々、魚が寄ってくる。
-
デバススメダイに所々混じっている、ウメイロモドキが鮮やか。
-
一度、浮かび上がって、再度ジャックナイフ。
入念に耳抜きして、もう少し深く潜ってみる。
嗚呼・・やっぱり圧倒的枝サンゴの森と、デバススメダイ吹雪、黄色いヤガラ。
陳腐な言葉しか思い浮かばないけど・・・「竜宮城」 -
さらにサンゴ近くまで深く潜ってみる。
枝サンゴの穴に生えているイソギンチャクにクマノミ。
さすがにおっさんの深潜航は堪えます。
水面上がってブハーッてやるまで苦しかった。 -
他の場所も見てみたいと思い、枝サンゴの森を後にする。
中々の透明度。
おっ、ナンヨウハギ発見。(ドリーとは呼びたくない) -
写真映えするナンヨウハギを追っていたら・・・うへぇ、スゲー。
-
「何これ・・・嘘みたい・・・」と思わずつぶやく。(心の中で)
水面上から見てるのがなんかもったいなくて、何度もジャックナイフして潜って撮る。 -
ナンヨウハギとデバススメダイ吹雪と大きいサンゴ根。
-
「あぁぁぁ~、スゲー、キレイ、アザヤカ・・・」
これ以上のモンを今まで撮ったことないなー、と思う。 -
このデバススメダイ吹雪の濃さ・・・
-
南海の海中に映えるデバススメダイ吹雪とナンヨウハギの鮮烈青。
・・・言うことありません。 -
このデバススメダイ吹雪とナンヨウハギのサンゴから、10mも行かない先は、海底が急激な傾斜になっている。
急斜面の先は、果たして何メートルなのかわからないくらいの深さ。
濃いブルーで海底が見えない。 -
撮るのに夢中になっていたが、さっきから何か気配を感じる。常に何かが自分の近くにいる感じ。
・・・!! -
「ナンヨウハギより、アタシの方がセクシーよ!!」
・・・と、言ってるかもしれないトゲチョウチョウウオ。
人懐こくてカワイイのだが、たまに近づき過ぎて腕とか指を噛んでくることがある。(噛まれるとそれなりに痛い) -
サンゴ根、デバススメダイ吹雪、ナンヨウハギのブルーに加えて、ワンポイントのレモン色。慶良間ブルーに映えます。
-
さて、このデバススメダイ吹雪とナンヨウハギのコラボレーションをしばらく撮っていたけど、他の場所も見てみたいのと、同行の若い兄ちゃん二人組がこちらにやってきたので、撮影の邪魔にならないように他の場所に行くことにした。
南側に向かっていくと・・・おっ、ちょうどサンゴの岩の間にアバサー(ハリセンボン) -
アバサー(ハリセンボン)は、岩の隙間にすっぽり身を隠している。
自分「へへへ・・・アバサーちゃん、いいじゃねえか~、ちょっと撮らしてくれよ~」 -
アバサー「イヤッ、こっち来ないで変態!!」
ますます、岩陰に身を隠すアバサー。
・・・へい。スンマセン。変態には違いないです。あっち行きます。
出来れば、ふくらんでトゲトゲになった所を撮りたかったが...。 -
アバサー撮ってから、もう少し南側に移動してみた。
形も色も色々なサンゴ。 -
透明度も抜群。黄色い魚が青に映える。
-
岸に上がって少し休憩。
浜から上の島の風景はどうなっているんだろう?と思い、草むらかきわけ、砂浜の上を登ってみた。 -
島の上部は、芝生が長くなったような草が生い茂り、月桃と思しき植物のジャングルが点在していた。
-
少し歩くと、アダンの木の間から見えるエメラルドブルーの海。
The 南国の島の風景って感じですな。 -
浜辺に降りてみる。島の南側から撮った海。
ここいらへんは、潮流が速いのと、ちょうど船の航路にちかいため、遊泳禁止。
あぁ~、ベージュとエメラルドブルーと緑と空の青が噓みたいだ・・非日常そのもの。 -
あぁ~、キレイ。それしか言葉出てこない・・
-
それから、また海入って、再びあのデバススメダイ吹雪とナンヨウハギのサンゴ根を少し撮ってた。
-
同じような写真が続いて申し訳ありませんけど、やっぱり、スゲー、アザヤカ、キレイ、感動。
-
そして、15:00。そろそろ、迎えの船が来る時間なので、名残惜しくも海から上がる。
ほどなくして、船が来た。パラソルたたんで、船に乗り込む。
ビーチには、白人天然パツキンねーちゃん二人組が残っている。
「え~、残るのアタシ達だけ~?」みたいな、少し恨めしそうな顔してこっちを見てた。
・・・何となくだが、「バイバイ」と船上から手を振ってみた。
ねーちゃん二人も手を振り返してくれた。
若い白人ねーちゃんに手を振ってもらって、少しうれしくなるアラフィフおっさん。
最高だった。デバススメダイ吹雪とナンヨウハギ、島の風景・・・白人天然パツキンねーちゃん。さようなら、安慶名敷島。 -
船はこの後、嘉比島に向かう。
同行の若い兄ちゃん二人組は、嘉比島で降りて17:00まで潜るという。
自分はもう十分なので座間味に帰ることにした。
座間味港着いて、宿に戻り、道具の手入れと洗濯後、少しお茶でも飲みながらぼーっと呆けたいなと思い、近くの「Cha-Villa」さん(喫茶店)へ。 -
庭先のテーブルでアイスコーヒー飲みながら、今日の海中写真を見入ってた。南国の海中風景を満喫できた一日だった。
芝生の庭のテーブルで、緑を眺めながらアイスコーヒー飲む時間ってのも、普段中々味わえない贅沢だな、としみじみ思う。 -
喫茶店出てから、少し通りをブラブラする。時刻は17:00近く。
陽が斜めになってきた。 -
島の小中学校では、週末に運動会らしい。
-
小中学校を通り過ぎて、集落の奥の方へ行く。
軒先に首輪付けた黒猫。モフろうと思い手招きしてみる。
「ニ゛ャー」と言いながら寄ってきてくれた。 -
所々、白髪が混じり、目のあたりの毛が薄くなっている老猫。
ご老体にさわらぬよう、首の後ろマッサージと、背中をちょっと撫でてさよならした。 -
展望台へと続く坂道の入り口あたりから眺めた集落。
17:00を回っていたが、空はまだまだ明るい。 -
宿に戻る道すがら。アカバナ咲き乱れる小道。
-
空にはウロコ雲。座間味にも秋が来ている。
-
宿に戻って、屋上のテーブルでエビスで乾杯。
少し雲が出て来たようだ。明日の天気は大丈夫か? -
昼間は海と魚。夜は猫。
夕飯食べにまたメインストリートに繰り出す途中で遭遇した御猫様。
この御猫様も、逃げずにモフらせてくれた。
夕飯前に猫いじりを堪能する。長毛でモフっていて実に気持ちいい!
うちの近所にたまに出没するタヌキに似ていたので「狸猫」と命名。 -
夕食後、集落奥の「Sand Bar」で一杯。
ここは、沖縄リゾートの宿泊客なら割引きしてくれる。
2杯ほどカクテルを飲む。
カクテル飲みながら、今日の安慶名敷島の海中模様をまたしても思い返していた。
こうして、慶良間の旅3日目の夜が更けて行った。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- りきたんさん 2021/03/11 20:20:07
- はじめまして
- どれも見事な水中画像ですね^^
上記の方のログを観てたら安室島に行きたくなりますよね♪
オフシーズンに無人島に二日連続で行けるのはラッキーですね!
自分は四月中頃に行く予定ですが、無人島行の同行者が見つかればいいなと思います。
因みに自分の機材はTG5+ハウジング(何度も潜って水没しそうになった為、購入)です。
同行者が居ない場合、阿嘉島に向かう予定です。
- 昌蔵さん からの返信 2021/03/15 17:19:10
- RE: はじめまして
- ありがとうございます。返事遅れてすみません。
まだシーズンぎりぎり(9月後半)だったので、
観光客も多く、運よく安室島・安慶名敷島に渡れました。
自分は、慶良間には8月、9月しか行ったことがありませんが、
4月中旬でも島に訪れる人が多い場合、無人島渡しの同行者にはあまり困らないと思います。(ただし、同行の方の都合に左右されてしましますが・・)
TG5+ハウジングとは本格的ですね。
自分も、水中写真に定評あるコンデジらしいのでTG6を購入しました。
4月の慶良間を楽しんで来てください。
これからも、よろしくお願いします。
-
- 虹色ちゅららさん 2021/02/21 20:08:09
- またお邪魔します
- 安慶名敷島のあのデバスズメダイ基地ドリーちゃん付きの根っこほんとすごいですよね…
安慶名敷島の中央部はそーっと進んでいくとヤギの親子がご飯食べてたりしますよ!
- 昌蔵さん からの返信 2021/02/22 21:10:54
- Re: またお邪魔します
- あそこは、本当に鮮やかと言うか、凄いスポットで、かなりの写真撮りまくってました。島に野生ヤギが居るんですか!海中だけでなく、島の風景もいかにも南の島!って感じで印象深かったです。
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