2020/08/17 - 2020/08/20
660位(同エリア3234件中)
玄白さん
年が明けて4月になり、友人所有の山中湖ロッジがオープンしたが、コロナウィルス感染の蔓延で外出自粛となり、例年のように出かけられなくなってしまった。まだ感染がおさまったわけではないが、一時期ほどの厳しい外出規制ではなくなり、しかも梅雨明け後の猛暑で、涼しい山中湖が恋しくてたまらなくなった。
というわけで、今年初めての山中湖ロッジでの避暑生活の始まり始まり!
お盆休み前の滞在が終わり、お盆休み中はオーナー家族が使うので一旦明け渡し、17日から再びの避暑生活である。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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8月17日
この日も自宅を早朝に出発し、10時にはロッジにチェックイン。夕方まで、どこにも出掛けずロッジでまったりしていた。夕方から夜にかけて、夕富士、夏の天の川撮影を決行。
まずは、いつもの富士山定点撮影ポイントであるパノラマ台へ。先週は観光客、カメラマンでごった返していたが、お盆休みが終わったせいか、この日は空いていた。
ところが、夏特有の空模様で、雲が多く富士山は隠れたまま。山中湖の彼方には南アルプスがあり、そこに夕日が沈むのだが、南アルプスも見えない。 -
暗くなってから、河口湖、西湖、精進湖とGPVとにらめっこしながら雲が薄そうなところを転々としたものの、どこも雲に邪魔されて富士山も天の川も撮れず仕舞い。久しぶりに忍野村の二十曲がり峠でかろうじて申し訳程度の北天の天の川を撮っただけ。
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8月18日
日付が替わるころ、山中湖平野の湖岸に舞い戻る。なんとか、雲は取れたが靄っぽく、くっきりとした天の川とはならなかった。富士山もぼんやり。 -
一旦、ロッジに戻り、夜明け前にふたたびパノラマ台へ。雲は少し朝焼けしたが赤富士にはならず。
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あきらめて、ロッジに戻る途中、平野の湖岸に立ち寄って記録の一枚をパチリ。
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朝食後、少し仮眠を摂ってから、久しぶりに連れ合いと忍野八海に出掛けた。いつもは中国人でごった返している。今年は静かだろうと予想していたのだが、意外に日本人観光客が多かった。幼稚園児の遠足だろうか、子供たちが密な状態で群れている。小さな子供は感染リスクが少ないし重症化しないようなので、いいのかな。
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忍野八海の中心部にある大きな池、中池。じつはこの池は忍野八海と言われる8つの池には数えられていない人工の池である。池の傍の「池本荘」という民宿が自分の敷地内に掘った池なのである。だが、大きさは忍野八海の池よりも大きく目立ち、周りには土産物屋が立ち並んでいるので、一番賑わっている。観光客の中には、これが忍野八海の中心部と勘違いしている人も多いと思われる。
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池の水は、富士山の湧水が引き入れられているので、忍野八海の池に引けを取らない清冽な水である。池にはイワナやニジマスが放たれている。オレンジ色の魚はこれらのアルビノである。
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水深10mだが、底までくっきり見える。
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池の畔の売店に人工の滝のような雫が注いでいる。アルビノのニジマスがその下を優雅に泳いでいる。
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中池全貌。結構な人出だ。
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中池の畔に建つ水車小屋。ここで蕎麦を挽いてそば粉を作り、そば処にもなっている。池の中心の中島に渡るには土産物店を通らないといけないなど、きれいな池ではあるが、完全に観光の施設になっている。当然ながら、世界遺産富士山の構成要件には入っていない
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観光用とは言え、苔むしてそれなりに風情がある。
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水車小屋と道路を挟んで反対側にあるのが忍野八海の一つ、湧池。ここから流れ出る小川が新名庄川に注いでいる。
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銚子池。これも忍野八海の一つ。
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新名庄川に沿って遊歩道を歩いていくと釜池に至る。これも忍野八海の一つ。
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小さな池だが、透き通った湧水が滾々と湧き出している。富士山に降った雪、雨が数十年かけて濾過されて湧き出しているのである。
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イチオシ
釜池から流れ出る小川には梅花藻がびっしりと群生している。
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ところどころ、梅花藻が花を咲かせている。小さな愛らしい花である。
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新名庄川沿いを散策。百日紅の花が暑さを増幅している感じがする。
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あいにく富士山は雲に隠れている。
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この花はクサキョウチクトウ?
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ハイビスカス?
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一時間半ほど忍野八海を散策後、いつもの日帰り温泉「紅富士の湯」に浸かって汗を流してからロッジに戻り、ランチ。午後はまた昼寝をしたり、持参したゴルフクラブで素振りをしたりして過ごす。ゴルフの素振りは草取りにもなるので、オーナーの友人にも喜ばれている。
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8月19日
今日から2,3日は富士山をはさんで山中湖の反対側に位置する富士宮市の田貫湖で朝のダイヤモンド富士が見られる。深夜零時に起床、今回の滞在で初めての遠征である。
午前3時ごろになると、富士山の右側から冬の星座、オリオンなどが昇ってくるのだが、残念ながら薄雲が広がってしまった。 -
夜明け前、空は朝焼けになって来た。富士山上空の明るい星は明けの明星、金星である。
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イチオシ
6時過ぎ、太陽が富士山頂上に近づいている。薄雲に富士山の影が映っている。
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ダイヤモンド富士。薄雲がかかっていて光芒は見られない。
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あっという間に太陽は富士山頂上から離れていく。
6時15分、撤収し、ロッジに戻る。この日は田貫湖には大勢のカメラマンが集結し、キャンプ場駐車場から出るのにずいぶん時間がかかってしまった。 -
8時にロッジに戻る。8時頃から雲は広がり、富士山は昼間は全く見えない。夕方までロッジでまったりしていた。
夕方、少し雲が薄くなったので、いつものパノラマ台へ。この日も昨日と同じような天気で、夕日に染まる赤富士にはならず。 -
夕焼けの山中湖への映り込み。
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8月20日
昨日より夜空の雲が少なそうなので、田貫湖での星空撮影、ダイヤモンド富士のリベンジで、この日の前日午後11時頃ロッジを出発。
途中、西湖に寄り道をしてみた。風がなく入江のようになったところで天の川をパチリ。この時間と富士山との位置関係から富士山と天の川は同一画面には入らない。 -
縦位置でも一枚。
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イチオシ
午前1:30に田貫湖に到着。すでにキャンプ場駐車場は満杯で、路上駐車の車が十数台ある。やむを得ず、玄白も今日は路駐である。
すっきりとは晴れていないが、昨日よりいまのところ雲は少なく、風も凪いでいるので、湖面には東の空から昇って来た冬の星座、ぎょしゃ座やおうし座が映り込んでいる。 -
2時半ごろから、ダイヤモンド富士が見られる6時過ぎまで、タイムラプス撮影をしてみた。左上に流れ星が写った。動画でみると、空気中の水蒸気が多いためか、飛行機雲のように流れ星の痕跡が残っていた。初めて見た光景だ。
https://youtu.be/z7zWccv5Jj8
以下の写真は、タイムラプス素材の一部を抜き出した写真である。 -
3時50分
薄明が始まり、地平線上の空がオレンジ色になり始めた。 -
イチオシ
4時5分
オレンジ色が濃くなってきた。インターバル撮影は20秒ごとに設定してあるが、このころから明るさがどんどん変わっていくので、露出をマニュアルからオートに切り替え。露出補正が滑らかにいかない。動画はまだまだ修行が足りない。 -
4時37分。
最後まで輝いていた明けの明星も、とうとう空の明るさに飲み込まれてしまった。 -
6時9分
ダイヤモンド富士出現の直前 -
イチオシ
6時9分40秒
ダイヤモンド富士! 光芒も捉えられた -
6時12分
富士山頂上に燦燦と太陽が輝いている。
撮影にきていたカメラマンたちは一斉に撤収し、キャンプ場駐車場とそこに通じる道は、大混雑。この渋滞から抜け出るのに20分ほどかかった。 -
田貫湖から戻る途中、5分ほど走ったところに小さな渓流があり、朝日の光芒が射しこんでいたので、路肩に車を停めてパチリ。オマケである。
8時過ぎにロッジに戻り、朝食後、ロッジ内の清掃をしてから9時半にチェックアウト。
お盆休みをはさんで6泊7日の山中湖ロッジ滞在避暑生活だった。涼しく快適な山荘生活だったが、真夏特有の靄っぽい天気が続き、納得がいく富士山写真が撮れなかったのは心残り。だが、また来月に期待しよう。
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