鳥取→豊岡、山陰線の車窓と余部橋梁、帰路は但馬空港から搭乗予定の飛行機が欠航に。

2020/07/21 - 2020/07/21

鳥取から豊岡まで山陰線の車窓風景を楽しむ。この区間は何度も訪問しているし、以前も同じような旅行記を作成済だし・・・
今回は鉄橋で知られた余部を歩いてみる。
帰路は但馬空港から伊丹乗継で羽田まで帰る予定が飛行機が欠航。思いがけずバス+新幹線での帰路になる。
山陰線の車窓風景、余部、それに航空機欠航による代替バスの様子など。

エリア 香住・余部(兵庫)

• 旅行の満足度: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

スタートは昼下がりの鳥取駅から。
鳥取駅は県を代表する駅で高架化されている。ただ非電化なので、ディーゼルカーが発着するのみ。
ちなみに、米子駅が電化路線なので、県としては電車が走る県ということになる。

鳥取駅 駅

朱色の山陰線用ディーゼルカーと因美線智頭行き普通列車。
智頭行きは智頭急行の車両が使用されていた。

智頭急行経由で関西を結ぶ特急スーパーはくと。

智頭行が発車。

ちょうど昼時なので、昼食は駅弁にしましょう。
鳥取といえばカニ、アベ鳥取堂はよく知られた有名店。
アマビエのステッカー付・・・そういえば弁当販売ブースでは、品数が少なく寂しい印象・・・列車利用者が激減しているので仕方ないことか・・・
このままでは駅弁も消滅してしまいそう・・・

アベ鳥取堂 鳥取駅 南売店 グルメ・レストラン

カニ弁当はいくつかあるが、やはり、かに寿司がいいかな～
夏なので、酢が効いてました。

鳥取発12：19の城崎温泉行に乗車。天候は不安定で時折雨が降るような状況。
キハ47の2連。車内は閑散。いつもなら青春18きっぷ族で多少は賑やかなのだが・・・
浜坂までは海岸が見える場所は限られる。

東浜駅。特に知られた場所ではなかったが、豪華列車瑞風が停車するようになり注目されるようになった駅。

駅舎、待合室ともに新しくなってます。
コロナの影響で瑞風の運休が続いているのが寂しいが・・・

浜坂駅到着。この浜坂でほとんどの方が下車してしまい、車内は一段と閑散としてくる。

浜坂駅 駅

各地で新型車導入が進むが、この辺りはまだ国鉄型キハが現役、タラコ色が活躍中。

浜坂駅発車後の車内・・・
ほとんどだれもいない、状況・・・これなら密になる心配ご無用？

もう1枚。二両編成だが、すべて合わせても乗客は10名足らず・・・
コロナ以降、公共交通機関はさらに苦境になるでしょうね・・・これでは採算とれません！

餘部駅到着。この駅は新橋梁とともに整備され駅らしくなった。餘部駅は停車する列車も限られ、時間管理が欠かせないが、この次の列車まで約1時間、付近の散策をしてみる。

餘部駅 駅

ホームから、集落と日本海の風景。

余部鉄橋のモニュメント。左に見える通路を進むと地上に出られます。
独特の形状の鉄橋は鉄道マニアばかりでなく山陰線の名所として知られていた。
駅裏手は日本海をバックに撮影できるスポットとしても有名。
ただ、地元にとっては落下物をはじめ様々な問題があったとか・・・

旧余部鉄橋の一部。
左側が空の駅余部クリスタルタワーのエレベーター。右のコンクリート構造物が現在の余部橋梁。

横位置。

せっかくここまで来たのだから・・・郵便局訪問。
余部郵便局。

もちろん目的は、風景印。

地上には、道の駅、空の駅などの施設があって、ちょっとした観光地。

道の駅 あまるべ 道の駅

道の駅余部。食事ができるスペースや土産物が並ぶ。規模は大きくはないがちょっとした休憩にはふさわしい。
余部鉄橋に関する展示もある。

余部鉄橋展示スペース。

ここはスタンプ類が豊富！
スタンプコレクターには楽しいでしょうね・・・よく手入れがされていないJRのスタンプとは違い、ちょっとした記念に・・・

道の駅の一角に慰霊碑。そう、この鉄橋が一般に知られるようになったのは、強風にあおられ列車が転落した大事故があったから・・・回送中の列車だったため犠牲者は少なくて済んだが・・・そういう悲しい歴史も残す。

かつての鉄橋の一部が保存されてます。

道の駅と隣接するように、旧線路の一部を使用するように余部クリスタルタワーが設置されています。このエレベーターを利用し、旧線路まで行くことができます。

クリスタルタワーと旧線路に整備された歩道。
餘部駅は停車する列車も少なく、便利とは言えないが、道の駅にクルマを停め、ここまで登ってくる方は結構多い。

再びホームから。海辺の集落の景色。

ホーム端から余部橋梁を眺める。

餘部発14:34、快速豊岡行。
タラコの単行、乗客は僅か・・・

車両最後部から、余部橋梁を行く・・・天気が急変、雨が・・・

鎧駅通過。

香住駅到着。雨？降ってません。
香住で下車したのは、郵便局訪問を考えていたから・・・ただ、天気が急変した影響からか気温も急上昇・・・とても歩く状況ではないので駅で過ごす。

香住駅 駅

香住駅前。カニのモニュメント。
駅前はきれいになっているが、駅は閑散。駅や駅前は何もない状況になっている。

ホームのカニのモニュメント。停車中のディーゼルカーはこれから乗車する豊岡行き普通列車。
早めに乗車できるのが嬉しい、特に暑い日だと冷房がありがたい。

この列車もタラコ2連。
乗客？ほとんどいません。

香住駅が終着になる特急はまかぜが大阪から到着。
ただ、降車客は少ない・・・
この後、香住発15:42の普通で豊岡まで。豊岡駅からは但馬空港行の連絡バスを利用予定だった。
香住ではそれほど悪い天気ではなかったのだが・・・豊岡到着ごろから天気が急変し始めていた。
この時、JALからのメールで、但馬発着便が天候調査中との連絡あり。

豊岡駅から但馬空港までの連絡バスは17：05発。
豊岡駅でバスを待つ間に天候が急変・・・飛行機の運航状況も気になり何度か確認を試みるが・・・天候調査中の案内のみ・・・
以前も但馬空港からの便が欠航になったことがあったが、事前に連絡があり、対処できたのだが・・・
仕方がない、空港まで行ってみるか・・・
豊岡駅からの連絡バスは時刻通りだったが、空港までの間に激しい雨・・・
空港到着時、バス乗務員からは・・・「今日は無理だね～」
とりあえず、空港カウンターへ行ってみる。

但馬飛行場 (コウノトリ但馬空港) 空港

結局、伊丹からの便が降りられず引き返し、但馬発の便が欠航になってしまった。
ということで、カウンターの担当者と相談・・・
①航空券全額払戻（但馬→伊丹→羽田）
②代替手段
　＊新大阪駅経由大阪駅まで有料のバスを手配する。
　＊豊岡駅まで無料で送る、その後の手配はご自身で
代替案を検討しバスを選択？　その日のうちに横浜に帰れそうだったので・・・

この時の時間が17：40頃。豊岡駅に戻ってもその日のうちに横浜に戻ることは不可能、別に宿泊の手配も必要だし・・・
ということで、代替バスを利用した場合の所要時間を確認の上、代替バスにする。
このバスは無料ではなく、大人3000円。一般に運行しているバスと比較し若干安めの設定。
まあ、新大阪で最終の新幹線には間に合うということなので・・・

代替バスの利用者は6名ほど。
17：50分頃に空港を出発。
当初は伊丹からの利用者を城崎温泉方面へ運ぶ予定だったバスに乗車・・・
乗務員さんも大変・・・

空港出発から豊岡市内、周辺部が大雨で交通渋滞が発生・・・
高速に入ってからは遅れを取り戻すべく爆走・・・そんな状況・・・
当方としては・・・新幹線に間に合ってくれ・・・それだけを祈りながら・・・

近畿地方の高速道路は詳しくないので、どこをどう走ったのか・・・

新大阪駅が近くなってきたが、出発から2時間が過ぎ休憩タイム。赤松SAで10分。

赤松パーキングエリア(上り線)モテナス グルメ・レストラン

紹介が遅れましたが、全但バスの高速仕様車。養父市ラッピング車両。

車内は一般的な4列シート。

背面から。
この後、渋滞に巻き込まれることなく新大阪駅到着。20：30分。
但馬空港から2時間40分でした。

ちょっと不安になったが新幹線に間に合いました。20:46発のぞみ60号自由席を利用。
自宅に帰る京急線もまだ大丈夫だし・・・

新大阪駅 駅

但馬空港から新大阪まで、食事をする場所もなかったので・・・
新大阪駅で駅弁購入。時間が時間なので、売れ残りの弁当JR東海パッセンジャーズのなにわ満載を（他に選択肢なし）
これで一安心。
でも、1日2食の駅弁は辛いなあ～

新横浜着22:57分。
以前はこの時間帯でもかなり混雑していたが、この日は閑散。
コロナの影響なのかな～
飛行機欠航の代償は時間のロス、ということで・・・
当初、但馬空港18：00、伊丹で食事、羽田着21：30の予定が新横浜23：00になった程度。
費用は払戻金額からバス、新幹線代を差し引き約6000円の返金。

新横浜駅 駅

山陰線の車窓風景を楽しみ余部鉄橋を見て・・・
帰路はハプニングに遭遇したが、それでも良い経験になったわけで・・・
（深夜になったが帰宅できたし、その後の予定には影響がなかったし）
まあ、こういうこともある、ということで。