2010/08/28 - 2010/08/30
9位(同エリア310件中)
旅猫さん
(2020.09.03初投稿)
8月の終わり、青春18きっぷを使い切るための旅に出た。
目指したのは豊川稲荷だが、そこまでの行程は、越後長岡から、信州を縦断して豊橋へ抜けるもの。
旅の前半は、ほとんど車窓の旅となり、立ち寄ったのは、豊橋の吉田城跡と豊川稲荷だけとなった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
高崎駅を8時23分に出る上越線の普通列車に乗車。
水上駅で、9時47分発の長岡行普通列車に乗り換え、長岡駅へと向かった。
長岡駅には、11時47分に到着。
とりあえず駅前に出てみると、長岡城本丸跡の標柱が立っていた。
長岡城は、城跡が完全に市街地化し、本丸跡を南北に長岡駅が貫いている。
そこに城があったことを示すのは、今や標柱しかない。長岡城跡 名所・史跡
-
12時33分発の列車で越後川口駅へと向かう。
そこで、13時01分発の飯山線の戸狩野沢温泉行に乗り換えた。
飯山線は越後と信濃の国境を越えて行くが、そこは日本でも有数の豪雪地帯だ。
途中には、最高積雪を記録した標柱も建っている。
戸狩野沢温泉で、15時10分発の長野行に乗り換え、長野駅を目指した。越後川口駅 駅
-
長野駅からは、16時13分発のしなの鉄道の小諸行に乗り、屋代駅へと向かった。
屋代駅まで来たのは、長野電鉄屋代線のホームを観るため。
そのホームは、木造の待合室や琺瑯の駅名表示など、温かみを感じるものだった。屋代駅 駅
-
しばらくしてやってきた須坂行の電車を観ているうちに、ふと乗ってみたくなり、そのまま乗り込んでしまった。
その車両は、以前、日比谷線で使われていた懐かしいものだった。 -
須坂駅から、この日の宿がある長野駅へと向かう。
ちょうど特急がやってきたが、その車両も、子供の頃、長野駅近くに住んでいた親戚を訪ねた時に良く乗ったものだった。
当時は、地上を走っていたのだが、今は地下になっている。 -
宿は、駅からすぐのところにあるホテルメトロポリタン長野だ。
長野駅近くに泊まるときは、このホテルに泊まることが多い。
部屋も広めで、週末は安く泊まれるからだ。ホテルメトロポリタン長野 宿・ホテル
-
夕食は、宿からすぐの駅ビル内にある大阪王将で餃子と麦酒で済ます。
この店も、何度か利用している。
旅先で、いつもの店があると安心できる。
※駅周辺の再開発に伴い、閉店となっています。 -
翌日、7時42分発の松本行快速列車に乗車。
途中の姨捨駅で少し停車したので、有名な三大車窓を眺めた。
終点の松本駅からは、塩尻駅で乗り換えて辰野駅へ向かい、9時36分発の飯田線の豊橋行に乗り込んだ。姨捨駅 駅
-
乗り込んだ列車は、飯田線を6時間20分ほど掛けて走り切る。
途中、飯田駅で16分停車するので、駅構内を散策。
伊那の中心だけあり、駅も広かった。飯田駅 駅
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飯田駅を過ぎる辺りまでは、車窓には色づき始めた田んぼが多く見られた。
秋の始まりを感じさせる風景だ。
ちょうど3時間ほど経った頃から、列車は天竜峡へと入って行く。
トンネルも多くなり、車窓は途切れ途切れとなった。 -
終点の豊橋駅には、15時54分に到着。
かなり乗り応えがあったが、それほど疲れは無かった。
乗りっ放しで昼食を抜いていたので、すぐに食事を摂ることにした。
入ったのは、駅ビル内にあった三河開化亭と言うラーメン屋。
注文したのは、塩まぐろだしらーめん。
あっさりとした味わいで、なかなか美味しかった。三河開化亭 豊橋カルミア店 グルメ・レストラン
-
まだ時間があるので、市内にある吉田城跡を観に行くことにした。
駅前から、路面電車が出ていたので、それを利用することにする。豊鉄市内線 (路面電車) 乗り物
-
駅前から四つ目の市役所前電停で下車。
そこから歩いてすぐのところに、吉田城の三の丸口門跡があった。
城跡は、豊橋公園の一角にあるようだ。吉田城 名所・史跡
-
二之丸跡を通り抜けると、本丸の入口だった南御多門跡が現れた。
本来は枡形門だったようだが、かなり石垣が無くなってしまったようだ。 -
本丸跡に入ると、奥に天守のようなものが建っていた。
鉄櫓と呼ばれるもので、吉田城の実質的な天守だったものだそうだ。
現在のものは復元されたものだが、訪れた日は、足場が組まれて修理中だった。 -
中には入れなかったので、近くの石垣の上から景色を眺めた。
城跡の北側には、豊川が悠々と流れている。
その豊川が、吉田城の天然の堀となっていたことがよくわかる。 -
本丸北側には、北御多門跡があった。
こちらは枡形が良好に残っていて、城跡らしい風情を醸しだしている。
この門からは、急な石段が豊川に面した腰曲輪へと降りていた。 -
腰曲輪跡からは、さらに豊川に沿った遊歩道に降りることが出来た。
往時は川だった場所で、歩道に沿った石垣は川に面していた部分だ。
腰曲輪は、この上にあり、本丸の背後を守っていた。 -
城跡へ戻り、西側から鉄櫓を観る。
気が邪魔よく見えなかったが、内堀に面した石垣を望むことが出来た。 -
吉田城跡を観た後、再び路面電車に乗り、終点の運動公園前と赤岩口電停まで行ってみる。
赤岩口電停まで来ると、夕暮れ時となったので、宿へ向かうことにした。 -
豊橋駅へ戻り、名鉄線に乗り豊川稲荷駅まで行く。
着いた時には、すでに日が暮れていた。豊川稲荷駅 駅
-
この日の宿は、駅近くに建つサンホテル豊川だ。
ビジネスホテルだが、小奇麗な感じで寝るだけなら十分だ。
※サンホテル豊川は、現在、ホテルクラウンヒルズ豊川となっています。ホテルクラウンヒルズ豊川(BBHホテルグループ) 宿・ホテル
-
旅の三日目も気持ちが良いくらい晴れていた。
7時に宿を出て、豊川稲荷へと歩いて行く。
表参道の入口には、懐かしい看板がたくさん飾ってあった。 -
趣のある参道を歩いて行くと、豊川稲荷の総門に出た。
そこから境内に入ると、山門が見えてきた。
その門は、境内で最も古い建物とのことで、今川義元が寄進したものだそうだ。豊川稲荷 寺・神社・教会
-
その門を潜ると、法堂が現れた。
これが本堂にあたり、とりあえず、ここに参拝した。
豊川稲荷は、稲荷神社のようだが、実際には妙嚴寺という寺である。
本尊は千手観音だが、別に祀られている豊川?枳尼真天(だきにしんてん)が稲荷神と同一視されていたことから、豊川稲荷と呼ばれるようになったらしい。
寺でもあるが、日本三大稲荷のひとつとされてる。 -
法堂に参拝した後、左手に鳥居が建っているのに気が付いた。
寺に鳥居とは変わっているが、戦後に建てられたものだそうだ。
その奥に、豊川?枳尼真天を祀る大本殿が建っている。 -
大本殿は、明治から昭和にかけて造営されたそうだ。
神仏分離の影響が、ここでも垣間見られた。 -
大本殿に参拝した後、奥の院の方へと行ってみる。
途中には、参拝客が奉納した幟が参道沿いにたくさん立っていた。
あまりの多さに、千本幟と呼ばれているらしい。 -
境内の奥に、霊狐塚があった。
奉納された狐の像が建ち並ぶ様は、壮観だった。 -
近くにあった狐の像の顎に、蝉の抜け殻が付いていた。
夏ならではの光景だ。 -
豊川稲荷を参拝したので、そろそろ帰ることにする。
帰りは、JRの豊川駅から8時2分発の列車で豊橋駅へと戻る。豊川駅 (愛知県) 駅
-
豊橋駅から、8時20分発の掛川行普通列車に乗り、浜松駅で9時10分発の興津行に乗り換えた。
新幹線に乗れば、東京駅まで1時間も掛からないのだが、普通列車を乗り継いで行くと、5時間以上掛かる。豊橋駅 駅
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途中の島田駅で、10時3分発の熱海行に乗り換え、東海道をさらに東へと向かう。
そして、熱海駅には11時59分に到着した。 -
熱海駅では、東京行の快速アクティに接続していたのだが、伊豆急のホームにリゾート21が停まっているのが見えたので、青春18きっぷの使える伊東駅まで乗ってみることにした。
前展望席に座れたので、車窓を堪能。
そして、伊東駅から折り返し、列車を乗り継いで帰ることにした。
8月の終わり、青春18きっぷを利用した列車旅。
かなり乗車時間が長い旅となったが、飽きることは無かった。
列車の旅は、楽しいものである。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ポテのお散歩さん 2021/06/24 00:59:04
- 豊川稲荷
- 旅猫さん こんばんは。
ひょんなことから 来月に名古屋&浜松方面へ行く事になりました。
旅行仲間は 私の親くらいの年齢で、お供をさせて頂きます(*^^*)
名古屋城と熱田神宮、そして豊川稲荷へ行くのは決まっています。
それで もしや旅猫さんなら、行かれているだろうとお邪魔しました。
豊川稲荷の参道、レトロな雰囲気が いい感じですね。
それから、豊橋からJRと名鉄で 行く事が出来るんですね。
旅程の決定権は私には無いので どんな所へ行くのか、どんな旅になるのか?
京都から名古屋へは 一時間以内で行けるのに、快速で乗り継いで
行くのです~。 青春18きっぷではないのに。
単に交通費を抑える目的です (^-^;
行きは 名古屋へは米原で乗り換え、
帰りは 豊橋から大垣と米原で乗り換えます。 と、思います。
3時間半くらいの列車旅で、大丈夫? と思いましたが
旅猫さんは 5時間ほどかけて、車窓を楽しまれたのですね。
パワフルな方ばかりなので、頑張って ついて行かなければ。。。
旅行記、作成出来るかなぁ (^-^;
ポテ
- 旅猫さん からの返信 2021/06/24 18:24:20
- RE: 豊川稲荷
- ポテさん、こんにちは。
書き込みありがとうございます。
夏本番に中京へ行かれるのですね。
熱田神宮なんて聞くと、本当に暑そうです(笑)
豊川稲荷は、さすがに大きなところでした。
門前町もそこそこあって。
でも、豊橋の中心部から離れているので、風情もありました。
それにしても、新幹線を利用しないで行くとは驚きです。
時は金なりとも言いますが、交通費を節約するのなら仕方が無いですね。
大垣と米原の間は、ある意味ローカル線なので、注意が必要です。
あそこだけ、車両が短いですし、本数も少ないので混むんですよね。
列車に揺られるのは苦ではないので、長時間でも平気です。
ただ、空いていて座れればの話ですが。
旅行記、楽しみにお待ちしています。
旅猫
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