2015/12/25 - 2015/12/25
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Muffinさん
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フィリピンのクリスマスシーズンはBERが付く「ベル月」9月から始まり、世界一長いと言われています。
人々は田舎へ送るプレゼントの準備やクリスマスパーティーの相談を始め、街ではパロルと呼ばれる星形をモチーフにしたランタン飾りが売られるようになります。
家庭用のパロルは窓際やドアに飾る数十センチほどの大きさですが、マニラから北へ80kmほど離れたパロルの生産地、サン・フェルナンドでは12月に巨大なパロルのコンテストが開催されます。
パロルは電飾というデジタルな製品である一方で、職人芸・宗教的モチーフ・伝統的な素材を掛け合わせた人の温もりを感じる工芸品でもある不思議な魅力がありました。
作る人・見る人の情熱は、日本の祭りの山車と共通しているような気がします。
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-
家庭用のパロル
クリスマスプレゼントにいただいたものです。
直径50cmぐらい。伝統的には竹でフレームを作り、光を通すカピス貝を貼りましたが、近年は素材も増えてきて金属を溶接してフレームにしたりプラスチックやカラーフィルムなども多用しています。
上記のパロルの白い部分はカピス貝です。フィリピンの古い家屋や教会の窓には障子のようにカピスがはめ込まれていることが多く、柔らかい光を通します。
裏から電球で灯すような仕組みになっていて、意外と緻密な電球の点滅で賑やかなイルミネーションになります。
パロル(Parol)はスペイン語のFarolを語源としていて「ランタン=光=希望」という意味。星形のモチーフは、キリスト生誕の際に照らした聖なる光を象徴しています。 -
サン・フェルナンド(San Fernando City)
マニラから北へ80km。100年以上前に始まったランタン・フェスティバルの開催をきっかけにパロル生産を発展させてきました。最初は簡単なパロルだったようですが、1930年代に電力が供給されるようになってパロルも巨大化・複雑化していき、祭りも一層盛り上がるようになりました。
16:00にマニラを出発。ハイウェイで順調に北上し18:00には出口まで着きましたが、一般道はフェスティバルで大混雑。目の前に会場が見えているのにそこから1時間かかりました。 -
Giant Lantern Festival
Robinsons Starmill Pampangaというショッピングモール前の空き地が会場でした。
*Giant Lantern Festival at The City of San Fernando(サンフェルナンド市)
https://cityofsanfernando.gov.ph/forvisitors/giantlanternfestival
*Facebook(動画多数あり)
https://www.facebook.com/GiantLantern -
クリスマスのBonifacio Global City (Taguig, Metro Manila)
さぁ、出発という時に、いいものを見ました。 -
Miniが地面にくっつきそう
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夕暮れのマニラ湾 (ハイウェイより)
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”世界三大夕日”
・マニラ湾
・バリ島
・釧路湿原 -
19:10PM Robinsons Starmill Pampanga
ホームページでは18:00開催とあったのに渋滞で随分遅れてしまいましたが、着いてみればポスターには19:00開催とあります。そして実際に”なんとなく・ばらばらと”始まったのは20:00。
怒ってはいけない。これがアジア時計です。 -
ハンバーガーショップ Jolibeeは溢れんばかりの列
フィリピン人のソウルフード、Jollibee。
世界的ブランドMはJolibeeの近くに出店する作戦で攻めていますが、フィリピンでだけはJolibeeの牙城を崩せずにいます。 -
今日は入れないね
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まだかな~
暑いし、蚊に刺されるし…。
フェスティバルは12月の中旬から1月1日まで。
毎日の終了時刻も曖昧なようで、”夜半過ぎ”ぐらいがちょうどいい表し方かと。
クリスマスまでにコンテストの結果が出ているはずですが、どれが優勝したのかわからなかったです。多分真ん中の一番いい場所に陣取っているパロルかと思いますが…。 -
大きい!
直径15フィート(4.6メートル)。1つのパロルに5000個以上の電球と数百メートルの電線を使っているそうです。 -
裏は縁日の屋台のよう
遠くから見ていると、まるで人が回線を瞬発で繋ぎながら電飾を点滅させているようなアナログな動きをしていますが、後で点灯したパロルは日本で見たこともないような複雑なイルミネーションで、コンピューター制御でしかできないでしょう。
ちょうどこの年にNHKでパロル職人のおじいさんの1年を追うドキュメンタリーを見ました。
ITを駆使して颯爽と設計図を引くというのとはちょっと違っていて、印象は伝統と情熱の青森のねぶた師のようでもあり、電気のことならなんでも知っていそうな昔の秋葉原ラジオ会館のおじさんのようでもありました。 -
20:00近く、何の前触れもなくパラパラとテスト点灯から本番へ
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ひとつのパロルでこんなにもデザインが変わる
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このパロルも秒単位で下記の5枚の写真ように色や形を変えていきます
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(1)
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(2)
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(3)
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(4)
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(5)
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別のパロルも見事な変化を見せてくれました
ステンドグラスのような、ビーズ細工のような、打ち上げ花火のような。
十数基のパロルを一巡ずつ見て回って、写真も膨大な量になりましたが、やはり現地の実際の躍動感や大きさをお伝えするには難しい。せめて動画であればいいのですが…。
特にきれいだった数枚をご紹介したいと思います。 -
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大音響のBGMとともにカラフルなクリスマスイルミネーションに沸くお祭りが延々と夜中まで続きます。
1時間ほど堪能して帰途につきました。
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