2020/08/01 - 2020/08/02
146位(同エリア319件中)
風待ちさん
何年か前に玉原高原を訪れた時にすばらしいブナの林があったことを思いだし、周辺の温泉と見所を選び、一泊旅行を計画しました。自由なマイカーの旅です。群馬県立歴史博物館で綿貫観音山古墳から発掘された品々が国宝に指定された記念の展示があるというニュースも、旅を後押ししてくれました。さらに、私の地元ではトウモロコシの出来が今イチで、しかももう旬が終わってしまい不完全燃焼。群馬ならまだおいしいトウモロコシが食べられるのではと食い意地のはった旅を始めたのでした。そして、現地で走った望郷ラインとの出会いがうれしいサプライズ。爽やかなドライブを堪能。完全燃焼の旅が出来ました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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高崎玉村スマートICを降り、まずは群馬県立歴史博物館へ。隣には美術館もある広い公園の中にあります。第101会企画展「綿貫観音山古墳のすべて」が目的です。出土品が2020年、国宝の指定を受けたばかりです。コロナ対策で予約制を取っていましたが、当日の空きがあったので無事入館することが出来ました。
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撮影禁止のマークがなければ、シャッターを使わない撮影はしてもいいと言うことでした。かなりの部分が撮影できました。
この半球形飾り金具は埋葬された亡骸があったと思われる場所付近で125点も発見されたもの。繊維片がついていたことから亡骸に掛けられていた布に付けられていたスパンコールのような飾りだったのではないかと推理されているとか。すごい。
被葬者は性別不明、6世紀後半の成人(40~60代)と推定されています。 -
これは国内最古の銅水瓶。古墳出土品で、完全な形のものは国内唯一と書かれています。
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綿貫観音山古墳は、歴史博物館のすぐ近くにあるようです。
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馬はもともと日本にはいない、4世紀末頃大陸からやってきた貴重な動物。馬を持つことはステイタス。実用的な馬具だけでなく飾り金具が発見されています。
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こんな楽しい解説シートも何枚かいただいてきました。
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この冠は国産?それとも大陸産のものでしょうか?
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観音山古墳から10kmほど離れた位置にある古墳。群馬県はたくさんの古墳があり、特別な地域だったようです。
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鳳凰の飾りのある太刀。同じような太刀は百済に出土例があり、舶来品だと思われるようです。
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こちらからも出土。
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これは「杏葉(ぎょうよう)」と言って、馬の腰からお尻のあたりにかけて付けた飾り。
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これは愛知県豊橋市の古墳から出土したもの。
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見事な太刀
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これはなんと、ハサミ。当時としては画期的な発明の貴重なものだったのでしょう。日本人の何人が持っていただろうか?
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埴輪からは当時身につけていたものがわかる。
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これはなんと、耳飾り。
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芸術品ですね。
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日本における文字の使用は、2000年前の中国との交流に始まり、4世紀頃のヤマト王朝では、外交だけではなく内政でも文字の使用がされていた・・・の説明書き。
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高崎市に残る3つの石碑は、古代の上野の国の仏教信仰や律令制、家族関係を示す貴重な資料となっています。
クイズラリーを体験しながらしっかり見学でき、記念の缶バッジもゲット。完全燃焼。 -
クイズラリーのシートと、いただいた缶バッジ。
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さて、次は沼田市玉原高原へ。ラベンダーパークの入り口を過ぎ、さらに奥へ。
駐車場から湿原入り口までの道で、両側にはブナの林が見えてきました。 -
この湿原入り口までは駐車場から15分ほど。
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湿原の一周だけなら30分で回ることが出来ます。
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時計回りに一周
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コオニユリ。
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爽やかな木道を行きます。
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8月は秋の花までの端境期、花は少ないのですが、緑が体にしみ通るようです。
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ホツツジ。
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ここまで車で上ってくる途中、一時雨が落ちてきて心配しましたが、雨が降っても湿原だけなら歩けると思い強行。来てよかったです。
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秋の草紅葉の気配がもう・・・
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ブナ、ブナ、
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湿原入り口に建つ自然環境センターに戻ってきました。休日にはガイドツアーも開催しているようです。
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駐車場までの道にあったブナの湧き水
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キツリフネソウ
1日目の旅はここまで、老神温泉の宿へ向かいます。 -
2日目 朝風呂を楽しみ、朝の散歩に。残念ながら朝市は丁度終わってしまった所。
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老神温泉の伝説では、「その昔、日光二荒山のムカデと赤城山の大蛇が争い、大蛇が傷ついてしまった。その大蛇がこの地まで逃げて、矢を地面に刺したところ、温泉が湧き出てきた。その湯で、傷を癒した大蛇は再びムカデに戦いを挑み勝利した。」というのです。そこから、「追い神」おいがみ温泉と名付けられと言うお話し。
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大蛇みこし展示館
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さらに、宿から見えた赤い吊り橋まで歩きました。
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橋の下の片品渓谷。かつては利用されたかと思われる露天風呂が見えます。
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橋から宿が見えます。宿に戻り、吹割の滝に向かいます。
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吹割の滝到着。車を止めたお店で散策案内図をゲット。川沿いに滝を見た後、浮島と観瀑台を回って一周したいと思います。
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鱒飛の滝。何年か前、谷に降りてすぐのこの滝を吹割の滝と思い、帰ってしまったことがあったとは、連れあいのAさんの談。まったく~!。お酒を飲んで騒ぐだけの男どもの旅だったようです。
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水量も多く豪快。
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勇壮な景観。
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水の仕業。
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これが、吹割の滝。想像以上に豪快な滝でした。
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すぐそばを歩き、向きを変えて鑑賞。
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水を集めて一気に割れ目へ
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さらに遊歩道を進み、浮島に渡る浮島橋からの眺め。
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浮島に渡ってきました。奥にあるのは浮島観音堂。
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浮島
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さらに、吹割橋から対岸に渡り、観瀑台を目指します。
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吹割の滝を詠んだ俳句の句碑が並んでいました。
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涼しい森の道
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第一観瀑台から見る吹割の滝
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第二観瀑台は過ぎてしまいましたが・・・
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第三観瀑台から
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出口まで一気に降りていきます。
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出口に到着。十二坐神社。ここでランチタイム。散策の前に見つけたトウモロコシ。3本400円なりを3つ、さらに別のところで、1本100円なりを5本。14本も買い、ホクホク。レンゲショウマが見頃の赤城自然園にナビを設定して出発。
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一般道優先に設定して正解。見晴らし抜群の望郷ラインに出会いました。
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広々とした高原野菜の畑が続く道
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名産の蒟蒻畑。
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青空とコンニャク。
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赤城自然園到着。ここはたくさんの車が来ていました。広い園内は3つのゾーンに分かれています。セゾンカードで入園料が半額になったのもうれしいですね。
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さあ入場。
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レンゲショウマ。カメラマンも多く、やはり一番人気。
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レンゲショウマは下を向いて咲いているので、スマホを自撮りにして下から撮してみました。何一つ、たすものもひくものもない美しさです。
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ちょっと失礼、顔を見せてね。
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さらに進んでいくと、グランドカバーの可憐な花が咲いていました。
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はじめまして、ギンバイソウさん。
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これは、ナツズイセン。
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ウバユリ。地味な花ですが・・・
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なかなかの美人さん。
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ヤマユリ
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シモツケソウ
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セゾンガーデンと四季の森を回り、たくさんのレンゲショウマと森の道を彩る花々を見て、ナナフシ橋まで行きました。今日は13000歩。橋を渡った所で引き返すことに。
これにて、完全燃焼の爽やか群馬の旅を終了。「また来年もトウモロコシを買いに来るぞ」とはAさん談。
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この旅行記へのコメント (2)
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- PHOPHOCHANGさん 2020/08/21 14:53:22
- 参考にさせていただきます
- 明日にでも吹割の滝に行こうかなと思っていた矢先でした。
青春18きっぷでの日帰り1人旅ですので、あちこち廻る事は出来ませんが、吹割の滝、周遊したいと思います。
ナイスタイミングな旅行記、ありがとうございましたm(_ _)m
- 風待ちさん からの返信 2020/08/21 22:20:11
- Re: 参考にさせていただきます
- 何日か少しずつ書き進んでいたのですが、間に合って良かったです。有名な滝ですが、写真で見て充分かもとタカをくくっていました。やはり実際見に行って良かったです。楽しんできて下さい。
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