2013　ヨーロッパ周遊1ヶ月の旅　（1４）マルセイユ　観光はコルビュジエの傑作「ユニテ・ダビタシオン」一択

2013/07/13 - 2013/07/13

ご訪問ありがとうございます！
まったく更新してなくて、旅行時からかなり時間が経ってしまってます。
情報が古くなっているかもしれませんが、少しづつアップしていきますので、よかったら最後までお付き合い下さい。

★★今回の旅行記はマルセイユ★★
マルセイユといえばブイヤベースとか旧港のフィッシュ・マーケット、そしてノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院などなど。。。
行ってみたい、食べてみたいものは沢山あったけど、最初から空港で車を借りるために1泊するだけだったので、半日だけしか時間がない(T_T)

なので、もう日本を出る時から行くところは決めていました。そこはコルビュジエの代表建築のひとつ「ユニテ・ダビタシオン」。
ここは、世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品ー近代建築運動への顕著な貢献」の構成資産なので、知名度は高くないけど世界遺産です。

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≪スペイン≫
【7/ 3】□ 成田⇒マドリード
【7/ 4】□ マドリード（泊）
【7/ 5】□ マドリード⇒セゴビア⇒マドリード（泊）
【7/ 6】□ マドリード（泊）
【7/ 7】□ マドリード⇒ビルバオ⇒プエンテ・ラ・レイナ（泊）
【7/ 8】□ パンプローナ⇒プエンテ・ラ・レイナ⇒サン・セバスチャン（泊）
【7/ 9】□ サン・セバ⇒（フランス）サン・ジャン・ド・リュズ⇒バルセロナ（泊）
【7/10】□ バルセロナ（泊）
【7/11】□ バルセロナ（泊）
【7/12】 □バルセロナ⇒フィゲラス⇒バルセロナ（泊）

≪フランス≫
【7/13】■ バルセロナ⇒マルセイユ（泊）
【7/14】□ カマルグ⇒アルル（泊）
【7/15】□ レヴォー・ド・プロヴァンス⇒キャプリエール・ダヴィニヨン（泊）
【7/16】□ ゴルド⇒エクサン・プロヴァンス（泊）
【7/17】□ ニース（泊）
【7/18】□ ニース⇒アントルヴォー⇒ディーニュ・レヴァン（泊）
【7/19】□ マントン⇒ニース（泊）
【7/20】□ ニース（泊）

≪コルシカ島≫
【7/21】□ ニース⇒アジャクシオ（泊）
【7/22】□ アジャクシオ⇒コルテ（泊）
【7/23】□ コルテ（泊）
【7/24】□ ポルト（泊）
【7/25】□ カルヴィ（泊）

≪イタリア≫
【7/26】□ カルヴィ⇒バスティア⇒リヴォルノ（泊）
【7/27】□ ピサ⇒フィレンツェ（泊）
【7/28】□ フィレンツェ（泊）
【7/29】□ パルマ⇒ミラノ（泊）
【7/30】□ ミラノ（泊）

≪スイス≫
【7/31】□ ミラノ⇒ティラーノ⇒サン・モリッツ（泊）
【8/ 1】□ グアルダ⇒クール⇒マイエンフェルト（泊）
【8/ 2】□ マイエンフェルト⇒ザルガンス（泊）

≪ドイツ≫
【8/ 3】□ リヒテンシュタイン⇒カールスルーエ（泊）
【8/ 4】□ マンハイム⇒ハイデルベルク⇒カールスルーエ（泊）
【8/ 5】□ バーデンバーデン⇒シュトュットガルト（泊）

≪スペイン≫
【8/ 6】□ シュトュットガルト⇒マドリード（泊）
【8/ 7】□ マドリード⇒成田（泊）

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エリア マルセイユ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

今日はバルセロナからマルセイユまで移動。
飛行機だったらサクッと行けるけど、なるべく交通費をかけたくない私たちは2回の乗り換えをしながらの移動です。

バルセロナサンツ駅から、朝9時5分発の電車でまずはフィゲラスまで移動（20.2EURO）。フィゲラス発10時20分の電車でフランスのナルボンヌへ（24EURO）。
ナルボンヌ発12時05分発の電車でマルセイユ着14時30分着（37EURO）。
乗り換えはちょっと面倒だけど、バカンスシーズンはLCCを使っても飛行機は35,000円以上だったので、10,000円ちょっとで移動出来るのは嬉しい！

明日は起きたら空港へ移動。
サン・シャルル駅からエアポートバスを使うので、サン・シャルル駅へ直通でアクセスできる地下鉄ラ・ジョリエット駅からすぐのホテルを予約。
ラ・ジョリエット駅に着いてビックリ！　
思わず「クラブかよっ！」って叫んでしまいました。

かなりイケイケな駅です。
自由だわぁ。

マルセイユは1泊しかしないので、とにかく立地重視で駅からすぐの「B&B オテル マルセイユ サントル ラ ジョリエット」に泊まります。

窓を開けたらその下にはBAR。
素敵なダンディーなおじさまと目が合ってしまいドキドキ。

今回マルセイユに来た理由は、空港でレンタカーを借りるため。
明日の朝には移動なのでマルセイユをゆっくり観光する時間はないので、日本を出る時から決めていたコルビュジエの「ユニテ・ダビタシオン」だけ行くことに。

地下鉄2号線に乗りRond-Point du Prado（ロンポワン・デュ・プラド） 駅で下車。さらにそこから22番のバスに乗って、 "Le Corbusier" というバス停で降りたらすぐ目の前。
マルセイユ中心地からは離れていてホントに周りには何もない住宅地。
そもそもマルセイユは治安が良くないと言われているので、ここへ行くなら明るいうちに行って明るいうちにホテルに戻ったほうが良さそうです。

戦後の復興計画のもとコルビュジエに依頼されて造られたユニテ・ダビタシオンは、低所得者向けに造られているため、外観は決して豪華ではなく、興味のない人ならそのままスルーしてしまいそうな佇まいです。

１Ｆのピロティは太く丸みを帯びていてとても力強い。
この中は空洞になっていて配管が通っているそうだ。

1952年に完成した18階建ての集合住宅で、住戸数は337戸、今でも現役バリバリ。

それでは中に入ってみましょう。
ここはエントランス。
ロビーの人にひと声掛けて、訪問者記録に名前を記入してから入ります。
普通に見るだけなら料金はかかりません。

エレベーターで3Ｆまで上がります。
エントランスから中間階の店舗までは誰でも入れます。

色とりどりのエレベーター。
これだけ色を使っていてもうるさく感じさせないのは流石、コルビュジエ！

ポストも素敵！

うまく表現出来ないけど、この微妙な色合いがツボ。

中廊下は薄暗く、各戸の前にほんのりと灯がともっていて落ち着いた雰囲気。

お～、これが有名な「モデュロール」ってやつか。
廊下にあるこれは、コルビュジエが人体の寸法と黄金比から作った建造物の基準寸法の数列の実物大の図のようなものです。

日本だと築50年というと、ちょっと造りが昔っぽいし、なんとなく古めかしい感じがしたりするけど、ここはとても50年以上経ってるとは思えないほど見るものすべてが新鮮！

保育園もあるらしく、日本の七夕飾りのようなものが廊下に。

願い事が書いてある七夕の短冊かと思った。

この影も計算じゃないかっていうくらい素敵で。
うん、たぶん計算してる！

自分の美意識の押し付けじゃなく、住む人が快適でかつ美しさも感じられるよう造られていることにひたすら感心しちゃいます。

さっきと階が違うとポストも黄色い。

建物の中にはホテル・ル・コルビュジエもあります。
ハイシーズンはなかなか予約が取りにくいらしいけど、機会があったら一度泊まってみたいな。

地上56mの屋上に出ると、マルセイユの海と山が見渡せる素晴らしい景色が。
もう少しゆっくり見ていたかったなあ。

エントランスにある明り取り。

この建物に入ってくる光はコルビジェによって計算しつくされていて、壁面や床に反射する光はまるでアートです。

テナント一覧的なものみたいです。
コンクリートにアクリル板だけなのに、なんとも言えずお洒落。

日本では、もうこういう電話見かけなくなっちゃった。

建物を支えるには心細いかなと思うようなピロティだけど、そんなことはなく災害にも強い建築様式で、これもコルビュジエが広めたものなのです。

ここの住人の人らしく、自分の住んでる建物を写真に収めている私たちに優しく挨拶してくれた。

外壁にもモデュロールがあった。

地下鉄ラ・ジョリエット駅に戻ってきました。
着いた時は気が付かなかったけど、違う出口の壁にもこんなイケイケな仕掛けがあった。

シルエットの裏で誰か踊ってそう。。

名前はわからないけど、泊まった駅前のホテルの近くにこんな素敵な寺院があった。今回は時間が遅くて入れなかったけど、マルセイユはもう一度リベンジしたい街。
ただ、噂通り、フランスの中では治安は良くないほうかも。。。

この旅行記へのコメント （2）

• dreyfusさん 2021/03/31 13:02:13

  ここ、おすすめです(^^)

  shinさん
  
  こんにちは。
  読んで下さりありがとうございます！
  
  マルセイユは行きたいところばかりでしたが、半日のタイトなスケジュールで、友達と渡しの行きたい場所が一致、出発前から色々調べましたよっ。
  
  私は建物オタクなので、旅行先では建物巡りすることも多いです。「ユニテ ダビタシオン」はマルセイユに行ったらぜひ行ってみて下さい(^^)
  結構知られていない世界遺産だと思います。
  
  頑張って旅行記アップしていきますので、また遊びにいらして下さいね。
  私もまた見させて頂きます。
  
  dreyfus
  

• shinさん 2021/03/31 08:19:47

  素敵な写真ですね！

  dreyfusさん、こんにちは
  
  「ユニテ・ダビタシオン」の事は全く知りませんでした。
  きれいな写真の数々にますます興味をそそられます。
  こんな世界遺産があるんですね。勉強になりました。
  
  1ヵ月間の旅はまだまだ続くようですので、今後の旅行記を楽しみに待っています。
  これからもよろしくお願いします！
  
  shin