新橋界隈ぶらり

2020/08/12 - 2020/08/12

お盆休みとなりましたが､相変わらずコロナの流行が収束しない
世の中お休みの行楽シーズンの間(今年はあまり混んではいなかったようですが､GO TO キャンペーン等もありましたので)に都外に出るのも憚られるので､今年のお盆休みは都内で過ごすことに
ということで､企業もお休みの時期なので､オフィス街も人が少ないと思われる新橋に行ってみました

【表紙の写真】新橋駅前SL広場に静態保存されているC11 292号機

エリア 新橋(東京)

• 旅行の満足度: 3.5

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル

今回は猛暑の中の新橋です

新橋駅 (JR・地下鉄) 駅

駅の西側「SL広場」です
思った通りオフィス街もお休みのところが多いので､普段に比べれば人も少ないと思います
新橋駅のホーム上には工事中の大屋根が見えます

有名な静態保存されているSL
このC11 292号は昭和20年2月11日､日本車輛株式会社で誕生しました｡3年間余りの戦争で物資もなくなりつつあった時の誕生で､蒸気溜､砂溜が角張っている｡いわゆる戦時型ですが､誕生後すぐ山陽本線の姫路機関区に配属となり､中国地方のローカル線､播担線や姫新線など走りまわっていました｡走行距離は108万3975kmで､最初から最後まで一つの機関区にいたのは珍しいことです｡今回鉄道100年を記念して､国鉄の協力を頂き､ここに設置しました｡　昭和47年10月14日　鉄道100年記念　港区(解説板より)

SL広場 名所・史跡

「近代的なビルが建ち並ぶ中､スクラッチタイル張りの重厚なビルが見えます｡堀商店の店舗です」(同社HPより)

堀商店 名所・史跡

鍵や金物を扱っている会社だそうです
建物もレトロですが､扱っている商品も何となくレトロな感じ

ビルの谷間に烏森神社はあります
あまりに細い路地に参道があるので､通り越してしまいそうでしたが～

烏森神社 寺・神社・教会

参道の奥にある近代的な建物の拝殿です
ご祭神は倉稲魂命･天鈿女命･瓊々杵尊で御神徳は商売繁盛､技芸上達､家内安全､諸事円満､福貴繁栄､必勝祈願成就

参道を戻って桜田公園に
明治になるまでこの辺りは「桜田村」と呼ばれていて､昭和7年まで地名として「桜田」と言われていたそうです

桜田公園 公園・植物園

環状2号線の先 正面には虎ノ門ヒルズが聳える

虎ノ門ヒルズ 名所・史跡

日比谷通りとの交差点のあたりに「浅野内匠頭終焉之地」の石碑が建っています
江戸時代はここから50ｍほど離れた場所に一関藩邸があったようで､そこで浅野内匠頭は切腹を命じられ､即日切腹されたそう(だから本当は浅野内匠頭終焉の地はここじゃないっぽい)

浅野内匠頭終焉之地 名所・史跡

新橋赤レンガ通りを歩いて行きます
赤レンガがどこにあるのか・・・？なのに赤レンガ通りと言われるのは､明治5年の和田倉門外から起きた火災で一帯が焼失してしまい､明治政府は東京府に対し火災を免れるためレンガなどを使って建築する方針を決定し､その後新橋赤レンガ通りの真ん中辺に赤レンガ造りの『清隆館』という勧工場ができたそうで､これが「赤レンガ通り」の由来となっているそう
今は全く赤レンガの名残は見られません

新橋赤レンガ通り 名所・史跡

塩竈公園は嘗て仙台藩伊達家の所有だったそうですが､関東大震災後の復興に際し伊達興宗伯爵が約400坪の敷地を愛宕下町会に寄付して昭和5年に東京で初めての町立公園として開園(昭和47年に区立公園)した公園

塩竈公園 公園・植物園

ということで､かつての仙台藩伊達家屋敷なので伊達騒動についての説明が…

伊達騒動と「伽羅先代萩」碑 名所・史跡

塩竈公園の奥にある鳥居の奥には塩釡神社があります
元禄8年に伊達藩主･陸奥守伊達綱村が伊達藩内にある陸奥国一宮鹽竈神社本社から分霊を勧請して伊達家上屋敷(現在の日テレタワー周辺)に創建した後､安政3年に13代藩主･伊達慶邦がここにあった伊達藩中屋敷に遷座した神社です

塩釜神社 寺・神社・教会

境内社(稲荷神社)もありますが､時間貸駐車場の敷地からしか入れません

さて､その仙台藩上屋敷があった日テレタワーの方へ行ってみます

第一京浜と環状2号の交差点に日比谷神社
遠くからでも真っ赤な鳥居がめだってます
狭い敷地に鎮座していますよ

日比谷神社 寺・神社・教会

日テレさんへ向かいます

日本テレビタワー (日テレプラザ) 名所・史跡

日テレさんの北入口の前には『仙台藩上屋敷跡』の石碑があります
塩竈公園に書かれていたように江戸時代には仙台藩の上屋敷がここにありました

仙台藩上屋敷跡 名所・史跡

ゼロスタ(現在こちらを使用して放送するレギュラー番組はないそうです)の前を通って

宮崎駿監督デザインのテレ大時計

日テレ大時計 名所・史跡

前に来たときはそれなりに人がいたような気がするけど､コロナのためか､夏休みだというのに人が全くいません

日テレ屋を覗いてみます

日テレ屋 (汐留店) 専門店

この時のオシは翌々週に控えた24時間テレビのようで､特設売り場になっていました
放送が終わった「美食探偵」などもまだまだ宣伝中
ドラマだけではなく､映画「今日から俺は!!劇場版」なども宣伝してました

『イッテQ！』の珍獣ハンターイモトアヤコフィギュア
こちらは「撮影OK」となっていたので撮らせていただきました

この日の東京の最高気温は35.8度 前日よりは低いもののやっぱり暑い(;^_^A
ということで､少しでも涼しいところを通るべく汐留シティセンタービルの中を通ってビルの反対側へ
昭和61年まではここに汐留貨物駅がありましたが､再開発がされてこの汐留シティセンタービルには現在ANAや富士通などの本社が入居しています

汐留シティセンター ショッピングモール

エスカレーターを2基ほど乗り継ぎビルの反対側には旧新橋停車場
明治5年に新橋･横浜間を日本で初めて走った鉄道の起点「旧新橋停車場」があった場所です

旧新橋停車場 美術館・博物館

復元された駅舎は鉄道歴史展示室になっています
中は撮影不可でしたが､涼しかったのでちょっと長居してしまいました

旧新橋停車場鉄道歴史展示室 美術館・博物館

再び新橋駅へと向かいます
『銀座の柳の碑』が建っている場所
ここは「銀座」ではなく「新橋」ですが､すぐそばの高速から東側は住所が「銀座」となります

銀座の柳の碑 名所・史跡

そのすぐそばには「新橋跡の親柱」が建っています
『新橋』の地名の由来となったのがここにあった新橋
現在は高速道路となっていますが､昔この高速道路の場所には汐留川が流れていて､この場所に架かっていたのが「新橋」なんです

新橋跡の親柱 名所・史跡

新橋駅に戻ってきました

新橋駅 (JR・地下鉄) 駅

駅前にある新橋駅前ビルは､前回昭和39年年の東京オリンピック後に市街地改造事業が行われ昭和41年に竣工したプロフィリットガラスと呼ばれる縦に溝の入ったガラスの格子状の外観が特徴的なビルですが､再開発事業のためもうすぐ解体されてしまうそうです

新橋駅前ビル 名所・史跡

ゆりかもめの駅のほぼ前に鉄道唱歌の碑があります
駅の反対側(SL広場)にはSL(C-11)が静態保存されてますが､こちら(汐留口)にもSL(D-51)の動輪が展示されてるんですよぉ～
本当は鉄道発祥の地はここ新橋駅ではなく､先ほどの汐留にある旧新橋駅なので､新橋駅の旧新橋駅側にあたる汐留口に旧新橋駅の方を向いて建てられたんだそうです
(鉄道唱歌)
♪汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入り残る 月を旅路の友として

鉄道唱歌の碑 名所・史跡

駅の反対側 SL広場側に出て広場前に建つニュー新橋ビルです

ニュー新橋ビル 名所・史跡

1階にあるむさしやさんで昼食
カウンターが5席ほどの小さな店内です
並んでいる間に注文を取るので､席に着いたらすぐに商品が提供されます
席数が少なくお昼時は列ができていますが､そんなわけで回転も良いので､何十分も並ぶということはありません(建物の中なので､暑くて我慢できないということはありませんが)

むさしや グルメ・レストラン

オムライス､スパゲティ､ハンバーグ､カレー・・・と昭和の典型的な洋食屋さんメニュー

一番人気はオムライス

ですが､この日はナポリタンの気分だったので､こちらのナポリタンいただきました
次に来た時はオムライス食べようと思います