自主的県またぎ自粛旅　おばさん一人で伊豆修善寺温泉『ねの湯　対山荘』

2020/08/04 - 2020/08/05

長雨のせいで畑の野菜は不作なのに雑草はいつも以上に勢い良く育ち、自宅警備員のワタクシは毎日々々草むしり。気分は農家の嫁。腰が痛い。
そうだ温泉へ行こう。
気温３０度越えのクソ暑さだけど腰痛には温泉だ！（何だかんだ言ってその実、飛行機に乗って遠出できないうっぷん晴らしです。）
県またぎは自主的自粛中なので行き先は先月に続き伊豆。混雑するから海には近付きたくないし、同じ理由でプールが有る宿や大型のホテルは避けたい。尚且つ新型コロナウイルス感染を考えたら、食事は部屋か個室食事処で部屋風呂が綺麗なホテルが良いな。と探して修善寺温泉の『ねの湯対山荘』に行ってきました。普段は２万円位しますが、今回はGoToキャンペーン＋ポイント利用で１万２千円ほどでした。一人より二人で行った方が断然お得なので娘を誘ったら「ヤダ」と秒で断られた。ちっ

エリア 修善寺温泉(静岡)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Yahoo!トラベル

『ねの湯対山荘』の駐車場は宿の裏手の道沿いにありました。
１１部屋しかない小規模の旅館の割には、舗装された立派な駐車場。
駐車場の詳細が分からないホテルが多いので、私は出掛ける前にグーグルマップのストリートビューでじっくりシュミレーションしていきます。

駐車場から宿へ行くには数メートル先のこの看板を右折。

AKARI ET KAORI 宿・ホテル

細い道を歩きます。
左手の建物は今日の宿。

こちらが玄関側。
前の道路は一方通行。

宿の玄関ドアは普通の引き戸に見えたけど自動ドアでした。靴を脱いでスリッパに履き替えます。アルコール消毒はあったけど検温は無し。直ぐに部屋へ通されました。
ロビーが和モダンで素敵。廊下もピカピカで綺麗。木造だから歩くとギシギシ音が鳴るけどそれもまたいい感じです。（お子ちゃまが走ると最悪）

予約した部屋より広い部屋になりました。
「ゆい」という名の部屋です。
一人宿泊なのに何故アップグレードしてくれたのでしょう？

部屋の踏込み。

部屋に上がって直ぐ右手に物凄～く磨かれた大きな鏡があり、そこに本来は左手にある部屋が映っているので間違えて突進しそうになる。昔、それを洋服店でやって思いっきりぶつかり鼻血を出したのは私の弟です。（姉弟でアホ）

玄関先に置いてあったスリッパ用クリップ。

入室～。
奥に細長い作りですね。

先ずは座ってチェックイン。

１５時１０分頃宿に到着したのですが、食事と貸し切り風呂の早い時間帯は既に埋まってしまったとのこと。ええっ？！どんだけ早くに宿に入ったの？それとも連泊？

通常、大浴場（というほど大きくない）は男女に分かれているけど、コロナ対策で今は時間予約で貸し切りにしているらしい。普段、男女の浴室交換は無いのでこの機会に男性用の浴室を利用してみたら、と仲居さんに勧められるままそちらの浴室を予約しました。

コロナ対策でお茶出しも無いだろうと思っていたら、抹茶を出してくれました。お茶請けは冷たいみかんゼリー。小さなハサミはゼリーの袋を切る用です。

修善寺温泉街ショップのソフトクリーム半額券（無料券じゃないのかー）と、静岡・山梨県民限定の￥１０００チケットを貰いました。予約前には知らなかった特典です。￥１０００チケットは、温泉街の土産物屋や食事処以外にコンビニやホームセンターでも利用できます。

ミカンゼリーをぱくっ、抹茶をグイっと飲み干してから部屋を見て回ります。
こちらは空気清浄機。

クローゼットには多めのハンガー。

消臭スプレーも入っていました。

お茶セット。
湯飲みが４つ有ります。

冷蔵庫にはサービスの竹炭入りの水。

グラスも４つ。

ベッドルームには座り心地の良い（でも幅がちょっと狭い）オットマン付きチェアー。

窓からの景観。

洗面所。

女性用のクレンジング・化粧水・乳液がありました。

イオンドライヤー。

アメニティ。
シートマスクが入っていたので女性用でしょうか。

部屋風呂。
なんと！蛇口から出るのは温泉です。
大浴場行かなくて済むじゃーん。ひゃっほーっ

お風呂場の窓は網戸が有りません。

何処かの駐車場が見えるので閉めておきます。

シャワーのお湯も温泉。

シャンプー類はPOLA。

お風呂の逆側にトイレが有ります。

消臭スプレー有り。

トイレ内の手洗い場。
手拭きは紙です。

貸し切り風呂は予約時間が来たら行って、内鍵を閉める。

貴重品入れ。
こんなに数あるけど、浴場（ここは普段男性用）は狭くてせいぜい４名入れるかなといったところ。

デジタル表示の体重計が有りました。

内湯。
男性二人で一杯。

洗い場は三つ。

シャンプー類は部屋にあった物と同じPOLA製品。

ドアの向こうに露天風呂が有ります。

こちらも小さくて男性２名（多分足は伸ばせない）で一杯。

２２時以降は通常通りの男女別浴場になります。「めんどくせー」＆外泊時は子供並みの就寝時間になるワタクシは、結局女性用浴場には入りませんでした。女性用の浴場のカランは５つあると聞いたので、お風呂は女性用の方が広いのかも。

食事場所は個室です。
「御飯ですよ」コールは無いので、時間になったら自分で行きます。

掘り炬燵式で座り易かったです。
食べ終わって部屋から出た時にチラリと見えた別の部屋はテーブル＆椅子でした。

夕食時に飲み物を聞かれましたが下戸なので水を頼んだら、ラップで蓋をされたピッチャーが出てきました。

お品書きが有りました。

料理は一度に全部置かれ、鍋の火も自分で付けます。飲み物追加などで用がある場合や、御飯とデザートをお願いする時は呼び鈴を押します。

食前酒は梅酒。

先付。
赤いのはトマトゼリー。

前菜。
このアユの塩焼きは塩加減が丁度良くて川魚の臭みも無く、とても美味しかったです。

前菜。

椀物。
ツユをかけて食べます。

御造り。

笹を開いたらエビ・イカ・白身（魚の種類までは品書きに記載が無いので分からない）が出てきた。

マスカルポーネ（チーズ）を使った茶わん蒸し。思ったほどチーズ臭くなく味はジェノベーゼ。ってか、ピザ？

オレンジしゃぶしゃぶ。
柑橘類は熱を通すと香りが殆ど飛ぶのでオレンジと言っても違和感はありません。

綺麗なお肉でした。

煮物。
肉は鴨肉です。

呼び鈴鳴らして持って来てもらった御飯とデザートです。
御飯は黒米で、「ゴマ塩がのっているので混ぜてお召し上がりください」と言われたけど見た感じ何ものってない。混ぜる前に一番上を一口食べてみたけど無味。米の味しかしない。・・・忘れたな。
ま、いいんですけどね。

フルーツたちは甘くて、抹茶のケーキもマンゴープリンも美味しかったです。満腹だー。ごちそうさまでした。
部屋風呂に入って寝ます。

翌朝は快晴。

昨夜は、チェックインから夕食後迄周りから人の気配がしなかったので、てっきり他にお客さんが近くの部屋にはいないと思っていたのに、ベッドに入ったらカップルの会話とギャハハ笑いが聞こえてきて煩くて辟易。海もプールもゲーセンも無い小さな宿で上手く子供や騒ぐ団体を避けられたと思ったのになー。
木造建築は声や音が想像以上に筒抜けです。

朝食は夕食と同じ部屋。
こちらも一気に全部出し。

サラダのドレッシングはゴマ。

駿河湾名物の桜エビ＆シラスですね。
納豆は臭みが有りませんでした。

業務用でない卵焼きは美味しいです。

イカ刺身の上に明太子。

焼き鮭、ウマー。
アジの干物も好きだけど焼き鮭も好きだー。

飛竜頭。

白飯。
御櫃入りじゃないので御代わりは呼び鈴押します。

ワサビ飯用の生わさび・削り節・醤油。

ワタリガニの味噌汁。

ヨーグルト。
説明はされませんでしたが、部屋にあった案内書によるとロビーに無料のコーヒー・紅茶があるようでした。

チェックアウトはフロントに電話した後、部屋で支払い。
貰った￥１０００券を使って帰りに買ったのは御土産ではなく、修善寺のホームセンターの“アリやムカデの家への侵入を防ぐ粉剤”でした。
これがおばさん。