2020/08/03 - 2020/08/03
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Halukaさん
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モレー・シュール・ロワンはロワン川ほとりにある風光明媚で小さい静かな町。
印象派画家シスレーが晩年ここで過ごし、多くの風景絵を描き上げました。代表作品《モレの橋》や《モレの教会》など、当初描かれた場所にはパネルが設置されており、そしてその風景も当初と変わらずのまま残っています。
Les plus beaux détours de France(フランス最も美しい迂回路?)と称されてます。幹線道路から離れているが、その独特の風情が人々を惹きつけ、迂回しても訪れたい場所。
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朝パリのgare de Lyon から出発。
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本数が少ないので、待ち時間に有名なレストランを見学、と言っても閉まっていました。
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右端のホームから発車。
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空いています。
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約1時間後、電車を降ります。しかし、
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Moret-sur-Loing に行くためには、Moret-Veneux-les Sablons で降りる事なのに、乗り過ごして、Montigny -sur -Loing に行ってしまいました。
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戻る電車は30分後、駅前は何もないので、街の中心は行ってみます。
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小さな村役場。人気が誰一人いません。
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戻る電車に乗ります。
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駅名を確認。
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到着しました。駅舎の左手に出て、真っ直ぐ直進で15分くらい歩きます。
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静かな住宅地を通ります。
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目の前に塔が見えました。Porte de Samois/Paris 。一気に中世の雰囲気に包まれます。15世紀のもの。
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城壁が全長1300m、全部で三つの門があるが、文化遺産の日しか登ることができません。
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左手には観光案内所。閉まっていました。
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地図が貼ってあるので写真を撮ります。
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門を潜り、街に入ります。
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小さな市庁舎。
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向かい側にナポレオンが一晩過ごした家。La maison Racollet
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さらに進むと見えるのがLa porte de Bourgogne.ブルゴーニュ門、ブルゴーニュ方向へアクセスできるらしい。
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門の横を潜ると、ロワン河に出ます。水量が少ない、静かで、水流もほとんど流れていません。
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川の堰。
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橋の下から左右を行き来できます。
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橋の下からブルゴーニュもを望みます。
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前方橋の右手に水車小屋が見えます。
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Le moulin à eau Provencher à Moret, 1883. シスレー、原作は今オランダロッテルダムの
Le musée Boijmans Van Beuningenに収蔵されています。 -
景色はほぼ昔のまま。
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Musée du Sucre d'Orge、大麦飴博物館が2007年教会横から移転して来ました。
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元は水車小屋だったが、1944年焼失された後、Provencher 家族が1952年廃墟上家を建て、チャップリンなどの接待用に使われました。2007年市に買い上げられ、印象派画家の展示室及び博物館になりました。
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博物館は閉館。皆ムーランの写真を撮っています。
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ムーラン周辺結構広い。
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橋の端にある素敵な館。
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橋の突き当たりに、シスレーの代表作品の一つ、ロワン河の橋Le pont sur le Loing. (1888,個人収蔵)のパネルが立っています。シスレー(Alfred Sisley, 1839-1899)、パリ生まれモレーで逝くイギリス人。モネと親交をもち、印象派画家の代表の一人だが、2度のフランス帰化を審査しても断られました。裕福な商人の家に生まれたが、戦争により父親の事業が倒産、自身がパリ近郊にBourgovalにある家も毀損され、転々とした末、モレーシュールロワンに住み着きました。
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生前作品があまり売られず、生活が困窮だったが、それでも風景画に対する情熱が衰える事なく、穏やかな眼差しで住んでいた街を捉え、優しい筆致でその様子を描き留めました。その甲斐もあってか、死後すぐ高く評価され、絵も数百倍の値で売られました。もう一つの代表作品「マルリー港の洪水」が当時競売で最高値をついたそうです。パリ近郊の街マルリー港に行って見たくなりました。
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今の風景、馬車が車に変わったほか、建物はほぼ変わっていません。
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橋の左側に降ります。
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対岸を眺めます。
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カヌーをやる子供達がいました。
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岸にパネルが二枚見えました。左側のはles lavandières, 1888, 個人。木の茂みで橋がよく見えなかったし、岸にはビギニー姿で日光浴をしている女の子がいるが、絵の中の風景が今は想像のみ。
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少しアップします。
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右側にあるパネル。シスレーの代表作品モレーの橋。逆光ではっきり見えないが、景色は絵の中と同じ事が窺えます。
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原作はオルセー美術館にあります。
川岸でシートを広げ、景色を眺め、シスレー絵画の世界に思いを馳せながらしばら寛ぎます。 -
夕方に橋を渡り、ブルゴーニュ門の右手の川側に降ります。
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可愛いレストラン。
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地元の子供たちがたくさんのガチョウやハトと遊んでいます。穏やかな川の流れのように和やかな雰囲気に満ちています。
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川岸を上がってブルゴーニュ門の左側数十メートルにあるNortre-Dame de la Nativité, 1893年の一年間だけ、シスレーは教会を対象に違う構図の絵を6枚描き上げました。
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モレーの教会 Église à Moret, シスレーの代表作品。こちらの絵の原作が今パリのプチ・パレーに収蔵されています。
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教会の中、明るい。
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教会横の大麦飴屋さん。木組の作りが目立っています。
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15世紀の建物。1638年創設、のど飴の評判がとても良い。今もなお同じレシピで作っています。もちろん無添加。数百年も続いた事、驚きですね。大麦飴博物館併設されていたが、2007年に移転されました。
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閉まっていたが、いろんな飴が置いてあるようです。
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川沿いの観光を終え、市庁舎前広場の裏を出ます。トイレがあり、無料。
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すぐそばに公園があり、地元の子供が遊んでいます。ここまで来る観光客が珍しいでしょうか、じろじろ見られていました。
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公園でしばらく遊んで、帰途へ。サモワ門を出ます。
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駅へ向かうが、駅舎まで行かず、そのだいぶ手前に線路が見えた所にホームに入ることができます。
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ホームへの入り口。
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電車が来ました。TERでBercy行き。
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空いていて、コンパートメント独占。
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約50分強でBercy駅に到着。見上げば駅にBourgogne の文字があります。モレー・シュール・ルワンのブルゴーニュ門の意味に通じるかしら。
今回はシスレーが晩年過ごした小さな美しい街モレーシュールロワンを散策したが、今度はシスレーがその以前に過ごした街 Louveciennes, Bourgival へ行ってみたい。
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