2020/08/31 - 2020/08/31
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Weiwojingさん
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久しぶりに上野公園に出かけた。国立西洋美術館で開催中の ”Masterpieces from the National Gallery London”(「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」)を見るためである。本来ならばすでに終了しているはずであったが、コロナウイルス蔓延のために開催が延期され、6月18日から10月18日までとなった。そこでインターネツトで日時指定のチケットを購入し、いざ出掛けてみた。
展覧会は日時指定の予約チケツトのみの入場のため、本来ならばかなり混雑していることを覚悟しなければならなかったが、予約制のため見学者はそんなに多くなく、ゆったりと見学出来たことは最大の収穫であった。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー は2014年にロンドンを訪れた際一度見学したことがあり、その膨大な作品群に圧倒されたことを覚えている。今回、東京で展示された作品は61点ということで、いささか拍子抜けしたところもあったが、しかiし、意外にもどれも粒揃いの作品ばかりで、大いに満足したことは言うまでもない。
- 旅行の満足度
- 5.0
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あまり暑くない時を選んで上野公園へ出かけると、青空が広がり、気持ちの良い空間を楽しむことが出来た。
展覧会の会場は国立西洋美術館で、入り口近くにこのような大きな宣伝ポスターが張られ、そこにはゴッホの「ひまわり」が描かれていた。 -
西洋美術館入口近くには、さらにこのような大きなポスターが置かれていて、見る者の目を引いた。これは実際にどんな作品か会場で対面できるのが楽しみである。
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会場入り口脇にはこんなにも大きなパネルが飾られ、ロンドンにある National Gallery London を映し出している。
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この展覧会には2種類のチラシがあった。これは最初の展覧会用に作られたチラシで、次に掲げる3枚のものと繋がって出来ていた。その最初の部分がこのチラシで、今回の展覧会の目玉作品が紹介されている。その後展覧会が延期になったために、さらに別のチラシが作られていた。
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最初のチラシの2枚目の部分で、ここにはゴッホの4番目の「ひまわり」が描かれている。
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最初のチラシの3枚目の部分。どれも今回の目玉作品と言えるようなものばかりが紹介されている。
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ロンドンにある National Gallery London には2005年6月に訪ねたことがある。その時はあまりにも広くて、3時間ほど見て回ったが、疲れてしまい、十分見て回ることは出来なかったのが残念であった。今回、その一部なりとも見ることが出来るのは大きな楽しみであった。
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ここからは日本での開催に選ばれた優れた展示作品を見ていきたい。
先ずは、Chapter Ⅰ「イタリア・ルネッサンス絵画の収集」というテーマで集められた作品群の展示である。
パウロ・ウッチェロ(1397年頃~1475年)の「聖ゲオルギウスと竜」がある。
ルネッサンス期の絵画は大変興味があるが、テーマが聖書や古代ローマ、ギリシャの神話を理解していないとわかりにくいところがある。この作品は、聖ゲオルギウスが竜を退治する場面であるが、激しい戦闘という勢いは感じられず、わずかに竜の口から血が流れ、首に巻かれた革紐を握った姫君が左側に立っている姿が描かれている。 -
次に、カルロ・クリヴェッリ(1430-35年頃~1494年頃)の「聖エミディウスを伴う受胎告知」(1486)である。
何とも不思議な絵である。キリスト教の大きなテーマである受胎告知を描いているが、画面に様々なメタファーが描かれ、まるでなぞ解きをするような具合である。右側の家の中にいるマリアと家の外にいる人々の様子がまるで対照的に描かれている。 -
ドメニコ・ギルランダイオ(1449~1494年)の「聖母子」(1480~90年頃)。聖母の顔が非常に優しい様子で、しかも、母親と言うよりはまだ幼さが残っている感じがする。
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サンドロ・ボッティチェッリ(1445年頃~1510年の「聖ゼノビウス伝より初期の四場面」(1500年頃)。
ボッティチェツリは、「ヴィーナス誕生」を描いたフィレンツェの画家であるが、この作品は聖ゼノピウス(424年没)の生涯にまつわる逸話を描いた作品である。司教まで上りつめた彼の任命式の4つの場面を描いている。 -
ティlツィアーノ・ヴェチェッリオ(1506年頃から活動~1575年)の「ノリ・メ・タンゲレ」(1514年頃)。
“ノリ・メ・タンゲレ“ は「我に触るな」と言う意味のラテン語で、キリストが磔になり、3日後に彼の死を見届け、その亡骸の埋葬の準備をした3人の婦人が墓を開けて中を見ると、キリストの姿はなく、空っぽであった。その女性たちの一人であるマクダラのマリアが庭師と思われる男に、亡骸を探してほしいと頼むと、彼は「我に触るな」と言ったと言う。その瞬間、この庭師はキリストだと悟り、死から蘇り復活したキリストに出合った最初の人物となった。 -
ジョバンニ・ジローラモ・サヴォルド(1480年頃~1548年頃)作「マぐダラのマリア」(1555~40年頃)は、夜明け前にキリストの墓の前に立つマグだらのマリアを描いている。彼女は新約聖書によれば、キリストによって7つの悪霊から解放され、キリストの最も忠実な弟子のひとりになったとされる。
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ジョヴァン二・バッティスタ・モロ―二(1520 / 24~1579年)の「円柱の上に兜を置いた紳士の肖像」(1555~56年頃)
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ヤコボ・ティントレット(1518年頃~1594年)の「天の川の起源」(1575年頃)
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次の Chapter Ⅱ は「オランダ絵画の黄金時代」で、今回の展覧会の目玉作品とも言うべき作品が目白押しである。
先ずは、レンブラント・ハルメンスゾー・ファン・レイ(1606~1669年)の「自画像」(1640年)である。 -
フランス・ハルス(1582 / 83~16060年)の「扇を持つ女性」(1640年頃)
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ヤン・ステ―ン(1626~1679年)作「農民一家の食事(食前の祈り)」(1665年頃)
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ヘーラルト・テル・ボルフ(1617~1681年)作「手紙を書きとらせる士官」(1655~58年頃)
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今回の展示作品の中で目玉とも言うべき作品の一つはヨハネス・フェルメール(1632~1675年)の「ヴァ―ジナルの前に座る若い女性」(1670~72年頃)である。フェルネールの作品を見る機会を得たのはこの作品と共に2作品であるが、もう一つはロンドンの Kenwood Place (ケンウッド・ハウス)にある「ギターを弾く女」(1670年頃)である。2015年ロンドンを訪れた際に見ることが出来た。
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Chapter Ⅲ「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」
アンソニー・ヴァン・ダイク(1599~1641年)の「レディ・エリザベス・シンベビーとアンドーヴァー子爵夫人ドロシー」(1635年頃) -
ヘリット・フォン・ホントホルスト(1592~1656年)作「ボヘミア王妃エリザベス・ステュアート」(1642年)
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ジョゼフ・ライト・オブ・ダ―ビー(1734~1797年)作「トマス・コルトマン夫妻」(1770 ~72年頃)
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トマス・ゲインズバラ(1727~1788年)作「シドンズ夫人」(1785年)
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トマス・ローレンス(1769~1830年)作「55歳頃のジョン・ジュリアス・アンガースタイン」(1790年頃)
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Chapter Ⅳ 「グランド・ツアー」
ジョヴァンニ・アントニオ・ぺッレグリ―ニ(1675~1741年)作「井戸端のリベカ」(1708~13年) -
ピエトロ・ロンギ(1700/02~1785年)作「ヴェネチアの占い師」(1756年頃)
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カナレット(本名 ジョヴァンニ・アントニオ・カナル)(1697~1768年)作「ヴェネチア:大運河のレガッタ」(1735年頃)
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フランチェスコ・グアルディ(1712~1793年)作「ヴェネチア:サン・マルコ広場}(1769年頃)
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ポンぺオ・ジローラモ・バト―ニ(1708~1787年)作「リチャード・ミルズの肖像」(1759年頃)
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フランシスコ・デ・ゴヤ(1746~1828年)作「ウエリントン公爵」(1812~14年)
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エル・グレコ(本名 ドメニコス・テオトコプ―ロス)作「神殿から商人を追い払うキリスト」(1600年頃)
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ディエゴ・ベラスケス(1599~1660年)作「マルタとマリアの家のキリスト」(1618年頃)は有名な聖書の一場面を思い起こさせる。ルカ伝によると、キリストがマルタとマリアの家を訪れた時に、丸太はキリストをもてなすために台所で働き、マリアは説教を聞き入るばかりであった。
マルタはそれを不満に思い、キリストに訴えものの、彼は「マリアはよい方を選んだ。それを取り上げてはならない」と語ったという。 -
ファン・バウティスタ・マルティネス・デル・マーソ(1612/16年頃~1667年)作「喪服姿のスペイン王妃マリアナ」(1666年)
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ルカ・ジョルダーノ(1634~1705年)作「ベラスケス礼賛」(1692~1700年頃)
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Chapter Ⅴ「スペイン絵画の発見」
フランシスコ・デ・スルバラン(1598~1664年)作「アンティオキアの聖マルガリータ」(1630~34年) -
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(1617~1682年)作「幼い洗礼者ヨハネと子羊」(1660~65年)
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バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(1617~1682年)作「窓枠に身を乗り出した農民の少年」(1675~80年頃)は今回の展覧会の中で小生の好きな作品の一つである。
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Chapter Ⅵ 「風景画とピクチャレスク」
二コラ・プッサン(1594~1665年)作「泉で足を洗う男のいる風景」(1648年頃) -
アルベルト・カイプ(1620~1691年)作「羊飼いに話しかける馬上の男のいる丘陵風景」(1655~60年頃)
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ジョン・コンスタブル(1776~1837年)作「コルオートン・ホールのレイノルズ記念碑」(1833~36年頃)
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ジョゼフ・マロード・ウイリアム・ターナー(1775~1851年)作「ポリュフェモスを嘲けるオデュッセウス」(1829年)
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Chapter Ⅶ 「イギリスにおけるフランス近代美術受容」
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル(1780~186年)作「アンジェリカを救うルッジェ―ロ}(1819~39年) -
アリ・シェフェール(1795~1858年)作「ロバート・ホロンド夫人」(1851年)
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カミーユ・ピサロ(1830~1903年)作「シデナムの並木道」(1871年)
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ピエール・オーギュスト・ルノアール(1841~1919年作「劇場にて(初めてのお出かけ)」(1876~77年)
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エドガー・ドガ(1834~1917年)作「バレエの踊り子」(1890~1900年)
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クロ-ド・モネ(1840~1926年)作「睡蓮の池」(1899年)
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ポール・ゴ―ガン(1848~1903年)作「花瓶の花」(1896年)
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ポール・セザンヌ(1839~1906年)作「プロバンスの丘」(1890~92年頃)
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ポール・セザンヌ作「ロザリオを持つ老女」(1895~96)
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フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890年)の「ひまわり」(1888年)
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ゴッホの「ひまわり」を描いた作品には7点連作がある。今回展示された作品以外に6点あったが、しかし、Fig.2 は1945年に焼失しまっているので現在あるのは6点だけである。
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