2020/07/22 - 2020/07/22
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watersportscancunさん
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皆様こんにちは。ウォータースポーツカンクンの店長吉田です。なんだか、最近エラく暑いなぁと電気代節約のために、エアコンをつけない毎日を送っているもんだから、流れる汗がシャツの背中をじっとりと濡らすことにも慣れて、うるさくがなり立てる扇風機のモーター音が、あけ放たれた窓から無節操に流れ込む雑音をかき消してもなお、、、流れる汗が止まらないことに疑問を抱いて思いを巡らせてみれば、早くも7月下旬という事に、、、一種の驚きと、無為に過ぎ去った時間の長さとその過行く速さに、漠然とした不安と、焦りを覚えた。
自粛疲れという言葉が聞かれるようになってもう久しいけれど、昨日は前回ゴルフ視察に子供を連れだして以来二度目の不要不出の外出を決行した(しかし、5カ月で二回しか外出してない) まぁ、これから書いていくけれど、もうメキシコはむちゃくちゃな状態になってる。だから、まともに情報を見ていたら、どんどん外に出られなくなる。かといって、自棄を起こしても始まらない。これまでの努力が水泡に帰すことだけは避けなければならないから、出かけるといっても十分注意をして、行き先も厳選した。
というわけで、子供を連れて今回は、セノーテに行って来た。コロナがあけたら、是非お客様を案内したいいくつかのセノーテかある。最近は、フィンガ使えなくなったり、ライフベストは常時着用が義務付けられたリ、安全という基準の元にどんどん規制が強くがんじがらめになってきている。
これは裏返すと、そうした規制が敷かれるセノーテに観光客が押し寄せている事実を示している。規制が厳しいセノーテは=混雑しているセノーテと考えてもらって良いと思う。もちろん、安全は大事だが、そこに強制があるか、自己責任の余地があるかで魅力も含めて大きく結果は異なる。こと、セノーテでの遊泳など、自然に触れるアクティビティに対しては尚更だ。
セノーテは、ボクは思うに、ダイビングするような奥まで入るのは別として、綺麗な光で満ちる透明度の高い世界を堪能するなら素潜りをしなきゃ楽しめない。ライフベストをつけて水面に浮いていたら本来のセノーテの魅力の半分以上失っていると言っていい。水底に潜り水面を伺う、きらきらと反射する陽光の柔らかな光がミネラルを含んだカルサイトで乱反射して、場所によっては海水とのハロクラインでぼんやりと幻想的に滲む。あの瞬間、人は人生を俯瞰する。
普段は忘れている自然への共感が、自らのDNAにふっと湧いてくる瞬間を体験することが出来る。
あの瞬間、誰もが自分が生きている事を実感する。ぼんやりと息を詰めながら見つめる水面を波紋を広げながら泳ぐ魚の群れ、、、陸ガメが、水中を下手な姿であくせくと泳ぐ姿、揺れる水草が作る影、、、すべてが生きている。あの体験が出来ないなら、セノーテなど行く意味などないとすら思う。。。
だから、ボクたちはそんな人生にとって意味のある体験が待っている穴場のセノーテを探し続ける。沢山の業者がそれぞれの思惑で見つけ出すセノーテは、個性が出てとてもいいと思う。どこもかしこも、グランセノーテだ、イクキルだと、決まった場所に案内して来たけれど、案内する側は、昔のグランセノーテと今のグランセノーテがどれくらい違ってしまっているかを知っているはずだ。
名前も場所もその形も一緒だけれど、そこに昔の魅力はないことが分かっていながら、お客さんが希望するからという売り上げを優先して口にしない。お客さんが希望するからという言い訳を自分自身に対してぶつけて納得させていたように思う。
差別化という話をするならば、各業者がそれぞれ自分たちのもつコンセプトに基づいた素敵なセノーテを紹介したらいい。ボクはそう考えて、スタッフなどにも積極的に、いろいろな場所に出掛けてまたその情報をシェアしてくれるようにお願いをしてきた。
その甲斐あって、いくつも素敵なセノーテをファイル出来ているのだけれど、今回はその一つに子供を連れて出かけてみようと思ったわけだ。
穴場だから、行ったらやっていないリスクもあるのは覚悟していったのだけれど、何のことはない行ってみたら本当に閉まっていた(苦笑) がっくりと肩を落としながら、こういうリスクがあるセノーテを、常時ツアーに組み入れることの難しさもまた感じたわけだけれど、そこはそこ、旅のアクシデントも想い出の一つと考えて、別のセノーテへと向かった。
途中グランセノーテの前を通る。予想していなかったのだけれど、駐車場が満杯だった。10名乗りのバンに、お客さんを満載して訪れるメキシコ人とみられるグループの一群が目に入った。入口のチケット売り場には10名以上が、ソーシャルディスタンスなどあるのかという顔で密に並んでいる。その半数以上はマスクをしていなかった。
トゥルム方面は観光客が増えており、更にマスクをしない人が多いために二次感染が広がっている事が問題になっているという話を聞いてはいた。しかし、その実情を目の当たりにすると、ちょっと気持ち的に引いてしまう自分がいた。
今朝出かける前に読んだニュースを思い出した。
キンタナロー州内のホテル400軒が行政指導。。。というタイトルだ。前回のブログでも経済優先して、偽善の大義名分を振りかざし、店内に満席になるほど客をいれる店があったり(しかも撮影禁止にして隠蔽)、マスクもしないで出かける市民や観光客が増えていると書いた。今回のニュースは、ホテルまでそんな最低限の規律まで守る事が出来ない事実を示している。
結局のところ、経済優先という大義名分で多くのホテルが、消毒や検温すらしていなかったり、ソーシャルディスタンスを守らなかったり、行政側が指導する内容を無視していたわけだ。そんなホテルが400に登ったということの、では何が問題かと言えば、きちんと守っているホテルやこれから頑張ってお客さんに安心して来てもらおうと本気で頑張っている業者やホテルの行為に水を差すという部分だ。全部のホテルが守っていないわけじゃない。多くのホテルはきちんと守って頑張っているとはっきりとここで書いておきたい。
ニュースでは72時間以内に対策を施さない場合は営業停止にすることが書かれていたが、ボクに言わせると、次の検査で形だけクリアして、しばらくすると間違いなく元に戻ってしまうだろうことは容易に想像できる。。。こういうホテルはそもそも守る気がないのだから、即時営業停止でいい。営業許可をはく奪したらいいと本気で思う。正直迷惑だ。経済優先は分かるが、勝手な自己都合の論理を世論だと拡大解釈し、勝手な行動を取る事で、状況がより悪化する事に何故気が回らないのかと思う。そんな先まで待てないか? 今が全てというラテンのノリという奴なのか? だとしたら、少なくとも、日本のお客さんには戻っておいでとは言えないし、ボクは潔く廃業の道を選ぶ。
目にしたバンにしても、定員の40%しか乗せてはいけない事になっているのに、グランセノーテに来ている観光客のそれは、完全に無視をして満杯だった。その観光客が感染するだけなら自業自得かもしれないが、その後チケット売り場の長蛇の列から、その後セノーテのプラッフォームがどうなっているのかは容易に想像できた。こんな場所で感染するなと言う方がおかしいし、どれだけこっちが注意しようと安心とは程遠い。結局、こんなところに案内なんて出来るわけがないという結論に達してしまう。
書きかけたついでだ、またちと悪い方向に気持ちが進むが書かせてもらう(苦笑)
前々回のブログでカンクンのあるキンタナロー州の知事カルロスホアキンが、皆が自粛してマスク着用などの最低限の協力を一致団結して遂行出来ないのであれば、断固とした対応を取らねばならなくなる。。。そう警告を発した話をした。
しかし、予想通りと言うか二日後には、南部エリアは再び戒厳令が出された。
もはや、とどまる事をしらないコロナの猛威の前でも、モラルが低いこの南米の、更に常夏のカリブ海という環境に身を置けば、そこには早くも諦めに似た心境が頭をぐるぐると駆け巡り、粘り根性のあまりないラテンの人々が、マスクなどもういいわと着用せずに、店も営業していると言う事は、=安全だという根拠のない勝手な思い込みで密に空間をどんどん拡大させていく。。。
そんな一昨日、今度は当の知事がコロナ陽性になったとニュースになった。
そして、連邦政府はカンクンも含めたキンタナロー州全域をステージ4の最高警戒レベルに再び引き上げた。あれだけ、州民に向け一致団結を呼びかけ、断固とした対応をとると鼓舞してまで自粛を叫んだ知事自らが、感染し、ユカタン半島全域がレッドになってしまった。
けれど、経済優先するキンタナロー州政府は、再びブロックする事で巻き起こる混乱を避けるために、州政府レベルでは、オレンジ据え置きというダブルスタンダードの対応になっている。よって、ロックダウンが必要な状況にも関わらず、街は警戒レベルが引き上げられる以前の状態で営業が続く。
因みに、一日で315人の感染者を記録しているという事実は、どれだけ表向き州政府が事業継続を規制しないオレンジに据え置こうと変わる事はない。実際、プラヤデルカルメンの医療機関では病床占有率が80%に達し、カンクンでも48%になっている。すでに南部のバカラ、カリージョプエルトでは100%の満床になってしまっているエリアが出ており、医療崩壊が現実味を帯びている。
こんな事を考えて自粛していると、鬱になるのも分かる気がする。
だから、セノーテに出掛けようと外に出たわけだが、もちろん、密が過ぎるグランセノーテは素通りし、数日前に開いたというカーウォッシュに車を止めた。ここは弊社では体験ダイビングが出来るセノーテとして案内もしているけれど、シュノーケルで十分堪能が出来る。人も2家族くらいしかいない。プラットフォームから思い切り飛び込んで、子供と目いっぱい久しぶりのアウトドアを楽しんだ。
帰りにプラヤデルカルメンに立ち寄ってみた。カンクンより感染が深刻な町であるが故、十分注意をしての話だが、トゥルムのそれとは違いカンクンに比べてもかなり徹底的なロックダウンをしている感を強くした。ある意味、今のプラヤデルカルメンの方が安心かもしれない。どこも辛いのは街の節々から感じられたが、こういう我慢が、これから先明暗を分ける。
帰宅後、少しでも明るい話題を探そうと気持ちをポジティブに持っていくためのニュースを探す。
すると、ニューワイズという彗星が接近して、今は日没直後の北西の空に見えると出ていた。早速天体図を出して、準備をした。幸い、天気も良く空は夏空でありながら晴れ渡っている。1997年に見たヘールポップ彗星は本当に大きく素晴らしかったことを思い出しながら、ネットに出ているほうき星に願いを託そうと期待をして待った。
20:19が最も見えるチャンスだと計算では出ていたので、1時間以上も前からずっと北西の空を眺めていた。けれど、20:30を過ぎても北西の空には何一つ現れなかった。太陽が沈んだあとの北西の地平線の上あたり、、、じっと目を凝らしても、そこには瞬き始めたカンクンの街の灯が、ぼんやりと熱を帯びた陽炎の残した熱でゆらゆらとぼやけた光を散らしているだけだった。
文明の灯は賑やかな人類の生活を取り戻しているように見える。少し前まではひっそりと静まり返り、街の灯も半分以上が消えていた。しかし、今ではまだ収まってもいないコロナという疾病が、まるで終わったかのように、バーからは賑やかな音楽が、酔客の歌声が、薄暮の静謐を打ち破りながら、舞い上がる塵埃と絡み合い行き場を失った人々の思いと共に空漠な夜空にひそやかに舞っていた。
ふと、手元の天体図を手もちぶたさに眺めてみる。白鳥座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガ。。。小学校の時に教わった夏の大三角が東の空に瞬いている。ふと、惑星の配置が目についた。。。木星と土星と冥王星が並んでいる。。。これは占星術で言うコンジャンクションではないだろうか。。。ふと、思い調べ始めた。。。
するととんでもない事が分かった。なんと、世界の勢力図が塗り替えられるほどの大きな星の動きが起こっていた。冥王星と土星のコンジャンクションが前回起こったのは38年前の1982年。その会合が、やぎ座で起こるのは500年ぶりだという。
この冥王星と土星の会合は、不吉な予兆とされ、これまでも、第一次大戦の開戦、第二次大戦、60年代の中国での文化大革命、80年代の大不況などは、全てこの配置の時に起きている。しかもと、500年前に思いを馳せると、1520年と言えば、エルナンコルテスがアステカ帝国に攻め込んだ年、翌年にはアステカ帝国は滅亡、そしてユカタン進行がF.モンテホによって始まり、あの忌まわしいエンコミエンダ制によるマヤ先住民の隷属が始まった。
時期的に、2012年の地球滅亡を予言したと騒がれたチラムバラムの書が生み出された世紀末思想がマヤの世界でも蔓延していた時代。事実、大航海時代を迎えて世界はその勢力図を大きく変化させた時代にあたっている。
さて、土星と冥王星と木星の直列で幕を開けた2020年。1月12日が土星と冥王星が山羊座でコンジャンクションを形成した日に当たる。まさに、コロナが世に騒がれた日に合致している。この会合は、社会と個人に大きな影響を与える出来事が起こる事を示唆するという。
更に、不吉なことが起こる前触れとして恐れられている水星の逆光(惑星が見かけ上逆に動く現象)が、2020年には3回起こる。
その時期は、
2月15日から3月9日
6月18日から7月12日
10月13日から11月3日
になっている。分かると思うが、コロナの拡大と、二次感染の拡大、特に6月からはアメリカでの感染爆発が顕著になっている時期にぴったりと合致している。次は10月だが、一体何が起こるのか。。。
更に、2年2カ月に一度起こる火星の逆行が、立て続けに9月9日から11月13日にかけて起こる。マヤでは戦争の星と言われ、実際、占星術でも争いや紛争を指すこの星が逆行をするこの期間、アメリカでは大統領選が行われる。
最後の締めくくりは12月14日の皆既日食。。。それは、あらたな時代の始まりを示すというが、コロナの終えんで新たな時代が幕開けをするきっかけとなるのか、それとも。。。
にしても、よくもまぁ、こんなにどんどん、悪いネタばかり出てくるもんだ、、、(涙) もうここまで来たら笑って気持ちを誤魔化すしかない。
星に願いを託そうと思って眺めた夜の虚空に、見えぬ彗星の閃光がボクの心の中で瞬いていた。。。
何だ?!
また、仕舞がよろしくないじゃないか(汗)
今日は無理やり、明るい話題で終わらせる。
コロナが過ぎた後、いらっしゃる皆さまにはとっておきのマル秘セノーテにご案内します。人生観を変える体験を、密とは程遠い環境でたっぷりと味わっていただけるように準備して皆様をお待ちしておりますので、是非楽しみにいらしてくださいm(_ _)m これでどうだ(苦笑)
皆様の素敵な一日を心より願って。。。
店長吉田拝
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セノーテの魅力は誰もいない静かな場所で、ライフベストなどのうるさい規則でがんじがらめになっていない。素潜り出来て、フィンも使えて、最高の透明度が確保された場所だと、今更ながらに感じる。
そんなセノーテを弊社ウォータースポーツカンクンでは常に探し続けて、コロナの後には以前にもまして素敵な穴場をご用意してお待ちしています。 -
この写真は今回訪れたカーウォッシュ。数日前に再開したばかりという事で、アメリカ人の家族連れが二組ほど楽しんでいた。
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ここは素潜りでも楽しめるけれど、ダイビング以外はフィンの使用は禁止されている。まぁ、普段はそこそこ忙しいセノーテだから、当然といえば当然なのだけど。
因みに、弊社でご用意しているのはこの感じで人が全然いないシークレットばかりです(^^) -
カーウォッシュの入口。検温を一人一人記録し、アルコール消毒。アルコールマット。入水前に体を石鹸で洗い流すよう指示される。人も少なく、密でもないので、ゆっくりと楽しめる。
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トゥルムは観光客が結構戻って来ていて、そのほとんどがマスクもせずにいる事に恐怖を覚える。ちなみに、トゥルムの感染者数は120名で死者2名。回復は20名で、病室占有率は26%
因みに、海はサルガッソ藻でかなり汚染されていた。。。 -
続いてプラヤデルカルメンの5番通り。ロックダウンのついでに普段は難しい道路敷設工事を進めている。こういう行動を前向きという。規制を無視して行政違反を繰り返し、共感の出来ない大義名分を振りかざして密を拡大させることが善ではない。
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プラヤデルカルメンの五番通り。ほとんどの店が閉店している。何も出来ないので、観光客がホテルのベランダで海を眺めて過ごす姿が目に付く。
こんな人のいない五番通りを見るのは初めてで驚く今のカンクンの方がまだ人が出歩いている。
それもそのはず、プラヤデルカルメンの感染者数は1567名。死者64名。回復329。病院の占有率80%で医療崩壊の危険に直面している。 -
プラヤデルカルメンのビーチ。整備がされず放置されている為、サルガッソが波打ち際から10m以上茶色く漂う。
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カンクンでは閉鎖されている(ホテル滞在者は例外)パブリックビーチもプラヤデルカルメンは少しだけ規制は緩いように感じる。温暖化もあって、ビーチの浸食がすすみ狭くなってしまっている。
ビーチクラブが閉鎖されているので、ビーチチェアもなく、観光滞在者はホテルのバルコニーで多くがくつろぐ。 -
リビエラマヤ沿いのフリーウェイの立て看板は軒並み広告が下ろされて、12月までは2*1の特別オファーという文句が延々と続く。。。正直痛々しい。。。
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