2020年2月、ANAマイレージクラブ特典航空券で弾丸ハノイ（その１　前泊＆往路のフライト）

2020/02/23 - 2020/02/26

新婚旅行や新生活でのクレジットカード払いでANAマイレージクラブのマイルがかなり貯まったので、2019年ごろから家内と「普段行くことのなかなかない国に行こう」と話していました。

最終的に、2020年2月の春節明けに提携会社のベトナム航空の特典航空券を予約し、弾丸日程でベトナム・ハノイに渡航することに。

新型コロナウイルスの流行が本格化し始めていた時期とあり、直前まで実施が危ぶまれましたが、何とか無事に日程を消化し、健康な状態で帰国することができました。

メジャーな観光スポットにはほとんど行かず、飛行機やホテル、グルメの写真が中心になりますが、最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。

その２（ロッテホテル・カフェ巡り・ホアンキエム湖）はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11634763

その３（復路のラウンジ＆フライト）はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11635831

エリア ハノイ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

2020年2月23日(日)
日曜出勤後その足で阪急電車→大阪メトロ堺筋線→南海電車と乗り継ぎ、関西国際空港の１駅手前であるりんくうタウンを目指します。

写真は、遊園地「みさき公園」の閉園を伝える南海電車（空港急行）の車内広告。

空港急行 (南海電鉄) 乗り物

ホテルにチェックインする前に、りんくうタウン駅近くのファミリーレストラン「ジョイフル」で遅めの夕食。

旅の前夜祭ということで、唐揚げの定食を美味しくいただきました。

今夜の宿は、りんくうゲートタワービルに入居する「オリエンタルスイーツエアポート　大阪りんくう」。
同ビル内にはこれとは別に、「スターゲイトホテル関西エアポート」も入居しているため注意が必要です。

オリエンタルスイーツ エアポート 大阪りんくう 宿・ホテル

明けて2月24日、朝7時に起床。
高層ビルの上層階に位置するホテルなので、なかなかの眺めでした。

オリエンタルスイーツ エアポート 大阪りんくう 宿・ホテル

関西国際空港に向かう特急「はるか」。
2018年以降はハローキティのイラストで親しまれています。

オリエンタルスイーツ エアポート 大阪りんくう 宿・ホテル

今回宿泊したお部屋。
2019年末にオープンしたばかりの新しいホテルで、内装はとても綺麗でした。
また、テレビではYoutubeの動画も視聴することができ、就寝前に少し遊ばせていただきました。

オリエンタルスイーツ エアポート 大阪りんくう 宿・ホテル

8時少し前にチェックアウトを済ませ、南海電車で関西国際空港に向かいます。

りんくうタウン駅 駅

今回ハノイまでの往復に利用するのは、ANAの提携先の一つであるベトナム航空。
チェックインは第1ターミナルGカウンターでの受付となります。

関西国際空港第一ターミナル 空港

2019年冬ダイヤの時点で、ベトナム航空は関西国際空港からハノイ・ダナン・ホーチミンの3都市に直行便を運航していました。

関西国際空港第一ターミナル 空港

ANAスーパーフライヤーズクラブ会員の特権を利用し、「SKY PRIORITY」レーンで10時30分発ベトナム航空VN331便ハノイ行きのチェックインを済ませます。

関西国際空港第一ターミナル 空港

チェックイン後は足早に出国手続きを済ませ、南ウイング行きのシャトルに乗車。
ベトナム航空指定の「JALサクララウンジ」を目指します。

関西国際空港 JAL国際線 サクララウンジ 空港ラウンジ

考えてみると、ANAは「スターアライアンス」加盟なのに、「スカイチーム」加盟のベトナム航空と独自に提携を実施しており、ベトナム航空の関西国際空港出発便を利用する場合については「ワンワールド」加盟のJALのラウンジを利用できるというのは妙な話です。

関西国際空港 JAL国際線 サクララウンジ 空港ラウンジ

ベトナム航空のチェックインカウンターでいただいたインビテーションカードを受付にて提示し、JALサクララウンジに入室します。

関西国際空港 JAL国際線 サクララウンジ 空港ラウンジ

「JALサクララウンジ」からは南ウイングに駐機中の国際線旅客機を多数目にすることができました。
ロンドンへの出発を待つ、ブリティッシュ・エアウェイズのB787-8。

関西国際空港 JAL国際線 サクララウンジ 空港ラウンジ

「JALサクララウンジ」に設置された、国際線出発案内ディスプレイ。
2月下旬の時点で、すでにJALの上海（浦東）線を除く中国路線は全便運休となっており、出発案内のディスプレイも事態の深刻さを伝えていました。
もっとも、その他の地域への国際線の多くは通常通りの運航を続けており、ラウンジは出発客でごった返していました。
それがまさか4月にはあのような状況になろうとは。

関西国際空港 JAL国際線 サクララウンジ 空港ラウンジ

「JALサクララウンジ」の彩り豊かな料理たち。
このほか、お酒をはじめとするドリンク類も充実していました。

関西国際空港 JAL国際線 サクララウンジ 空港ラウンジ

JALサクララウンジ名物の特製ビーフカレーと、関西国際空港限定の犬鳴豚ポークカツサンドで遅めの朝食。
ビールをはじめとするお酒も用意し、旅立ちに乾杯しました。

関西国際空港 JAL国際線 サクララウンジ 空港ラウンジ

本日の搭乗機、ベトナム航空のA350-900XWB。
2015年より導入の始まったベトナム航空のフラッグシップで、日本路線、韓国路線、欧州路線といった国際線の幹線ルートはもとより、ハノイ～ホーチミン線など国内線の主要な路線でも活躍しています。

関西国際空港第一ターミナル 空港

ラウンジで少々ゆっくりし過ぎてしまったので、搭乗機を撮影してから足早に29番搭乗口から機内に入ります。

関西国際空港第一ターミナル 空港

今回搭乗するのはエコノミークラス。

関西国際空港第一ターミナル 空港

搭乗するなり、個人用モニターで放映されている若いパイロットによるコミカルなダンスの映像が出迎えてくれました。
なお、個人用モニターの底にはUSBコネクタが、座席足元には汎用コンセントが装備されており、電子機器の充電には不自由しませんでした。
※離着陸時には充電器をUSBコネクタ及びコンセントから外しています。

地上滞在中に、おしぼりが配布されました。
ビニール包装の簡易なおしぼりでしたが、ちょっと得した気分に。

おしぼりの包装にはベトナム語の表記もあり、旅の気分を盛り上げてくれました。

おしぼりのサービスに続いて、個人用モニターではセーフティデモビデオの上映が始まりました。
ハノイまで5時間の空の旅の始まりです。

機内エンターテイメント番組ですが、特に邦画が充実しており、推しの桜井日奈子さん主演の「ういらぶ。」、中条あやみさん主演の「雪の華」などがラインナップされていました。
これで往復10時間のフライト中、退屈することはまずなさそうです。

10時45分頃、VN331便はハノイ・ノイバイ国際空港に向けて、関西国際空港のA滑走路を離陸しました。
写真は個人用モニターのナビゲーションマップ。
解像度の高い優れもので、「尼崎」・「岸和田」といった地元の街の名前が表示されたのは嬉しかったです。

ナビゲーションマップですが、コクピットからの視点で楽しむこともできます。

エアバスA350-900XWBの安全のしおり。

空の旅の楽しみの一つといえば、機内誌。
機内誌「HERITAGE Fashion」2020年2・3月号

日本語版機内誌「HERITAGE Japan」2020年1～3月号。
ベトナム航空の日本就航は、1994年の関西国際空港開港時と比較的最近ですが、同社にとって日本は重要なマーケットの一つです。

機内販売カタログ「LOTUSHOP」

水平飛行に入ってしばらくしたところで、機内エンターテイメント用のヘッドホンが配布されました。

まず視聴するのは、GACKTさん・二階堂ふみさん主演の人気映画「翔んで埼玉」。

離陸後30分ほどして、機内食に先立つドリンクサービスがスタート。
ビールを注文すると、ハノイ名物の「HALIDA」なる銘柄のビールが出てきました。
ちなみに、おつまみのナッツは関西人には馴染みの深い「QBB」の商品。

機内食ですが、エコノミークラスではベトナム料理のメニューはなく、和食・洋食の2種類からの選択となります。
和食のメインは魚の餡掛けでしたが、なかなかの美味でした。

2杯目のビールは、何故かデンマーク発祥の「TUBORG」。

事前の座席指定ができなかったため、今回割り当てられた座席は通路側。
そのためお手洗いに行った時以外窓外の風景を目にすることはかないませんでした。
写真は、深緑色のウイングレットが美しいA350-900XWBの主翼。

非常口のドアにも、ベトナム語の表記が。

こちらは禁煙の注意書き。
海外エアラインの旅客機に搭乗する時は、その国の言語で書かれたサイン類を撮影するのが楽しみだったりします。

清潔に保たれた化粧室。

洗面台の脇には、歯ブラシも用意されていました。

食後には名物の蓮茶をいただきました。

離陸してから約2時間。
VN331便は上海付近で中国大陸上空に入り、一直線にハノイを目指します。

ナビゲーションマップに表示される「Wuhan」の地名を見た時は、悲しい気持ちになったものです。
この2ヶ月後には日本にも緊急事態宣言が発令、そして志村けんさんや岡江久美子さんの訃報を耳にすることになろうとは、まさか夢にも思いませんでした。

ナビゲーションマップ上で緻密に再現された、ベトナム航空のA350-900XWB。

「翔んで埼玉」を見終えた後は少しだけ音楽を鑑賞。
J-POPのチャンネルも1つだけですがありました。

ベトナム航空のエチケット袋。
ご覧のとおり、世界に先駆けA350とB787という最新鋭大型機を2種揃えたことを大々的にPRしています。

関西国際空港で搭乗する際に受け取ったベトナムの新聞「Vietnam News」。
1面は、ベトナム国内の新型コロナウイルスによる入院患者が0名になった旨のニュースでした。
その後、航空機内のクラスター発生などが散発的にあったものの、ベトナム国内での新型コロナウイルス感染者数は世界的に見ても台湾に次いで少ないレベルを保ち、加えて一人の死者も出なかったと伺います。

関西国際空港を離陸してから約3時間半。
シップは香港付近を順調に飛行しています。

往路便では使用することのなかった座席備え付けのブランケット。

着陸の約20分ほど前に、機内の照明が明るくなりました。
CAさんが機内エンターテイメント用のヘッドホンを回収に回り、いよいよハノイ・ノイバイ国際空港への最終着陸態勢に入ります。

関西国際空港を離陸して約5時間。
現地時間の13時40分頃（日本時間の15時40分頃）、VN331便はハノイ・ノイバイ国際空港に着陸しました。

エコノミークラスのキャビン。
座席配置は、通路を挟んで横3+3+3列となっています。

プレミアムエコノミーのキャビン
日本～ベトナム路線ではプレミアムエコノミーの設定がないため、エコノミークラスとして販売される座席です。
今回あわよくばこの座席に座りたかったのですが、あいにく事前指定することができなかったので、コロナウイルス禍が落ち着いたらまたチャレンジするつもりです。

隣のスポットには、「スカイチーム」の特別塗装を纏ったベトナム航空のA350-900XWBが駐機していました。

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港

サインに従って、入国審査場に向かいます。

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港

こちらが関西国際空港からの5時間を共にした、通常塗装のA350-900XWB。

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港

入国審査場に向かう途中に見かけた、バンブーエアウェイズのA320-200。
同社はベトナムの新興航空会社で、コロナウイルス禍の収束後には日本路線を開設するプランもあるといいます。

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港

ノイバイ国際空港の国際線出発案内ディスプレイ。
この時点では、さすがに中国路線は全便運休となっていましたが、日本路線は現状維持、日本よりコロナウイルスの流行発生が早かった韓国への路線も辛うじて飛んでいる状況でした。

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港

到着ロビーの「ツーリストインフォメーションセンター」でベトナムドンへの両替を済ませます。

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港

到着ロビーにはファーストフード店がいくつか出店。
その内の一つがタピオカ飲料のお店「tealive」

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港

タピオカ飲料で長旅の疲れを癒し、いざタクシーでホテルに向かいます。（続く）

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港