白夜のフィンランド　女子旅　3 ベリーベリーベリー　ヌークシオ国立公園

2017/07/20 - 2017/07/20

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☆以前に訪れた記録をこのstay home期間にまとめて仕上げようと奮起いたしました。
お暇なときに読んでいただければ幸いでございます☆

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本日は電車とバスを乗り継いでヌークシオ国立公園へハイキングへ出かけます。
ハイキングも楽しみなのですが、ワタクシの一番の目的はベリー摘み☆
フィンランドの森では誰でも摘みたいだけ摘んでよいのデス。
（秋はキノコもしかり。キノコは危険ですからおすすめできないデスけど・・・）

ヌークシオ国立公園には3種類のハイキングコースがあります。
赤・黄・青コース。
確か赤が3ｋｍ弱で一番短かったんデスよ。
ワタクシとNちゃんは中位の黄コースでもよかったのデスが、相棒が短いのにしてくれ・・・と。
なので赤コースへ。
起伏が無いし、サクッと楽に踏破できるコースでした。
途中には映画「かもめ食堂」でも出てきた湖畔もあり、見ごたえも十分です。

それでは、森に癒されにいきましょう☆彡

エリア フィンランド

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヘルシンキ中央駅からローカル線でEspoon keskusという駅で下車。
（たしかRegionalというキップ。Tow zoneチケットで大丈夫でした）
そのすぐ横にあるバス乗り場から245Aのバスに乗ります。
写真はアパートであらかじめ調べておいたバスの時刻表デス。

駅のホームのすぐ裏側がバス乗り場。
この「32」の看板から245Aは出ます。
バスは混んでいることもなく、普通に座れました。
混んでいる時は30分弱立ち乗りになっちゃいます・・・。
Hankkalammentieという長い名前のバス停で下ります。
これもまたうっすらとした記憶デスがすごく良く似た字面の観光センター前みたいなバス停があって危うく下りちゃうところでした。
事前に運転手さんに「Hankkalammentieで下してください」とグー〇ル先生にフィンランド語に翻訳してもらったものをメモして渡しておいたのデス。
なので事なきをえました。(笑)
皆さまも行かれるときはお気をつけて・・・

無事Hankkalammentieでバスを下り、ここからは徒歩デス。

もう下りたそこから素敵ワールド☆
可愛いお花達がわんさか咲いてます☆

名前は分からない、日本では見ないイワギキョウみたいな花にオキナグサの咲き終わった「ふわクル」な種子。

これも日本では見ない～～～
連れて帰りたいデス～～～

そんなこんな道端の植物を観察して写真撮っていたら、こんなにおいて行かれた・・・
2人は森に向かってまっしぐらデス。

まあ、いっか、そのうち会えるさ。
と相変わらずお花の写真を撮るワタクシ。

あ、おなじみさん。
アザミ。
でも日本のみたいに葉っぱがあんまりトゲトゲしてないな。

これも不思議なカンジ。
撫子に似ているケド、初めて見る。

きたーーー！
ようやくブルーベリーの木を発見☆

でも実がない・・・

森に入ってしばらくするとこの道しるべがあります。
どっちに行ったんだったけなぁ・・・
多分、HAUKKALAMPIだったと思います。

よ、ようやく実のなっているブルーベリーを発見！
フィンランドのブルーベリーはいわゆる「ビルベリー」というやつデスね。
とっても背が低くて一粒ずつ摘むのは腰が疲れます。
地元の方々はスコップのような、チリトリのようなものに櫛歯がついた専用のブルーベリー収穫機を使うそうです。
姉さん達は1日限りのブルべリ摘みデスから、地道に手で摘み取りますデス。

森の木々は背が高い。
大地が花崗岩なのに生命力強いわ～。

ここで石好きからひと言。
フィンランドはきっと昔は火山帯だったのだと思います。
空港で降り立った時から大きな花崗岩がゴロゴロしている光景に「何だこりゃ？！」って思ってました。
ヘルシンキの町中も道路わきは大きな花崗岩が壁のようにあるし、どこに行っても花崗岩。
しかも石英部分の結晶がすごくキレイなんデス☆
ブルベリも摘んだけど、実は花崗岩も拾ってた(笑)
すごく素敵な自然からの贈り物☆

Nちゃんが乗っているのも素晴らしく大きな石デスね。
「大自然満喫ポーズをして！」とお願いしたら、このポーズでした(笑)

姉さんもいっしょに「とったどーーーー！」とポーズ(笑)
もう、そうとう浮かれています。

下の緑はほぼブルベリか苔。
まるでその辺からホビットさん達が出てきそうな雰囲気デス。

ハイキングコースの途中にあるバーベキューコーナー。
みなさんソーセージを焼いていた。
これがここの定番らしいデス。

かもめ食堂でも出てきた湖あたり。
ここいらでちょこっと休憩デス。

本日は晴れすぎてない程よい気候。
とても気持ちのいい湖畔デス。

白花のエリカも咲いていました。

この辺りからブルベリさんが満載で、もう姉さんは狂ったように摘みまくった！

こちらはまだ青い。
こけもも。
まだ食べれないね。

湖にそってハイキングコースは続きます。
スイレンがいいカンジ。

ここが多分かもめ食堂のところ・・・
と3人は認定しました。
ホントのところは不明デス。

ところどころにこんな感じで色分けされた木の札があるのでこれを目印にすると迷いません。

とっても小さな蘭の一種。
水が豊富だからかこの一帯に咲いていました。

収穫物（(笑)）
こんなジップロックをそれぞれに持たせて摘みまくった！
これは後で朝食のヨーグルトに入れたり、ジャムにして日本に持ち帰るのデス。
だから今回のお宿はどうしてもキッチンが必要だったわけデスよ。

ブルベリ☆
新鮮でおいしそうだ！

手はもれなくこんな感じデス(笑)
ブルベリ染め(笑)

コースも終了してバス停へ帰ります。
途中の野原はお花畑デス。
こんなの日本では高山に行かないと見れないのに、緯度が高いせいかすべて高山植物デス。
ウチの母上辺りが来たら、ものすごくフィーバーしちゃうだろうな。

シモツケソウまであるし・・・

そんな素敵ワールドの中、やっぱり2人はまっしぐらに歩いていっちゃうの。

あ、またこれあった。
名前が知りたいなぁ。

なんとこれはスギナ。
すっごくふわっふわで、あまりにキレイなのでスギナなのに写真に撮ってしまった。

ワイルドストロベリー

日本では観賞用として流通してますが、ヨーロッパでは食べますよね。
フランスとかウィーンとかでクリームの上にもりもりに乗っているを見たことがあります。
味はあまりしないデスが香がとてもいいのデス。

若い白樺の木の真ん中にピンクのお花☆

あ、これもまたあった。

これはリコリスの花デス。
これの根っこが例の真っ黒なお菓子ラクリッツの原料なのデス。

烏のエンドウみたい。
漢方にも使われる甘草の一種なんだそうデス。

さて、森から帰ってきてお茶してます。
アパートの近くにムーミンカフェがあるから行ってみようということになりまして。
3人ともムーミンワールドが大好きな為、写真を撮りまくり！
食器も全部ムーミン☆

ここで例のラクリッツのケーキを頼みました(笑)
うん、安定感のある独特のニガ甘デスね。
相棒は「なんだか漢方の胃薬を思い出して、悲しくなる味」っていってます。

店内はこんな雰囲気デス。
明るくてキレイで可愛くて嬉しいカフェでした。

アパートに戻り、サーモンシチューを作っている横で姉さんは摘んできたブルベリをにろにろします。
お砂糖はサーモンやじゃがいも他お野菜などと一緒にスーパーでジャム用のものを購入。
ペクチンは日本から持ってきてましたので、それでジャムにしました。

こんな感じ。
楽しいアクティビティで、おみやげもできちゃう一石二鳥な体験デス。
とってもお勧めデスよ☆

森で拾ってきた花崗岩の一部デス。
ここのものは結晶が大きいのが特徴かと思います。
もうちょいがんばればローズクウォーツになったかも・・・。

後日譚：森で拾ってきた花崗岩を加工してみました。
加工前デス。

加工後
どこかで拾ってきた石ころを、ガリガリしてぴかぴかにするのが趣味の姉さん。
フィンランドの花崗岩はすごく可愛いピンクの石になりました☆