
2020/02/15 - 2020/02/16
92位(同エリア284件中)
みーみさん
この旅行記スケジュールを元に
源氏物語の舞台となった須磨、源平合戦の一の谷の戦いの合戦場になった須
磨、近代になってからは海と山に囲まれた風光明媚な土地が別荘地・住宅地と
して好まれた須磨。住友家の別邸が建てられたり、1914年には皇室の離宮・
武庫離宮が完成しました。
そんな須磨に温泉もあることを知って、須磨に行ってみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 私鉄
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泊まりは須磨温泉・寿楼臨水亭です。
神戸の温泉といえば、なんといっても有馬温泉が有名で、須磨に温泉があるとは知りませんでした。
JR須磨駅までホテルの送迎車が迎えに来てくれました。
写真は駅前にあったレトロな建物。 -
ホテルまでは山に向かって坂が続きます。
この写真も駅前のレトロ建物。JR須磨駅前にはレトロな建物がいくつか残っていました。 -
現在、寿楼臨水亭ホテルの周辺は住宅地になっていますが、ホテルは須磨寺公園にある大きな池に面しているので、住宅街の中にありながら、解放感・リゾート感が感じられました。
須磨温泉 温泉
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夕食はお部屋食で。
どれもとてもおいしかったです。須磨温泉 寿楼<兵庫県> 宿・ホテル
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魚、天ぷら、炊き合わせなど、
お部屋でゆったりといただきました。
お風呂は最上階で、露天風呂もありました。須磨温泉 寿楼<兵庫県> 宿・ホテル
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朝食はセットメニューですが、ジュース、ヨーグルトは自分で好みのものを
取ってくるようになっていました。
朝からこんなにいろんなおかずのある食事が食べられるのは旅行ならでは。須磨温泉 寿楼<兵庫県> 宿・ホテル
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翌日チェックアウトして、部屋から見えていた須磨寺に行ってみました。
ホテルから歩いてすぐのところです。
赤い欄干は龍華橋で、左右に放生池があります。須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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仁王門は源三位頼政の再建と伝えられています。
須磨寺は正式には福祥寺というのも今回初めて知りました。須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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仁王像は運慶・湛慶の作と伝えられています。
須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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イチオシ
参道を入って左側にある源平の庭は、平家物語の平敦盛と熊谷直実の故事を表したものです。
直実が敦盛を呼び止めている場面ですね。須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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本堂です。
本堂へ行くには階段を上がらなければなりませんが、エレベーターも設置されていました。
ベンチも各所に置かれていて、参拝者にやさしいお寺だなと感じました。須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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青葉の笛碑。ただの碑ではなく、
音符の下のボタンを押していくと、「一の谷の戦敗れ、討たれし平家の公達哀れ・・」という青葉の笛の歌曲が流れる仕掛けになっていました。須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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平敦盛公の首塚。
須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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まだ新しいものでしょうか、三重塔は朱色がとても鮮やか。
周囲は四国八十八か所のお砂踏みになっています。須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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シベリヤ満蒙戦没者慰霊碑とありました。
須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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梅がたいへんきれいに咲いていました。
須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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見ざる、聞かざる、言わざる、おこらざる、みてござるの五猿の像。
おこらざる、みてござるというのは初めて聞きましたが、それはともかく、
おさるさんの頭をなでると、手が動いて、見ざるなら手が目を覆い、聞かざるだと
手で耳をふさぐ・・といった具合に、ちょっとしたアトラクションみたいでした。須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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須磨寺小石人形舎というのがあって、石を人形に見立てて、須磨にゆかりの源氏物語や平家物語などの場面を再現しています。
須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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一の谷の合戦は、ボタンを押すと、なんと石の人形が動きます。
須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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光源氏をはじめ、紫の上、葵の上など、源氏物語の登場人物を表現しています。
須磨寺は平安時代創建の古刹ですが、なんだかテーマパークみたいで、楽しく参拝ができました。須磨寺(福祥寺) 寺・神社・教会
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須磨寺を後にして、須磨離宮公園に向かう途中にあったのが須磨霊泉。
水が絶えず流れ出ていましたが、生水は飲めません。沸かせば大丈夫みたいです。須磨霊泉 名所・史跡
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さらに進むと、ホテルから見えていた須磨寺公園の池上の東屋にやってきました。
池には1,2,3、ここだけでも3個ボールが浮いています。公園でボール遊びをしていて池ポチャしてしまったんでしょうね。須磨寺公園 公園・植物園
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東屋からホテルを望みます。
雨が降っていて静かです。
しばらく休憩をしてから離宮公園へと向かいました。
離宮公園に向かう道沿いにはかつての別荘地の面影を残す洋館がいくつか残っていました。須磨寺公園 公園・植物園
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須磨離宮公園の入り口です。
門扉は新しいものですが、門柱と石積みは離宮当時のものです。
離宮は空襲で建物自体は焼失しましたが、そこここに旧離宮時代の遺構が残っています。須磨離宮は正式には武庫離宮と言います。須磨離宮公園 公園・植物園
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イチオシ
門を入ると馬車道と言われるゆるやかな坂道が続きます。
須磨離宮公園 公園・植物園
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この馬車道のサイドの石積みはこのような亀甲型になっています。
すごく手間のかかる仕事ですよね。須磨離宮公園 公園・植物園
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馬車道の亀甲型石積みの上に広がるのは「装石」と呼ばれるもので、なんとこれは
人工的なもの。
いくつもの庭石を組み合わせて、つなぎにはモルタルを使い、まるで自然石が露出したように見せるものだそうです。須磨離宮公園 公園・植物園
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坂道は大きくカーブして、中門にいたります。
須磨離宮公園 公園・植物園
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潮見台と言われる展望台。天気がよければ海が見えるのでしょうが・・。
作り付けの花崗岩のベンチと手すりも離宮時代のものです。須磨離宮公園 公園・植物園
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そして、こちらが離宮公園本園の一番の見どころ・噴水広場です。
噴水の両脇はバラ園になっています。
季節になったらさぞかしきれいでしょうね。須磨離宮公園 公園・植物園
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南大噴水。
須磨離宮公園 公園・植物園
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ポセイドン像のあるポセイドン広場とレストラン。
景色がよいこのレストランで一休み・・といきたいところですが、今回は
神戸迎賓館・旧西尾邸のレストランを予約しているので、こちらはまた今度・・須磨離宮公園 公園・植物園
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イチオシ
レストランのある高い場所から見た噴水広場です。
日本ではなかなかこんな景色の庭園はないのではないかと思います。
天気が悪いのはちょっと残念。
バラの季節はもっとすてきでしょうね。須磨離宮公園 公園・植物園
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本園から植物園へ向かいます。
このレンガ造りの隧道(トンネル)も離宮時代からあるもので、一説にはいざという時のための抜け穴だったとも。須磨離宮公園 公園・植物園
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植物園には、季節によって、ぼたん、もみじ、さくら、あじさいなど,いろいろな花
が咲きますが、訪問時には梅と菜の花が咲いていました。須磨離宮公園 公園・植物園
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赤・ピンクと黄色のコントラストがきれい。
須磨離宮公園 公園・植物園
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紅梅。
須磨離宮公園 公園・植物園
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白梅。
須磨離宮公園 公園・植物園
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温室には色とりどりの花が咲いていました。
須磨離宮公園 公園・植物園
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この植物園は山崎豊子さんの「華麗なる一族」のモデルとも言われる神戸の岡崎財閥の邸宅があった場所で、その洋館は阪神大震災で倒壊してしまったそうです。
須磨離宮公園 公園・植物園
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さて、今日のランチのレストラン・神戸迎賓館・旧西尾邸に向かいましょう。
離宮公園とは道路を隔ててすぐ西側にあります。
当時は離宮の隣に家があるなんて、かなりのステイタスだったのかも。須磨離宮公園 公園・植物園
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イチオシ
こちらが神戸迎賓館・旧西尾類蔵邸です。
セセッション風な外観が美しい1919年竣工の邸宅です。神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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設計は設楽貞雄。
初代通天閣の設計者として有名です。神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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石貼りのがっしりした玄関ポーチ。
神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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玄関ポーチの敷石もとても手の込んだ仕上げとなっています。
神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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玄関。
神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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玄関のタイルがかわいい。
神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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レストランはLE UN(ル アン)というフランス料理のレストランです。
入口を入って右側にある待合室の窓際には作り付けのベンチがありました。神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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サンルームだったと思われる細長い部屋の庭が見える席で食事をいただきました。
ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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イチオシ
苺カクテル。
今はこちらはレストランのほかに、結婚式も行われます。ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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前菜はぶりの柑橘マリネとスモーク、
色とりどりのラディッシュがきれいです。ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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白菜のポタージュスープ。
白菜のポタージュというのは初めてでしたが、おいしかったです。ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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メインは魚か肉に選択で、魚を選択。
魚は鰆でした。ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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苺がテーマのデザートはワゴンサービスで好きなものを選べるということでしたが、
全部のせで、すべての種類を入れてもらいました。ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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イチオシ
私たちが一番最後のお客さんになってしまったので、室内の写真を撮らせてもらうことにしました。
ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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西尾類蔵氏は貿易商で、この部屋は彼の書斎だったそうです。
天井は網代になっていました。ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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ステンドグラスが多用されていますが、すべて幾何学模様で、当時の流行を感じます。
ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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暖炉。
ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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こちらがレストランとして営業をはじめたころに一度来たことがあるのですが、その時は2階の部屋で食事して、部屋は和室だった記憶があります。
ルアン 神戸迎賓館 グルメ・レストラン
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イチオシ
結婚式などがない場合は、2階など、レストラン以外の部屋も見学が可能だということでしたが、今回は披露宴が入っていて見学できませんでした。
見学するならやはり平日でしょうね。神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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須磨には住友別邸だった須磨海浜公園やカーレーターという面白い乗り物がある須磨浦山上遊園など、まだまだ見どころが他にもあるので、また訪れたい場所です。
神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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こちらの車庫も大正期に建てられたオリジナルのものです。
神戸迎賓館須磨離宮 名所・史跡
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旧西尾邸から山陽電車の駅までは下りなので歩きました。離宮公園の門からまっすぐ伸びる離宮道は、皇族の方が使う道なので、道路は一段高く、今は歩道になっている道は一段低く(人民道)なっています。
こんなところにも離宮時代の名残があるんですね。
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