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「博多祇園山笠」の「追い山」の記事です。<br /><br />「博多祇園山笠」は「どんたく港祭り」とならぶ福岡の代表的な祭りです。<br />「山笠があるけん博多たい」という名フレーズがあるほど、この祭りは博多っ子の愛情の対象です。<br /><br />しかし残念ながら今年はコロナにより中止が決定されました。<br />寂しさを感じている博多っ子は少なくないと思います。<br /><br />少し前になりますが2015年の「追い山」の写真がありましたので、記事を作りました。<br />記事を作っていますとあの時の興奮を思い出し、素晴らしい祭り「山笠」を再び体験しています。<br /><br />山笠は例年7月15日の早朝(午前4時59分スタート)に始まります。<br />その日は臨時便を利用し祭りのコースまで向かいます。<br /><br />今回は博多を真っ直ぐ貫くメインストリート「大博通り」にある「呉服町」の4つ門での見物です。<br />そこは道路が広く見応えがある場所のひとつです。<br /><br />そして5時を過ぎる頃から今か今かと道路に近い場所で待ちます。<br />まだ薄暗い博多の町のなか耳を澄ませば「ドッ ドッ ドッ」とかすかな足音が聞こえてきます。そしてだんだんとだんだんとその音が大きくなり、近づいてきます。もう胸が高鳴ります。そして今年の一番流れの先頭の姿が現れます。<br /><br />目の前を駆け抜ける舁き山は迫力満点です。<br />早朝の博多の町に、「オイサッ!」の声が勇ましく響きます。<br /><br />勇ましい博多っ子の姿をみようとついつい道路に近づきすぎると「勢水(きおいみず)」を浴びることもあります。<br /><br />最後の七番流れまでなんとか撮影し、満足しました。<br />今年の山笠も終ったという思いで帰途につきました。<br /><br />-------------<br />「博多祇園山笠」<br />起源は諸説ありますが、一番有力とされているのが、鎌倉時代、仁治2年(1241年)博多で疫病が流行した際に承天寺の開祖・聖一国師(円爾)が町民が担いた施餓鬼棚にのって、祈祷水を撒きながら町を清めてまわり、疫病退散を祈願してまわったことを発祥とするという説です。<br /><br />福岡市博多区のおもに博多部(那珂川と御笠川間の区域)で7月に行われる祭で、博多の総鎮守・櫛田神社にまつられる素戔嗚尊(祗園宮)に対して奉納される神事であり、国の重要無形民俗文化財でもあります。<br /><br />7月1日になると、高さ10メートルを超える豪華絢爛な「飾り山」が各所にそびえ立ち、博多の街は一気に“山笠モード”に入ります。<br /><br />「飾り山」は、明治31年(1898年)以降に、舁くための背の低い「追い山」に対し、据えて見物するための背の高い『飾り山』として登場した山笠です。<br />毎年、「追い山」を持つ七流とは別に福岡市内に14基建てられて、7月1日早朝から7月14日深夜まで一般公開されます。<br /><br />博多祇園山笠のクライマックス「追い山」は午前4時59分、一番山笠が櫛田入り奉納を皮切りに、合計8つの山笠が次々に櫛田入りを行い、まだ薄暗い博多の街へと駆けだしていきます。<br /><br />午前4時59分時点ではまだ暗かった博多の町も、「追い山」が通過するたびに空が明るくなっていきます。早朝の博多の町に、「オイサッ!」の声と、声援を送る見物客の声が響き渡ります。<br /><br />博多では、「追い山」が終わると梅雨が明け、本格的な夏が来ると言われています。<br /><br /><br />hakatanomiryoku.com、hakata-yamakasa.net他 参照

博多祇園山笠の追い山 - 山笠(やまかさ)があるけん博多たい

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2015/07/15 - 2015/07/15

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この旅行記のスケジュール

2015/07/15

  • 午前3時 自宅出発

  • 午前3時30分 最寄りの西鉄駅臨時便利用

  • 午前4時 西鉄福岡駅着

  • 午前4時 徒歩にて呉服町へ

  • 午前4時25分 呉服町着

この旅行記スケジュールを元に

「博多祇園山笠」の「追い山」の記事です。

「博多祇園山笠」は「どんたく港祭り」とならぶ福岡の代表的な祭りです。
「山笠があるけん博多たい」という名フレーズがあるほど、この祭りは博多っ子の愛情の対象です。

しかし残念ながら今年はコロナにより中止が決定されました。
寂しさを感じている博多っ子は少なくないと思います。

少し前になりますが2015年の「追い山」の写真がありましたので、記事を作りました。
記事を作っていますとあの時の興奮を思い出し、素晴らしい祭り「山笠」を再び体験しています。

山笠は例年7月15日の早朝(午前4時59分スタート)に始まります。
その日は臨時便を利用し祭りのコースまで向かいます。

今回は博多を真っ直ぐ貫くメインストリート「大博通り」にある「呉服町」の4つ門での見物です。
そこは道路が広く見応えがある場所のひとつです。

そして5時を過ぎる頃から今か今かと道路に近い場所で待ちます。
まだ薄暗い博多の町のなか耳を澄ませば「ドッ ドッ ドッ」とかすかな足音が聞こえてきます。そしてだんだんとだんだんとその音が大きくなり、近づいてきます。もう胸が高鳴ります。そして今年の一番流れの先頭の姿が現れます。

目の前を駆け抜ける舁き山は迫力満点です。
早朝の博多の町に、「オイサッ!」の声が勇ましく響きます。

勇ましい博多っ子の姿をみようとついつい道路に近づきすぎると「勢水(きおいみず)」を浴びることもあります。

最後の七番流れまでなんとか撮影し、満足しました。
今年の山笠も終ったという思いで帰途につきました。

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「博多祇園山笠」
起源は諸説ありますが、一番有力とされているのが、鎌倉時代、仁治2年(1241年)博多で疫病が流行した際に承天寺の開祖・聖一国師(円爾)が町民が担いた施餓鬼棚にのって、祈祷水を撒きながら町を清めてまわり、疫病退散を祈願してまわったことを発祥とするという説です。

福岡市博多区のおもに博多部(那珂川と御笠川間の区域)で7月に行われる祭で、博多の総鎮守・櫛田神社にまつられる素戔嗚尊(祗園宮)に対して奉納される神事であり、国の重要無形民俗文化財でもあります。

7月1日になると、高さ10メートルを超える豪華絢爛な「飾り山」が各所にそびえ立ち、博多の街は一気に“山笠モード”に入ります。

「飾り山」は、明治31年(1898年)以降に、舁くための背の低い「追い山」に対し、据えて見物するための背の高い『飾り山』として登場した山笠です。
毎年、「追い山」を持つ七流とは別に福岡市内に14基建てられて、7月1日早朝から7月14日深夜まで一般公開されます。

博多祇園山笠のクライマックス「追い山」は午前4時59分、一番山笠が櫛田入り奉納を皮切りに、合計8つの山笠が次々に櫛田入りを行い、まだ薄暗い博多の街へと駆けだしていきます。

午前4時59分時点ではまだ暗かった博多の町も、「追い山」が通過するたびに空が明るくなっていきます。早朝の博多の町に、「オイサッ!」の声と、声援を送る見物客の声が響き渡ります。

博多では、「追い山」が終わると梅雨が明け、本格的な夏が来ると言われています。


hakatanomiryoku.com、hakata-yamakasa.net他 参照

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
私鉄 自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 一番山笠<br />「大黒流れ」<br /><br />流れは「七流(しちながれ)」と呼ばれる千代流・恵比須流・土居流・大黒流 ・東流・中洲流・西流があります。<br />毎年順番は変わります。

    一番山笠
    「大黒流れ」

    流れは「七流(しちながれ)」と呼ばれる千代流・恵比須流・土居流・大黒流 ・東流・中洲流・西流があります。
    毎年順番は変わります。

  • 一番山笠<br />「大黒流れ」<br />

    一番山笠
    「大黒流れ」

  • 一番山笠<br />「大黒流れ」<br />迫力ある姿が目の前を通りぬけていきます。

    一番山笠
    「大黒流れ」
    迫力ある姿が目の前を通りぬけていきます。

  • 一番山笠<br />「大黒流れ」<br />

    一番山笠
    「大黒流れ」

  • 一番山笠<br />「大黒流れ」<br />「舁き山(かきやま)」がみえてきました。

    一番山笠
    「大黒流れ」
    「舁き山(かきやま)」がみえてきました。

  • 一番山笠<br />「大黒流れ」

    一番山笠
    「大黒流れ」

  • 一番山笠<br />「大黒流れ」<br />山笠には与えられた役割によって就く場所もあれば、誰もが参加できる場所もあります。<br />

    一番山笠
    「大黒流れ」
    山笠には与えられた役割によって就く場所もあれば、誰もが参加できる場所もあります。

  • 二番山笠<br />「東流れ」

    二番山笠
    「東流れ」

  • 二番山笠<br />「東流れ」

    二番山笠
    「東流れ」

  • 二番山笠<br />「東流れ」

    二番山笠
    「東流れ」

  • 二番山笠<br />「東流れ」

    二番山笠
    「東流れ」

  • 二番山笠<br />「東流れ」

    二番山笠
    「東流れ」

  • 二番山笠<br />「東流れ」

    二番山笠
    「東流れ」

  • 三番山笠<br />「中洲流れ」

    三番山笠
    「中洲流れ」

  • 三番山笠<br />「中洲流れ」

    三番山笠
    「中洲流れ」

  • 三番山笠<br />「中洲流れ」

    三番山笠
    「中洲流れ」

  • 三番山笠<br />「中洲流れ」

    三番山笠
    「中洲流れ」

  • 四番山笠<br />「西流れ」

    四番山笠
    「西流れ」

  • 四番山笠<br />「西流れ」

    四番山笠
    「西流れ」

  • 四番山笠<br />「西流れ」<br />「勢水(きおいみず)」を運びながら走っています。

    四番山笠
    「西流れ」
    「勢水(きおいみず)」を運びながら走っています。

  • 四番山笠<br />「西流れ」

    四番山笠
    「西流れ」

  • 四番山笠<br />「西流れ」

    四番山笠
    「西流れ」

  • 四番山笠<br />「西流れ」

    四番山笠
    「西流れ」

  • 四番山笠<br />「西流れ」

    四番山笠
    「西流れ」

  • 四番山笠<br />「西流れ」

    四番山笠
    「西流れ」

  • 五番山笠<br />「千代流れ」

    五番山笠
    「千代流れ」

  • 五番山笠<br />「千代流れ」

    五番山笠
    「千代流れ」

  • 五番山笠<br />「千代流れ」

    五番山笠
    「千代流れ」

  • 五番山笠<br />「千代流れ」

    五番山笠
    「千代流れ」

  • 六番山笠<br />「恵比寿流れ」

    六番山笠
    「恵比寿流れ」

  • 六番山笠<br />「恵比寿流れ」

    六番山笠
    「恵比寿流れ」

  • 六番山笠<br />「恵比寿流れ」

    六番山笠
    「恵比寿流れ」

  • 六番山笠<br />「恵比寿流れ」

    六番山笠
    「恵比寿流れ」

  • 六番山笠<br />「恵比寿流れ」

    六番山笠
    「恵比寿流れ」

  • 六番山笠<br />「恵比寿流れ」

    六番山笠
    「恵比寿流れ」

  • 六番山笠<br />「恵比寿流れ」

    六番山笠
    「恵比寿流れ」

  • 七番山笠<br />「土居流れ」<br />今年最後の流れです。<br />来年は一番流れになります。

    七番山笠
    「土居流れ」
    今年最後の流れです。
    来年は一番流れになります。

  • 七番山笠<br />「土居流れ」

    七番山笠
    「土居流れ」

  • 七番山笠<br />「土居流れ」

    七番山笠
    「土居流れ」

  • 七番山笠<br />「土居流れ」

    七番山笠
    「土居流れ」

  • 七番山笠<br />「土居流れ」

    七番山笠
    「土居流れ」

  • 熱いたたかいが終わって。<br />朝日を浴びなら中洲の那珂川を渡って帰る静かな姿の男たち。<br />これから本格的な夏が来ます。

    熱いたたかいが終わって。
    朝日を浴びなら中洲の那珂川を渡って帰る静かな姿の男たち。
    これから本格的な夏が来ます。

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