眺海の森・三ッ沢の乳イチョウ・早田のお葉付きイチョウ

2018/11/17 - 2018/11/17

紅葉も海抜0mまで進み，山々はすっかり雪化粧．もうすぐ長い冬がやって来ます．それでも，まだ11月のこの時点では，市内に降雪はなく「今年の冬に備えて」色々と除雪道具を揃えると共に，最後の紅葉を求めてあちこち歩き回っていました．今回は，眺海の森と總光寺，霊輝院の三ッ沢の乳イチョウ，早田のお葉付きイチョウの３か所の紅葉を楽しみました．

1．眺海の森・總光寺：酒田市の旧松山町の高台に造られた市民の憩いの場で，特に夕日の名所である他，庄内空港に着陸するANAが見られるので，その写真を撮りに来る人が多いです．また，松山スキー場や外山キャンプ場，天体観測館などもあり，1年を通して楽しめる施設になっています．眺海の森の麓には，曹洞宗の名刹總光寺があります．今回は行きませんでしたが，本堂の裏にある庭園蓬莱園は，入場料300円かかりますが，一度は見ておいて損はない素晴らしい庭園です．

２．三ヶ沢の乳イチョウ：庄内町にある霊輝院という曹洞宗のお寺の境内にあるイチョウの木で，枝から真下に乳房のような枝？が垂れ下がっているので安産の神として奉られているそうです．案内板によれば，樹高は16m，現在山形県指定天然記念物に指定されています．なお，「乳イチョウ」ですが，「雄株」だそうです．

３．早田のお葉付きイチョウ：鶴岡市旧温海町早田地区の山の中にあるイチョウの木で，昭和26年に国の天然記念物に指定されたそうです．お葉付きイチョウというのは葉の先端に実が付くイチョウで，全国的にも珍しいイチョウとのことです．ただ，車で行けるものの，かなり山奥にあり，舗装もされていません．そのせいか，訪れる人も少なく，チョットもったいない感じがします．

エリア 酒田(山形)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

眺海の森．こちらは冬季スキー場になります．

本当は鳥海山が綺麗に見えるはずですが・・・

天体観測館

天体観測館コスモス童夢 名所・史跡

紅葉がとても綺麗でした．

続いて總光寺へ．こちらが山道．

周辺もすっかり色付いていました．

お天気も良かったです．

總光寺庭園 寺・神社・教会

庄内町へ移動し，三ッ沢の乳イチョウへ．

県指定の天然記念物であることを記した看板．樹齢は350年くらいのようです．

こちらが乳の部分．「乳柱」と呼ぶそうです．雄株というのがチョット笑いですが，乳白色の樹液が流出するのだそうです．

その後，温海温泉方面へ向かい，早田地区のお葉付きイチョウへ．結構山の中で行くのが大変でした．

お葉付きイチョウの説明文．実際には2本になっているのだそうです．こちらは実が付くので，明らかに「雌株」です．

お葉付きイチョウの実を探しましたが，結局見つかりませんでした．数は多くないのかもしれません．

何と無く，お葉付きになりそうな葉でしょうか？

お葉付きイチョウを後に鼠ヶ関へ．お土産屋さんのセントバーナード．

鼠ヶ関と言えば，この「味だこ」．一度食べてみてください．お薦めです．

鼠ヶ関灯台．

一周する通路が出来ています．

その後温海温泉へ．足湯で一休み．

猫がいました．

橋の上にある飲泉所．

泉質の説明．源泉の温度は56.5度となっていました．

温泉街を流れる温海川

また，猫がいました．

こちらにも猫．秋の一日，紅葉を十分に楽しむことが出来ました．