弾丸台湾2001　　「結果的に今年最後の海外旅行となるかもしれません。」　　～台北～

2020/01/11 - 2020/01/13

3連休を利用して「台湾」を訪れました。

各国の歴史・宗教・世界観について、深く語ってはおりません。
いつものお気楽な「なんちゃって旅行記」をご紹介します。

≪全行程≫
１日目：午前、関西→台北　　[ジェットスター]
　　　　着後、台北市内散策。
２日目：終日、台北市内散策。
３日目：午前、台北市内散策。
　　　　夕方、台北→関西　 [エア・アジア]

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: エアアジア・ジャパン (運航停止) ジェットスター・ジャパン
• 旅行の手配内容: 個別手配

1月3連休の関西空港にやってきました。

まだ新型コロナウイルスが大きな話題となる前ですが、

中国武漢市では2019年11月22日に「原因不明のウイルス性肺炎」として最初の症例が確認されており、すでにこの時日本に持ち込まれていた可能性はあります。

それはともかく、今回は友人との台北の旅です。

途中はしょって、関空より3時間で台湾桃園国際空港に到着です。

お手軽海外かつ親日国で人気のある台湾ですが、なんと2008年東ティモールを訪れる際に立ち寄って以来11年ぶりの訪台です。
★2008年「東ティモール、バリへの途中で台湾へ」の旅行記はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/10423656

台北市内へはMRTを利用しますが、こちらの開通は2017年なので利用するのはもちろん初めてです。

世界の変わった国をあちこち訪れている割に、こういった近場はおろそかになっている極めてあやしい旅人ではありますが、まあそれは致し方ありません。

電車は快調に走り、

35分程で台北駅に着きます。

台湾高速鉄道・台湾鉄路管理局（縦貫線）・台北MRTの台北駅とは歩いて10分程の距離があります。

台北市内を歩くのも久しぶりで結構戸惑いながらもMRT淡水信義線に乗車、

台北101/世貿駅で下車します。

台北101は101階建ての超高層ビル、世貿とは世界貿易センタービルのことです。

友人は初めての台湾ですが、私もここに来たのは初めてです。

なので、2004年に竣工した台北101にも、

初めて訪れたことになります。

今さら感はありますが、とりあえず中に入り、

86階にある「頂鮮101 美食美景海鮮餐廳」へ。

予約がないとエレベーターにも乗れない海鮮レストランです。

エイチアイエスで事前に席のみ予約しておきました。

コース料理ではなく、アラカルトで何品か注文します。

サラダや、

フカヒレ、

アワビなどを注文しますが、

味よりも雰囲気を味わうレストランという趣きでした。

これはこれでいい経験ではあります。

トイレも豪華です。

お腹もくちて、

そろそろホテルへ向かいます。

MRTに乗車し、

台北駅で乗り継ぐと、

故宮博物院の展示物が一部展示されていました。

明日訪問しますが、ちょっと得した気分です。

きょうのお宿は「シーザーパークホテル板橋」です。

台北市郊外の新北市板橋にあるホテルで、

台北にもあるのですが、板橋の方が若干リーズナブルです。

シックな造りの廊下を通り、

部屋へ。

きょうはお風呂に入って早寝とします。

翌朝となりました。

2日目は小雨模様です。

板橋はMRTの他、台湾鉄路管理局縦貫線・台湾高速鉄道の駅もある新北市の中心街です。

バスターミナルもある交通の要所です。

MRTを乗り継ぎ、やってきたのは士林駅です。

朝食がまだなので店を物色していると、

葱抓餅（ツォンジュアビン）の店がありました。

台湾のB級グルメのひとつです。もちもちして旨かったです。

士林駅からバスに乗り故宮博物院へ。

台湾最大の国立博物館です。

私は1990年頃仕事で台北に来た際立ち寄った事がありますが、

ほとんど記憶にありません。

台湾が初めての友人にとっては外せない観光地のひとつです。

時間帯や曜日によってはかなりの混雑となるそうですが、

比較的あっさりとチケットが購入できました。

私は美術館とか博物館には疎いので、ここはほぼ友人の案内に従って見学します。

友人によると故宮博物院には美術品に興味のないシロウトにも必見の宝物がいくつかあるとのことで、

まずはそのひとつめ「象牙（彫象牙透花雲龍紋套球）」。

1本の象牙から21層の球体を掘り出したそうです。

続いて「翠玉白菜」。

2色の翡翠を使って白菜とキリギリスを表現しているのですが、

思っていたよりも小さくてキリギリスは見えません。

まあ、それほどコダワリはないのでよしとします。

最後に豚の角煮に似ているといわれる肉形石ですが、

本日はどこかへ貸し出されていました。

見たいものは全て見たような気がしたので、

カフェでタピオカをいただきます。

美術好きな友人は1日いてもいいと言っていたので、

後で別行動することにして、

バスとMRTで移動します。

帰路は分湖線で中心部に戻ります。

日本で見たことのある個別指導学習塾がこんなところにもありました。

MRTは松山空港の脇を走り、

高架部分を通ってゆきます。

途中で乗り継ぎ東門駅で下車します。

周辺は永康街というエリアです。

茶葉店、雑貨屋などが建ち並ぶ街の一角に公園があり、

公園の向こうに何やらお店が。

「聚落山海」という台湾茶を提供するお店のようです。

入ってみます。

基本的にはお茶とお茶菓子のみのようですが、ランチ時のみ定食が提供されているようなのでそれを注文します。

やってきました！

全て自然農法で作られた食材のみを用いた精進料理のようでした。

食後には台湾茶をいただき、トータル320台湾ドル（1,150円）でした。

食後は友人と別行動となり、

MRTで龍山寺へ向かいます。

駅を出ると、なんか今まで歩いてきた場所とは違う趣きがします。

おっちゃんが将棋に興じています。

駅から2分程で龍山寺に着きました。

創建270年、台北で最も古いお寺なのだそうです。

滝も流れています。

ビルに囲まれた一角にあるお寺で、

パワースポットとしても人気の場所です。

たくさんの市民がお参りにやってきます。

龍山寺、台北101、国立故宮博物院、中正紀念堂が台北の「四大外国人観光地」なのだそうです。

龍山寺周辺は萬華地区と呼ばれる古い街で周辺にはシブーい夜市がいくつかあります。

龍山寺を出たところにあるのが廣州街夜市です。

数多くの屋台や、

ゲームセンター、

道の真ん中にも屋台が並び、なかなか楽しいです。

お腹も減ってきたので、何を食べようかといろいろ物色していましたが、

なぜか日本でも食べられるイカ焼きに目がいってしまい、

つい購入してしまいました。

そんなもん日本で食えと言われそうですが、その時食べたかったのでやむを得ません。

さて、こちらからが華西街観光夜市です。

廣州街夜市よりさらにディープな香りがします。

おお。

ヘビがいます。

興味はありますが、勇気がありません。

今回はヘビを見るだけにしておきます。

人通りは廣州街夜市よりも少なめですが、

並ぶ店も観光客向きではないようです。

こちらがもう一方の端のようです。

再び引き返し、

魯肉飯（ルーローハン）をいただきます。

確か30台湾ドル（100円）だった気がしますが、旨かったです。

それではそろそろホテルに戻りましょう。

MRTで板橋へ。

台湾鉄路の板橋駅に立ち寄ってみると、何やら行列ができています。

台鉄弁当（台鐵便當）の店で、ひとつ買ってみます。

ポークリブ弁当（排骨便當）60台湾ドル（200円）。

安くておいしかったです。

最終日となりました。

MRTで中正紀念堂へ。

台湾初代総統である蒋介石の顕彰施設です。

私はここは2度目で、友人も一瞥すればいいということなので、

公園広場をぐるっと周っただけで、

駅に戻ります。

さて最後のランチはMRT行天宮駅近くの「龍鮑翅魚翅専売店」へ。

アワビ、フカヒレ、ロブスターの専門店です。

中に入ってみます。

最後の台北での食事なので少々豪華です。

まずはフカヒレスープ、

大ぶりのフカヒレが入っています。

そしてロブスター、

そしてアワビ、

最後に焼きめしでお腹いっぱいになりました。

台北での予定はこれで全て終了。いったんホテルに戻り荷物をピックアップ、

板橋からは台湾高速鉄道（新幹線)で空港に向かうことにします。

桃園までの短い区間ですが、

台湾新幹線に乗車するのも初めてです。

自由席は混んでいました。

わずか12分で桃園に到着。

MRTに乗り継ぎ台北桃園空港へ移動します。

空港ではプライオリティパスで利用できるおなじみ「PLAZA PREMIUM LOUNGE」で、

緊急の仕事をこなし、

エア・アジア機に搭乗すれば2時間半で関西空港です。

この後、世界的に新型コロナウイルスの影響で海外旅行が当面難しくなってしまいました。もしかしたら今年最後の海外旅行となってしまうのかもしれません。