ウイーンから中欧、バルト海を駆け抜けた５８日間☆彡　44日目 ・・悠久の都かと見紛うワルシャワへ・・

2018/06/29 - 2018/06/29

名残惜しいクラクフからワルシャワに着き、アパートに荷物を置いて街歩きを始めたのは、もう夕方6時を過ぎる頃。

タイトル写真はヴィジトキ教会。１８世紀の建造。周りの建物の教会も宮殿も歴史を乗り越えて来たような美しい造りです。

ですが、ワルシャワは第二次世界大戦中にナチス・ドイツに大破されました。街の８５％もが壊滅状態。
タイトルのヴィジトキ教会は奇跡的にも破壊を免れた建物なんです。

ワルシャワの旧市街は、昔の絵画や町の破壊を予期して人々が描いた スケッチ、写真などをもとにして、街を愛する市民によって「レンガのひび一つに至るまで」丹念に修復され、見事に中世の町並みは復活して、1980年には世界遺産登録されます。
今まで訪れたモスタルやドブロヴニクと同じ。復活してなんぼじゃ～！な世界遺産の街＾＾
どこもまるで、悠久の時を過ぎて来たような街並。途中で途切れてしまったけれど、これからずっと悠久的な未来であることを願って止みません。

さてと、ワルシャワの観光。時間的に、建物の中までお邪魔出来なかったんですが、どれもが眺めるだけでも素敵なんです。

そして、ワルシャワと言えば多感な時を過ごしたショパンと生を受けたキュリー夫人が有名です。ファンなれば足跡を探す街歩きも楽しいでしょうね。

謂れ多いワルシャワですが、着いたばかりですからいつものように端折っております。



06/29(金)～07/01 ワルシャワ Warszawa（ポーランド）
07/01(日)～07/02 ビャウィストク Bialystok（ポーランド）
07/02(月)～07/03 カウナス Kaunas（リトアニア）
07/03(火)～07/05 ビルニュス Vilnius（リトアニア）
07/05(木)～07/07 リガ Riga（ラトビア）
07/07(土)～07/10 タリン Tallinn（エストニア）
07/10(火)～07/12 ヘルシンキ Helsinki（フィンランド）
07/12(木)～07/13 ヘルシンキ－モスクワ－東京

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

クラクフのアパートの中庭。
今日はいい天気です。

謎の一角があるアパートでした・・そして、道路に面したドアが開けにくい！見るからに大きなドアでしょ？

ワルシャワまでの鉄旅の発車時間まで気になったアパート近くの散策しに行きます。

アパートから駅に行くまでの途中にあった背の高い塔が目立った教会。

Swiecki Zakon Karmelitow Bosych。
どうやらカトリック教を重んじるカルメル会という宗教団体の様です。
会員になるには、完全に秘跡的生活に参加し、世俗的秩序の独自の法律を意識的に受け入れる人である可能性があります（あんまり意味が分からない・・）。その他色々、年齢制限もありますよ。５５歳まで。残念ながら、入れません。

Karmelitow Bosych修道会。

売店では身体に良さそうな物など売ってました。いつものこと眺めるだけどね。

Duszpasterstwo Akademickie Karmel。
GoogleMapだと、こう呼ばれる建物と Karmelitow Bosych修道会、併せて結構な敷地面積です。立派なマリア像もありました。

カトリック教国のポーランドでは聖母マリアを“第2のキリスト”と見なすほど聖母マリア信仰が活発。

主祭壇もマリア様を中心にしています。

ステンドグラスもキリスト様よりマリア様の物語がおもです。修道会だからでしょうか、シンプルデザインでした。

ここも気になった所です。クラクフ経済大学。大学だったんですね。大きな建物と素敵な塔と壁。
庭、素敵なんですが残念ながら、パチリは歿です。

クラクフ、歩き始めたら限がありません。アパートは駅から近いですし、大学もあったので怖くもありませんでした。ジモティー感溢れる街並みも楽しめましたし。

こんな興味深い建物だらけ・・去りがたきクラクフ。

Zabkaも近くにあって６時～23時まで営業しております。助かります＾＾

駅まで名残惜しく、のんびりと来ました。

心残りの聖マリア教会の見学時間は11時からなので無理だし、旧市街地は駅を挟んで反対側なので、荷物を抱えての移動も無理。
消化不良のままでさよなら、クラクフ。

ワルシャワまではEIPで、2時間半。お値段はお一人様150ズロチ。

車内はモニター画面付き。荷物置き場も広々。ドリンクサービスまであります。

あらまっ！何故かしら。2時間半が一瞬でした。車窓からの景色さえなし！

ワルシャワ中央駅到着。

ワルシャワ到着後、アパートの大家さんと会うまでがまたもや大変。
色々な事ありまして、私は♪一人～ここにいる～(^^♪

荷物番です。特権です。それも、無濾過の生ビール～！

ミロフスキ公園。

ツレが大家さんにたどり着く途中でも観光客としての使命を果たしたと思われる１枚・・

2枚目・・

だけでない３枚目・・頑張ったツレのハラ・ミロフスカ市場のパチリ！

わたしゃ、このお店で荷物番ですが、なにか～問題でも＾＾）無し！

そして、小腹も空きますわね・・

「BROOKLYN」さん、人気店の様です。
ツレ、遅い！
相当、大家さんと会うのが大変だったそうです。
やっと、お会いしてここまで車で送ってもらったそうです。
出来れば、アパートまで送ってください・・と、頼めば、ツレ。

ハラ・ミロフスカ市場。
ツレと一緒にスーツケースを引きずり、アパートを目指すとやっぱり同じパチリ！
後で、絶対行かなくちゃと思ってたんですが無理でした。

重いスーツケースを引きずりながら、楽し気な街並みに益々歩みの鈍くなる私。

アパート到着後、アパートからの景色のパチリ！

なぜか、お部屋チェックしていませんでした・・

外の景色ばかり。

お部屋のパチリ！が何もないまま出かけます。

アパートはトラムやメトロの駅近く。これは何かな？

おベンツのビルディングもあります。

時間的に遅いので割と近いクラクフ郊外通りや新世界通りなど、賑やかしにいきます。

新世界通り近くでトラムを降ります。一日券は１５ズロチです。

新世界通りで、フライングタイガーに寄り道。
コペンハーゲンの雑貨屋さん。

フライング タイガー (ワルシャワ4号店) その他の店舗

日本の100均みたいな感じ。クオリティはそこそこ・・

新世界通りって、大阪やんか～♪
大阪とは似ても似つかない、その通りから見えた建物の馬蹄形のアーチが気になって
フォクサル通りにそれてしまいました。

その建物のお向かいの工場用のカバーシート。2020完成なのかな。

車両侵入禁止！
ハート型なのが可愛らしい。

さすがにショパンに由来する街、スタインウェイが店頭販売か！？

街々にコメント出来ないパチリ！

ここも。。
でも、素敵に復元されているのよ。謂れあるんです・・

ショパンの曲が流れるベンチ。

スタシッツ宮殿とコペルニクス像。コペルニクス、言わずと知れた地動説で有名な天文学者。

コペルニクスの像 (ワルシャワ) モニュメント・記念碑

頭が良いだけでなく、世渡り上手だったそうです。。

聖十字架教会。
この時間には入れません

15世紀に存在した礼拝堂を起源としています。ここにはショパンの心臓が保管されているんです。液体に漬けられた状態で瓶の中に保存されたショパンの心臓が教会の柱の下に納められています。その心臓もワルシャワ蜂起の後の教会の破壊と共に持ちさられたそうですが、今は戻ってきてますって＾＾

液体って何？イマドキなら保存液もあるけど、ショパンがパリで亡くなった頃の保存液・・知りたい。

聖十字架教会 (ワルシャワ) 寺院・教会

ワルシャワ大学の正門。

ワルシャワ大学も戦禍から逃れることはできませんでした。。

ナチス・ドイツに侵攻されると大学は軍の兵舎とされてしまいます。学び舎を失った学生たちの中には抵抗して殺された者までいたそう。
勇気ある元教授達は秘密裏に教鞭を執り、学ぶものは3,500人にものぼり、ワルシャワ蜂起の時には軍の一員として戦って多くが犠牲になりました。

大学は6割も破壊され、所有する蔵書などは8割も破壊や強奪をされたとか・・

ワルシャワを知れば知るほどに戦争の傷痕が垣間見える。

ヴィジトキ教会。

ここはオリジナルが奇跡的に残った教会。

さて、ただの観光客に戻りましょ(#^^#)学生時代のショパンが、日曜のミサでオルガン演奏をしていたことで有名ですって。

ヴィジトキ教会 寺院・教会

ショパンの曲が流れるベンチ。何台かあるんです・・ショパンファンの方はどうぞ何台かお確かめください。

ヴィジトキ教会とヴィシンスキ像。

ステファン ヴィシンスキ像 モニュメント・記念碑

ヴィシンスキ像。

聖母の被昇天聖ヨセフ教会。

Google mapだとカリメルテ教会ですが、今朝クラクフで最後の観光をして来たカルメル会の修道会の系列じゃありませんか・・ご縁がありますねぇ。でも、55歳以上は入会出来ないのよ(>_<)

カルメリテ教会 寺院・教会

クラクフ郊外通りはこんな感じの植え込みも目に楽しいです。

クラクフ郊外通り。

大統領官邸のゲート。
ライオンの像と衛兵に厳重に守られている！？

そうとは思えない・・

大統領官邸。

ポニャトフスキ像 モニュメント・記念碑

アダム・ミツキェヴィッチの像。

ポーランドを代表する国民的ロマン派詩人で、政治活動家でクラクフでもお遭いいたしました。

アダム ミツキエヴィッチ像 モニュメント・記念碑

アダム・ミツキェヴィッチ様、今はクラクフの大聖堂で永遠のお眠りについております・・

何かな、宮殿のようで思わずパチリ！

聖アンナ教会でした。
クラクフ郊外通りを歩いていて目についてのパチリ！教会らしくないフォルムですが、中は大層美しい教会だそうです。

ワルシャワ国立劇場。

ここは・・

・・・

トラムでアパートに帰ります。

何だかいきなり。こんな景色。
流石に歩き疲れて、夕食前に一旦アパートに帰ってきての景色です。

アパートからの景色。
左手の尖塔が気になります。

ズーム！
夕陽に映えています。

如何にも共産國な建物も残っているかと思えば・・

こんな近代的ビルもある不可思議な街、ワルシャワ。

メトロで出かけます。「Ratusz Arsenal」アパートの直ぐ近くの駅。

「Swietokrzyska」
近未来的なエスカレーター。長くて速い。怖い！三拍子揃ってました。
また、新世界通りに来ました。夕食～♪

メトロの出口調査ができていない私。こんな路地裏もイイ感じに迷う・・けど、行ったらヤバそうです。

ちゃんと、新世界通り。
ですが、空腹とやっぱり疲れ気味で、駅近くの久し振り過ぎるお寿司屋さんにお邪魔しました。
（確かアサヒドライもあるよと、2018、アサヒ頑張ってたね。）
でも、ポーランドビールとこんなお寿司・・

ベスト スシ バー すし

ツレは・・うどん好き。
発見！そうでした！これまでの地、謎の＾＾寿司屋はあっても、うどん屋さんは見なかった。
ツレ、食らう・・そこそこのお味だったそうです。ツレ、味音痴・・

そして、私のは・・
ゴマの香ばしい香りの海苔巻き、海老天結びの様な造。

この地でも、日本の寿司は進化しています。（スペインの生クリームイン苺より良いよ＾＾）

そして、お安い！

ごちそうさまでした。

文化科学宮殿のライトアップ。

スターリンの贈り物として1952年から３年をかけて建てられたもの。
如何にも権威の象徴みたいな感じ。
通りで市民には不評で「ソビエトの建てたワルシャワの墓石」と皮肉られているのだそうです。
いい目印にはなるんですよ＾＾

帰ります。

もう夜中に、お嬢さん達は何してんの！言いたいことが言えない。早くお帰り！ってポーランド語でなんて言う・・

平和なればこそ、ね。