2007/03/23 - 2007/03/27
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アルデバランさん
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随分時間が経過してますが、埋もれそうになっていた旅の写真を整理してみました。
西塘で「熏青豆」を無事手に入れ、2日目の午後は嘉興で次の目的を果し、さらに杭州を経て蘭渓に移動。ここで宿をとりました。
そして、翌日いよいよ諸葛八卦村です。
諸葛鎮は浙江省蘭渓市の郊外、その旧市街には住民の8割が諸葛姓を名乗るあの諸葛孔明の子孫が住んでいる古鎮です。
前年の旅で知り合いになった人たちとの再会を喜びました。
さすがあの諸葛孔明の子孫が住む趣きのある村です。
鉄道もなく不便な場所ですがこの当時から観光客はそこそこいました。
今回改めてGoogleマップで確認すると…
なんと近くまで高速道路が通る予定のようです
あの果てしなく広大な国も車社会が急速に進み、道路網がアッという間に整備されてます。
恐るべし、中国!
西塘のようにネオンと喧騒にまみれてしまうのかと気が重いですが、なんせ13億人もいるからねぇ。
夕方や朝は観光客も潮がひくように居なくなるので、現地に泊まれば静かな古鎮を堪能できますが、今回はスケジュールの関係で止む無く日帰りしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
今回、事前に計画した予定表です
実際には後半はかなり臨機応変に変更してしました -
当時、「竹炭」と「竹酢液」に随分凝っていて夏休みや週末は日本各地の炭窯を訪ねることがたのしみでした。
挙句の果ては、海外まで…
西塘から運河の街、嘉興まで30キロ
勝手知ったる西駅ではなく、嘉興汽車北駅につきました。
輪タクで2キロほど…
嘉興で偶然見つけと竹炭屋さんに生産地や炭窯等の情報収集に行きます。 -
嘉興での目的地につきました
その名も白居易の詩にちなみ「売炭翁」
いい名前です -
竹炭のお店です。
店主は翁ではなくタダのおっちゃん
最初、店主は不在で若い女性の店員さんがいろいろ対応してくれましたが、そのうちに戻ってきました。
1時間ほど竹炭のお店で話し込んで…
おっちゃんは他のお客さんの対応が忙しくなったので相手をしてくれなくなりました。
引き上げます
杭州行きのバスセンターは西駅とのこと -
また輪タクで嘉興汽車西駅に…
2007年当時は嘉興のような大きな町でも輪タクは便利な乗り物でした。 -
2時36分発の杭州行きのチケットが買えました
まだ1時です。
昼飯にまた粽、食べます -
バスの待合所で待つこと1時間半
-
杭州行きのバス豪華バス
なんせ大高二だからね -
嘉興から90キロ
1時間で杭州です
あら~…
今度は杭州東バスセンターに着いちゃいました
大きなバスセンターは町の東西に分かれてあるので少し紛らわしい… -
金華行きありません
杭州南バスセンターからでているとの事
ヤレヤレ… -
杭州南バスセンターまでは
タクシー利用でもせいぜい30から50元かと… -
長蛇の列ですが空車は次々にやってきて…
10分で乗れました -
途中99元のビジネスホテル見っけ!
新しくて良さそう
明日の宿に一応、チェックしときます -
杭州南バスセンターに着きました
-
ラッキー!
3時半の蘭渓への直行のバス便を買えました -
時間があるので、また買い食い…
美味そうだったこのトウモロコシ、ところが経験したことのない不味さ
全く味がしなくて飼料用のデントコーンってこんな味なんだろうな… -
口直しにカップ麺を購入
ところがまたまた大失敗…
給湯機でお湯を入れようとしましたが、待てど暮らせど熱湯が出てこない!
泣く泣く30度位のぬるま湯でつくる羽目に。 -
蘭渓のバスセンターまでは3時間
通りを歩くとホテルが…
値段も150元しません、今夜の宿はここにき~めた。 -
既に7時半
前夜は1時に就寝、5時に起きて早朝から西塘、嘉興をまわって少し疲れていますが、部屋に荷物を置いてすぐに街に出ます -
あるんですね…
猿回しやってました -
蘭渓の雇用状況は?
月給に薪を800~1200元
まさかねえ -
店の中で麺を打ってました
これが天下に名高い「刀削麺」ね -
牛肉麺、大椀一つ下さい
-
麺の太さが均一でないのでゆで加減が違って味は今一つ…
でも、量が多いからいいや -
部屋に戻って、熏青豆をポリポリやりながら寝ました
-
うれしいことに宿は朝食付きでした
-
チェックアウトして散歩がてら朝の蘭渓を歩いてみます
-
今度はこのあたりの不動産相場
60㎡で10万だから…
140万円くらいか
年収の7年分くらいはするのね -
ブラブラ歩いて蘭渓のバスセンターまで来ました
8時です
え~と諸葛村までは?
21キロ、4元です
ちなみに杭州までは約200キロで60元
おっ!上海までもある、371キロ105元です -
今日の帰りのチケットも買っちゃおっと
杭州までは頻発してます
この時点で今日は杭州泊まりに仮決定、良さげなホテルもあったし(大誤算だったけど)
杭州の街も歩いてみたいので。
まだ8時、15時に戻ってくるとして、15時35分のバスチケットを買いました
上海行も1本、朝の7時半にあります -
さ、諸葛に向け行きましょう
何故か朝飯を大胆に通りで立って食べてる人が結構います -
不動産価格60㎡で10万元ってこのくらいの建物かな…
とか思いながらバスは諸葛村に向かって進みます -
国道330号線をノンビリと。
途中、犬肉を売ってる家が…
残酷にも犬を剥いで木につるしてました。 -
路線バスなのに車内から写真ばかり撮っているので運ちゃんが話しかけてきました。
「写真を撮るんじゃない」と言ってるのかと思ったら、「去年も乗ったね、覚えてるよ」と…
どうやら、頭のバンダナが珍しかったようです -
沿線には何で儲けたのでしょうか豪邸も…
-
そうこうしていると30分で諸葛村に着きました。
蘭渓からのバスを降りるコツは諸葛八卦村の古鎮入場の入口に着きますが、
降りずにさらに5分ほど乗ると三叉路になるのでそこで降ります -
国道303号線を右から来て、電柱の向こうに大きな諸葛孔明の像がある所が三叉路です。
ここで降りて南に坂道を登ります -
両側には食べ物を扱う店舗や…
-
露店が並びます
-
おっ!
サツマイモの苗を売ってます -
坂を登りきった所が新市街、その先は別世界です…
別世界の旧市街は盆地状になっており、下りになるところでチケット売り場がありますが、人がいたことはありません。
とうのも、反対側に駐車場とか整備された正規の入り口が出来たからです、多分… -
年代物のミシンも…
前に来た時と変わりません -
ここでも食べてます…
-
では5年前の3度目に訪れたときに撮った平面図で古鎮を紹介します
下の左方向からバスで来て、すぐのところに古鎮入り口がありますが、ここでは降りずに右の交差点で降りて…
戻るように新市街を池の上塘を目指します。
村は歩いているだけでは分りませんが鐘池を中心に八卦陣の形をしており、これが諸葛八卦村といわれるゆえんです。 -
突如現れる旧市街
古鎮の諸葛村
村の中にいくつかある「塘」と呼ばれる池の周りに微式の建物が並ぶモノトーンが世界が広がります -
朝の9時をまわって、村も活動しだします
池のほとりの村のお年寄りご愛用の食堂 -
諸葛村は祠堂を中心とした「村」と商業地である「街」の二つの顔をもつ、
血縁社会から地縁社会への転化過程の村です
この池は「上塘」
旧商業地域だったので建物も大きく、
今では土産物屋さんや食べ物屋さんが並ぶ一番賑やかな場所になりました。 -
まさにモノトーンの世界…
-
まだ9時なので観光客は少ないです
-
正面の角にある入り口が見えてる所がお友達になった
古街飯店の徐さんちです。
先日、写真を数枚引き伸ばして送ったのでちゃんと飾っているか後で確認します -
村の中心地、鐘池まで来ました。
鐘池に面して建つ「武」「忠」の大公堂です。
諸葛孔明の諡「忠武侯」からとったのでしょうか
諸葛孔明を祀る廟です -
大公堂の隣、諸葛儒源さんちの書の店です
儒源さんは諸葛孔明から41代目の子孫で、大公堂の隣で書のお土産物屋さんをやっていて、
一応自分でもサインぐらいはできます。 -
誠子の書を書いてもらいます。上から手本をなぞるだけですが…
これで10元…
安いので4枚ほどお願いしました。
1時間以上かかるというのでその間に… -
こんどは大公堂の左隣の「民居」に移動
ここでは徽式建物の内部を見ることができます。
主は第48代宗主の諸葛高嵩さん
ほんとかどうか、私の事を覚えていてくれ
「おお~またよく来た、書はどうかね」と…
孔明顔負けの商売熱心 -
ここで交渉…
「実は自分で和紙を漉いてきたのでこれに四文字書いてくれませんか?」
「それは無理じゃ…、明日までならなんとかなるが」
そこをなんとか…と言っても、少し考えて首を振るだけ…
壁には沢山の書や額が売ってますが、どうやら上手な人が書いて諸葛高嵩さんはサインするだけとか、穿ってしまいます。
やむなく…
前に来た時と同じように既に書かれた4文字の書2枚を買い、署名してもらいます。
2枚を交渉して150元… -
最初は「朋友、朋友」とか言ってたけど、「厄介な客じゃ」と思われたのか
他のお客さんが来たのでそちらを盛んに営業活動… -
徽式建物の奥の暗い部屋にはもう一人…
こちらも48代子孫の方
ここでも2枚買っちゃいました… -
そろそろいい時間です、儒源さんちに戻って…
旦那さんは諸葛姓ではありません。こちらは本格的な書の先生
また和紙を出して交渉します
表装しなくていいので誠子の書から例の四文字を…
澹泊(たんぱく)に非ずんば以って志を明らかにするなし。
寧静(ねいせい)に非ずんば以って遠きを到(きわ)むるなし
まずは
「澹泊志明」 -
気合をいれて書くからお茶でもと…
このあたりではコップに直接茶葉を入れて飲むようです
これがめちゃ熱い。 -
次に「寧静到遠」
漉き方が下手なのか、自作の和紙は厚くて丈夫ですが目が細かく墨のノリが悪いです -
今や主役の座を上塘に奪われたとはいえ、民家が取り囲む陰陽の形をした八卦陣の中心地、鐘池
静かです。
左に見える照壁の向こう側が雰囲気抜群の諸葛村でも1,2を争う路地です -
観光客も増えてきました。
また上塘に戻って古街飯店の徐さんちに行きます -
このような路地があちこちにあり微妙にカーブして入り組み迷います
日本人のツアー客がいました。
日本でも人気あるのね…
上海からバスを乗り継いで来た、と言ったら凄くビックリされました。 -
下塘に対峙して、甍を重ねる徽様式の建物
なだらかな盆地状の背後の丘まで埋めつくします。
これぞ諸葛村の風景 -
一方、この風景をどこ吹く風と、下塘に面した集会所では昼時なのにお年寄りがチー、ポンに興じます
いつまでもこの風景に浸っていたいのですが… -
古街飯店の徐さんちに…
古街飯店では送った写真が壁に飾られてました。
午後から1時間ほどのほどの所にある、もっときれいな「新葉」という村に連れて行ってやるということでしたが
残念ながら今日は泊りではなく杭州まで帰らなければならないとので、また今度ねと… -
商業街を戻るとやがてこの職人街ととおり2,300m
諸葛村のチケット売り場や駐車場に通じます。 -
古鎮入り口の大きな土産物屋さんやレストランが並ぶ停留所、駐車場まで500mほどを歩きます
更に街道まで数百mを…
匂いたつ満開の菜の花の中をテクテクと。
運よく、お客を乗せてきた帰りのタクシーが通りかかかりました
蘭渓まで乗っていきます。
途中で他にお客さんを乗せて…
こちらの人は商売上手です
15時35分の杭州行きのバスには楽勝です
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この旅行記へのコメント (5)
-
- 尖椒土豆絲さん 2025/08/24 18:50:54
- Re: 諸葛八卦村の旅行記を探していたら・・・
- 尖椒土豆絲です。アルデバランさんに、諸葛八卦村、いいとこですよ~と返信頂いてから5年が経ちました。その時の思いを胸に、今回、思い切ってアルデバランさんが訪れた諸葛八卦村に行ってきました。天国から見守ってくれていたかな? 言われた通り、静寂の早朝を散歩してきましたよ。旅行記を書きましたので、天国で読んで下さいね。今まで、何度も何度も、アルデバランさんの旅行記から情報を頂き、感謝しかありません。 https://4travel.jp/travelogue/11565269
-
- 尖椒土豆絲さん 2020/06/20 23:48:42
- 諸葛八卦村の旅行記を探していたら・・・
- 以前、三国志関係の観光地を訪れた時に興味が湧いた淅江省諸葛八卦村をネットで下調べをしていたところ、またまたアルデバランさんの旅行記に行き着きました。
今までも清西陵や清東陵、薊県、蔚県など、アルデバランさんの旅行記に助けられましたかね~(^○^)
中国渡航が解禁されたら、是非とも訪れたいと思っています。
いつの日か、行くぞ~!!行くぞ~!!!!絶対行くぞ~!!!!!!
- アルデバランさん からの返信 2020/06/21 21:18:49
- Re: 諸葛八卦村の旅行記を探していたら・・・
- 尖椒土豆絲さん お久しぶり
諸葛村、いいですよ~
村じゅう至るところに三國志のあの諸葛亮の子孫が居るなんて...
中国ってやっぱりスゴいなあと実感出来ます。
どこでも歴史や英雄の話は人気があるのですね。
私的には劉備の周りにも魅力的な人が多いけど、やはり曹操が一番好きなのですが…
交通インフラの整備スピードが凄くはやくて、便利になったので、ご多分にもれず多くの観光客が押し寄せて来ますが、夕方からは潮がひくように観光客がいなくなります。
ここは是非とも村に泊まって、陽が暮れる村の様子や静寂の早朝を散歩して村を巡って見てください。
古鎮の真髄を味わえるはずです
アルデバラン
-
- fuzzさん 2020/05/29 14:09:42
- ぬるま湯のカップ麺
- アルデバランさん、こんにちは。
新作の2007年の旅行記に、おじゃましています。
味のないトウモロコシ、私も経験があります。日本で(笑)
母の実家が岩手の田舎中の田舎で、私が幼少の頃にお盆にいった時に食べた紫色の不思議なトウモロコシが人生で一番不味かったです。
当時、母の実家に馬がいたのですが、もしかしたら馬用だったのかも・・・
30度のぬるま湯で、カップ麺。
これも分かります~
わりと最近の数年前にグアム流行の時です。
ABCと言うコンビニでカップ麺を買い、店内の湯沸かしポットの湯を入れたら、ぬるい・・・
その後、海外旅行用の湯沸かしポットを購入しました。
これで準備万端!と、思っていたところにコロナで旅行は中止です。
早く終息して欲しいですね。
fuzz
- アルデバランさん からの返信 2020/06/01 19:28:47
- RE: ぬるま湯のカップ麺
- fuzzさん こんにちわ!
スイマセン、掲示板へ書込み下さったのですが、全く気づきませんでした。
あれ以来ずいぶん経ちますが、中国ではトウモロコシのトラウマになってしまいました。
粒は大きく、ガブッとかぶりつくと歯がざっくり入ってゆき…、そこまでは良かったのに。
他の国でも食べますが安くて味もソコソコ。
日本のも本当に甘くて美味しいので、きっと岩手の田舎で食べたのも家畜用だったんでしょうね。
実家に馬とは羨ましい!
農耕兼荷役用だったのかな?
それとも乗馬用?
私の家は馬は大き過ぎて危険なので、おとなしい牛でした…
返信が遅れてしまい大変失礼いたしました
コロナは落ち着く兆しが少し…
元通りまで時間がかかるかもしれませんが、机上であれこれ企画して楽しみましょう
アルデバラン
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旅行記グループ 中国 諸葛村に書を書いてもらう旅
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