フラっと行きたくなる街・宇治 ～平等院鳳凰堂～

2018/05/19 - 2018/05/19

宇治は京都の南部にあり、宇治川を挟んで平等院、宇治上神社といった世界遺産が２つもある。そして宇治茶の老舗も軒を連ねている。
車だと大阪からも気軽に行ける場所で、たまにフラっと行きたくなる。

平等院鳳凰堂が平成の大修理を終えて既に数年が経っているが、2018年5月に新茶を求めて宇治に行き、せっかくなので色鮮やかに甦った平等院鳳凰堂も庭園から参拝し、宝物館「平等院ミュージアム鳳翔館」も見学した。
宇治に行って平等院の紹介とは、・・・あまりにも王道すぎるがご容赦ください。
＜周辺の駐車場＞
平等院専用の駐車場はありません。
平等院南門前の民営「宇治駐車場」をお勧めします。
近隣にコインパーキングがいくつかありますが、小規模で「満車」の場合が多い。　
https://uji-parking.com/

エリア 宇治(京都)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

平等院正門
ここから入場し参拝スタート。

格子の円窓から覗く「阿弥陀如来坐像」のお顔を拝みます。
2012年9月～2014年9月までの2年間、平成修理として大規模な修理が行われた。

海外からの観光客と、修学旅行らしき学生の姿が多かった。
当時はインバウンドで賑わっている。まさか2年後に、新型コロナの感染拡大で世界中が大混乱に陥っている現状など知る由もなかった。

鳳凰堂は、中堂・左右の翼廊（北翼廊・南翼廊）・尾廊の4棟からなる。

西方から見た鳳凰堂。
平安時代後期（1503年）に関白藤原頼通によって建立された。
華やかな藤原摂関時代をしのぶことのできる唯一の現存する御堂。

建立当時は末法思想が貴族や僧侶らの間で広まっており、阿弥陀如来を信仰すれば極楽に行けるとされ、各地に阿弥陀堂が造られた。鳳凰堂もその一つ。

西方から見た「北翼廊」。

西方から見た「中堂と尾廊」。

中堂の大棟の南北両端に輝く、金銅製の「鳳凰像」。
平成大修理の後なので、より輝きを増していた。

西方から見た「中堂と尾廊」。

正門前の藤棚（４月中旬の写真です）

平等院参道の商店街。

宇治茶の老舗が軒を連ねています。

ほうじ茶の香りが漂っています。

新茶と茶団子をお土産に買いました。

宇治橋から見た参道入り口。
木製の欄干と柳の木、風情がありますね。
鳥居は県神社のもので、平等院の表参道は鳥居の左側にあります。

参道入り口から見た宇治橋。
「宇治橋」は「瀬田の唐橋」と「山崎橋」と共に、日本三古橋の一つで歴史のある橋。建造は、なんと約1370年前の646年（大化2年）と言われています。
山の中腹には、三室戸寺や宇治上神社、源氏物語ミュージアムがあります。

宇治橋の西詰。
宇治川って、上流にダムがあり水量も多く流れが早い。

西詰には、紫式部の石像があります。
紫式部が「源氏物語」において、最後の十帖が宇治を舞台にしたことを記念したもの。
このあたりは「夢浮橋ひろば」と呼ばれ、観光案内所やトイレもあり、観光客が足を休めるエリアです。

宇治神社・宇治上神社と、平等院をつなぐ「朝霧橋」です。
朱色が美しい橋なんですが、逆光でした。

本当に水量が多く、吸い込まれそうで怖いくらい流れが速い！

最後に「十円硬貨」の平等院です。
（令和元年発行のピカピカ硬貨）