南カザフスタン州の観光を終えてアスタナ（現ヌルスルタン）へ戻る途中の休憩と寄り道程度でアルマトイへ寄ることにしました。それにしてもアスタナで近未来的な街並みをみたあとにアルマトイのソ連時代の名残が色濃く残る無機質で均一でどちらかというと醜い街並みをみると幻滅してしまうことでしょう。（筆者はむしろこれが目当てだったのですが笑）<br /><br />そうとはいってもアルマトイはなにかと面白い街です。その理由はコクバザール（グリーンバザール）に行くと分かります。バザールにはキルギスなどの近隣諸国からの行商の他、インド人の商人や朝鮮系住民など、案外多民族社会になっているのです。特に朝鮮系住民でいえばウズベキスタンに次いで世界で2番目の多さなんだとか。<br /><br />そんな市場に入ってみると惣菜コーナーの半分以上をキムチが占めていました。売っている人も殆どが朝鮮系住民でしたがハングルはあまり聞こえず、かわりにロシア語やカザフ語が多かったです。それと、親切でした。日本から旅していると話したら次から次へと試食させてもらえて気がつけば満腹になっていたほどでした。（英語が通じる人もいましたね）<br /><br />それにしてもカザフキムチは辛くはないものの独特なおいしさがあります。全体的に優しい味わいで酸っぱいか若干マイルドであったとしても主張が強くないです。食材もユニークで、鶏のトサカや馬肉などといった韓国ではみられないキムチもあり、これが筆者のお気に入りです。生憎写真はありませんが韓国式巻きずし「チョバブ」もあり、魚はアラル海産とさすがはカザフスタンならではの食材でしたね。これがまた予想に反して美味でした。<br /><br />試食を終えると滞在中の晩御飯用にキムチを4袋ほど買って帰りました。とても安くいというわけではないですがちょっと困ったような顔をすれば値引きを提案してきます。そこから先は値引き合戦なので電卓を片手に機嫌を損ねない程度でバーゲンしましょう。

アルマトイに来たらカザフキムチを味わうべし

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2019/03/07 - 2019/03/07

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kinpiraさん

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南カザフスタン州の観光を終えてアスタナ（現ヌルスルタン）へ戻る途中の休憩と寄り道程度でアルマトイへ寄ることにしました。それにしてもアスタナで近未来的な街並みをみたあとにアルマトイのソ連時代の名残が色濃く残る無機質で均一でどちらかというと醜い街並みをみると幻滅してしまうことでしょう。（筆者はむしろこれが目当てだったのですが笑）

そうとはいってもアルマトイはなにかと面白い街です。その理由はコクバザール（グリーンバザール）に行くと分かります。バザールにはキルギスなどの近隣諸国からの行商の他、インド人の商人や朝鮮系住民など、案外多民族社会になっているのです。特に朝鮮系住民でいえばウズベキスタンに次いで世界で2番目の多さなんだとか。

そんな市場に入ってみると惣菜コーナーの半分以上をキムチが占めていました。売っている人も殆どが朝鮮系住民でしたがハングルはあまり聞こえず、かわりにロシア語やカザフ語が多かったです。それと、親切でした。日本から旅していると話したら次から次へと試食させてもらえて気がつけば満腹になっていたほどでした。（英語が通じる人もいましたね）

それにしてもカザフキムチは辛くはないものの独特なおいしさがあります。全体的に優しい味わいで酸っぱいか若干マイルドであったとしても主張が強くないです。食材もユニークで、鶏のトサカや馬肉などといった韓国ではみられないキムチもあり、これが筆者のお気に入りです。生憎写真はありませんが韓国式巻きずし「チョバブ」もあり、魚はアラル海産とさすがはカザフスタンならではの食材でしたね。これがまた予想に反して美味でした。

試食を終えると滞在中の晩御飯用にキムチを4袋ほど買って帰りました。とても安くいというわけではないですがちょっと困ったような顔をすれば値引きを提案してきます。そこから先は値引き合戦なので電卓を片手に機嫌を損ねない程度でバーゲンしましょう。