オーストリアの旅－少し遅めの夏休み－　後編

2019/09/14 - 2019/09/16

少し遅めの夏休みを取って9月上旬にオーストリアを旅しました。羽田空港からフランクフルト（ANA便）乗り継ぎでインスブルックに到着、オーストリア国鉄でザルツブルク、ウィーンへ移動、ウィーン国際空港からフランクフルト乗り継ぎ（ANA便）で羽田着の5泊7日の旅でした。2年前に妻が癌で逝ったので今回は初老の一人旅です。なかなか定年させてもらえず仕事の隙間を狙っての短期夏休みでした。
１日目：羽田→フランクフルト　NH223便　
フランクフルト→インスブルック　オーストリア航空288便
２日目：インスブルック→ザルツブルク　オーストリア国鉄レイルジェット
３日目：ザルツブルク
４日目：ザルツブルク→ウィーン　オーストリア国鉄レイルジェット
５日目：ウィ―ン
６日目：ウィーン→フランクフルト　NH6156便（ルフトハンザ共同運航便）
　　　　フランクフルト→羽田　NH204便
【後編】
４日目：ザルツブルクからレイルジェットでウィーン中央駅に到着、Sバーンでウィーンミッテのホテルヒルトンウィーンにチェックインしました。地下鉄でシュテファンスプラッツまで行き、アウガルテンでウィンナーローズシリーズのカップ&ソーサ―5客とティーポットを購入し日本まで別送手続きを取りました。日本より安価で購入できおまけに15%の付加価値税も免除です。ただし羽田の税関で申告を忘れないように要注意です。ウィーンの見どころは3年前に妻と訪れた時に、美術史博物館や王宮、シェーンブルン宮殿、シュテファン寺院、楽友協会ホールでのコンサートなど観ているので、今回はそれ以外のところを回りました。再び地下鉄とトラムを乗り継ぎショッテントーアまで行きウィーン大学本部の回廊を見て中庭のカフェで一休み。トラムとバスを乗り継いでカーレンベルクの丘に登りドナウとウィーンの街並みを眺めた後、丘の麓のホイリゲでワインの夕食となりました。
5日目：午前8時にホテルからタクシーで王宮（ホーフブルク）のブルク門まで行き、英雄広場を突っ切ってスイス宮の王宮礼拝堂を目指します。9時からのミサに出るためです。私はクリスチャンではないので目当てはウィーン少年合唱団の歌声です。日曜ミサで聞く（見る？）ことができ日本からインターネットで席を予約購入していきました。公式ホームページで予約するのがいいと思います。http:// hofmusikkapelle.gv.at/　ミサの後はミヒャエル門から出てカフェ・ツェントラルへ。昼食後ヘレンガッセから地下鉄でシュテファンプラッツへ出てシュテファン寺院を軽く見学しペスト記念塔を見て（東京に新コロナ記念塔など建たないことを祈っています）、ケルントナー通りをぶらぶら歩いてカプツィーナ教会のハプスブルク家地下納骨堂を見学しアルベルティ―ナの角まで来たところで私の足が限界になってしまいました。そこでタクシーでベルヴェデーレ宮殿に向かいクリムトを観ました。6月に上野でクリムト展を観たのですが接吻が来てなかったのでそれが目的です。ベルヴェデーレ宮殿からはトラムを乗り継いでショッテントーアを越えて、フロイト記念館（精神科医）、徒歩でウィーン大学構内（旧総合病院跡地）のビルロート像（外科医）を回り、夕食まで少し時間があったのでトラムで中央墓地まで行くことにしました。映画「第三の男」のラストシーンに出てくる並木道のある中央墓地です。ベートーヴェン、ブラームス、ヨハン・シュトラウス、シューベルトのお墓に詣で、再びトラムに乗って、3-40分乗るのでうとうとしながらカールスプラッツ駅まで戻りました。夕食はウィーンの名物料理、ターフェルシュピッツをプラフッタでいただきました。
６日目：ホテルをチェックアウトしすぐそばのウィーンミッテ駅からCAT（シティエアポートトレイン）16分でウィーン国際空港へ。朝早いせいかルオーストリア航空（ルフトハンザグループ）のチェックインもあっという間で、ホテルザッハーのチョコレート菓子をお土産に購入してセネターラウンジへ。9:10のルフトハンザ（全日空の共同運航便になっていた）B747でフランクフルトへ。フランクフルト国際空港ターミナル１Aに到着し、地下連絡通路を通って１Bの出国審査を抜けるまで30分でした。シェンゲン域を出るので別送品を除く購入品の免税手続きをしてルフトハンザセネターラウンジへ。午前の出発が込合う時間帯のせいか結構混んでいました。12:10発全日空204便ファーストクラスで帰国。翌日6:35羽田到着です。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

アウガルテンの直営店での食器購入が目的の一つだったので、ウィーン中央駅に１４：３０に着いて、ウィーンミッテのホテルヒルトンにチェックインしてすぐに買い物に出かけた。地下鉄をシュテファンプラッツでおりて店に行くまでに、ペスト記念塔に立ち寄った。銀座に新コロナ記念塔など建たなければよいが、と思う昨今である。

ウィーンは２度目なので、前回見て回っていないところを訪ねた。アウガルテン直営店でウィンナーローズのティーカップセットを購入し別送品の手続きをして（消費税も関税もなく大変安く購入できた）、ウィーン大学本部を訪ねた。地下鉄ショッテントアー下車。

ウィーン大学本部、ウィーンにゆかりのある世界的著名人の胸像が回廊に並ぶ。

ウィーン市庁舎

ブルグ劇場

ショッテントアーからトラムとバスを乗り継いで、カーレンベルクの丘へ、ドナウ川とウィーン市街の眺め。

夕食は麓のグリンツィングのホイリゲの一軒で。

翌朝は９時からの王宮チャペルのミサに間に合うように、ホテルを朝８時にタクシーで出発。ブルク門から入る。

ノイエブルク（新王宮）

神聖ローマ帝国皇帝、マリアテレジアの夫、フランツ１世像、
その反対側にチャペルがあるスイス宮がある。

スイス宮入口

スイス宮入口を抜けるとチャペル入口の石段がある、すでに参列者が集まり始めている。

ミサのために集まる人よりも聖歌隊として必ず歌うウィーン少年合唱団の歌声を目当てに集まる人が多い、もちろん私もその一人。チケットは王宮チャペルの公式HPから予約するのが良い。http://www.hofmusikkapelle.gv.at/

ブルク門とは反対側のミヒャエル門からでて少し歩くとカフェツェントラル。

昼食は野菜スープとサンドイッチ

シュテファン寺院にちょっと寄ってケルントナー通りからカプツィナー教会へ

カプツィーナ教会地下納棺堂

足が疲れたのでタクシーを利用してクリムトの接吻があるベルヴェデーレ宮殿へ

クリムトの接吻

ベルヴェデーレ宮殿から望むウィーン市街

トラムで中央墓地、第２門から入ってベートーヴェンの墓へ。

ブラームス

ヨハンシュトラウス

中央墓地の並木道、映画第３の男の最後のシーンは正面の教会の裏手の並木道らしい。

オーストリア最後の夕食は郊外のプラフッタで、ウィーン名物ターフェルシュピッツ。

朝９時のルフトハンザでウィーン国際空港からフランクフルト国際空港へ、ターミナル１Aに到着、地下連絡通路を通りターミナル２Bへ、３０分で出国審査も済ませターミナル２B内のルフトハンザセネターラウンジへ到着。オーストリア国内での買い物の免税手続きをあっさり済ませ、12:10発ANA便のファーストクラスへ。翌朝、日本に到着すると夜まで会議が３つ、現実に戻る。