2019/10/24 - 2019/10/24
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旅四郎さん
バルセロナからマドリッドに来たが、次の日にはアンダルシア地方に行くので、できるだけ効率よく観光した。アンダルシア地方から戻るとマドリッドで2日間過ごせるので、離れた所へはこの時に行くことにした。
10月24日(木)バルセロナからから列車でマドリッドへ。ホテルにチェックインして、マヨール広場、サン・イシドロ教会、国立考古学博物館を見学し、博物館のカフェで昼食。午後はゴヤのパンティオン、セラルボ美術館、ソフィア王妃芸術センターを見学。ラ・ボラで夕食。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10月24日(木)バルセロナ・サンツ駅を午前7時発の列車でマドリッドへ。高速列車の乗り心地は快適だった。スペイン国内の長距離移動にはスペイン国鉄のレンフェのWebサイトで予約して乗った。乗るときにはiPhoneの中にあるチケットを見せるだけ。
バルセロナ サンツ駅 駅
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午前9時30分にマドリッド・アトーチャ駅に到着。AVEはスペイン国鉄の高速鉄道アルタ・ヴェロシダー・エスパニョーラのイニシャルで時速310㎞の速度を誇る。AVEは「鳥」を意味する単語でもある。
マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE) 駅
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写真はマドリッド・アトーチャ駅の旧駅舎の外観だが、スペイン国鉄のマドリッド・アトーチャ・セルカニアス駅とマドリッド・プエルタ・デ・アトーチャ駅、およびアトーチャ・レンフェと呼ばれるマドリッドのメトロ駅によって形成された鉄道複合施設。かつてのプラットホームを改造した待合室・カフェテラスは鉄とガラスで高い天井の空間をつくり「植物園」に居るような演出がなされいる。
アトーチャセルカニアス駅 駅
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アトーチャ駅のすぐ近くにあるメトロのアート駅から乗車して、1駅先のアントン・マルティン駅で下車してホテルに向かう。
アトーチャ駅 (地下鉄) 駅
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駅から少し行った所にあるオスタル・インテルナシオンにチェックイン。荷物を置いて市内散策開始。このホテルからはマヨール広場周辺の観光名所には歩いて行ける。
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少し歩くとサンタ・アナ広場に出る。この広場に面してスペイン劇場があり、写真右端には詩人で劇作家のフレデリコ・ガルシア・ロルカの銅像が立っている。彼の『イェルマ』という戯曲の初演がこの劇場だった。スペイン内戦の中でフランコ軍によって処刑された。劇場の対面にはME・マドリッド・ レイナ・ ビクトリアという大きなホテルがある。
サンタ アナ広場 広場・公園
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ハシント ・ベナベンテ広場は1922年にノーベル文学賞を受賞したハシント ・ベナベンテにちなんでいる。
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マヨール広場に行く途中で出てきたサンタ・クルス宮殿。スペイン外務協力省の本部として使われているバロック様式の建物。フィリップ4世によって1629年に裁判所と刑務所施設として建設された。
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トレド通りからアーチ型の入口を通り抜けるとマヨール広場に出る。スペイン語でマヨールとは「大きな」という意味で、縦129m、横94mの長方形の広場。フェリペ3世が建築家フアン・ゴメス・デ・モラに命じ、1619年に完成した広場。
マヨール広場 広場・公園
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広場は4階建ての建物に囲まれ、北側にはカサ・デ・ラ・パナデリアと呼ばれる建物があり、スペイン語でパナデリアはパン屋の意味。建物の壁面はスペイン王家の紋章と美しいフレスコ画で飾られている。マドリッドに関係する神々がフレスコ画で描かれている。マヨール広場で一番最初に建てられた建物。
マヨール広場 広場・公園
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広場を建設したフェリペ3世の像が広場中央に立てられている。植民地帝国を築いた祖父カルロス1世、スペイン帝国の絶頂期に君臨した父フェリペ2世の跡を継いだフェリペ3世は政治に関心がなく、私腹を肥やすことに熱心だったので「怠惰王」と呼ばれた。
マヨール広場 広場・公園
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マヨール広場の南側にはカサ・デ・ラ・カルニセリアがある。カルニセリアはスペイン語で肉屋の意味だが、かつて肉の貯蔵庫だったことによる。広場の建物は過去3回の火災で改装を繰り返し、1953年に現在の形になった。華やかな王家の儀式や祭り、闘牛、宗教裁判の焚刑などが家々のバルコニーから眺められたという。
マヨール広場 広場・公園
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サン・イシドロ教会は、マドリッドの守護聖人イシドロを祀る。もともとは聖フランシスコ・ザビエルを祀るスペイン初のイエズス会教会として、17世紀初めに建てられた。18世紀後半にイエズス会が追放され、聖イシドロを祀る教会となった。1885年から1993年の間、アルムデナ大聖堂が完成するまでマドリッドの大聖堂として使われていた。2つの塔とドーム型の屋根がある。
サン イシドロ教会 寺院・教会
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生涯多くの奇跡を起こしたといわれる聖イシドロは死後は雨乞いや治癒の神として祀られた。バロック様式の建物で、内部は豪華な装飾が施されている。
サン イシドロ教会 寺院・教会
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教会の主祭壇には聖イシドロと妻のサンタ・マリア・デ・ラ・カベサが祀られており、祭壇に置かれた棺の中には腐敗しないという聖イシドロの遺骸が収められている。
サン イシドロ教会 寺院・教会
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メトロでセラーノ駅へ行き、国立考古学博物館へ向かう途中に「発見の庭」というデスクブリミエント庭園がある。アメリカ発見に捧げられた庭園である。写真はアメリカ発見の記念碑。
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国立考古学博物館はイサベル2世の勅令により、1867年に設立された。新古典主義の建物が採用され、入口はドーリア式の柱、2階のバルコニーはイオニア式柱廊になっている。マドリッドでは至る所にピアノが置かれている。写真の博物館の入口の左にピアノがあり、先のサンタ・アナ広場やデスクブリミエント庭園にも置かれていて、気の向いた人が気軽に演奏していた。
国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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スペイン国王が収集した貨幣や考古学、民俗学、装飾芸術のコレクションの保管庫にすることが目的だった。スペイン先史時代から近代までの資料を展示。写真は1974年にエチオピアで発見された化石人骨で通称はルーシーと呼ばれている。全身の約40%にあたる骨がまとまって見つかった。2足歩行を始めた時期のもの。
国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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7世紀に作られた『アクストロキのボウル』といわれるペアの黄金の鉢。1972年バスク地方のアクストロキで発見された。
国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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国立考古学博物館で最も有名な展示品のひとつは紀元前5世紀のものといわれる『エルチェの貴婦人』。バレンシア地方のエルチェで発見されたので、このように呼ばれている。端正な顔には品格があり美しい。
国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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スペインのアルバセテ県バラソーテで発見されたイベリア彫刻。『バラソーテの獣人』と呼ばれ、髭を生やした男性の頭に、休息している雄牛の体を持つ人間と獣を融合したもの。
国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ローマ人に好まれた題材の『ヘラクレスの12の難行』。英雄ヘラクレスが様々な難行をこなしていくところを描いたローマ・ヒスパニアの大きなモザイク画。
国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の中のカフェでじゃがいも入りのオムレツのトルティーヤとパン、瓶ビールの昼食。料金は8.50ユーロだった。
国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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メトロでプリンシペ・ピオ駅に行き、少し歩くとサン・ビセンテ門が見える。1726年、マドリッド市長は街を取り巻くフェンスに記念碑的な門の建設を依頼した。この門はマドリッドに残る数少ない記念碑的な門の1つ。
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マンサナレス川に沿って歩いていると、オーバーフロー型の堰を利用した歩道橋があった。堰によって浮遊破片の除去や流量の調整に使われている。
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川に沿ってさらに歩くと、ゴヤのパンテオンと呼ばれている小さな礼拝堂に出る。正式名はサン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ聖堂で、ゴヤによって1798年に描かれた天井画『サン・アントニオの奇跡』で有名になった。内部は撮影禁止。
サン アントニオ デ ラ フロリーダ 礼拝堂 (ゴヤのパンテオン) 寺院・教会
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メトロのプラザ・デ・エスパーニャ駅に行き、スペイン広場を通ったがフェンスで囲まれて改修工事中で入れなかった。さらに少し歩くとセラルボ美術館に着く。17世紀のセラルボ侯爵邸が美術館となっており、19世紀末の貴族一家の暮らしを垣間見ることができる。
セラルボ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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美術館に入ると美しい階段のある豪華な吹き抜けのエントランスホールがある。絵画や彫刻、陶器、甲冑などの武器を約5万点以上の美術コレクションを所蔵している。
セラルボ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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下の階は多くの絵画が配置された廊下があり、主にセラルボ侯爵が日常生活を送る上で使用していた寝室やダイニング、また友人が訪問した際に使用していたとされるラウンジルームがある。廊下を通り抜けるとパティオにも下りることができる。
セラルボ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ネオバロックとロココを融合した古典主義様式で大理石で装飾された豪華な館。美しい階段を上がって上の階を見学。
セラルボ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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甲冑が並べられた「武器の間」を通り過ぎると、非常に豪華で重厚感のあるメインダイニングルームに出る。
セラルボ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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最も豪華な部屋が「舞踏の間」で、天井画や家具、調度品も豪華で素晴らしく、大きな鏡も見事。この美術館で一番の見所。
セラルボ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ソフィア王妃芸術センターは18世紀に建てられたサン・カルロス病院を改築して、フアン・カルロス1世の王妃ソフィアにちなんで名付けられ、1992年に開館した。この日は午後7時から無料で入れるので、少し前に行ったら行列ができていた。
ソフィア王妃芸術センター 博物館・美術館・ギャラリー
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高い天井に長い廊下の1階の回廊を歩くと、病院だった建物を使っていることが実感できる。
ソフィア王妃芸術センター 博物館・美術館・ギャラリー
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4階に上がると、全面ガラス張りでマドリッドの街が眺められる。ピカソの『ゲルニカ』を見るために来たのだが、見ることはできたが写真撮影は不可だった。
ソフィア王妃芸術センター 博物館・美術館・ギャラリー
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中庭に展示してあるミロの彫刻『月の鳥』がある。
ソフィア王妃芸術センター 博物館・美術館・ギャラリー
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メトロでオペラ駅に行くと、駅前にはお菓子や、鞄、皿などいろいろな品物を売る露店が出ていた。
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駅から少し歩いて、ラ・ボラで夕食。創業1870年で、歴史を感じさせるレストラン。
ラ ボラ 地元の料理
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マドリッドではコシードで有名な店。小さな土鍋に煮込まれたコシードが運ばれる。まず最初に煮汁であるスープが皿に注がれる。
ラ ボラ 地元の料理
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次に、ガルバンソ豆や腸詰の入った具が皿に盛られる。
ラ ボラ 地元の料理
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