白井宿の八重桜と白井城址

2020/04/04 - 2020/04/04

沼田の実家に所要があり、一人で出かけることになった。

途中少し気になるところがあるので１０時に出ればよいところ

８時半に家を出て渋川で寄り道。

気になるところとは、「白井宿の八重桜」当然のことお祭りは中止です。

開花状況も分からず素通りでもいいと思っていましたが一部咲いていたので

運動がてら、１時間半散策してきました。

エリア 渋川(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

久しぶりの一人行動、奥様は孫の面倒見に娘の家に・・・
国道１７号の前橋から正面に榛名山が見えてくる。

渋川市にある「道の駅こもち」に到着。
道の駅に車を置き、裏手に続く八重桜の開花状況を見に行く。

上野国白井宿・北木戸口の看板とお地蔵様。

白井宿周辺の案内板。

白井宿・北木戸口
　白井町並みの北入口に当り、白井城廃城後、城下町から市場町となり
　利根・沼田方面からの人は北木戸口から本町通りに入るようになった。

町並みには８か所のつるべ井戸がある。

堯恵の歌碑
　京都の修験僧堯恵法印は、北国紀行の道すがら、越後から三国峠を通り
　文明１８年９月９日、菊の節句の日に白井城に入った。
　９月１３日夜に白井城で風流な歌の会が催され、列席した堯恵は
　「月と共に神を詠む」と題した歌を詠んだ。

咲いている枝もあるが、全体的にはまだ３分咲きと言ったところか・・・

八重桜が満開の頃には、この「鬱金桜」のピークは過ぎているのが
常ですが、鬱金桜も咲き始めでした。

開いている花は少ないですが、色鮮やかで綺麗です。

関山や松月と言った色濃いピンクの花と

一葉や普賢象と言った薄いピンクの花などがあり

数本の桜の木が身頃を迎えていました。

全体的にはこんな感じです。

ついついアップで撮りたくなります。

北向地蔵尊石堂
　釈迦が入滅後、五六億七千万年後に弥勒仏が出現するらしい
　その間六道の衆生を救済するために現れたのが地蔵菩薩である
　今、お堂や路傍に佇むのは像形のものが多いが、これは石堂です。

町並みの中央を流れる８２０ｍの白井堰、
その両側に桜並木と道路が走り、歩道は狭いです。

桜並木の中央付近に白井城址への道標。

「関山」と思われる桜が一番多く見られました。

８か所目のつるべ井戸。

後、５～６日たつと満開になりそうですね。

まだ咲き始めのせいか、自粛されているのか
数組の人が見られただけでした。

白井宿の外れまで来たので引き返しましょう。

白井宿の資料館は開いていませんでした。

こんなに綺麗な鬱金桜を見たのは初めです。

白井城址の道しるべに従い左方向に進みます。

突き当たりの階段を上ると神社があり、左方向に進みます。

白井宿を見下ろすように細い平坦な道。
誰とも会うことはありませんでした。

土手の上のようですが「帯郭」と呼ぶのかな？

三日月堀に来たときに動くものが・・・

目の前を山鳥の夫婦が横切っていきました。

余談ですがウォーキング中に時々雉の夫婦を見かけます。

道しるべから約１０分くらいで「白井城址」に到着。

土塁と石垣くらいしか残っていません。

白井城復原図

本丸跡
　城の中心である本丸は吾妻川沿いにあって西側は断崖に面しており
　それ以外の方向は３～４ｍの土塁に囲まれている。

本丸跡には枝垂れ桜が咲いていた。

枝垂れ桜は見頃かな

笹郭にはピークを過ぎたソメイヨシノが咲いていました。

本丸まで車でも来られますが２台止まっているだけ。

最後に青空バックに枝垂れ桜をパチリ！戻ります。

白井宿のマンホールを一枚。

本当に人が少ない。

とても綺麗な水が流れています。

ボタンも咲きそう

二段くらいしか積んでないブロック塀に挿してあるように咲いている花。

チューリップも

花壇の入口に有ったシーサーが気になりパチリ！

芝桜も輝いていました。

白井宿は吾妻川と利根川の合流地点で街道が四方に交差する
交通・経済の要衝で軍事拠点の一つとなっていた。

火の見櫓や

つるべ井戸に風情を感じる。

１６日、とうとう日本全国に「緊急事態宣言」が出された。
群馬でも１７日現在１１４人の新型コロナウイルス感染者が出ている。

朝日ぐんまの総局長日誌に記されていました。
　「活動が自粛されても、心まで自粛する必要はないのだ」