2020/04/06 - 2020/04/06
12位(同エリア69件中)
玄白さん
4月10日、我が栃木県でもコロナ感染防止のため、とうとう外出自粛要請が出され巣籠り生活が始まった。それまでは、三蜜を避ければ、外出は出来ていたので、宿泊を伴う旅行は控えていたが近場に撮影に出掛けることはあった。特に旅行記にするほどのことではないので、4travelに投稿するつもりはなかったのだが、巣籠りを始めてヒマなので、旅行記にしたためてみた。
コロナ外出自粛前の近場での撮影小旅行第2弾は、夜桜と星空、電波望遠鏡の撮影へ。
元天文少年だった玄白は、今でも宇宙、星、望遠鏡なとという言葉を聞くだけで子供のように胸躍り、ワクワク感いっぱいになる。高萩市に衛星通信記念公園、通称さくら宇宙公園という桜の名所がある。いちど秋に訪れ冬の星空撮影にきたことがあるが、やはり夜桜と夏の天の川撮影をするというのが、かねてからの希望だった。幸か不幸か、今年はコロナ感染防止で例年のような桜祭りが中止になっているので、撮影にじゃまなボンボリだの露店、花見のブルーシートが一切なく、訪れる人もない静かな公園で桜と星空、夜明けの桜の撮影を楽しんできた。
蛇足だが、コロナとは、太陽の100万度の超高温のプラズマ大気のことで、皆既日食のときにしか見えないのだが、ウィルスの電子顕微鏡像が、これに似ているというのでコロナウィルスという名前が付けられた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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いきなり、夜の公園の桜と電波望遠鏡から(^ ^);
自宅を日付が変わった真夜中に出発し、北関東道、常磐道と走り、日立北ICまで。さらに10kmほど下道を走って3時半に現地到着。
あいにく、今年は桜が見頃の時期に、夜空に月があり、桜と星空撮影には不向きな条件になっている。月没は、4時17分、ちょうど薄明が始まるタイミング! -
しかし、今年はCOVID-19感染防止で、例年の桜祭りが中止になっているので、自然の風景としての星景写真には無粋なぼんぼり、露店、花見の場所取りブルーシートがない絶好のチャンスとなっている。
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到着時は、まだ月齢12日の月が西の空に残っていて、夜空は明るい。右の桜の木の背後に沈まんとする月が輝いている。
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さくら宇宙公園には大きな電波望遠鏡が2基設置されている。もともとはKDDIが所有する太平洋横断TV信号衛星通信を受信するための日本で最初のパラボラアンテナであった。稼働して最初にアメリカからのテレビ信号を受信したのは、ケネディ大統領暗殺という衝撃的なニュース映像であった。
2009年に国立天文台に移管され、電波望遠鏡に改修されている。国立天文台水沢VLBI観測所、高萩と山口の電波望遠鏡、岐阜大学のパラボラアンテナを連結し、電波干渉計という直径1000km以上の仮想的な高性能な電波望遠鏡を作り、銀河中心部の観測や太陽の8倍以上の重い星の生成プロセスの研究に使われている。
ここの電波天文台の運用実務は茨城大学宇宙科学教育研究センターが担っている。
偶然、電波望遠鏡の上空に流れ星が写った。まだ月は空に残っていて月明りがあるが、うっすらと天の川も撮れるようになってきた。 -
南方向の空。左側にうっすらと天の川の一番明るい部分がかろうじて写っている。画面の真ん中にサソリ座が輝いている。右下の桜越しに見えているのが2基目の電波望遠鏡である。南側は日立市の街灯りによる光害が大きい。
2基の電波望遠鏡の間に高萩市と日立市の境界線が走っていて、それぞれ高萩局、日立局と区別されている。 -
画面上部は夏の大三角(織姫星、彦星、白鳥座デネブ)が見え、天の川が横切っている。パラボラアンテナの右側、桜の木の直ぐ上には、木星、土星、火星と3惑星が勢揃いしている。
ソフトフォーカスフィルターを付け、明るい一等星を目立たせてみた。 -
イチオシ
月が沈み、薄明が始まるわずかの時間帯の天の川。
かすかでわかりにくいが、天の川の中に、大気圏に突入してから2つに分裂した珍しい流れ星が写った。 -
電波望遠鏡は、観測稼働中で、時々向きが変わる。
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薄明が始まり、東の空がだんだん明るくなってきた。明るい星はかろうじて見えているが、天の川は薄明の明かりでかき消されてしまった。
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西の空も明るくなってきた。
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桜と電波望遠鏡。近くで見られるのは高萩局のアンテナで、日立局は立ち入り禁止の金網で囲まれた敷地の中にある。
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東の空の地平線がオレンジ色に染まって来た。スケール感が分かりにくいが、この電波望遠鏡のアンテナの直径は32mと巨大である。
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公園の北側入り口からパラボラアンテナ日立局まで300mほどの直線道路になっていて、見事な桜並木になっている。高萩局の前から日立局方面を見た桜並木。
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桜と電波望遠鏡
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2基の電波望遠鏡。手前が高萩局、奥が日立局
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イチオシ
巨大な電波望遠鏡のシルエット
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満開の桜に囲まれた日立局のアンテナ
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高萩局の電波望遠鏡と桜。日の出が近づいている。
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北側入り口方面を望む桜並木。
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満開の桜と電波望遠鏡
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桜並木の中間付近にある茨城大学宇宙科学教育研究センターのオフィス兼多目的ホール。時々、一般の人向けの宇宙科学の講演会が行われることもある。
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夜明け間近の芝生広場。広場の中の桜は、並木の桜より若い。
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イチオシ
芝生広場から見る高萩局電波望遠鏡。アンテナに朝日が当たり始めた。
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桜並木の桜にも朝日が当たり始めた。
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広場にも朝日が差し込んできた。
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桜並木の桜
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朝日と桜
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この広場が例年ならば桜祭りのメイン会場になり、露店や花見のブルーシートでいっぱいになるのだろう。
まだ、早朝でもあり、誰もいない。 -
広場の桜並木
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やっと、地元の人らしき男性が散歩にやってきた。
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逆光にて
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桜と日立局電波望遠鏡
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高萩局アンテナの下にて。
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裏側に回り込んでみた。
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当然、普段は、電波天文台内部に立ち入ることはできないが、年に1,2度一般公開される日があるらしい。機会があれば入ってみてみたいものだ。
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6時過ぎになり、ときどき地元の人が散策や犬の散歩に来るようになった。
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イチオシ
満開の桜が、早朝快晴の青空に映える
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小さく写っているのが、我が愛車。車と比較するとパラボラアンテナの巨大さが分かる。
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2基の電波望遠鏡
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時刻は6時半。桜祭りは中止とは言え、だんだん花見客が増えてくるかもしれない。万が一のコロナ感染を用心して人が居ないうちに撤収しよう。
終わり
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この旅行記へのコメント (2)
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- salsaladyさん 2020/06/05 12:04:52
- 電波望遠鏡と桜~なかなかの撮影~
- ☆ドーンの桜なんて滅多に撮れないでしょう。努力家ですね。
☆日本人に撮って桜は心の故郷みたいなもの~桜の無い春は夜明け前のそれ。。。
☆こんな不思議な映像が撮れるなら、早起きの出発も有りですか~
- 玄白さん からの返信 2020/06/05 13:45:47
- RE: 電波望遠鏡と桜?なかなかの撮影?
- コメントありがとうございます。
ここ数年、星景写真に凝り、人々が寝静まっている夜中にフラフラ出歩いて
いるので、夜明け前の風景撮影も当たり前の感覚になっています。(^ ^)
玄白
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