大洗聖地巡礼

2020/03/28 - 2020/03/28

　何気なく旅行記を集めたサイトを見ていたら、大洗に行った旅行記が目に付きました。アニメのガールズアンドパンツァー（以下、ガルパン）で有名になった大洗の街がどんな感じになっているのかに興味がわいてきました。世間で言われているアニメの舞台をめぐるという、いわゆる「聖地巡礼」による町おこしはどんなものなのか、ということも見てきたいと思い、今回の旅行を計画しました。
　行程は1泊2日なのですが、関東圏を中心とした季節外れの大雪に出会った関係上、大幅に予定を変更することになりました。初日は大洗へと移動し、大洗市内を観光した後、水戸へと移動し、水戸市内で1泊。2日目は朝から大雨が降っていたことや、関東地方を中心とした大雪に遭遇した関係上、予定を切り上げて早々に帰るということになりました。なので今回は、大洗市内の観光などをご紹介したいと思います。そしてご紹介するのは、ガルパンで有名になった場所が中心ですので、アニメを見ていない人や興味がない人には全く面白くないものになるかもしれませんが、ご容赦の程を。
大洗の感想は、大洗商工会や商店街を通じて、よくやっているなあという印象を受けました。ここまでガルパンに振り切った町おこしで、アニメと二人三脚でやっていると思います。商店街側のアイテムは「等身大パネル・スタンプ・缶バッジ」が基本で、あまり持ち出しをしないようにしているのですが、店内にアニメのスタッフなどの色紙やサインなどを飾ってアニメ関連ブースを作るといった努力もしており、お客さんも交えたものにもなっているなあと思いました。その反面、ガルパンの版権管理が大変なことも感じました。
一番印象に残ったのは、商店街のおばあちゃんの接客です。新型コロナウィルスの影響で人が少ないこともありましたが、孫の世代のような若い人がやってきて、楽しそうだなあと。こういう機会がないと若い人と触れ合う機会なんかないだろうから、楽しそうでいいんじゃないのと。なんだかんだ言って、「人がやってくる、人を呼んでくる」というのは大正義だと思いました。

エリア 大洗(茨城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JR特急 私鉄 徒歩

今回は都合により、鹿島臨海鉄道大洗駅からスタートです。大洗駅の駅前は、改装中で大変でした。
そして訪問したときは、雨が強くなったり弱くなったりと断続的に降り続く感じでしたので、かなり訪問先を縮小しております。

大洗駅 駅

大洗駅の構内。非常にこじんまりとしています。まあ地方の鉄道駅ですからねえ。

駅を見学していたら、地元の人から、踏切の信号機が動くからやってみろ、と言われて動かしてみました。確かに動きます。ちょっと面白かったです。
奥が、駅の観光案内所。入口にはパネルがあるのでわかりやすいです。ただ、新型コロナウィルスの影響でお客さんが少なくて、暇らしかったです。

まずは駅から遠い場所から行こうと思いまして、先に「大洗磯前神社」方面へと行きます。その途中で見かけた、大洗のココス。ガルパンで大変なことになっています。中にもパネルがあり、中も凄そうでした。

ココスの向かいにあった料理屋の「あんこう」のオブジェ。年季が入っております。

大洗磯前神社の下に到着いたしました。これから階段を登ってお参りしたいと思います。そういえば、ガルパンでは、この前の道も市街戦の鬼ごっこの際に通りましたね。

大洗磯前神社 寺・神社・教会

石段を登ります。なかなか高いですね。

　大洗磯前神社の随神門までやってきました。これから境内に入ろうと思います。

大洗磯前神社の拝殿。大きな絵馬が特徴的です。現在の社殿は1690年に水戸藩二代藩主の徳川光圀公の時に造営が開始され、1730年に竣工したものだそうです。

山門の後ろの方には、ガルパンの絵馬もありました。

絵馬の奉納。「絵が上手くなければ絵馬は飾れないのかよ」というのはともかく、絵が入ったもの、入ってないもの等、様々ありました。

駆逐艦那珂の忠魂碑。「艦これ」の影響もあり、にわかに注目されている場所でもあります。

大洗磯前神社の海岸にある鳥居「神磯の鳥居」。朝日とのコラボは絵になりそうですが、今はあいにくの雨。早々に退散しました。

大洗シーサイドホテルに到着いたしました。ある意味、ここもガルパンの聖地のひとつです。

大洗シーサイドホテル 宿・ホテル

というのも、ガルパンではこのホテル、戦車の弾が当たったので、壁に戦車に砲撃された跡を作っております。粋です。しかし、時期柄、ホテルは人が少なそうでした。

次もガルパンの聖地のひとつ、大洗町役場の近くにある「喫茶ブロンズ」。いつもは長蛇の列だそうですが、今日は時間が12時前というのに、人が並んでいません。店内がどうなっているのかちょっと不安ですが、ともかく行ってみます。

ブロンズ グルメ・レストラン

店内はガルパンに関連するものでずらり。ヲタさん特製の名刺もたくさん展示してありました。そして、店員さんが接客になれているのが印象的でした。

これが有名な鉄板ナポリタン。1ドリンクセットで1250円。味はというと、う～ん。脂っぽく、そして熱かった。ナポリタンの上に目玉焼きが乗っかっているので、食べ方に工夫が必要です。

お腹もいっぱいになったので、ちょっと付近を散策することにしました。こちらは大洗町役場。大洗町は行政機関が集中している気がします。

茨城県信用組合の店舗。ここに、ガルパンのスタンプが置かれているとともに、のぼりなども展示されています。銀行というとお堅いイメージがありますが、意外と協力的なのには驚きました。

商店街の名前にもなっている「曲松」。この地のいわれは、1600年代までさかのぼれるとか。

ガルパンの市街戦では戦車が突っ込んでくることで有名な「肴屋旅館」さん。ガルパンの聖地の一つです。確かにここは急カーブが続くところなので、さもありなんという感じ。誇張はされているけどね。

割烹旅館　肴屋本店 宿・ホテル

肴屋旅館さんの入口。アニメのまんまです。

コロナウィルスや雨の影響もあり、商店街の人通りはまばらで、数人のグループがいくつかという状況でした。普段ならもっと人通りが多いだろうに。

ウスヤ肉屋さんは、なかなかすごいことになっていました。なんかカオスです。

近寄ってみますと、イラストが扉全面を覆っています。この写真だけだと、何屋かわかりませんね。

次は、ガルパンギャラリーとマリンタワーのあたりへと行きます。まずは、ガルパンギャラリーが入っている「まいわい市場」へ。まいわい市場の建物は、外見は立派でも、入居テナントが少ないです。中は空き店舗ばかりです。なかなか厳しいなあと。近くのスーパーやドラッグストアは地元民が車で来ているのですが、こちらまで来ないようです。

大洗まいわい市場 市場・商店街

まいわい市場にあった痛車。どうもお店のものみたいですね。

　このエスカレーターがアニメで戦車が降りたエスカレーターですか。一人の幅しかないから、いや無理だって。

ガルパンギャラリー外観。

ガルパンギャラリーの中に入ってみると、半分はグッズなどのショップ、もう半分はアニメの裏話などの展示室などになっていました。写真は展示室の状況で、左側の衝立の向こうがショップになっています。
そして、客層はというと、ほぼ「おっさんというか、若い～中年の男中心」。ある意味濃いのですが、自分もその一員なのは否定できないです。

ガルパンギャラリーの中にあった、ココスとのキャンペーン時に使用したパネル。そのほか、サッカーとのコラボなど、様々なものが展示されていました。

次は、まいわい市場からすぐ近くの「大洗マリンタワー」にやってきました。大洗マリンタワーとカジキです。

大洗マリンタワー 名所・史跡

大洗マリンタワーの中。1階は簡単なショップと、パネルなどのグッズの展示がありました。

大洗マリンタワー2階のガルパン喫茶「Panzer Vor」へとやってきました。マリンタワー2階というから、低い場所なんだろうなあと思っていましたが、エレベーターでかなり登り、地上45mの場所にありました。これなら、3階の展望台まで上がらなくても十分です。

パンツァーフォー グルメ・レストラン

これが砲塔が出ているオブジェか。
また、店内は学校の教室をイメージしており、女の店員さんは学生服のコスプレをしていました。留学生だったので、違和感ありまくりでしたけど。

ガルパン喫茶からの展望。ターミナルには北海道行きのフェリーが泊まっていました。フェリーは大きいですし、何より茨城と北海道とのつながりが強いことを実感させられます。

若干終わりが悪いですが、以上で、旅行記を終わりたいと思います。ご覧いただきまして、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （1）

• ｍａｒｓｙさん 2020/04/15 21:00:35

  大洗また行きたいです

  にふうささんはじめまして、marsyといいます。
  大洗ガルパン聖地巡礼で２回行きましたが、街の人も優しくて楽しかったです。
  ただちょっと遠いのが難点です。また行きたいですね。
  ガルパン最終章第3話は今年はないのかな？全員6話とのことですが、エヴァみたいに完結までに10年以上かかっちゃったりして。
  では失礼いたします。にふうささん旅行記にポチっとな