台風のリベンジ！緑の昇仙峡と真っ赤ないちご

2020/03/21 - 2020/03/21

東日本の広い範囲で猛威をふるった２０１９年１０月の台風１９号

台風通過の翌日は山梨県へ行く予定でした。
しかし、高速道路は閉鎖。
家の近くの荒川も見たことないくらいの増水。
自宅は浸水などの被害は受けなかったけれど、山梨行きは断念。

その後、夫の休みなどのタイミングが合い3月の連休に山梨行きを決定。
お天気にも恵まれて台風のリベンジは果たせました。


澤田屋
http://www.kurodama.co.jp/

金櫻神社
https://kanazakura-shrin.webnode.jp/

ひじかた洋蘭園　農園カフェ
https://hijikata.co/

みはらしの丘　みたまの湯
http://www.mitamanoyu.jp/

エリア 甲府(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

これは２０１９年１０月１３日
猛烈な勢いの台風１９号が通りすぎた後、風の音も静まった午前３時過ぎに家のベランダから撮った写真。

あまりに静かすぎて家の周りまで浸水しているのでは！？と思ってベランダに出てみると空には月が出ていました。
周りの田んぼは田植えのシーズンかと思うくらい水が張っていて水面に月が映っていた。

翌朝、本来ならば川に近づくのは良くないけれど気になったので河川敷まで確認に行く。

想像以上でした。
荒川と入間川が合流する辺りの景色です。
真ん中くらいに見えるのは対岸のゴルフコースにお客さんを乗せて移動する船です。
これがいつもの川岸の位置だから手前の土手まで水があがっているのです。

ＪＲ線の陸橋
毎日通勤で渡っているけれどこんなギリギリまで水位が上がっているなんて・・・
生まれて初めてみる景色だよ。

電車の鉄橋から川下に進んで車が通る「治水橋」を通ってみる。
さいたま市方面に橋を渡りきると川の水が道路に迫る勢いだった。
ほんの少し前まで通行止めだったみたい。
この水の下に教習所の教習コースが沈んでいます。

この日、山梨に行く予定をたてていました。
お師匠さまとも会う予定でしたが高速道路も一般道も通行止めになっていたので断念。

仕事の都合で「愛宕山」の施設にいたお師匠さまから送られてきた山梨県の様子。

わが家の近くの田んぼの様子
湖みたいになってます。

偶然、山梨県の写真にも埼玉県の写真にも富士山が写っていた。

そんな経緯からようやくリベンジが果たせる日が来ました。
せっかくならば旬のいちごスイーツも味わおうということで「澤田屋」へ。

澤田屋 本店 グルメ・レストラン

開店前に着いてしまったので駐車場で待機していて開店と同時に店内へ。

狙いは『いちご大福』と『いちごのプリン』♪
他にも気になる和菓子をいくつか購入。

澤田屋 本店 グルメ・レストラン

ポイントカードも作ってしまった。
「無期限です」という言葉に弱いのよ。。
こうして各地のお店のポイントカードが増えていくんだよね。。

店内には喫茶スペースもあり。
雰囲気良さげ♪次は喫茶スペースに来てみたいね。

澤田屋 本店 グルメ・レストラン

澤田屋の定番商品　くろ玉

くろ玉が誕生したのは１９２９年のこと。
うぐいす餡を黒糖羊羹で包んだ和菓子。
見た目がコロンとしていてかわいらしくてシンプルな素材の味が美味しかった。

続いて【昇仙峡】に向かいます。
車窓から良さげな景色が見えたのでパチリ☆

前を走っていた観光バスも停まったから有名なフォトポイントなのかな。

ロープウェイ乗り場の駐車場に停められました。

次のロープウェイまで時間があったので近くの【夫婦木神社 姫の宮】に来てみました。

白い鳥居と社殿の朱色がいい組み合わせ！

参道の階段を上ったらこの貼り紙・・・
えーショック。
こちらの御朱印が欲しかった。また来ます。

昇仙峡ロープウェイのりばに戻ってきました。

昇仙峡ロープウエイ 乗り物

ロープウェイは２０分おきに運転しています。
改札口の横には池。

水面に蓋がしてあるのは鳥から池の鯉を守っているのかしら。

紅葉の時期には見えている山一面が色づくのかな。

パノラマ台駅に到着。
乗ってきたロープウェイは２号機のゆめちゃん号でした。

昇仙峡ロープウェイのキャラクター「福仙人」がお出迎えです。
福ちゃんとゆめちゃんになります。

パノラマ台駅からすぐにある【和合権現】

太鼓を鳴らして、ご神木に両手で触れてお詣りします。

元は金峰山のふもとにあった樹齢３５０年以上の楢(なら)の木をロープウェイの開業時(１９６４年)に山頂に移し、権現様としてお祀りしたものになります。

男女の象徴の形になっています。
木ってそういう形になりやすいのかな。
他の場所でもご神木として祀っているのを見たことあるよ。

このご神木は霊峰富士の方向に向いているので最強のパワーをいただけるんだって。

駅を出ると顔出しパネルが並んでいたよ。
山梨といったら「武田信玄」だよね。

【八雲神社】
約４００年前に建立されたもの。

ロープウェイの駐車場から車で５分くらいの場所にある【金櫻神社】の末社として、古くはその参道の要所になっていました。

残念ながらこちらの神社にご朱印はありません。

【約束の丘】
今は使われていませんが【金櫻神社】への古い参道で、昔は参拝者達がお弁当を食べたり、休息をした丘です。

丘の上で「出合いの鐘」を鳴らします。
長ーい棒で叩くのよ。

【富士山遥拝所】
昇仙峡ロープウェイのＨＰで、富士山が見るベストビューは絶対にここ！と紹介されています。

【浮富士広場】
肉眼では富士山は見えているんです。写真だとよく見えないね。
【和合権現】を参拝した後に拝むと運気が上昇するといわれるパワースポットです。

富士山の姿を見るなら【富士山逢拝所】からがいいね。

ふくちゃん、ゆめちゃんに見送られてここから少し歩きます。

その前に山梨名物とりもつの顔出しパネルでパチリ☆

５分ほどで【展望台】に到着です。
なかなかよい眺め！

おー！岩の際っ際に座っている！！

っていう風に撮ってみたの。いい感じに撮れてるねぇ（自画自賛（笑））
この岩のはすぐ下に降りられるスペースがあります。

ここからは雄大な甲府盆地と白砂山を見下ろせます。
行きは誰もいなくてのんびり写真を撮れたけれど、帰りには数組が並んでいました。

次の場所に向けて歩きます。

目的地はたぶん枝の向こうに見えるあの岩。

『これからいよいよスリルに満ちた登山道です』

どんな道なんだろうか。
看板のコメントにワクワクするね♪♪

まずは木の根が行く手を阻む。

見晴らしのよい場所に出ました。
せっかくなのでパチリ☆

手に持っている紙袋はなんでしょうね。

人がいないバージョンもパチリ☆

岩に掘られた階段を上っていきます。
鉄の棒と鎖が補助でついてますよ。

最大の難関はあの木をかわす（くぐる）ところかな。

【展望台】から１０分程で【弥三郎岳】に到着！

まぁまぁのスリルを味わえるコースでした。

この方向からは【荒川ダム】が見えるよ。

先客のグループがくつろいでいたのでさらに奥にある岩に進んでみました。
（実は奥にある岩が本当の頂上でした）

奥の岩（頂上）から見たところ。

標高１０５８ｍの頂上に到達！！

こちらの方が人がいなくて静かだったので休憩しましょう。
紙袋に入っていたのは「澤田屋」で買った『いちご大福』です。
潰さないように優しく運んできたのよ（夫がね）

松の枝の間から富士山

『いちご大福』と温かいお茶（自宅から水筒持参！）でひと休み。

先客のグループがいなくなったので移動してみました。
こちらからだと３６０度ぐるりと景色を堪能できます。

【弥三郎岳】【展望台】【パノラマ台】を総称して【羅漢寺山／らかんじやま】と呼ぶそうです。

甲府盆地・白砂山・南アルプス・金峰山が見えるみたいです。
いいお天気だけど風が強い！！

けっこう際までチャレンジしてみたよ。
この岩の下は崖です。
でも柵は設置されていないのでどこまでチャレンジするかは自己責任で。

岩がね、細かい粒でできているみたい。
なので足を滑らしたら踏んばれなくて終わりだな。。

【弥三郎岳】は山頂最大のパワースポットと言われています。

富士山から発する龍脈（自然から発生しているエネルギーのこと）が金峰山を経由して【弥三郎岳】頂上に流れているそうです。

そんな場所でジャーンプ！！
たくさんのエネルギーをキャッチできたかな。

降りるときもけっこう難易度が高い鎖場
岩場に映る鎖の影がカッコいい。

今は空いているけれど紅葉シーズンは上りも下りも大渋滞しそうだね。

うねうねしている木の枝に気を付けながら歩きます。

このコースを歩くなら両手が開いているほうがいいね。
紙袋とトートバッグはミスったわ。

【パノラマ台】まで戻ってきました。
きちんと【羅漢寺山】の標柱があるじゃない。

このポストは【約束ポスト】
売店で「約束の手紙」を購入してこのポストに投函すると１年後に届くんだって！

下りのロープウェイに乗ります。

ロープウェイのチケット
通常料金は大人：往復１３００円です。
当日でもＨＩＳのサイトから１００円割引のクーポンを獲得できました。
（この時は１日５０枚限定）
スマホでダウンロードしたクーポン画面をスクリーンショットして提示するだけです。

行きと帰り、同じ位置でした。

１号機のふくちゃん号とすれ違います。
同乗しているガイドさんが教えてくれます。

すれ違うときは全力で手を振るよ！

ロープウェイ乗り場から車で５分ほど。
【金櫻神社】に来ました。

金櫻神社 寺・神社・教会

【夫婦木神社 姫の宮】が閉まっていたのでこちらでリベンジ。

コロナウィルスの影響で手水舎を使えなくしているところもあるみたいだけど、ここは大丈夫でした。

ひぇー長い階段だ。。
もしこの階段を上って神社が閉まっていたら泣くよ。

まだ階段が続いているΣ(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ

全部で２６６段あるんだって。

【金櫻神社】
約２０００年前に各地で疫病が蔓延した時、悪疫退散と万民息災の祈願として金峰山山頂に少彦名命（すくなひこなのみこと）を祀ったのがこちらの神社の起源となります。

金峰山山頂に奥宮があり、ここは里宮にあたります。

金櫻神社 寺・神社・教会

【金櫻神社】は『水晶発祥の神社』とも言われています。
御朱印のハンコもたぶん水晶かな。
社務所ではお守りのほかに水晶のブレスレットもあって、参拝するたびに買っているという女子グループで盛り上がっていた。

真剣に選ぶのはよいのだけれど、もう少し端によけて欲しいと思ったり。。。

金櫻神社 寺・神社・教会

本殿の横にはご神木の「鬱金（うこん）の櫻」があります。
「金の成る木の金櫻」と崇められ神社名の由来にもなっている桜です。

４月下旬から５月上旬に黄金色の花を咲かせるということで、この時は咲いておらず。

こちらは花びらが丸いから梅かな。
階段の脇でキレイに咲いていました。

もっと拝殿とか本殿をじっくり見たかったけれど、この後の予定が詰まっているので戻ります。

上からみるとけっこう急な階段だね。

金櫻神社 寺・神社・教会

本殿には左甚五郎による昇り龍・降り龍の彫刻がありましたが、１９５５年に起きた火災で焼失。
現在はその後に再現された彫刻をみることができます。

こちらは石段の側にある大石像の昇り龍・降り龍になります。
華やかな色づかいです。

金櫻神社 寺・神社・教会

甲府市の天然記念物にも指定されている杉の巨木群
神が宿る木としてしめ縄が張られています。

樹齢８００年から１０００年を超えるとも言われていて、この場所もパワースポットになっています。

社殿のすぐ近くまで車で行くことができるけれど。
せっかくならば鳥居のそばの駐車場に停めて２６６段の階段とこの杉の巨木群の間をゆっくり進むのも良いかと思います。

次の予定は・・・
１０月の台風の時に計画していたお師匠さまとのランチをリベンジ！

お馴染みの「吉田うどん とだ」で待ち合わせ。
メニューはいつもお師匠さまにおまかせなので詳しくはわからないけれど麺が冷たくて、汁が温かい。

めんのコシが強いので１本ずつ。なかなか減らない・・・

食後のデザートもお師匠さまにお付き合いいただき、リサーチしていた甲府駅前のお店へ。
しかし！この日のいちごスイーツは完売と(TДT)

なので第２候補にしていた「農園カフェ」に移動。
（行く前にいちごがあるかを確認しました！）

こちらでは「いちご狩り」もやっているのでいちごが品切れになる心配はナシ！

でも、おばちゃんが１つ１つ作っているので時間はかかります。
「３０分くらい待つけどいい？」と聞かれました。
お師匠さまと話をしていたらあっという間でした。

おばちゃんが１番オススメ！と言っていた「いちごパフェ」
大粒いちごがこれでもか！と入っている！！
いちご狩りをしたのかな、と思うくらいお腹いっぱいになりました。

山梨はホント、フルーツが美味しい♪
お師匠さまには結局、お昼から夕方までお付き合いしてもらっちゃった。
コロナウィルスが落ち着いたら、また会いに行きます。

お師匠さまと別れたあと、軽く仮眠をとり最後に温泉に入ってから帰りましょう。

お気に入りの温泉「みたまの湯」に来ました♪

みはらしの丘みたまの湯 温泉

さっぱりしてからお食事処の「みたま亭」で夜ごはん♪♪

ご当地ビールと季節限定の大塚にんじんを使った「のっぷい揚げ」をおつまみに。
このにんじん、甘くて美味しいの！
にんじんの他にゴボウとむかごも入っていたのでいろいろな食感が楽しめました！

みはらしの丘みたまの湯 温泉

上：季節限定「ちぢみほうれん草のポパイ丼」

下：甲州名物「とりもつ丼」

みはらしの丘みたまの湯 温泉

ここ「みたまの湯」は温泉としては全国で初になる《夜景１００選》に認定されたんだって。

露天風呂からは撮れないので駐車場からパチリ☆

みはらしの丘みたまの湯 温泉

この時には想像できなかったくらい、今は世界がコロナウィルスの渦にのみ込まれています。

でも人気４トラベラーのムロろ～んさんも仰っていたとおり「無常」です。
今の状態はずっと続きません。辛抱の時間です。

自由に外出できて、会いたい人と気軽に会え、
行きたい場所や行きたい国に旅行ができる日が来ますように。
(-人-〃)祈

この旅行記へのコメント （2）

• ムロろ～んさん 2020/04/26 19:59:22

  無常(^_-)-☆

  こんばんは、ムロろ～んです。
  昇仙峡へ行かれた旅行記を拝見しました。
  
  去年の台風、大変でしたよね(^_^;)。
  私も務めているお寺さまもあとちょっとで水をかぶるところでした。
  被害がヤバかったら私の旅もポシャっちゃう所でした(;´Д｀)(笑)。
  
  昇仙峡、家族で行きましたけれど、スリル満点なところってあったんだぁって思ったんです。
  私は良いけれど、私以外は無理(爆)。
  両親なんて「車にいるから」で終わると思います(笑)。
  いちご大福持ってあんなスリル満点なとこ行くのが凄いと思ったんです(^_^;)。
  
  そうそう、「無常」ですよ(^_-)-☆。
  常では無いですから！
  軍資金も貯めておきましょ(´艸｀*)。
  私も旅行貯金という名目で積立NISAやってるんです(^_-)-☆。
  日ごろの生活はけちけちですが、貯金した軍資金で思いっきりドカーンと使っちゃいましょ(^_-)-☆。
  
  
  ムロろ～ん(-人-)←３月のガス代3,500円、電気代2,980円、水道代2,011円

  fujickeyさん からの返信 2020/04/27 09:39:59

  辛抱のとき

  ムロさん、毎度どうもです。
  コメント＆ご指摘ありがとうございました。
  
  わかります、わかります！
  わが家も日々の生活は質素にして旅の資金を貯めています。
  （普通に貯金ですが・・）
  解禁されたときにどーんと使いたいです♪♪
  そうしないと。。。このままでは旅行業界も心配ですもんね。
  
  事前に行かれた方のブログなどを見て若干、ヤバいところかなと
  思ってはいたのですが絶景で食べる「いちご大福」はどんな感じだろうと
  持って行ってしましました！
  
  事前にわかっていたら普通はリュックなど両手が開くものを準備するんですけどね。
  うっかり手提げのバックで行ってしまったので「いちご大福」や水筒が入らず
  紙袋も持っていくことに（笑）
  
  
  少し前に「我慢」と「辛抱」の違いという記事を読みました。
  似ているけれど違うこと。
  「辛抱」は先に光があると信じられる時に使うそうです。
  「我慢」よりも「辛抱」のほうがポジティブなので１部文書を変えました。
  
  
  fujickey