飛鳥（奈良県）～南紀白浜（和歌山県）　2020.3.7　

2020/03/07 - 2020/03/07

コロナウイルスの影響でサウジアラビアの旅が中止になってしまいました。
海外は無理です。
国内も自粛ムードで意気消沈ですが、旅人fernandoはそれでは死んでしまいます。
自家用車にすれば他人との密閉空間は避けられるかなと、紀伊半島一周の旅に出ます。
かねてからの訪問希望先の飛鳥に行きました。
結果的に大和三山に登れ、早春の一日を楽しみました。
表紙の写真は香久山から見る耳成山です。

エリア 奈良

• 旅行の手配内容: 個別手配

2020年３月７日(土）。
伊勢湾岸自動車道から名阪国道を通って奈良県に向かいます。

途中「伊賀」で休憩し、天理市内に入ります。

奈良県橿原市（ｶｼﾊﾗｼ）に入りました。
正面の山が「耳成山（ﾐﾐﾅｼﾔﾏ）」で、手前の電車は近鉄大阪線です。

この地域は「藤原」で、世界遺産暫定リストに「飛鳥・藤原の宮都とその関連遺産群」として登録されている。

このイラストマップが分かりやすい。
世界遺産｢飛鳥･藤原｣登録推進協議会の「構成資産候補マップ」から転載しました。
一番北の山が耳成山です。

桜の花を纏った・・・とありますが、桜の時期にはもう少しです。

手前の古池の水が少ないのが残念です。

耳成山への入り口はこちらになります。

耳成山の案内図です。

鳥居をくぐります。

神なる山という印象です。

耳成山口神社に１０分もかからず着きました。

かつては「耳無山」ともされていた。

次に来たのが藤原宮跡です。

ここは歴史的風土特別保存地区になっている。

小さな森があるだけです。

藤原京は694年から710年まで、持統・文武・元明天皇三代にわたる都でした。

大極殿（ﾀﾞｲｺﾞｸﾃﾞﾝ）は、赤く塗った柱を礎石の上に建て、屋根を瓦で葺くという、日本では最初の中国風の宮殿建築であったようです。

先ほどの耳成山が見えます。
耳成山、香久山と畝傍山は大和三山として大和平野の景観を形成しています。

藤原宮跡から移動して奈良文化財研究所に停めました。
ちなみにここにある「藤原宮跡資料室」はコロナウイルスの影響で休館中です。
香久山の駐車場は一杯でした。

田んぼ道を歩くと香久山の入り口が見えてきます。

そこから見る耳成山方面です。

アップにします。

大和三山の二つ目です。

香久山の全体地図です。

香久山は「天（高天原）から降ってきた」という伝承があり、「天の香久山」とも呼ばれています。

ハイキング気分です。

頂上には國常立（ｸﾆﾄｺﾀﾁ）神社があります。
１０分もかからず到着です。
標高152.4ｍです。

俯瞰図がある。

木立が邪魔ですが、雰囲気は伝わります。
正面の山が畝傍山です。

天香久山神社方面に下ります。

天香久山神社です。

祭神は「櫛眞命（ｸｼﾏﾉﾐｺﾄ）」で、神意を伺う占いの神であるという。

「ひさかたの　天の香久山　このゆふべ　霞たなひく　春立つらしも」

その解説板です。

その近くから見る畝傍山です。

橿原神宮に来ました。

想像していた以上に広いです。

南神門をくぐります。

神の聖域には不思議なものが宿っているという気がしてなりません。

外拝殿とその向こうに畝傍山が見えます。

神武天皇が祀られています。
神武天皇は初代の天皇です。

北神門を抜け登山口に来ました。

東大谷日女命神社を横目に登ります。

地図です。
今までの山と比較すると手ごたえがありそうです。

なかなか厳しい登山道です。

約25分で到着です。
標高199.2ｍです。

見通しはそんなに良くない。

帰りは別の道を下ります。
意外と急です。

下りということもあり、ここまで約10分で下ってきました。

若桜友苑を抜けてきました。

そして駐車場に向かいます。
もう１時半です。
思いのほか時間がかかりました。
飛鳥が残っています。
３時には宿に向かいたいので時間があまりありません。

明日香村に入り、「伝飛鳥板蓋宮跡」に来ました。

この遺跡は７世紀後半から藤原宮に遷るまでのものと思われる。

奈良県立万葉文化館に車を停めます。
「酒船石遺跡」見学です。

それは竹林の中にある。

酒の醸造であるという説があるが、どのような用途なのかは解明されていない。
まさしく古代文明の不思議です。

文化館から歩いて飛鳥寺（ｱｽｶﾃﾞﾗ）に来ました。

現在は田園風景ですが、飛鳥時代はそれなりの京であったのであろうか。

飛鳥寺は596年に創建された日本最古の本格的な寺院です。
しかし、1196年の火災により焼失した。
国の史跡の指定名称は「飛鳥寺跡」です。

1826年に再建された現在の飛鳥寺です。

飛鳥大仏（釈迦如来坐像）です。
609年に作られた日本最古の仏像（銅像）です。

飛鳥寺伽藍復元図があります。

裏手に曽我入鹿首塚があるという。

曽我入鹿の首塚だという。

石舞台に来ましたが、コロナウイルスの影響で中に入れません。

その石舞台を上から見下ろせる場所があります。

石舞台古墳は６世紀の築造で、巨石３０個を積み上げられた石室古墳です。
盛土が失われて露出した天井石の上面が平らなことから石舞台と呼ばれる。
もう３時過ぎ、宿に向かわないと遅くなってしまいます。

五條から京奈和自動車道に乗り、和歌山から阪和自動車道・紀勢自動車道と乗り継ぎます。

南紀白浜のホテルに着いたのは６時です。
今日は疲れました。

ホテルのロビーの天井が高い。

部屋は温泉付きにグレードアップしてくれました。

海を見ながら温泉に入れます。

窓から海水浴場が見えます。

エリート会員なのでラウンジが利用できます。

８時までアルコール類飲み放題です。
ケースの中のビールもいいです。

ということで、こんな状態です。

やはり日本のビールが一番です。

部屋のお風呂に入っておやすみなさい。
写真はそこから見る温泉街の夜景です。

北東の青の印のさらに北東の地が飛鳥・藤原の地です。
宿は一番南の赤の印です。

この旅行記へのコメント （3）

• Osamaさん 2020/03/18 12:12:36

  saudi arabia 残念でした。

  saudiの観光ビザが解禁されたと思ったら、すぐコロナ禍でしたね。何人かのsaudiブログを拝見しましたが、世界遺産もかなりあるようですね。我々夫婦はイスラム教徒なので、saudiには3回ほど渡航していますが、聖域の2都市以外にも訪れたいと思っています。何とか数か月で事態が収まって、渡航できることを願っています。
  ブログを拝見すると、ご近所？みたいですね。偶然会ってもわからないでしょうが、よろしく。
  P.S.当方の居住地は、セントレアから車で15分です。

  fernandoさん からの返信 2020/03/18 13:55:00

  RE: saudi arabia 残念でした。

  Osamaさん
  
  　書き込みありがとうございます。
  　
  　サウジアラビアのビザが解禁されたので、このチャンスと計画しました。
  　サウジアラビアの５つの世界遺産訪問が目的でした。
  　近隣のバーレーン、オマーンも訪問の予定でしたが、入国禁止にされてはどうしようもありません。
  　日本航空（エミレーツ航空）、サウディアはすんなりリファウンドできましたが、ガルフ・エアとサラム・エアはなしのつぶてです。
  　夏にはヨーロッパ（行けるかどうか？）を計画しているので、サウジアラビアは来年再度挑戦です。
  
  　Osamaさんサウジアラビアに詳しそうなので、質問よろしいでしょうか。
  　Al Ula（アル・ウラ）からHail（ハイール）へのバス移動の件、SAPTCOのホームページで検索するも、バスがあるのかないのか要領を得ません。
  　
  　国内も自粛ムードですが、来週から函館を予定しています。
  
  　私の家もセントレアに車だと２０分です。
  
  　よろしくお願いいたします。
  
  　　fernando
  

  Osamaさん からの返信 2020/03/18 19:56:46

  RE: RE: saudi arabia 残念でした。

  残念ながら、我々はジェッダ、マッカ、マディナ　しか行っていません。それも12年前の最初のumrahは個人旅行で知り合いのシリア人にアテンドしてもらい、2018年のhajjiはsaudi承認の旅行社のツアーのみしか催行されません。年末のumrahはH.I.S.のツアーでした。他の地区の旅行は全て個人旅行（今はたいてい夫婦と孫ですが）していますが。次回のsaudiは挑戦するつもりです。そのため、バス路線とか運行スケジュールはわかりません。あしからず。
  Have　a　nice　trip!
  P.S.この夏はTurkeyの予定なのですが、収拾してくれますように！