2015/07/20 - 2015/07/23
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おくぅーんさん
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去年、秋田を中心にした東北旅行に行ってきた。途中、”平泉”に寄って、一応は、岩手にも行くには行ったが、まだまだ見どころたくさんあるということで、今回岩手だけに絞って、旅行の計画をたててみた。時期的に、終盤を迎えた梅雨時。そっちの雨よりも、”のろのろ台風”の動向が気になって、数時間ごとにyahoo.weatherをチェックする旅直前。いくら気にしてもどうかなるわけでもなく、やはし最後は、なるようにしかならないと、気持ちを納得させて、金曜日の晩の11時に家を出発。夜中走ること、約620km。土曜日の朝7時に、最初の目的地の“厳美渓”に到着。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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渓谷ということで、勝手に山の中にあるものとイメージしていたが、周辺は田畑の広がる平地であった。
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メインストリートからすぐのところにあって、気軽に観光できた。景色は見事だが、スケール的にはそう大きなものではないかも。
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延長がだいたい2kmで、約70分の遊歩道もあったが、時間がないので行かないことにした。
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ここは、景色のほかに、”かっこうだんご”が有名。
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岩場のカゴにお金を入れると、対岸からロープ伝いにカゴが飛んできて、その中に団子とお茶が入っているとのことで。”空飛ぶ団子”と呼ばれて、厳美渓名物となっている。
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次は、”猊鼻渓”。げいびけいといいます。はっきりいって、この漢字、読めないです。最初に行ったのが、”げんびけい”で、次が”げいびけい”。紛らわしい地名だが、ここら辺(一関)の2大渓谷と言われているらしい。
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猊鼻渓では、舟下りを楽しむ。いろいろなところで舟下りの体験をしたが、今回みたいに、”行きも帰りも竿一本で”というのは、初めて。だいたいが、到着地点からの帰りは、バスで送迎または電車で帰るみたいだったので。川の流れがあるのかないのかわからないほど緩やかなので、出来る芸当なのかもしれない。
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舟下りの船頭さんの、あきのこない、軽妙なというか脱力系の語りに思わず、含み笑いしながら、目の前に迫ってくる雄大な景色を見ての往復約90分は、あっという間で、とても楽しかった。
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因みに、今回案内してくれた船頭さんは”るるぶ岩手”に出ていた人だった。パンフレットの船頭さん紹介の写真のなかの、写っている場所が”真ん中”あたりで、俗に言う”センター”だとのこと。
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じゃんけん大会で決めたらしい。また、握手会は”のこぎり男”がやってきた事件以来行わないとのことで。(のこぎり男は、岩手県で起きた事件)。AKBのことよく知ってるね。勉強熱心なのか、ミーハーなのかわかんないけど、面白ければ、それでよし。
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猊鼻渓のあとは、すぐ近くにある、“幽玄洞”という鍾乳洞。ちょっと、マイナー気味?
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人はそれほどいないが、思ったよりも、鍾乳洞は長くて見ごたえあり。なんだかインディージョーンズみたいだった。
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そうこうしているうちに、丁度昼時となり、一関で有名な“一口餅膳”を食べに、駅近くの“三彩館ふじせい”へ行く。
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一つのお盆に九種類の味付けしたタレのついたお餅が運ばれてきて、いままで見たことのないビジュアルで、感動。味は、いろいろあって楽しめたが、全体的に少し甘すぎるかな。餅もよかったが、それよりも、いっしょについてきた、大根、ごぼう、ニンジンなど、具だくさんの御雑煮の、出汁がなによりもおいしかった。餅食べに来たのにね。
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腹いっぱいになった後は、陸前高田の“奇跡の一本松”を見に行く。
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たくましいね、この一本松。復興の象徴だね。
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ここ奇跡の一本松付近は、地面のかさ上げ工事のため、砂を運ぶためのベルトコンベアが縦横無尽に張り巡らされていて、まさに復興真っ最中といったところという感じ。住宅の移転先を造成すると共に生じた土砂を市内のかさあげ工事に使うためにベルトコンベアで運んでいるとのことだった。
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津波の被害にあったと思われる地域には、建物がなくて寂しい感じがするが、それでも瓦礫の類はあまり見受けられず、少しずつ復興しつつあるのかなと思われた。それにしても、従来あったはずのところに道があったりなかったりで、ナビが大変だった。本日の宿泊する予定の、“ルートイン宮古”も、わがナビゲーションに登録されておらず、グーグルマップには、津波でなにもなくなったはずみたいな場所ということになっているし、ホテル探すのに、おうじょこきました。
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二日目の朝は、曇り模様。朝一、“浄土ケ浜”に向かう。雨が降っていなかったので、目的の“さっぱ船”は運航していた。ただし、生憎の濃霧のため、観光船については、第一便は欠航という放送があった。
早速、小さな磯船に乗り込み、“かっぱえびせん”に寄ってくる、かもめと共に、いざ沖へ。船から間近にみる島はとても迫力があってよい。今日だけなのかよくわからないが、霧のため島の様子がよく見えないため、尚更、観光船をやめてさっぱ船に乗ってよかったのかなと。 -
そしていよいよ、メインイベントの青い洞窟に。晴れていれば、もっときれいな、コバルトエメラルドブルー色だったのかもしれないが。それでもなかなかの発色だったので満足できた。
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浄土ケ浜から見える、連なった島々は、何となく和歌山の橋杭岩に似ているかも。もっと天気がよかったらなあ。岩手の宮古なんか簡単にこれないからね。
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次の目的地は、“龍泉洞”。
龍泉洞の内部はとても涼しくて、長袖のシャツが必要なくらい。 -
いろいろなカラーの照明でライトアップされていて、とてもきれいだった。
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それと、洞窟内部に勢いよく流れている水の量の異常な多さと、地底湖の透明度と深さに驚いた。(透明度は世界一!!)。地上では、絶対に見れないことだし、想像もできないことだ。
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そして、本日の宿泊地“盛岡”に。
盛岡での目的は、ご当地ラーメンである。冷麺とじゃじゃ麺を食することに。 -
まずは、じゃじゃ麺。オーダーの仕方がよくわからなかったが、とにかくそんなにたくさん食べれないので、小さいサイズのものを2人で分けるという、店側にするととても迷惑な注文をしてしまった。出てきた麺は、腰の強いうどんみたいな感じ。まあまあおいしく頂けた。その後、たべたあとの皿に生卵とスープを合わせて、すべて流し込む。それが、意外とおいしかったよ。じゃじゃあ麺よりも。
次は、冷麺。街を歩いていると、冷麺の看板よく見かけたが、ほとんどが焼肉とセットとなっている。冷麺自体の専門店はないのかも。
で、今回頂いた店が、“食道園”というところ。折角なので、焼肉のとんとろも注文した。冷麺は、麺硬めで輪ゴムみたい。初心者なので、お好みで辛さを調節するタイプを注文する。発祥の地が朝鮮ということで、やはり辛いわ。
富山ではなかなか食べることができない二つのご当地麺を、口に合う合わないは別として、本場の有名どころで実食できてとてもよかった。 -
最終日の朝、いつものように散歩に出かける。最初に立ち寄ったのが、盛岡城跡。やっぱり、天守閣がないとなあ。それから、“盛岡八幡宮”という、由緒正しそうな神社。菅原道真公と関係ありそでなさそで。盛岡といえば、石川啄木か宮澤賢治か、あとは新渡戸稲造?
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この銀行もいい味出してるよね。
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あとは、帰るのみの約650kmの旅。ただ、帰るのももったいないので、途中、“えさし藤原の郷”という、観光施設に寄ることにした。
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藤原氏ゆかりの建物を復元したものらしいが、時代が鎌倉以前ということで、いまいち古すぎて、知っている人も少なく、よくわからないというのが、正直な感想。わざわざ、ここだけ見に来ようとは思わないかな?それでも、帰り道にあって、ちょっとした観光気分味わえるところだったので、よかったんじゃないかい。
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今回、岩手の宮古まで、結構な距離を走って間近で見た震災後の現状。あれから4年経ったけど、復興もやっとスタート地点に立てそうかなぐらいに見えた。
岩手県はとても広くて、まだまわり切れていない。あと何回か旅行プランたてれそうなので、次もがんばっぺ。
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