2020/02/15 - 2020/02/15
90位(同エリア453件中)
つららさん
サントリー山崎蒸溜所の試飲付き80分のツアーに行きました。
人気のあるツアーでなかなか予約が取りにくいのですが、昨年に仕事でご一緒した知人に連れて行っていただきました。参加したのはこのツアーに誘ってくださったAさん、職場の後輩のBさん、Bさんのご主人のCさんと私の4人です。Aさんの引率のもと、30歳代から50歳代まででワイワイ社会見学をしてきました。
ビール、日本酒、ワインは普段飲んでいますが、ウイスキーはほとんど飲んだことがありません。ここではサントリーウイスキーの中でも大変人気が高く品薄になっている「シングルモルトウイスキー山崎」が試飲できるのですが、私にその値打ちがわかるのでしょうか?
※この旅行記は鉄分ゼロです。
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JR東海道線山崎駅に10:30集合。
今日は鉄分ゼロですが、反射的に撮ってしまう(笑) -
山崎駅を出て右方向に歩くと、この表示があります。
駅を降りてから、山崎蒸留所までの行き方はわかりやすいです。 -
すぐにサントリー山崎工場が見えてくるので、線路沿いに進みます。
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踏切で待っていたら、瑞風が通過。
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東海道線の向こうにサントリー山崎工場があります。山崎駅からゆっくり歩いても10分程度。
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山崎蒸溜所構内には電柱がありません。とにかく環境がすばらしい。
左側にある守衛所で受付をします。ツアー参加者はここで参加証を受け取り、首からぶら下げます。サントリー山崎蒸溜所 名所・史跡
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クラシックな階段。
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説明してくださるスタッフの方の引率で、ガラス越しではなく実際の製造現場に入って見学させていただけます。
動画と録音はNG、写真は可とのこと。
仕込槽
麦芽を砕いたものを仕込み水と混ぜてお粥状態に。麦芽中の酵素の働きで、でんぷんが糖に分解された後に濾過して麦汁を作ります。
※当日配布されたパンフレットの説明文書より編集 -
仕込槽の中を覗く窓
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これも仕込槽
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発酵槽
濾過した麦汁に酵母を加えます。酵母は、麦汁の糖を分解してアルコールと炭酸ガスに変え、ウイスキー特有の香味成分を作り上げます。この工程を経てできた発酵液をもろみと呼びます。
※配布されたパンフレットより抜粋 -
蒸留釜
発酵によって生まれたもろみを、ポットスチルと呼ばれる蒸留釜を用いて2度蒸留することにより、アルコール濃度の高いニューポット(蒸留されたばかりの無色透明なモルトウイスキー)を生み出します。
※配布されたパンフレットより抜粋 -
ポットスチルはそれぞれ形状が違っていて、形によって原酒の味わいが変わります。
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上から出ているパイプみたいなのの角度によっても味が変わるんですって。
へぇ~ -
貯蔵庫
ここで樽熟成されます。もちろん、樽の材料、大きさ、貯蔵場所の気候風土、貯蔵庫内の場所によっても香味は複雑に変化します。 -
No.の文字が四角く囲ってあるのは国産の樽、この写真のように囲っていないのは輸入の樽です。
ここまでの説明を聞いて、条件設定の組み合わせで膨大なバリエーションが存在すること、大変手間がかかり大量生産ができないこと、水がとても大事なこと、シングルモルトというのはその蒸溜所で作られた原酒のみで作られていることは理解できました。
ブレンダーさんは1日に大変多くの回数、テイスティングをされます。 -
以上で製造現場の説明は終了です。
試飲会場へと移動する途中にこのような庭がありました。水がとても透明で、この地の利がよくわかります。 -
ツアーに含まれる試飲
色、濃度を観察し、香りをかいで、口に含んで、それから少し水を足してみて…。
いや、いくら私がバカ舌でも、こうして比べると違いはわかります。膨大なバリエーションがある原酒を、最適の、しかも一定の味にブレンドするのは大変なことです。こうしてブレンドされた山崎はものすごくおいしかったです。←おいしいとしか表現できないところがバカ舌
ブレンダーの方は(感覚を狂わせないため)プライベートでもカレーは食べてはいけないんですって。 -
試飲
左からホワイトオーク樽の原酒、ワイン樽の原酒、右の2つはともに山崎です。山崎のうち片方は上で述べたような試飲をし、もう片方は好きな飲み方でどうぞと言われましたが、実際にはおいしいハイボールの作り方の講習があったので、皆さんハイボールにしていました。ここのウイスキーの仕込み水で作った氷と炭酸水と山崎で、教えていただいたおいしい作り方で作った超贅沢なハイボールは、めちゃくちゃおいしかったです。 -
おつまみも用意されています。
まんなかのグラスでハイボールをいただきました。
夢中になったあまり、できたハイボールの写真は撮り忘れました -
ツアーとは別の有料試飲コーナーです。
ツアー参加者(参加証を首からかけている人)のみ入ることができ、入手困難なウイスキーもリーズナブルに試飲することができます。 -
山崎の18年をお願いしました。600円でした。
複雑でなんかいろんな味が多層的に出てくる。だけど全体としてまとまっていてまろやか、ものすごくおいしいです。
感想が薄っぺらいのが哀しいところですが、おいしいことはバカ舌でもちゃんとわかりました。
古いほどお値段も高価になりますが、古いほどおいしいかというと好みの問題なのかも。25年のものも一口だけいただきましたが、私にとってはこの18年のほうが魅惑的な味わいでした。
この日は暖かかったので、4人でおしゃべりしながら外の椅子席で1時間半くらい楽しみました。環境がよいので気持ちよかった。
ウイスキー通であるAさんとCさんは、何度も追加購入してご満悦でした。←もはや見学でなく飲み会
このあと、近所のおうどん屋さんでシメのおうどんを食べて、山崎駅で解散。
サントリー山崎蒸留所では、説明もわかりやすく、入手困難なウイスキーをリーズナブルに試飲することができ、アクセスもよくて、近所においしいおうどん屋さんもありと、大変充実した社会見学スポットでした。
また、ぜひ行きたい。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- あっぺ呑んさん 2020/05/08 11:56:34
- 山崎いい、好きです!
- つららさま
こんにちはあっぺ呑んです。
仙台にもニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所がありますが、あまり交通の便がよくありません。仙山線で作並駅まで40分位、さらに送迎バスでっていう感じです。まわりには何もありません。私はどちらかというとサントリーが好きなんです。勿論地元の「竹鶴」も嫌いではないですが。ただの呑んべぇです(笑)
ウイスキーはもっぱら家呑みです。ロックグラスにクラッシュ氷をいっぱいに入れて山崎を少し多めに入れ、ペリエというミネラルウォーターの炭酸いれます。つまみはチョコレート、ポッキーとかFranもいいですね。それと小岩井のレーズンバターがあれば十分です。ただ飲み口がよくてはかどるのが玉にきずです。
蒸溜所を見学なされたということは、天使の分け前のはなしもお聞きになったと思います。ウイスキー作りの職人さんたちはなかなかユニークなことおしゃるなと思いました。季節もよくなりお酒のおいしい(何時もおいしいんですが)頃となりましたが、如何せんことしは!?つう感じです。早く呑み鉄がしたいなぁと思う今日この頃です。
きっと皆様同じきもちでしょうね。
まだ当分、家呑み鉄が続きそうなので呑みすぎご注意ください、お前だろ!(笑)
ではまた。
あっぺ呑ん
- つららさん からの返信 2020/05/09 13:19:59
- 天使の分け前
- あっぺ呑んさま
こんにちは、つららでございます。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
あっぺ呑んさまはお家で山崎を愛飲されているのですか。クラッシュアイスと山崎多め、ペリエで、おつまみのセレクションも含めてすごい上質な飲み方ですね。今ならよくわかります。どの炭酸水を選ぶかは大切ですね。
あっぺ呑んさま、さすが呑兵衛最上級者でいらっしゃいます。
山崎はなかなか売っておらず、自宅にはミニボトル1本あるだけでなかなか惜しくて飲めませんが、飲む時には何十年ぶりにレーズンバター買って、チョコレートとともに合わせます!
ところで、自作の梅酒を割る炭酸水を山崎の天然水で作った炭酸水に変えたら、こちらも繊細に、おいしくなりました。(気のせい?)
蒸溜所で、天使の分け前のお話はありました。ユーモアがあり、また上品で粋な表現ですね。
このお話とともに、熟成中の蒸発でどれくらい減るかというのがわかりやすく展示されていましたが、かなり減るのですね。天使はかなりの大酒呑みでした。(笑)
まだまだ家呑み鉄は続きそうですが、ほんまに飲み過ぎに気をつけてがんばります。 (あ~電車乗りたい)
つらら
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- Akrさん 2020/05/04 20:16:47
- ウィスキーは大人の味(知ったか)
- つららさま
こんばんは。Akrでございます。
あ、ひとり旅じゃない(旅と言っていいのか)。グループ行動もOKなんですね(笑)
場所は知ってます。東海道線の撮り鉄名所、サントリーカーブのところですよね?新快速の車窓から見てました。あそこのインカーブ、結構な速さで電車来るから見ていると楽しいです(←すぐ鉄の話題に持ってく)あ、あと島本駅の発車メロディがサントリーオールドの「夜が来る」ですね。わざわざ生で聴きに行ったアホです(笑)
サントリーの工場の見学、予約取りにくいんですか?良いタイミングで行けましたね。
仙台にもマッサンのニッカ工場がありますが、なんかウィスキー工場ってビール工場とかよりはオトナの雰囲気があっていいですよね。品が良いといいますか。。。まあ、私には無縁のものですけど(笑)私もウィスキーは普段あまり飲まないので、サントリーウィスキーというと銀座のクラブ(行った事はない)に並んでる高そうな〇年モノとかにはまったく疎くて、もっぱら「角ハイボール」でお世話になっています。
でも良い銘柄でハイボール飲んでみたいですねえ。
楽しい1日になったようでなによりです。
それと、フツーに踏切で瑞風と遭遇するんですね(笑)ラッキーじゃないですか。
ホントにウィスキーの知識がうすっぺらですんません。
たまにはこんな日帰り旅もいいもんですね。
つららさま、フォートラ始めてから駅名標の写真撮るのクセになったでしょ?(笑)
わかります。
ではでは~
-Akr-
- つららさん からの返信 2020/05/05 15:59:09
- また一つ大人の味を知ってしまいました
- Akrさま
こんにちは、つららでございます。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
あそこはサントリーカーブと呼ばれる、しかも有名なところなのですね。たしかにあのあたりでは外線を走る電車はかなり飛ばしますので、線路脇で見ていたら迫力あるでしょうね。島本駅の発車メロディのことも全然知りませんでした。というか、山崎蒸溜所は京都府大山崎町にあるものとずっと思っていました。(汗) 所在地が大阪府島本町なので、最寄駅でなくても島本駅の発車メロディがサントリーオールドの「夜が来る」なのですね。勉強になりました。(わー!誰かに言います!)しかもAkrさま、聞きに行かれるなんてすごいです。
フォートラに一人旅以外で出る?のは初めてです。一応ふつうの協調性はあることを、さりげなくタグでアピールしてみました。(笑)
山崎蒸溜所の見学は予約が取りづらく、だいぶ前に取っていただきました。誘われていなかったらなかなか行かない所ですが、試飲したウイスキーがとてもおいしくて、ものの見事にハマってしまいました。Akrさまの旅行記にも缶のハイボールがよく登場しますね。
駅名標撮るクセ…バレてましたか。思わず駅名標を撮るようになったのはフォートラを始めてからです。瑞風は、割と普通に遭遇しますが、サンライズ以上に「よく見かけるけど絶対乗れない列車」ですね。ちょっと変わった電車を見かけたら思わず撮ってしまうのも、駅名標と同じく、フォートラを始めてから身にしみついてしまった習性です。(笑)
コロナが終わったら、まず関西国鉄骨董市に出かけることを楽しみに、明後日からも在宅勤務がんばろうと思います。
つらら
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