2020/01/31 - 2020/02/04
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Fuyuyamaさん
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「ダイヤモンドダスト」や「サンピラー」が見たい!この一心で2012年に初めて冬の美瑛を訪れてからこれまでに4回、延べ日数では16日間滞在していることになる。しかし、未だにダイヤモンドダストやサンピラーに一度も出会えていない。昨年は春の足音が迫る3月中旬に訪れたため無理なからぬ面もあったが、5回目となる今年は万全を期し厳冬期の2月初旬に行くことにした。果たして今年の美瑛は、願いを叶えてくれるだろうか。
なお、今回の旅は1月31日から2月4日までの4泊5日。いつものツアーは使わず、美瑛の友人宅へ居候してシャッターチャンスを狙う計画だ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JALグループ 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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羽田空港から7時40分発のJAL551便旭川空港行きに乗る。出発までまだ時間があったので、第1ターミナルの展望デッキへ行ってみる。富士山が朝日でオレンジ色に輝いている。幸先がよい!
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しかし、展望デッキへ行った本当の目的はコレ、「嵐JET」の撮影。熱烈なファンである妻からのリクエストだ。
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旭川空港到着は9時30分。天気予報は「曇り時々晴れ」で、最低気温は-5.7℃、最高気温+2.0℃とのこと。噂には聞いていたが、北海道も記録的な雪の少なさらしい。確かに空港から美瑛へ向かう国道は、路肩に少し雪がある程度で車道は乾いていた。美馬牛にある友人宅でゆったり過ごし、陽が傾き始める午後2時過ぎから丘巡りに出かける。薄雲が広がる空から優しい光が差している。
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昨日まで北風が強く吹いていた様で、丘の表面にはシュカブラ(風紋)ができていた。
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「もう一つのマイルドセブンの丘」を通りかかると、面白い雲が出ていたのでシャッターを切る。
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イチオシ
カラマツ林の手前にある一本立ちの白樺の方が好みだ。
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夕暮れ迫る「親子の木」。昨年の夏は、一面の馬鈴薯の花で埋め尽くされていた。
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1日目は、「セブンスターの木」がある丘の夕焼けで終了。
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美瑛2日目は、日の出前の「新栄の丘」からスタート。染まり始めた空の下、大雪山「旭岳」が鎮座している。本日の天気は「晴れのち曇り」、最低気温は-15.5℃、最高気温は-3.6℃との予報だ。昨日に比べるとかなり冷え込んだが、周りを見る限りダイヤモンドダストはおろか霧氷も望み薄だ。
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本日の日の出時刻は6時44分だが、実際に太陽が美瑛富士の左側から姿を見せたのは7時過ぎだった。
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「新栄の丘」からの眺め。このまま天気が持ってくれれば良いが...。
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大雪の山並み。美瑛の上空には雲がかかっているが、大雪山の上空は青空だ。
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空との境界線がオレンジ色に輝いている。
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白と青の世界。
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雪面に落ちる影もキレイだ。
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夕方、丘を一巡り。五稜の丘で日輪(ハロ)が出現。急いでロケーションの良い場所へ移動する。
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イチオシ
だいぶ薄くなってしまったが、「もう一つのマイルドセブンの丘」で日輪を捉えることができた。
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イチオシ
この日の最後は「親子の木」の落日を望遠レンズで撮影。梢に止まるカラスのシルエットと相まって、何だかアフリカのサバンナに沈む夕陽の様な写真になった。
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美瑛3日目の朝は、いつものように5時起床の6時出発。気になる天気は「曇り時々晴れ」で最低気温は-17.5℃、最高気温は-0.9℃との予報だが思ったより寒く感じない。それでも場所によっては、道端の草木に僅かながら霧氷がついていた。
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枝の霧氷をアップで。
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ガラス細工の様な枝。
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写真を撮っていると、林の奥から「コン!コン!コン!」、「コン!コン!コン!」と響く音が...。探すこと約5分、ちょっとボケているが木の幹をノックする「アカゲラ」の姿を捉えることができた。
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水蒸気が多い川沿いなら霧氷がつきやすいハズと、美瑛川の緑橋に移動。
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案の定、川沿いの木々は霧氷で飾られていた
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川面に張った氷の上には「フロストフラワー」の様なものが...。
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白金温泉の「白鬚の滝」を見に行く。滝の本体は凍っていないが、その脇は見事な氷瀑となっている。
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青い池の上流に位置するこの川は「ブルーリバー」と呼ばれている。
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午後になって青空が顔を覗かせるようになった。雪面に落ちる影が青い。
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遠くの雪原につがいのキタキツネを発見し、望遠レンズでシャッターを切る。
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しばらく被写体になっていてくれたが、他のカメラマンも大勢集まってきたためか退散していった。
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イチオシ
美瑛4日目。昨夜の天気予報では「曇りのち雪」の予報であったが、ダメ元でいつもの時間に出発する。新栄の丘に到着すると思ったより空は晴れており、うっすらと霧がかかった丘では何かが起こりそうな予感が...。急いで「千代田の丘」へ移動すると、遂に『太陽柱・サンピラー(太陽を中心に上下に伸びる光の筋)』が出現した!
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しかし、このあと天気は急速に悪化。家の中での停滞を余儀なくされる。
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美瑛5日目、最終日の朝を迎えた。毎回思うことだが、美瑛の天気予報は当てにならない。昨夜の天気予報では終日雪マーク。さすがに今日はダメだと諦め二度寝をしようとしていたところ、ふと窓から東の空を見ると星が輝いているではないか。慌てて身支度を整え、いつもより1時間遅い7時に丘巡りに出発する。改めて空を見上げると、ちょうど美瑛の上空だけはポッカリと青空が開いているが、その周りはグルッと雪雲に囲まれているようだ。青空が開いているうちが勝負と、気になる風景をカメラで切り取っていく。
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雪雲の上から顔を出した太陽が雪原を金色に染めている。
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なだらかな曲線を描く丘が、柔らかな朝の光に包まれている。
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逆光に照らされた雪面がセピア色に染まっている。
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イチオシ
滑らかな雪面の陰影が美しい。
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丘の上に続く足跡は物語を感じさせてくれる。
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光芒が雪原に降りそそぐ。
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木の影が雪面に縞模様を描く。
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美瑛に来ると必ず立ち寄る撮影スポット「四角い木」。ちょうどステージに立っているかのように光が当たっている。時刻は8時30分、朝の撮影はこれにて終了。
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家に戻って1時間、雪とともに強風が吹き、荒れ模様になってきた。昨日、庭に設置してある餌台にパンくずと小鳥の餌を撒いておいた効果が早速現れる。悪天候にもかかわらず、いろいろな鳥たちが入れ替わり立ち替わり餌を食べにくる。今までいた小鳥たちがパッといなくなったと思ったら「ミヤマカケス」が現れた。
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白樺の木に群れでやってきたのは「シマエナガ」。
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ふわふわなフォルムから「雪の妖精」と言われ人気急上昇中!
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先ほどの吹雪も、昼過ぎに空港へ向かう頃には回復し青空が出てきた。
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住宅地を通りかかると、道端に面白い形の雪だるまが並んでいた。
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厳冬期の美瑛を巡った今回の撮影行、何とか太陽柱は撮れたものの、やはり自然が相手では思ったようにはいかない。滞在日数に限りがある中では、何よりも『運』が必要なのかも...。
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因みに私が帰った2日後の2月6日、友人が撮影した「サンピラー」。気温は-27℃とのこと。
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こちらは2月8日に撮影した「ダイヤモンドダスト」。やはり「ツキ」は必要のようだ!
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