2020年初旅行　メキシコ8日間の旅　その4

2020/01/25 - 2020/02/01

2020年最初の旅行先は中南米メキシコになりました。
阪急交通社の「新・メキシコハイライト8日間」というツアーを利用してメキシコシティーとユカタン半島を回ってきました。
はじめてのアメリカ大陸です。アステカ文明、マヤ文明という私にとってはあまりなじみのない文明の遺跡をじっくりと観光することができました。
行程は以下の通り
1月25日（土）　成田空港～アエロメヒコ航空にてメキシコシティへ。着後、メキシコシティ歴史地区観光。
　　　　　　　　・メトロポリタン大聖堂
　　　　　　　　・ソカロ広場
　　　　　　　　・国立宮殿
　　　　　　　　・カミノ・レアル・ティエラ・アンデンドロ（銀の道）
1月26日（日）　メキシコ国立自治大学観光
　　　　　　　プエブラ観光
　　　　　　　　・プエブラ大聖堂
　　　　　　　　・サント・ドミンゴ教会
　　　　　　　　・ソカロ広場
　　　　　　　　・タラベラ焼き工房
　　　　　　　　・パリアン市場
　　　　　　　　・砂糖菓子の家　
　　　　　　　メキシコシティに戻り、マリアッチ音楽鑑賞
1月27日（月）　三文化広場
　　　　　　　レフォルマ通り
　　　　　　　テオティワカン遺跡観光
　　　　　　　メリダへ異動
1月28日（火）　ウシュマル遺跡
　　　　　　　　チチェンイッツァー遺跡観光
　　　　　　　　
1月29日（水）　チチェンイッツァー朝日鑑賞
　　　　　　　　グランセノーテ
　　　　　　　　トゥルム遺跡観光
　　　　　　　　カンクンへ
1月30日（木）　カンクン自由行動
　　　　　　　　イスラムヘーレス

　　　　　　　　夕方、カンクン発メキシコシティへ、
1月31日（金）　深夜メキシコシティ発　
2月1日（土）　成田空港着

その4はユカタン半島の観光、ウシュマル遺跡とチチェン・イッツァ遺跡です。

エリア チチェン・イッツァ(メキシコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: 団体旅行
• 利用旅行会社: 阪急交通社

ハイアット・リージェンシーの朝食です。
メニューが多くてなかなか美味しかったです。

水木しげるさんの「幸福になるメキシコ」という本の中に、メキシコのホットケーキがとても美味しいという記述がありました。
今回は朝食にホットケーキがよく出たのでたくさん食べました。確かに美味しいですが、ほかの国のホットケーキと比べて特に美味しいかどうかはよくわかりませんでした。

メリダは宿泊しただけで、観光はしませんでした。
チェックアウトして観光に出かけます。

メリダから南へ約80㎞ほどで最初の観光地ウシュマルに到着します。
メキシコシティのものとは違い、こちらはマヤ文明の遺跡になります。

遺跡エリアに入ると最初にあるのが、魔法使いのピラミッドです。
現在は登ることはできなくなっています。本来は四方に階段があったそうです。復元の仕方があまり正確ではないとのこと。ちなみに上部にある穴も本来は存在しないものなのだそうです。

古代マヤで聖なる木と考えられていたセイバの木。

ユカタン半島に来てあちこちで見かけるようになったイグアナ。

階段を登ります。石垣の間にもよく見るとたくさんイグアナがいました。

総督の宮殿
実際にどう使われていたかはわかっていないそうです。

総督の宮殿の前庭にあるジャガー像
ここで少し自由時間になりました。
総督の宮殿の階段を登って建物の近くに行ってみます。

壁面の彫刻

建物内部は特に見どころはないようです。ハトのフンの匂いが充満していました。

森に囲まれた遺跡群の様子が一望できます。

次は亀の家です。

亀は水の使者として、雨乞いのために祀られていました。

グラン・ピラミッド
ここは上まで登ることができます。

急な階段を慎重に登って上まで来ました。
目玉の親父のような彫刻があります。

ピラミッドの上にもイグアナがいました。

周囲を見渡します。
森の木々の間から遺跡がみえていました。

下りの方が怖かったです。

先ほどピラミッドの上から見えたのが鳩の家と呼ばれる遺跡でした。何に使われたものか全くわかっていないそうです。

マヤ文明といえば有名な球戯場です。

尼僧院に入ります。
中庭の周りを四角に建物が囲ってあります。
マヤの建築に特徴的なマヤ・アーチと呼ばれる疑似アーチが見られます。
ウシュマルは7世紀初頭のマヤ古典期に栄えたもので、プウク様式と呼ばれる様式でたてられています。

現地ガイドさんの解説によると、本当のマヤの建物は石の表面は漆喰で塗り固められ、とても美しいものだったそうです。

マヤ文字が刻まれた石

プウク様式に特徴的なカギ鼻の神の彫刻

マヤ･アーチがあちこちに見られます。

ウシュマル観光終了です。メキシコシティは涼しかったのですが、ユカタン半島に来るととても暑くなります。エントランスにあったジューススタンドで緑のジュースを買いました。チャヤという名の植物の葉をジュースにしたものらしいです。ほのかな苦みがありますが、さっぱりとしていてとても美味しいジュースです。

調べてみると、チャヤという植物はユカタン半島あたり特産のようです。非常に栄養価の高いもので、ジュースだけでなく、色々な料理に利用されているそうです。
日本の青汁とか、アシタバとかそんな扱いなのでしょう。

ウシュマル観光終了後、近くのホテルのレストランで昼食をとります。

レモンの輪切りの入ったトマトスープ。
酸味があってなかなか美味しかったです。

肉とトルティーヤ。
どれも美味しかったです。

デザートはプリン。
甘かったです。

ウシュマル リゾート マヤというおしゃれなホテルでした。

食後バスで2時間半くらい、ずっとジャングルの中の道を進みます。
ユカタン半島に来てから車窓の景色はほとんど変化がないので、移動中は大体寝ています。
いよいよ今回のツアーの目玉中の目玉、チチェン・イッツァーに到着しました。

エントランスを通ってまず最初にマヤ・カレンダーの説明と販売が始まりました。
あまり興味がないので説明の間、近くをうろついて写真を撮っていました。

ブーゲンビリアがきれいに咲いていました。

遺跡エリア全体が公園のように整備されていて、通路の両側にはズラリと土産物屋が並んでいます。

土産物を眺めながら遺跡に向かいます。
先ずは高僧の墳墓
きれいに修復されています。発掘当時、5つの偽装墓の下に本物の墓があったそうです。

20世紀初頭にエドワード・トンプソンというアメリカ人によって発掘されました。

次に進みます。
いかにもメキシコらしい柄の生地が売られています。

カラコル。
天文観測台だったそうです。春分・秋分などのを驚くほど正確に観測できたそうです。

お店の横で実際にナイフを持って店主がお面を彫っていました。

有名な古代の宇宙飛行士が描かれているといわれるパレンケの石棺の土産物

見ザル・言わザル・聞かザル
世界中にあるんですね。メキシコの場合は聞かザルではなく「悩まザル」だとガイドさんが言っていました。メキシコ人の自殺率の低さは有名です。

中心的な神殿、エル・カスティージョに来ました。
きれいに整備された広場になっています。

広場の北にある球戯場。
午前中にウシュマルで見たものよりかなり広いです。

両側の壁に一部レリーフが残っています。首を切られて血が噴き出す人の姿が描かれています。

ピラミッドに来ました。

春分と秋分の日、蛇神の羽が陰で現れる有名な階段です。

周囲は予想以上にきれいに整備されていました。立ち並ぶ出店の多さも含めて、中国の観光スポットみたいです。

おとなしい犬たちが寝そべっています。
夜間、光のショーを開催していると公園内で迷子になる観光客がでてくるそうで、この犬たちは彼らを捜索して連れ戻すのが仕事なんだとか。

ツォンパントリ（頭蓋骨の台座）
いけにえの骸骨を大衆にさらす台だったそうです。

一つ一つ表情の異なる骸骨が彫られています。

ジャガーと鷲の台座

戦士の神殿と千本柱の間

夕方になりました。店じまいが始まっています。
たくさんあった商品を一つ一つ紙にくるんで毎日持ち帰るそうです。棚も片づけていました。

本日のホテルに到着しました。
オプションでククルカン・ナイトという光のショーを申し込んでいたのですが、希望者が少なかったために催行されませんでした。
このあたりはジャングルの中なので、周囲は何もありません。夜は何もすることがなくなってしまいました。

ホテルの中をぶらぶらします。

夕食はホテルの庭に面したレストランでいただきます。

温かいパン。
美味しかったです。

ビール。薄くて美味しかったです。

テキーラサンライズとスープ

肉、野菜をトルティーヤにくるんで食べます。とても美味しかったです。

デザートはクレープ。
ここの料理は素朴な感じでしたが、なかなか美味しかったです。
食後はすぐに部屋に戻りました。部屋の中にはテレビもなかったので、シャワーを浴びてすぐに寝ました。
明日の朝はチチェンイッツァーで日の出を鑑賞します。