妹と行くクロアチア周辺の旅-4(ボスニア・ヘルツェゴビナ）

2019/06/26 - 2019/06/26

旅行5日目。ドゥブロブニクからボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルまでバスでの日帰りツアーに参加しました。（事前に申し込みしていきました。）
熱波のせいで、恐ろしく暑くて、まるでフライパンの上を歩いているような一日で、もう少し涼しければゆっくり歩いて見れたのかもしれませんが、とにかく木陰を探して歩かないと倒れてしまいそうでした。
世界遺産であるスターリモストの架かるモスタルも、水と空の美しい自然に囲まれた街でしたが、民族共存の難しさ等、国際社会の中で私たちが避けては通れない課題を考えさせられるところでもあり、訪れることができてよかったと思います。戦争の爪痕もそのままに、忘れてはいけないものが残されている街でもありました。

エリア モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: その他
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ドゥブロヴニクで目覚める２日目の朝。今日も晴天。7時過ぎですが、すでに日差しが眩しいです。

まずは、ペットボトルにお水を入れに向かいます。

8時過ぎにバスで出発。道中、向こう岸に見えるのはストンの城壁です。万里の長城は見たことがないですが、これだけで十分立派です。明日はこのストンに訪れます。

もう少し進むとこんな田園景色に遭遇します。
国境を二回越えてボスニア・ヘルツェゴビナに入りますが、なんと2時間待ち…大渋滞なのかなんなのか…
国境越えが一回で済むように中国資本で橋を架ける工事が始まるとのこと。将来的にはこの待ち時間ロスも減ることでしょう。

モスタルへの手前でメジュゴリェという、カトリック教会で有名らしいネレトヴァ県の小さな街に寄りました。普通の観光客というよりは、信仰の深い人々がたくさんバスでも訪れていました。実はこの時点で炎天下を歩けないほど、カンカン照りです。

お庭の聖母マリア様には膝をついてお祈りされている方々絶えません。

バスからモスタルの標識が見えてきましたよ。

モスタルの街に着いて最初に30分ほど、ガイドさんが映像と共に、街の歴史を教えてくださいました。いつもは外で輪になってお話するそうですが、如何せん、死にそうに暑いのでコーヒーショップの中に入れてもらいました。
旧市街はクロアチアとは随分違い、トルコ文化の影響が色濃く残っていそうでした。（ちなみにトルコにはまだ行ったことありません。。。）

紛争で壊されて再建されたスターリモスト(古い橋の意)を歩いて渡ります。地元の石、テネリア、を使って建設されたらしく、スニーカーで歩かないとツルンツルンで滑りそうです。

スターリモストからの風景です。ネレトヴァ川が綺麗ですね。

旧市街側です。右側はずらっと全部お土産屋さんか、レストランでした。

川の流れの涼しい音が心地よく、この周辺のレストランは賑わっていました。

左側も右に同じく。家々は石造りです。

向こうに見えていたのは新しい橋だったでしょうか。時間が限られていたので、あまり遠くには行きませんでした。

この塔が何だったか忘れてしまいましたが、石畳の道がずっと続きます。

お土産やさんの集まるメイン通りを抜け少し歩くと、紛争で傷ついた建物が現れました。

壁をよく見てみると、数多くの銃弾の跡がそのままに。罪のない人が多く巻きこまれたかと思うと辛いです。でも、まだ歴史に浅いこの現実を自分の目で見れてよかったと思います。忘れてはならないものでしょう。

ここにも廃墟が現れました。かつては住宅地だったのでしょうか。

世界遺産である、スターリモストを遠くから眺められるところにきました。ひたすら道なりに歩き、あるレストラン隣の階段から降りてきました。

近寄り、下から見ても、美しい橋です。

見納め。美しきスターリモストのかかるモスタル。

お土産やさんが所狭しと並んでいるところに戻ってきました。少し遅めのランチタイムにしたいと思います。2時くらいだったでしょうか。日傘をさしてても、暑くて死にそう。

お客さんが多そうな頭上を蔦で覆われたレストランにすることにしました。入口ではお姉さんが民族衣装のような可愛い服をきているお店です。（写真撮り忘れ・・・）
私たちが選んだのは５，６種類のボスニア料理が詰まったナショナルプレート。ボリュームたっぷりで日本人の口によく合い、どれも美味しかったです。手前奥にあるブドウの葉でくるんだ、トルコ料理のドルマは大好物で、こんなところで出会えて嬉しかったです。しかもクロアチアより安くて、お財布にも優しいランチでした。

モスタルを後にし、帰り道に、こちらもまたネレトヴァ県にある小さな街、ポチテリに寄りました。かつて、芸術の街であり、オスマン建築が多くあったようですが、1993年のボスニアヘルツェゴビナ紛争で破壊されてしまったようです。歴史的建築部がなくなってしまったのは非常に残念なことです。
山の上まで登っていけるのですが、たったの30分の寄り道だったので、木陰で休憩して終わりました。

夕方ドゥブロヴニクに帰ってきて、この日も旧市街と夕陽を眺めて終わりました。
明日はストンとコルチュラへお出かけです。