2020/01/31 - 2020/01/31
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杏仁豆腐さん
東京都美術館で「ハマスホイとデンマーク絵画」を鑑賞した後は、国立科学博物館で特別展 ミイラ ~「永遠の命」を求めてを見ました。
国内最大級のミイラを科学する展覧会です。平日ですが、多くの人が来館していました。
ミイラを見た後に、上野東照宮に寄りました。鮮やかな唐門・社殿は見事です。
いろいろなものを鑑賞した一日となりました。
ハマスホイとデンマーク絵画 東京都美術館☆レストラン・ミューズ☆2020/01/31
https://4travel.jp/travelogue/11595340
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- 私鉄 徒歩
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国立科学博物館に来ました。
日本館は、1931(昭和6)年に竣工した、ネオ・ルネサンス様式を基調とした重厚な建物で、2008(平成20)年には国の重要文化財に指定されました。建物を上空から見ると、当時最先端の科学技術の象徴であった飛行機の形をしています。 -
総数43体の世界各地のミイラとその背景にあるさまざまな文化や死生観、科学的に明らかになったミイラの実像、そしてミイラに関わる多くの人たちの活動を紹介しています。
ミイラは非常に壊れやすい代物で、運搬だけでなく温度や湿度の管理にも普段以上の慎重さが必要になります。それゆえにこれだけの数のミイラが一挙に集まるというのはとても贅沢な機会といえます。
音声ガイドは、大沢たかおです。 -
ミイラの製造方法に関する展示もあります。4000年にも及ぶ歴史の中でミイラ作りの手法も進化していますが、会場ではそのひとつの方法を映像とともに紹介しています。
古代エジプトでミイラになったのは人間だけではありません。死者の副葬品として動物もミイラにされました。その一種として、ネコ、ハヤブサ、トキのミイラを見ることができます。
日本のミイラもあります。1832年に亡くなった本草学者は、自分の学説を証明するため、自ら望んでミイラになりました。
即身仏《弘智法印 宥貞》も展示されています。即身仏とは、仏僧が瞑想を続けたまま絶命した姿。即身仏は仏と同価値と信じられ、東北の出羽三山などには今も即身仏信仰が伝わります。展示されている《弘智法印 宥貞》は、もともと真言宗の高僧で普段は福島県淺川町の貫秀寺に安置されています。
とても貴重なものをたくさん見ることができました。 -
国立科学博物館から、上野東照宮に来ました。
大石鳥居が見えてきました。
1633年(寛永10年)酒井忠世奉納。国指定重要文化財です。
石材には備前の御影石が使用されています。
関東大震災の折にも少しも傾かなかったほど工事が頑丈でした。 -
徳川家康を祀る神社のことを東照宮と言います。
東照宮は全国に約130社現存するそうです。
四大東照宮とは、日光東照宮、久能山東照宮、芝東照宮、上野東照宮です。 -
石灯籠が連なっています。
200基以上あり、ほとんどが現在の社殿の建築の年1651年(慶安4年)に諸大名より奉納されたものです。 -
上野東照宮の五重塔 (旧寛永寺五重塔)が見えます。
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五重塔の前に、尾藤三柳碑があります。
「乱世を酌む 友あまたあり 酌まむ」 -
松崎鉄之助の句碑
「富貴には遠し年々牡丹見る」 -
神楽殿
1874年(明治7年)、深川木場組合奉納。
屋根の勾配の美しさは都下随一といわれているそうです。 -
石灯篭と五重塔
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広島・長崎の火
広島市の原子爆弾による焼け跡・平和の塔「原爆の火」と、長崎の原爆瓦から採火した「長崎の火」を合火して燃やし続けているものです。 -
「広島・長崎の火」の由来
1945年8月6日・9日、広島・長崎に人類最初の原子爆弾が米軍によって投下、一瞬にして十数万人の尊い生命が奪われました。そして今も多くの被爆者が苦しんでいます。
広島の惨禍を生きぬいた福岡県星野村の山本龍雄さんは、叔父の家の廃墟に燃える原爆の火を故郷に持ち帰り、はじめは形見の火、恨みの火として密かに灯し続けました。しかし、長い月日の中で、核兵器をなくし、平和を願う火として灯すようになり、1968年8月6日、星野村は、この「広島の火」を「平和の火」として、村人の手によって今日も灯し続けています。
核兵器の使用は、人類の生存とすべての文明を破壊します。
核兵器を廃絶することは、全人類の死活にかかわる緊急のものとなっています。
第二のヒロシマを
第二のナガサキを
地球上のいずれの地にも出現させてはなりません。
これは「ヒロシマ・ナガサきからのアピール」(1985年2月)の一節です。
1988年、3千万人のこのアピール署名と共に「広島の火」は長崎の原爆瓦から取った火と合わされて、ニューヨークの第三回国連軍縮特別総会に届けられました。
同1988年4月、「下町人間のつどい」の人々は、この火を首都東京上野東照宮境内に灯し続けることを提唱しました。上野東照宮嵯峨敞全宮司は、この提唱に心から賛同され、モニュメントの設置と火の維持管理に協力することを約束されました。
広範な人々のよびかけによって、翌1989年4月、「上野東照宮境内に〈広島・長崎の火〉を灯す会」が結成されました。それから一年余、数万人が参加した草の根の運動と募金により、1990年7月21日、モニュメントが完成しました。
被爆45周年を迎えた8月6日に星野村の「広島の火」が、8月9日に長崎の原爆瓦から採火した「長崎の火」が、このモニュメントに点火されました。
私たちは、この火を灯す運動が、国境をこえて今緊急にもとめられている核兵器廃絶、平和の世論を強める全世界の人々の運動の発展に貢献することを確信し、誓いの火を灯し続けます。
1990年8月 上野東照宮境内に「広島・長崎の火」を灯す会 -
銅灯籠
全48基。国指定重要文化財。諸大名から奉納されました。 -
銅灯篭
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酒井八右衛門寄進の鈴
手水舎の中に鈴があります。
酒井八右衛門は狛犬などの石工です。 -
狛犬
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唐門です。
1651年(慶安4年)造営。国指定重要文化財。
正式名称は唐破風造り四脚門(からはふづくりよつあしもん)。 -
柱内外の四額面には左甚五郎作の昇り龍・降り龍の彫刻があり、 毎夜不忍池の水を飲みに行くという伝説があります。
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偉大な人ほど頭を垂れるということから、頭が下を向いている方が昇り龍と呼ばれています。
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唐門両側の6基の銅灯篭は、内側より紀伊・水戸・尾張の徳川御三家より2基ずつ寄進されたものです。
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拝観料を払い、中に入ります。
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大楠です。
樹齢600年以上の上野の祖木といわれている御神木です。
幹の太さは8m以上で上野公園一だそうです。 -
見上げてみても、巨大です。
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栄誉権現社です。
御狸様とも呼ばれ、社殿脇にあります。
江戸時代に大奥など安置される各所に災いをもたらし、 大正年間に東照宮に寄贈されてから災いがなくなったといわれています。
他を抜く狸という縁起から強運開祖、受験・就職・必勝の神様として信仰されています。 -
透塀
1651年(慶安4年)造営。国指定重要文化財。
菱格子の向こう側が透けて見えるのでこの呼び名があります。
社殿の東西南北を囲んでおり、上段には野山の動物と植物、下段には海川の動物の彫刻が内外両面に200枚以上あります。 -
今年の干支の鼠です。
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社殿
1651年(慶安4年)造営。国指定重要文化財。
豪華です。 -
文化財保護の為、社殿内は非公開です。
金色殿とも呼ばれており、参道側から拝殿、幣殿(石の間)、本殿の三つの部屋から構成される権現造りです。 -
社殿外壁には豪華な彫刻が施されています。
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社殿は胡粉を何度も塗り重ねて厚みを出し、その上から金箔を貼る事で立体的に輝くよう工夫されているそうです。
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社殿外壁の彫刻には鷹、鶴、鳳凰、獅子が見られます。
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葵の紋
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社殿側から見た唐門です。
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キササゲの木
雷除けになると信じられて社殿造影時に植えられたそうです。 -
上野東照宮ぼたん苑では、冬ぼたんを見ることができます。
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この日は、入りませんでした。入口の牡丹の花です。
上野東照宮ぼたん苑は、1980年(昭和55年)に日中友好を記念して開苑したそうです。 -
上野東照宮を後にし、上野大仏に寄りました。
像高約6メートルの釈迦如来坐像でした。
関東大震災に至る度重なる罹災により損壊し、胴体も戦時の金属供出で失われました。現在では顔面部のみがレリーフとして保存されています。
「これ以上落ちない」という意味で「合格大仏」とも呼ばれ、受験生らが祈願しに来ます。 -
上野大仏は、大仏山という丘の上にあります。薬師仏を祀るパゴダ様式の祈願塔があります。
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大仏山の隣には、時の鐘。
ここで、今日の上野訪問は終わりです。 -
花の雲 鐘は上野か
浅草か 芭蕉が詠んだ句はここの鐘のことである。時の鐘は、はじめ江戸城内で撞かれていたが、寛永三年(一六二六)になって、日本橋石町三丁目に移され、江戸市民に時を告げるようになったという。元禄以降、江戸の町の拡大に伴い、上野山内・浅草寺のほか、本所横川・芝切通し・市谷八幡・目白不動・目黒円通寺・四谷天竜寺など、全部で九か所に置かれた。
初代の鐘は、寛文六年(一六六六)の鋳造。銘に「願主相木好古」とあったという。その後、天明七年(一七八七)に、谷中感応寺(現、天王寺)で鋳直されたものが、現存の鐘である。正面に「東叡山大銅鐘」、反対側には「天明七丁未歳八月」、下に「如来常住、無有変易、一切衆生、悉有仏性」と刻まれている。
現在もなお、鐘楼を守る人によって、朝夕六時と正午の三回、昔ながらの音色を響かせている。
なお、平成八年六月、環境庁の、残したい「日本の昔風景100選」に選ばれた。
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この旅行記へのコメント (1)
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- M-koku1さん 2020/02/03 23:24:03
- ミイラ展の内容は?
- 杏仁豆腐さん
行こうかどうしようか 前を通るたびに考えていたのですが
実際に行かれて 面白かったようですね。
もう少し詳しく 印象を教えていただけると嬉しいです。
宜しくお願いいたします。
Mより
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