2019/09/28 - 2019/09/28
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frau.himmelさん
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4泊滞在したパリ、
まだ旅行記の積み残しはありますが、余裕があったら引き返してアップすることにして、見切り発車します。なにしろ21泊のスケジュールですから、4泊のパリにこんなに時間を割いていたらいつになっても終わりません。
さて、いよいよパリを出てドイツのボンに入ります。
ボンは夫も私も何度か訪れたことがある街です。特に私は2018年8月にも、映画「レマゲン鉄橋」の地レマゲンを訪れるためにボンに滞在しております。
ところが何度も訪れているのにボンのあの有名な楽聖さま ベートーベンの家にはまだ行っていないのです。ウィーンやリンツ、その他でベートーベンには結構深く接しているつもりなのに。
これはもう楽聖の家を訪れるためだけにもボンに是非行かなければ・・・。
もちろんそれだけではありませんでしたが。
またいつものことながら列車の旅も飽きませんね。
パリ東駅での出来事、TGV車内の様子、ライン川車窓の風景など、いろいろ楽しみながら移動しました。
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9・28日。
今日はパリからドイツのボンに移動します。
7時半前にホテルを出る。パリの日の出は遅い。
まだ明けきらないコーランクールの路上では蚤の市が開かれていました。
売られているのは雑多なもの。
面白そうなので少し見たかったけど、地下鉄駅に急ぎます。 -
カルネを2枚残しているのでチケットの心配はなし。車内が混んでいないことを祈るのみ。
実は昨日、心配性の私たちは、パリ東駅まで予行練習をしたのです。
車内は東京のラッシュアワーを思わせるほどの混雑ぶり、こんな中を異国のシニア二人、大きな荷物を引っ張って乗り込めるかしらと心配していました。それでこんな早朝の出発となった次第。
コーランクール駅の壁に掲示されていた写真。
ひと昔前のモンマルトルの風景でしょうか。
今回はモンマルトルに2泊して十分楽しませていただきました。 -
12番トラムで途中4番に乗り換えてパリ東駅へ。
車内はあっけないほど空いていました。
そうだ、今日は土曜日です。
昨日は金曜日の、しかもラッシュアワー時間帯に乗り合わせたので、あんなに混んでいたのですね。
通る人も少ない駅の通路では、正体もなく眠りこけている酔っ払いか、それともホームレス?。
こんなところで襲われたら・・・。
少々恐怖を覚えます。 -
出発時間までまだ1時間以上あります。
まだホームが決まらないし、夫に荷物番を頼んで私は朝食のパンを買いに走ります。 -
今朝は朝食を摂っていません。
駅のカフェでもいいけどホームが決まるまで落ち着かないから、パンを買って車内で食べることにしました。
パリの治安は余り良くない。数年前には連続テロがありました。
駅構内を拳銃帯同でパトロールしているフランス国鉄の公安隊。 -
こちらは軍隊か。
小銃片手に集団で闊歩している姿を見たら、ドキリとします。
私たちはパリの4日間、何事もなくて良かった。 -
そんなことを考えながらパンを買い、夫の元に帰ろうとしたら一人の男性に声をかけられた。
彼の手にはパスポート。
えっパスポートを見せろというの!?一瞬緊張が走ります。
その男性は、固まっている私にパスポートを見せながら、「これはあなたのものではないですか?」って。
そこには東洋人の女性の写真が。
私よりずっと若い女性(笑)。
東洋人の顔はみんな同じに見えるのかしら。 -
あのパスポートをなくした人、きっと今頃真っ青になっているでしょうね。同じ旅人として同情します。
夫にその話をすると、
「人のパスポートの心配より、自分のパスポートを失くさないようにしなさい!」と。
全く腹がたつーー!
電光掲示板ではもう間もなく、9:06発フランクフルト行のホームが発表されます。 -
チケットはドイツ鉄道よりネットで購入しました。
パリ東駅からドイツのボンまで、マンハイムで1回乗換で5時間の旅。
それで一人50ユーロですから安いですね。
日本の新幹線と比較したら一目瞭然。 -
私たちが乗るTGV。
これでマンハイムまで。 -
乗客は意外と多い。
列車の中で問題が発生しました。
私たちの通路を隔てた席に座っていた乗客に、後から乗ってきたビジネスマンらしい男性が「ここは私の席だ」とチケットを見せてクレームをつけています。
ところが良く見たら、どうも昨日のチケットだった様子。
仕方がないので、そのビジネスマン、私たちの二つ後ろの空いている席に座りました。 -
車掌が検札にやってきました。
その男性、盛んになにやらアピールしていましたが、車掌も容赦はしない。
「あなたが何と言おうと規則は規則です!」みたいなことを言い、男性からお金を徴収して新しいチケットを発行していました。
なんともお気の毒。
私たちも間違えないように気を付けなければね。
当人と車掌を撮るわけにはいかないので、聞き耳を立てながら無意味なところを写しています(笑)。 -
TGV内の私の席は望遠席。
Wifiも繋がります。 -
私たちが乗るTGVは、フランス国境を越えてドイツのザールブリュッケンへ。
ここは2017年に二人で訪れました。 -
カイザース・ラウテルン。
2006年のサッカー・ワールドカップの際には、この地で日本対オーストラリア戦がありました。
チケットを握りしめてここに来たわね~。
知っている駅が出てくると、つい懐かしくなり話が弾みます。
思えば二人でいろいろなところを訪れていますね~~。 -
マンハイムでICEに乗り換えてボンまで。
車窓の景色はライン川。
ライン川も何度も通りました。
河畔をサイクリングしているグループ。
今日は土曜日だからね。
ドイツ人はお休みを戸外で過ごす人が多いので、サイクリングやハイキングなど、よく見る風景です。 -
ここはロルヒあたり。
教会の塔は、聖マルティン教区教会。 -
ライン川の中州に建っている「プファルツ城」。
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その背後には「グーテン・フェルス城」
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ローレライの岩が見えてきました。川幅が狭くなったところがそうですね。
私たちがよく知っている「ローレライ」の歌はハインリッヒ・ハイネの詩にジルヒャーが曲をつけたものでした。
今回の旅で、ハイネのお墓をモンマルトル墓地で見つけました。 -
山の中腹には「ネズミ城」が見えています。
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ライン河畔にへばりつくように並んでいる可愛い家々。
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ライン川の美しい風景は何度通っても、いつも夢中で写真に撮ってしまいます。
蛇行しているところはボッパルドあたりでしょうか。 -
コブレンツ駅
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列車がコブレンツを出発したら間もなくボンですね。
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もう1枚。
ここはたぶん、レマゲンの対岸の町あたりでしょうか。
2018年8月の一人旅で、「レマゲン鉄橋」で有名なレマゲンを訪れました。
とても印象深いところだったのに、まだ旅行記には全然手が付けられません(泣)。 -
さて、ボンに到着。
今日と明日の2日間のホテルはボン駅のすぐそば、インターシティーホテルです。
荷物を部屋に置くのももどかしく街に繰り出しました。
昨年(2018年)見逃したベートーベンハウス、今年はどうしても行きたかった。 -
駅前の目抜き通りポスト通りは、今日は週末だからか凄い人。
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それもそのはず、ミュンスター広場ではお祭りをやっています。
楽しそう~!
ちょっと寄り道したい気持ちを振り払って先を急ぎます。 -
広場の中央に立っているベートーベン像だけにはご挨拶して。
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ベートーベンハウスに向かう通りは、軒並み赤い旗が翻っています。
2020年はベートベン生誕250年の記念の年。
ベートーベンが生まれたボンでは、今から様々なイベントが催されているようです。 -
ショーウィンドーもベートーベン。
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ベートーベンハウスに到着。
でも残念ながら館内は撮影禁止。
写真がないと旅行記書けませ~ん!
でも、それでははるばるベートーベンハウスにやってきた意味がない。
資料を参考にして、別記にて少しご報告したいと思います。 -
唯一写真撮影が許可されたベートーベンの肖像画。
小学校や中学校の音楽室でよく見かけましたね。 -
ベートーベンハウスの前の通り。
路面にはベートーベンの顔のプレート。 -
こちらにはクララ・シューマンの顔。
美しい人ですね。
ロベルト・シューマンの妻であり、本人も高名なピアニストでした。
2019年はクララ生誕200年の記念の年。
シューマン夫妻のお墓がボンにありますので、明日お墓参りいたします。 -
さてさて、お腹が空きました。
パリを早朝に出発して、車内でパンを食べたっきりですから当然です。
一人旅で昨年(2018年)も訪れたブラウハウス・ベンシュに夫を連れて行きます。きっと夫は驚くでしょう。
中は予約席で一杯なので、外の席へ。 -
ここは自家製ビールが名物のレストラン。しかもグラスが面白いのです。
あれぇ、ベンシュを頼んだのに普通のジョッキで出てきました。
「曲がったグラスじゃないの?」って私が手真似でウェイターさんに聞くと、外の席ではあのグラスは出さないんだ、って。 -
私が夫に自慢したかったビールはこれ。この曲がったグラスで出てくるベンシュというビール。
「ベンシュ」とはボンのビールという意味らしい。 -
私が昨年訪れた時に撮った写真がありました。
このように指の握りに合わせて曲がっているのです。
最初見た時にはビックリしました。 -
ビールをお代わりするごとにコースターに印をつけます。
ケルンの「ケルシュビア」やデュッセルドルフの「アルト・ビア」と同じですね。 -
お料理は、夫はグラーシュ系の肉料理、
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私はフラムクーヘンをいただきました。
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食事を終えてホテルに帰ります。
せっかくホテルから、市内乗り放題の交通チケットをもらったのだから、バスで帰りましょう、と私が提案したのに、夫はあっさり却下。
街を観光しながらブラブラ歩いて帰ろうって。
ボンのバスターミナル -
マルクト広場には、旧市庁舎の豪華な建物。
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マルクト広場のオベリスク。
実はこれは泉だそうな。 -
ここにもなにやら不思議なモニュメント。
「Mean Average」のプレートが。
気になる方は調べてください。 -
再びミュンスター広場のベートーベン像。
ベートーベンの背後の建物はポストオフィス。
まだお祭りで賑わっています。 -
またまた可愛い泉を見つけました。
子供たちが大騒ぎしてガチョウを捕まえている像です。
何か言い伝えがあるのでしょうか、ドイツではよく子供たちと鳥の像を見かけます。
アーヘンにも鳥を捕まえている像があったし・・・。 -
ミュンスター教会。
正面から撮ったので、小さく見えますが、とても大きな建造物なのです。
昨年の一人旅の時には中に入りましたが、今年は入りませんでした。 -
ボン中央駅。
ホテルは駅を通り抜けた反対側ににあります。
ボンの街歩き、パリと違ってやはりなんだかホッとしました。 -
ボンのホテル、インターシティーホテル・ボン。
2泊の料金281ユーロ。
朝食と市内交通チケット付きです。 -
ホテルの隣が自然食のスーパー、大変重宝しました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- salsaladyさん 2020/02/11 09:29:36
- 学生ベートーベン?じゃなくて楽聖Beethoven!でしたね~
- ☆中学生時代、音楽室に名だたる作曲家のポートレートが飾ってあって、てっきり学生のお手本だよ!と思ってました(浅はかな学生)~
☆ドイツお宅のfrauさんが記すと「ふーん、そうなのか」と納得してしまいます。
☆仏蘭西からドイツへ入るときの景色はそんなに違いませんね。(田舎はそうよね)
☆Bonの町並みもハイデルベルグかと思うくらい似た様なマルクト広場とオベリスク(此はチェスキークルムロフに似てたかな?)記憶は一様にMix状態です。~auf we...
- frau.himmelさん からの返信 2020/02/11 14:25:39
- RE: 学生ベートーベン?じゃなくて楽聖Beethoven!でしたね?
- salsaladyさん、こんにちは。
コンサートでのご活躍、いつも旅行記で拝見していますよ〜。
Salsaさんのマドンナのドレス姿、素敵ですね〜。
おいくつか存じませんが(あの息子さんたちの年齢から推察すると)それなりのお歳だと思いますが、全然崩れていない、努力のたまものですね。
そんな、音楽に深い関わりがあるsalsaさんはやはりベートーベンですね。
「楽聖」って入力したつもりが「学生」になってて慌てて文字変換。
あのベートーベンの肖像画は有名ですものね、どこの音楽室にも飾ってあるし。
でもいろいろ他の写真を見て見ると、本当はボサボサ頭でヨレヨレ服の、もっとダサい男。それに癇癪もちで、あの写真は美化しすぎだと思いますね(笑)。
そんなことには無頓着で音楽のことばかり考えていたから、あのような素晴らしい曲が次々と湧き出るのでしょうね。
変な病気が流行していますが、どうかお身体にはお気を付けください。
himmel
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- ぶどう畑さん 2020/02/03 09:34:10
- ライン川
- frau.himmelさん
ぶどう畑です。
東駅のパスポート事件、写真を見ればわかりそうなのに、声をかけてきたのは怪しい。
それで気を引いて、良からぬことをもあるのかもと思いました。
ライン川沿いの景色、12月の旅で、ケルンからフライブルクの移動したので、私も楽しみましたよ~。
あの旅は、パリのストで旅程を変更したから、何度もライン川見て、何度も渡りました。
どこを流れていても「ライン川!」って思ってしまう。(笑)
ところで、ローレライを過ぎた所のお城は、ネズミ城だと思われます。
ネコ城はもうちょっと綺麗。
- frau.himmelさん からの返信 2020/02/03 21:55:17
- RE: ライン川
- ぶどう畑さん、こんばんは。
今回のフランススト騒動は大変でしたね。
パリには行けなかったけど、代替え案、とても素敵な旅ですね。
黒い森、やっぱりいいわ〜〜。
ぶどう畑さんの代替え案を私の次の旅行に応用しちゃおうかなーって狙っています。
パスポートの男性、そうかもしれませんね。
見せてくれたパスポート自体は青い表紙の本物でしたが、一人ひとり東洋人の女性に聞いて歩くより、一刻も早く遺失物に回した方が手元に返る確率は高くなりますよね。
おー危ない危ない。
ネコ城、本当だ。
あの写真の城はネコの耳がありませんね。
写真の順番がローレライの近くだったからと、よく確認しないでネコ城と決めつけてしまいました。早速訂正しておきました。
ありがとうございました。
ぶどう畑さんの続きの旅も気になります。
himmel
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