コペンハーゲン４時間観光 in 2019 (& 2006写真をおまけ)

2019/06/25 - 2019/07/07

旅程は6/25から滞在していたマインツから、
7/1にスカンジナビア航空でフランクフルトからコペンハーゲンに移動、
コペンハーゲンからマルメはエーレンストーグ(電車)で橋を渡ってアクセス。
マルメから一日だけコペンハーゲンに遊びに行き、翌日は成田に帰国した。

フライトは　成田>>コペンハーゲン>>フランクフルト（マインツ滞在）
　フランクフルト>>コペンハーゲン（スウェーデンのマルメ滞在）>>成田

スウェーデンのマルメで国際会議があったからなのだが、日本からヨーロッパまでは時間がかかるので、一度来たらなるべく多くの仕事を固める。
ついでに寄ったドイツはばかばかしく暑かったので(連日38度39度)、気合をいれてスウェーデンに移動してきたが、北欧は「何だこれはっ」という涼しさだった。

そういうわけで去年のコペンハーゲン情報を遅ればせながら旅行記に。もっと前にも来たことあるのだが……コペンハーゲンは。そのときの情報もついでに記述しておく。

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 旅行の満足度: 4.0

成田からコペンハーゲンに向かうスカンジナビアエアの食事。スカンジナエアはパンがさりげなくおいしい。他の料理の味はルフトハンザ並だけど。
**ANAやルフトハンザはファーストやビジネスクラスの搭乗経験があるのだけど、ANAは座席や食事の差があるものの、ルフトハンザはエコノミーでもファーストでも(皿が違うだけで)食事の味はあまり変わらない気がする。スカンジナビアはどうなんだろう、とちょっと気になるとこと。

このパンもおいしかった。空腹ではなかったので、パンだけいただく。

コペンハーゲン空港に到着。コペンハーゲン空港はハブ空港になっていて、そりゃあもう鉄道も飛行機もワシャワシャアクセスしてくる。なので巨大だ。
何かちょっと食べようと色々あった中のレストラン【gorm’s】に入る。あとでスウェーデンの知り合いに聞いたら、”Pizza King”ともいうGorm氏のレストランチェーンだそうだ。
４トラベルでスポット登録が無いので、HPを直入力。
https://www.gormspizza.dk/

注文したのはハワイアンピザとチキンパスタ。前の週にハワイに行って来たはずなのに(オワフ島で会議があって、日本で二泊してドイツ、そのままスウェーデンに来ている)、これはこれでいい感じで、リアルハワイのものよりもずっと美しい。

こんなに大きいのに、薄くて案外軽かったので、さくっと食べてしまった。ほとんど娘のお腹に入ったとしても、怖いな、旅先の食欲は。
（写真はピザ屋の回し者みたいになってるが、娘は大学生です）

宿泊していたマルメ（コペンハーゲンから電車で２０-３０分のスウェーデンの街）には観光場所がないので、学会のエクスカーションに行かなかった時間で、電車でデンマークへ遊びにきた。

私はコペンハーゲンは来たことがあるが、同行してきた娘は初めてだ。エーレンスド橋を渡る電車の窓から、海の上に並ぶ、風力発電のプロペラがたくさん見える。

昼過ぎに国境の橋を渡って、コペンハーゲン中央駅に到着した。
ヨーロッパの大都市の駅（終着駅になる場所）は、少なからず似てはいるんだけど。このちょっと古い感じがヨーロッパっぽくて好きだ。

コペンハーゲン中央駅 駅

このあたり、なんとなく、見覚えがある気がする私は、以前コペンハーゲンは来たことがあるのだが、同行してきた娘は初めてだ。

コペンハーゲンも水路の街だ。水路の街は、見かけが美しい、ベネチアやアムステルダムなどもそうだが、観光地になりやすい気がする。このニューハウンの繁華街周辺、昔来たなあ～と、ぼんやり思い出す。

ニューハウンという繁華街。昔来たな、この辺も。

ニューハウン 散歩・街歩き

コペンハーゲンの証券取引所(左端)と、それをひっくり返したみたいなモニュメント。この銅像のおじさんは、誰だったか忘れた。

Borsen 旧証券取引所 建造物

娘がコペンハーゲンに着たかったのは、この救世主教会の外壁に上りたかったからだ。塔の先端まで、外壁ををらせん状に付いた階段を上れるはずなのだが、雨が降っても、風が強くても上れなくなる。木製の階段でスリル満点なんだそうだが。
残念ながらこの日も、風が強くて封鎖されていた。

救世主教会 寺院・教会

気を取り直して、救世主教会の中に入る。シャンデリアも白い壁も、絶対に綺麗だ。

デリケートで、何となくリズミカルな形のシャンデリア。

救世主教会の中の天使の像は一人ひとり名前が書いてあって、これで名簿が作れるんじゃないかと思う。全員撮影してくればよかったな。

これも救世主教会。天使たちに向き合っている反対側の壁には、大きなパイプオルガンがあって、像が支えている。えもいわれぬオリエンタル感。

救世主教会を回ってから、次の場所を探すのに、【Joe & The Juice】に入る。コペンハーゲンにはそこらへん中に【エスプレッソハウス】と【Joe & The Juice】があって、軽食や飲み物が飲める。……ちょうどスターバックスだな、と思う。

スポットは適当。だって山ほどあるんだもん。

ジョー アンド ザ ジュース カフェ

宝物を展示しているという、ローゼンボー離宮に向かう。

ローゼンボー離宮 城・宮殿

ところが、ローゼンボー離宮は間一髪、目の前で閉まってしまった。「まだ5時前なのに～」と、娘は伸びた。

ドイツの教会は常に開いている印象だったが、スウェーデンもデンマークも、午前10時から午後3時など、観光客を入れてくれる時間（地元の人も？）が極端に短いようだ。

正面ゲートの両側にいた狛犬(←まさに狛犬ポジション)が、妙に気が抜けた顔で笑ってた。

ローゼンボー離宮のモラン（ムーミンに出てくるモランに似ているからそう呼んでいた鳥。デンマークにもマルメにもたくさんいた）

そんなわけで、コペンハーゲンの観光は余りついていなかったのだが、ショッピングだけはアクセサリーや服のかわいいのがそろっていて、街歩きにはよかった。

だらだらと歩いて、駅に向かう路上にあった古本屋さん。いい感じの本が並んでいたのだが、日本風の漫画が書かれた書物が……ええええ、と。そっち系のオタク文化はどの国にもあるのかも知らんが、日本の印象って、どうなのよ。

街中に、かもめがたくさんいる。海辺だからそうなのかもしれないが、人を恐れないし、とにかく大きいし、連中がまとまっていると人間のほうが怖い思いをする。

何の模様なのか良くわからないが、波っぽいのかな。コペンハーゲンのマンホール。

今回は入らなかった【チボリ公園】。｢遊園地はいいや｣とのこと。
娘に言わせると全体的に彼女の下宿している横浜界隈～みなとみらいに似てるんだそーだ。大きな公園があって、港があって、なんとなく大振りで。まあ、いわれてみればそうかな。

チボリ公園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

私は2006年にはチボリ公園で会議のバンケットがあったので、中に入って遊んでるんだが。

チボリ公園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

2006年の5月だったかな、ヨーロッパのとてもいい季節だった。共同研究者の学生さんが会議で優秀賞を取って舞い上がっていたから、それが仲間たちに伝播したのかもしれない。

公園内を走る路面電車に、みんなで乗ってはしゃいだ。

チボリ公園内にあったレストランでいただいた食事＠2006年。国際会議のときだから、世話人が気を使ってくれたのか、食べやすい料理が多かったように思う。

3時間以上かけて、着席タイプのちょっといい感じのバンケットを終えて（←普段、この会議のバンケットは立食だったりバーベキューだったりなので）、暗くなったチボリ公園の中を散策した。
いろんな国の建物を模したものがあって、このあたりはフランスかな。

ライトアップされた公園内は幻想的で綺麗で、でも、もう少し上品なライティングにしない？　というシーンもあったかな。

万国旗がはためいていたインターナショナルなエリア……ここの前で、いろんな国の人と記念撮影したんだった。

当時私はドイツと日本を行ったり来たりしていて、このときはドイツから大勢で連れ立って来ていた。ドイツ人のほかに中国人とスペイン人の同僚がいて、日本人の学生もいた。それから、昔、日本でうちの研究室にいた学生さん(日本人)がアイルランドに就職して(面倒を見ていたアイルランド人の)学生を連れてきていた。
書いてて、インターナショナルだったな、英語が乱れてたわけだ(←どんどん、通じりゃいいという考え方になる)、と、今更ながら思う。…

2006年に滞在したのは、【CAB IIN】という船室(キャビン)みたいな感じのホテルだ。ホテル代が高いから、学生さんが大変だから、教授まで付き合ってそのランクのホテルに行くのが、当時のドイツの研究室の慣わしだった。

というか私もその研究室で交通費や滞在費を出してもらってたから、「もっといいホテルにしろ」とかわがままがいえなかったんだよな。電車などもドイツのグループと一緒に団体割引を使ったので、そういうことになってしまうようだ。ほんっとにもう、慎ましいというか何というか。

キャビン コペンハーゲン ホテル

【CAB INN】の部屋の中。これはコマンダークラスとかいう二人部屋で、私は一日だけ女子大生がいたほかは、一人で使っていた。3人部屋の学生さん・ポスドクさんは狭かった、と騒いでた。

これも2006年の写真。えらく自転車が多い。
当時聞いた話では、自転車は街の人口の約二倍の数で、自転車の盗難保険や乗り捨ての自転車も完備されていた。車がいない町、という印象だった。

2019年もレンタル自転車は多く、スマホに入れたアプリで借りたり返したりできるようになってた。が、車は……増えてた気がする。　なぜだ？

2006年には人魚姫を見に行った。この後、ドイツ人の友人が嗾けて、私の学生＆ポスドクが人魚像の岩に飛び乗り人魚にキスをした。身長190のポスドクと比較して初めて「人魚、デカイんだな」と思った。

コペンハーゲンの女神像をがっかりする観光地の代表のようにいうことが多いけれど、私はコペンハーゲンは比較的、居心地の良い街だと思う。

2006年に入ったコペンハーゲンのレストランの食事。ニューハウンだと思うけど、どこだっけ……

これも同じ店。大勢で入ったので、騒いでいて、店の名前、忘れた。

2006年に撮影した、かわいらしいデニッシュクローネのコイン。小さなハート型の刻印が可愛かったので、両替出来ないのをいいことに、お土産にしてた。今回の出張で使えるかと思ったけど、コペンハーゲン、徹底したキャッシュレス環境になってたな (＾_＾；

学生たちが Back to the Future みたいだといっていた、市庁舎の時計台。何となく雰囲気はわかる。

当時、街を歩いていてショーウィンドーの中に見つけたフォルクスワーゲン……の、猫。いや、モコモコのフォルクスワーゲン。いったい何を考えているのか。

この辺、えらく明るいが、壁でつながった長屋風というか ―― デンマーク人の博士に聞いたら、ここは陸軍宿舎だったらしい。

2006年のコペンハーゲン中央駅。一週間コペンハーゲンにいたので、いろんな所を歩いた記憶が。今と少し違うのかな。
ヨーロッパの建物は日本よりも変化が穏やかだけど、この年に使った会議場はなくなっていたと思う。

2019年に戻る。コペンハーゲンの駅前は確かに変わっている、と、思う。スイーツ店なのかな【Social Foodies】。
スポット登録が無いので、こちらに。
https://socialfoodies.dk/

アイスクリームをどれにしようか、と悩んでいたら、「味見してみたら？」と、紙スプーンで一口ずつ、何種類でも出してきてくれた。採算取れるのか、と、ちょっと心配になるくらい気前がいい。

結局【SocialFoodies】で娘が選んだアイス。色々味見してからだったので、悪いような気もしたが、ミントとバニラのシンプルなものを購入した。さわやかでおいしかった。私は紅茶。

駅のそばに、スーパーマーケットみたいなのがあって、カラフルな野菜がたくさん並べられていた。2006年には、ドイツに比べて物価が高いなあ、と思ったのだが、あまり変わらなくなってる……のかな。

これは、遊びに行った日ではなく、スウェーデンから帰国の途中に利用したデンマーク空港の【エスプレッソハウス】。
ほんとにね、どこにでもあるんだよ……

フォカッチャを選びました。なかなかおいしかったけど、油っぽいのと、多かったなあ。結局食べちゃったんだけども。