ヨーロッパ落穂拾いの旅第２弾：アンドラ、西、スロベニア、マルタ、伊旅行【２４】（2018年年末年始 ７日目③ 恐怖？ナポリの夜）

2019/01/03 - 2019/01/03

ヨーロッパ未踏破国も遂に残りひと桁の9カ国となりました。昨年、落穂拾いの旅ということでモナコやサンマリノなど小国を巡りましたが、今回はその第2弾として、残りの小国、アンドラ、マルタと中欧にぽっかり残ったスロベニアを中心に、アンドラの入口バルセロナとイタリア5大都市のうち未訪問であったナポリをも回る欲張りな予定を立てました。山間の小国アンドラでは、現代的な街並みが広がっているのに驚き、久々のバルセロナはガウディ建築群の特異さと施設入館料の高さに目を瞠り、それほど期待していなかったブレッド湖やリュブリャーナなどスロベニアの美しい風景に触れ、地中海の交差点マルタの歴史建築物に圧倒され、ポンペイ遺跡や雑然たるナポリの街並みに南イタリアの風土を感じました。相変わらずの詰込み雁字搦め旅程なので無理があった部分もありましたが、なんとか巧く熟して行って来ることができました。

日程は以下の通りです。

1日目（12/28）羽田 ⇒ 北京
2日目（12/29）⇒ バルセロナ、アンドラ観光、バルセロナ移動
3日目（12/30）バルセロナ市内観光、
4日目（12/31）スロベニア移動、ブレッド湖観光
5日目（1/1）リュブリャーナ観光、マルタ移動
6日目（1/2）マルタ島内観光
7日目（1/3）マルタ島内観光、ナポリ移動
8日目（1/4）ポンペイ観光、ナポリ市内観光
9日目（1/5）ナポリ市内観光、ローマ移動 ⇒ 北京
10日目（1/6）北京 ⇒ 羽田

今回は７日目?です。

エリア ナポリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: マルタ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

バレッタからバスでホテルのあるスリーマに戻って来ました。空港への出発まで少し時間があるので、スリーマ市街を散策します。
（ﾊﾞﾚｯﾀ13:29 ⇒ 13:53ｽﾘｰﾏ）

まずはタワースーパーマーケット、地元のお菓子など探しに見て回ります。
（ｽﾘｰﾏ散策13:53～14:47）

隣に模型を陳列している土産物屋があります。ショーウィンドーに並んでいるものだけを見てもバレッタのスーベニアショップより、完成度の高いものばかりです。思わず入ってしまいました。

続いてはプラザショッピングセンターに来ました。

見た目は狭そうですが、中は結構充実しています。

入ると寿司のお店がありました。

ワサビというお店、スシのファストフードといったところでしょうか。

陳列棚はこんな感じ、サーモンを中心としたラインナップです。今日は飛行機の乗継で到着予定地ナポリには深夜になると思われるので、夜食用にテイクアウトしました。

ショッピングもこれでおしまい、海沿いを歩いてホテルへ戻ります。

対岸には見飽きることのないバレッタの風景が潮風の香りとともに広がります。

ホテルが見えてきました。ひとつだけ飛び抜けて高層ですが、隣地は工事中で、この辺りは高層ホテル群となるようです。

ホテル前の道からさらに海沿いに降りれるところがあったので行ってみました。バレッタの風景も見納めと思うと少々寂しいです。

ホテルへ戻り荷物を受け取り、予約しておいたエアポートシャトルを待ちます。

エアポートシャトルは少し遅れてきました。誰も乗っておらず、これは専用車かなと思ったのですが、さすがにそんなことはなく、バレッタの奥へ「寄り道」して、イタリア人らしい4人連れを乗せて空港へ向かいました。
（ﾎﾃﾙ15:26 ⇒ 15:56空港）

こちらがエアポートシャトル。マルタの交通機関としては安価で乗りやすいものでした。

空港はとても小さく、チェックイン手続きはすぐ終わったのですが、ボーディングタイムになってもなかなか搭乗手続きは始まりません。

ようやく搭乗が始まりましたが、出発は30分以上遅れました。マルタからナポリへは都合のいい直行便が無かったので、エアマルタでいったんローマへ飛び、乗り継いでナポリへ向かいます。
（ﾏﾙﾀ18:25 ⇒ 19:53ﾛｰﾏ）

ローマに到着しました。30分以上の遅れは縮められませんでした。

ローマでは元々2時間半の乗継時間があったため、遅れても焦りませんでしたが、ここでも出発が遅れました、さすがにこれはまずいです。
（ﾛｰﾏ22:28 ⇒ 22:55ﾅﾎﾟﾘ）

なぜまずいかというと、ナポリから市街地までの公共交通機関であるバス「アリバス」の最終が23:20なのです。
結局ナポリ・カポディキーノ空港には予定より30分遅れの22:55に着陸しました。沖止めなのでターミナルまでの移動、荷物受取りなどを終え、バス乗場を探し当てるのに25分しかないとは．．．う～ん、運を天に任せます。

ターミナルへの移動はスムーズに行きましたが、荷物はなかなか出てこず、23:15頃ようやく受領。バス乗場へ急ごうとすると、税関職員が何故か私だけを呼び止め、パスポートの提示を求めます。「なんでこんな時に」と思いましたが仕方ありません、要求に従い、無事放免されて急いで空港ビルを出ました。バス乗場が目の前なら乗れると思ったのですが、見当たりません。タクシー乗場の列を尻目に、比較的人が多く歩いて行く方に行きましたが、皆迎えの車などに乗って散ってしまい、バスの姿も見当たりません。近くにいた人バス乗場を聞いてもわからないということでした。そういえば事前情報でナポリ駅前や空港は、工事などでバス乗場がよく変更になると書いてあるのを思い出しました。

最終バスの時間も過ぎたので万事休すです。傷心の思いですが、こうなると唯一の移動手段であるタクシーで行くしかありません。名にし負う治安の悪い街ナポリで、深夜のタクシーに乗らねばならないとは．．．と思いましたがここは肚を決めて、タクシー乗場に並びました。
既に列は短くなっていて私が最後の客でした。行先のホテル名を言うと了解とばかりに車を出し、メーターを作動させてはくれましたが、運ちゃんは若い男で、強盗に様変わりしたら勝てそうもない感じなので、緊張はいや増すばかりです。最大限の防衛策としてパスポートは肌身に着け、いざというときの「示談金」として多めの現金をポケットに入れ、カメラをチラつかせ、グーグルマップで現在地を確認しながらの乗車です。幸い空港からホテルのある駅周辺までバスでも15分ほどなので恐怖の時間はそれほど長くない．．．はずです。

ナポリの街中に入り、薄暗い通りでタクシーは停まりました。見ればちゃんと指定したホテルの前です。強盗にはならず連れて来てくれたのにはホッとました。メーターを見ると12ユーロとなっていたので渡そうとすると、怖い顔をして20ユーロだと言います。正当料金（深夜料金？大荷物料金？）かはわかりませんが、30ユーロくらいはボラれると覚悟していたので、この程度で拍子抜けしました。ナポリの治安も用心するのはいいのですが、先入観に囚われるのも良くないのかなとも思いました。
（空港23:25 ⇒ 23:43ﾎﾃﾙ）

ホテルは昨日までの豪華ホテルとは打って変わって、ベッドひとつがやっと入るくらいの狭いホテルです。深夜0時近くですが、スリーマで買った寿司をつまみにビールを飲んで寝ました。明日はポンペイ観光です。