逆さもみじの曽木公園2019～池に映る夜の幻想的な世界、昼間の青空と紅葉も美しい（岐阜）

2019/11/14 - 2019/11/14

岐阜県土岐市（ときし）の南東部に位置する曽木公園（そぎこうえん）。
曽木公園は紅葉の名所として日本紅葉の名所100選に選定されています。
11月に入ると紅葉が始まり、紅葉した樹木が大小八つの池の水面に映る「逆さもみじ」は、幻想的な景観になります。
夜のライトアップに映るもみじは神秘的な世界となります。また、昼でも青空ともみじが映り、美しい景観を楽しめます。

令和元年（2019）は、11月8日～17日に「曽木公園もみじまつり」が開催されました。

実は1年前の11月18日（日）、土岐市駅前から夕方の「曽木公園もみじライトアップ臨時バス」に乗り、曽木公園に向かったのですが、大渋滞に巻き込まれ1時間以上遅れました。
帰りのバス時刻の関係から「逆さもみじ」を見ることをあきらめ、悔しい思いをしました。

今回はそのリベンジで、令和元年11月14日（木）土岐市駅前 12:29発の市民バス「土岐南北線」に乗り、曽木公園に到着。曽木公園に5時間ほど滞在し、昼とライトアップの「逆さもみじ」を観賞します。
帰りは曽木公園19:10発の臨時バスを利用し土岐市駅前に戻ります。
帰りのバスは渋滞しにくい迂回路を別便で回送して来るので、定刻に発車します。

なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・登竜門「第4回 日本ユーモア陶彫展'06」
・曽木公園もみじライトアップ実行委員会「逆さもみじ」パンフレット
・曽木温泉バーデンパークSOGI「曽木公園もみじライトアップ」
・土岐商工会議所「曽木公園もみじまつり（ライトアップ）」
・土岐市「市民バス」
・ウィキペディア「曽木公園」

エリア 土岐(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「曽木公園 逆さもみじ」のポスター

もみじのライトアップは令和元年11/8～17の16:30～21:00。

JR中央本線土岐市駅

新横浜6:00発の新幹線で出発し、豊橋から東海道・金山・中央線経由で10:30に到着します。

曽木公園へ行く市民バスの出発まで2時間あるので、土岐市内の町なかを散策します。

土岐川を渡り

陶彫が展示されている土岐川公園へ向かいます。

美濃焼のモニュメント（中央橋）

どいてどいて、見えないよ～（土岐川公園）

鈴木又一作「平常心では、いられない」。
第1回ユーモア陶彫展'97の激励賞の作品。

1300年の歴史と伝統を持つ、日本一の陶磁の街「土岐市」では、市民生活の身近なところにユーモアあふれる作品を設置しています。

何だか、重いなあ～（土岐川公園）

天野祐夫作「ねじ状象城」。
第1回ユーモア陶彫展'97の激励賞の作品。

わっせわっせ･･･（土岐川公園）

砂浜で卵からかえったウミガメの子どもたちが、海へ戻るところなんですね。

鈴木浩明作「いのちの軍勢 砂浜のウミガメの子のごとく」。
第8回日本現代陶彫展2000の作品。

下街道（土岐市役所近く）

土岐川沿いの県道421号は「下街道」と呼ばれ、中山道の裏街道でした。

風情のある「窯の煙突」（土岐市役所近く）

煉瓦煙突です。

ユニークなシャッター（駅前商店街）

象牙のハンコのキャッチコピー「小さなハンコ 大きな役目」は傑作！

美濃焼のモニュメント（伊野川の橋）

山間部を流れる土岐川を表現しているのでしょうか。

お昼は和食麺処「サガミ」（土岐市駅周辺）

天ぷら蕎麦をいただきます。

土岐市民バス「土岐南北線」

土岐市駅前から曽木公園方面へ行く平日の市民バスは、12:29発1本のみ。

市民バス「織部号」

織部焼の「織部（おりべ）」。このバスに乗ります。

バス車内

朝方に曽木方面から土岐市駅へ走り、昼に曽木方面へ帰るバスは、買い物や通院など地元住民の足になっています。

曽木公園前にある「バーデンパークSOGI」

バスは13:35に到着。土岐市駅前から66分かかりました。

「バーデンパークSOGI」は温泉、温泉プール、トレーニングジム、レストランなどがある温泉リゾートです。

ガッハッハッハ･･･（バーデンパーク）

カタツムリが顔を歩くので、くすぐったいのですね。

松浦弘道作「虫と遊ぶ」。
第4回日本ユーモア陶彫展'06「大笑」をテーマにした作品。

色づく紅葉（バーデンパーク）

光に輝くススキの穂（バーデンパーク）

東濃名産「竹皮羊羹」（バーデンパーク内）

バーデンパークで30分ほど休憩し、売店で「竹皮羊羹」をおやつに買いました。

見頃になっている紅葉（曽木公園入口）

200円の協力金

公園入口で200円を支払い、入園します。

園内にはモミジ、カエデ、イチョウ、ツガ、ミズキなどの樹木と、大小八つの池があります。

飲食広場は公園の外にあるので、一度出場しても入園券を持っていれば再入場できます。

最初の池

水面に「逆さもみじ」が映ってます。

時刻はまだ14時台。

青空に映えるもみじ

絵画のような景観

池に映った赤や黄の紅葉が風でゆらめくと、不思議な色合いになります。

真っ赤になったもみじ

緑をバックにした紅葉

鮮やかな色の「もみじ」と渋みのある「逆さもみじ」

水面に映る赤や黄の彩り

池に溶け込む「逆さもみじ」

鏡に映ってるような「逆さもみじ」

15時を過ぎると日射しが斜光線になり、「逆さもみじ」が鮮やかに映り始めます。

贅沢な紅葉

「もみじと銀杏」が倍になって見えます。

枯れ葉の舞う「もみじと銀杏」

この写真は水面に映った逆さの紅葉（次の写真）を上下反転させています。

水面とは思えないほど綺麗に映る逆さの「もみじと銀杏」

風に揺らぐ水面

時々、池が波立ちます。

池に浮かぶ落ち葉の清掃

時刻は15:30。

ライトアップの1時間前になると、池を綺麗にします。

黄色く輝く銀杏

背の高い銀杏

誰でももみじになれる「顔ハメ看板」

黄色く大きな葉は「ハウチワカエデ」

焚火にあたり夕暮れを待ちます

少し暗くなってきたので、一旦公園の外の「うまいもの広場」に出てライトアップを待ちます。

時刻は16時を過ぎ、しんしんと冷えてきたので、豚汁を食べ、焚火で暖をとります。

青空がまだ残る黄昏時の「逆さもみじ」

時刻は17:20。

まわりが暗くなり、ライトアップが始まっているので再入園します。

ライトアップで美しい「逆さもみじ」

洗練された「逆さもみじ」

昼間の景色とはひと味違い、紅葉した樹木が綺麗に池に映ります。

「逆さもみじ」を見る「逆さ見物客」

箱庭風「逆さもみじ」

「逆さもみじ」の絶景

池の中は神秘的な別世界

幻想的な風景

上にも下にも伸びる銀杏

池に映る分身

池に映ると「曽木公園」と読めます

地上の看板は逆さに書かれた「曽木公園」。

では、紅葉を充分満喫したので、そろそろ引き上げます。

笑うカエル軍団（バーデンパーク）

夜になるとバーデンパーク前の陶彫もライトアップされています。

勝野正博さん作「爆笑」。
第4回日本ユーモア陶彫展'06の作品。

帰りの臨時バス

19:10発の臨時バスで土岐市駅前に戻ります。
今晩の宿はホテルルートイン土岐です。

今日は天気も良く風もなく、穏やかな池の水面に念願の幻想的な「逆さもみじ」が現れ、2年かけて無事観賞することができました。