５０年前の思い出の地を再び　平戸ー長崎

2020/01/13 - 2020/01/15

毎年恒例となった夫の誕生月の小旅行。昨年の北九州に続き今年も南へ向かいました。佐世保１泊、博多１泊の北九州の旅です。５０年前に友人と訪れた平戸の長閑な風景が忘れ難く平戸は外せない。そして夫は昨年行って大いに気に入った「糸島」の牡蠣小屋は外せないようです。それ以外は行き当たりばったりの旅程です。
早々と超先取りのチケットを手に入れ、レンタカーも、ホテルも手配して出発を待つのみ。
直前、娘からの私設学童のSOSがあったもののスルーして出発した薄情なジジ・ババでした。

この旅の後、一気にコロナ感染のニュースが駆け巡ることとなりましたが、まだまだ、のんびりモードの旅日記です。

1月13日
JAL307便　東京(羽田)　8:00発　→　福岡　10:05着
九十九島を観光して、できればハウステンボスのイルミネーション。
ホテルフラッグス九十九島泊
1月14日
平戸を観光後博多入り。
ホテルWBF福岡天神南泊
1月15日　
JAL318便　福岡　15:00発　→　東京(羽田)　16:35着

予定では一気に平戸へ向かう予定が、翌日の天気は雨模様。ならば、まず九十九島観光してから翌日ゆっくり平戸へ入ろう言う事となり、お天気と相談しながらの旅の始まりとなりました。

エリア 平戸・生月島(長崎)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは目指せ九十九島遊覧。どうせなら、太宰府天満宮に寄ってから行こうと向かったものの、祭日でもあり、大渋滞に巻き込まれ、諦めました。
渋滞によるロス時間約２時間。ギリギリ14:00の観光船の乗船時間に間に合った。

九十九島海賊遊覧船みらい 乗り物

今にも雨が落ちてきそうな空だけど、明日は終日雨。今日行くしかないな。と観光船に乗り込みました。

入江に大きく弧を描いて船は入っていきます。

「もっと近づいてくれるよ」地元の常連のお父さんが教えてくれました。「回数券があるから、時間があると乗ってるんだ。水族館もいいよ」「水族館の情報ありがとう。でも時間が迫っているのでごめんなさい」
こんな会話をしながら、船はここで折り返しです。

帰りのコースは、こんなギリギリの水路を進みます。
ここから見える「潜伏キリシタン」の島についてもお話を伺いました。

旅先で出会う地元の方との触れ合い。やっぱり楽しい旅のお土産です。

雲の間から覗く太陽が反射してます。

旗が風にたなびいて、もうすぐ着岸です。

大急ぎで九十九島観光を終えたのは、牡蠣好きの夫がここ、船越町にあるマルモ水産の海上牡蠣小屋に行きたかったからです。
営業時間17:00まで。
山道をぐるぐる回ってようやく着きました。

マルモ水産 九十九島海上かき小屋 グルメ・レストラン

小ぶりの牡蠣でしたが、満足。

そういえば、バタバタと動いてちゃんとお昼を食べてなかった。遅めのランチ？
でも、遅すぎる。
夫は気分良く飲んでます。

閉店間際でもお客さんは続々入店してます。

牡蠣がいっぱい。

夕陽が沈んでいきます。静かな湾です。
クネクネした山道を佐世保に戻ります。まだ陽があるからいいけど、夜は嫌だな。

九十九島ベイサイドホテルアンドリゾートフラッグス。
海に面したリゾートホテルです。温泉もついていて、ゆったり出来ます。
夏場は海水浴客で賑わうこのホテルも、ちょっと寂しげです。
ここまで来たのだから今人気再沸騰の「ハウステンボス」でイルミネーションでも楽しもうと計画していましたが、あの山道を再び越える元気はなくなり、あっさり却下。夫は牡蠣小屋でいい気分になってますから、ドライバーはoneoneですからね。

ホテル フラッグス 九十九島 宿・ホテル

ということで、佐世保市内のバーガー屋さんで名物「佐世保バーガー」の夕食に挑戦。パーキングも確保できました。
探して行ったら、「引っ越しました」の貼り紙に唖然。でも近くのお店で聞いたらすぐそばでした。小さなお店。若い店員さんがテキパキと切り盛りしています。
夫はやっぱりビールとポテト。

バーガー。大っきい。

佐世保バーガー BigMan 京町本店 グルメ・レストラン

可愛らしいお店です。

佐世保バーガー BigMan 京町本店 グルメ・レストラン

温泉のあるフロアが私たちの部屋。ラクラク移動でラッキー！

ホテル フラッグス 九十九島 宿・ホテル

朝食もバラエティに富み、スタッフもとても親切。
いいホテル見つけました。夏は海水浴客で賑わうこのエリアも、今は季節外れでリーズナブル。

アプローチもなかなかいいです。

ホテル フラッグス 九十九島 宿・ホテル

そして、もう一つ。お隣の温泉にも入浴できます。温泉のお代わりしてきました。チェックアウト前に朝風呂です。

九十九島シーサイドテラス　ホテル＆スパ花みずき 宿・ホテル

さて、これからこの旅のメインの平戸に向かいます。

予報通り雨模様です。
平戸大橋を渡って平戸に入ります。
50年前卒業前の友人３人での九州一周の旅。福岡から平戸を目指し訪れた長閑な平戸の島の風景にはまだ会えていません。あの時はフェリーで渡った記憶があり、なぜ平戸へ渡ったのか？友人の希望だったのか。ただただ、どこからか讃美歌が聞こえてくるような、静かな長閑な農道を当てもなく歩いた記憶だけが甦ります。
さらに進んで生月島を目指します。
ブルーの橋が迎えてくれます。

ブルーのアーチが美しい生月大橋です。

まだ厚い雲は晴れません。
向かいは生月島。

生月島に上陸。
見晴らしの良い大バエ灯台を目指したけど、雨に遮られ、ここで折り返し。
マイクロバスのグループが傘をさして灯台へ向かって行きます。
晴れていたら、東シナ海が一望できるんでしょうね。

平戸島に戻ります。
見納め生月大橋。
春日集落へ向かいます。

生月大橋 道の駅

春日集落の「かたりな」にお邪魔して、お話を伺いました。
「潜伏キリシタン」
キリスト教解禁後はクリスチャンとして生きてきたと思っていたのですが、
仏教徒としていきてきたので、この地区には教会はありません。
お墓も一般的なお墓です。
資料コーナーでは、映像が流れてゆっくり過ごしました。

秋になると黄色く実った稲が美しい棚田です。

春日の棚田 自然・景勝地

車を置いてダラダラと坂を登ると教会の屋根が見えてきました。
住宅地にある町に溶け込んでいる教会です。

カトリック紐差教会 寺・神社・教会

教会の裏は、のどかな雰囲気です。

カトリック紐差教会 寺・神社・教会

正面かは全く違う印象で、威厳を感じます。
どうも裏から入ってしまったようです。

カトリック紐差教会 寺・神社・教会

続いてカトリック宝亀教会。
こちらも高台にあります。
平戸で木造の最も古い教会だそうです。

カトリック宝亀教会 寺・神社・教会

カトリック宝亀教会 寺・神社・教会

宝亀教会。
お穏やかなほっとする空間。
回廊が好きです。
教会、お寺の内部は、いつも真正面からカメラに収められないoneoneです。

小さな町なのにカトリック教会が沢山ありました。

平戸の市場でお昼をいただき博多に向かいます。
夫は「ヒラメ」を手に入れたかったようでしたが、漁がなく諦めました。
地元の人で溢れる活気のある市場です。

平戸は沢山見所があるので、一泊してゆっくり歩きたい街でした。ちゃんと事前研究してからね。

カトリック宝亀教会 寺・神社・教会

博多に着いたのは、夕闇の迫る頃。
行きたかった博多の屋台。
早速、屋台の立ち並ぶ中洲へ向かいます。
でも雨模様で屋台は少なかった。

そんな中、若い人たちに混ざって屋台を楽しんできました。
屋台って博多ラーメンだけじゃない事を知りました。
色々メニューがあって楽しかったですよ。
川端の博多の夜。

宿泊した「ほてるWBF福岡天神南」
繁華街に近く便利なためか、外国人が多かったのですが、全然違和感がなく宿泊できました。
朝食も清潔で可愛らしいディスプレイでポイントが高いビジネスホテルでした。

The BREAKFAST HOTEL福岡天神 宿・ホテル

ロビーからエレベーターに向かう通路もインテリアがおしゃれです。

The BREAKFAST HOTEL福岡天神 宿・ホテル

帰路は、糸島で再び牡蠣をたらふく胃に収めました。
やっぱり糸島お気に入りのようです。
相変わらず人でいっぱい。
女将さんがレジ前で頑張っています。そういうお店ってやっぱり手頃で美味しい。
oneonekukikoの持論です。
画像なし。
続いて、往路に渋滞で諦めた太宰府天満宮。
昨年にn引き続き２年連続です。
娘さんと逸れた、台湾から来たというおばあちゃんに、突然携帯電話を借りられるという楽しい経験をして今年の誕生日の旅はおしまい。
でも無事娘さんと再会できてめでたしめでたしでした。
天満宮のお陰かな？
お守りをいただいて、日常に戻ります。
２年続きの北九州での誕生月の旅でした。
次の誕生日はどこにしようか？
そんな呑気なことを考えながらの帰路でした。

太宰府天満宮 寺・神社・教会

この旅行記へのコメント （4）

• はんなりさん 2021/05/16 17:12:31

  春日の棚田や教会の見える風景

  oneonekukikoさん
  
  こんにちは(^^♪
  50年前の思い出の地に今回はご主人と行かれたのですね。
  九州には何度か訪ねているのですが4トラ入会以前
  でして
  その後、九十九島に行きたいと思いつつ幾年月・・・
  平戸など潜伏キリシタンにも思いを馳せています。
  春日の棚田の風景圧巻でしたでしょうね。
  表紙の画像、明るい希望をと願います。
  牡蠣に始まり博多の屋台に舌鼓
  これまた夫の希望するコースですわ。
  
  安心の旅がしたいものです。
  
  
  

  oneonekukikoさん からの返信 2021/05/16 17:56:02

  Re: 春日の棚田や教会の見える風景

  はんなりさん
  こんにちは。
  
  まだこの頃は、コロナ禍は他国の話のような感覚でフラフラとほっつき歩いておりました。
  
  「仏教に改宗して、仏教徒として生きてきた」と言う「かたりな」でのお話は、深く心に残っています。
  
  トップの画像に希望を託していただき、はんなりさんの感性に感謝感謝です。
  
  前を向いていきましょうね♪
  どうぞよろしく。
  
  oneonekukiko

• batfishさん 2021/05/10 19:35:13

  気ままな旅がまたしたいですね

  oneonekukikoさん　こんばんは！
  
  コロナ前のご旅行ですね。
  どこに行ってもよい、何を食べてもよいという
  自由気ままな旅が懐かしいですね。
  私は九州はほんの一部しか行ったことが無くて
  いつかの未来のお楽しみにしています。
  oneonekukikoさんのようにいいホテルと美味しいものに
  出逢えるとよいのですが…
  
  ところで、夏のご旅行計画はいかがしましたでしょうか？
  私の方は、3月にＡＮＡから夏の予約便欠航のお知らせが来て
  キャンセルしました(涙)
  まぁ、この感染状況なら致し方ないですね…
  来年こそはヨーロッパの地を踏めることを祈っています。
  
  batfish
  
  

  oneonekukikoさん からの返信 2021/05/10 20:02:42

  Re: 気ままな旅がまたしたいですね

  batfshさん
  お久しぶりです。
  嬉しいです！
  
  まさに、コロナ直前の旅行でした。
  いつもながら、一応4トラを参考に計画するのですが、現地に着くとすっかり忘れて、行き当たりばったり。やり残した事がいっぱいです。
  
  まさかこんなに長引くとは思わず、国内外の旅を何回予約、キャンセルを繰り返した事か。
  2020年のミュンヘン往復のフライトは、もちろんキャンセル。
  キャンセルしたその日に今年のミュンヘン往復を予約したけど、やっぱりキャンセル。
  来年こそ実現したいと、ひたすら、皆さんの旅行記を彷徨って、参考にしています。
  ほぼ病気です。
  
  これからも、どうぞよろしくね。
  
  oneonekukik