中国旅行ー追憶　渤海湾フェリー

2012/09/13 - 2012/09/19

北京から済南への高鉄に乗るべくホテルから北京南駅にむかう。南駅は2008年北京ー天津の高鉄が開通と同時にオープンし20１1年に北京ー上海が全面開通後本格的に稼働した。僅か10年ちょっとで今では北はハルビン、南は広州、南寧、昆明まで全国の鉄道網が完成している。驚くべき速さだ。

ところでホテルで手配した運転手は全然慣れておらず南駅に着くまで迷い、着いてからも変な場所で降ろされて、乗車口まで向かうのに苦労した。かなり余裕を持って来たのが汽車に乗り込んだのは発車二分前だった。運転手が迷うくらい新しい駅ということでしょう。因みに済南は上海行の途中になる。

済南に着いた後、レンタカーを借りて泰山に向かう。

エリア 大連(中国)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 レンタカー タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

泰山のケーブルカー乗り場に着いたらケーブルカーは補修の為動いていないとのこと。とても上まで歩いては登る気がしないので困っていたら、係の人が。山の反対側に別のケーブルカーがあると教えてくれた。

何とか山頂まで来ることが出来ました。

泰山を後にして本日の宿泊地、曲阜に着く。孔子廟の真ん前で窓からも廟の広場が見える。此処は廟と孔子一族の住んでいた住居跡と孔子一族の墓が有り墓地の大きさには驚かされる。各墓が放れているので電動カートで回る。

孔子の墓

孔子廟

水滸伝の梁山泊にも寄ってみたがこれといって見るところは無かった。川に挟まれた小高い丘といった感じ。

青島に行く途中に沂南という街がありここが諸葛孔明の出生地で記念館があるというので行ってみた。新しい建物を作って町興しをして居るといった印象だった。こ

今年出来たばかりの胶州湾大橋を渡り愈々青島に入る。

（写真は百度より転用）

ホテルは青島桟橋の正面にあるプリンスホテル。レストランで食事をしていたら結婚式の披露宴が始まり食事をしながら色々な催しものが見られた。

次に日の午前中は青島ビールの工場見学に行った。一時は朝日ビールの工場だったこと知った。

青島桟橋。

翌日の夕飯は北京での知り合いと我々4人で食事をしたのだが、昨日青島のイトーヨーカ堂が暴徒に襲われたとの話を聞いた。ヨーカ堂は新開地の方にあり離れていたので全然気が付かなかった。この頃尖閣列島の問題で中国の各地で日本企業を対象に暴動が起きていた。

朝九時のフェリーに乗るべく烟台まで行ったら台風の為午前の瓶は欠航になったので午後一番の便に変更と言われた。

フェリーと云っても旅行者は少なく大半が遠距離トラックの運転手が多く、彼らは食堂で上半身裸でトランプ博打をしていた。デックに出ても風が強くて大変なので殆ど個室で居眠りをしていた。

大連に着いていざ下船となり、荷物が大きいのでユックリと降りることにした。ただその時の下船の案内のアナウンスを聞き取れず、先ず最初に港のターミナル行のバスが来て、それが出た後大連駅行のバスが来るといっていたらしい。我々はターミナルでガイドと待ち合わせていたがなんと乗ったバスは大連駅に向けて走り始めてしまった。途中で気が付きガイドに連絡して大連駅まで来てもらった。

大連では大和ホテルに泊まったのだが、沢山の日本人観光客が瀋陽から避難してきていた。瀋陽はかなり治安が悪く成っているとのこと。

翌日は旅順にいき203高地と水師営を観光した。

折角確保した203高地からの旅順港への砲撃は9割は届かないか的を外れたかと書いてあったように記憶している。

水師営は小さな農家みたいな建物で、有名な日本とロシアの軍人が写っている写真が壁に掛けてある。私には彼らの様子は激戦の疲れもあるのだろうが、二日酔いの酷い様子のようにも見える（失礼）。

大連で一行四人解散し各自別々に帰国した。渤海湾のフェリーを主題にしていたがこの船旅は大したことなかった。それでも山東省で色々な所に行けたのは良かった。