2019/11/23 - 2019/11/23
154位(同エリア272件中)
Tomoさん
大阪から新幹線輪行で岡山県の総社市へ。紅葉の宝福寺、難所として知られる鬼ノ城、吉備路を代表する史跡・備中国分寺を巡りました。自転車で走りやすい道が続き、快適なサイクリングが楽しめました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 自転車 新幹線 JRローカル 徒歩
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紅葉が深まってきたので、久しぶりに輪行の旅へ行くことにしました。京都は人の方が多いので、紅葉の吉備路を走ることにして新大阪駅へ。岡山から伯備線に乗り換えて総社へ行くのに接続がよいので、今回はさくら545号を利用することにしました。
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岡山までなので自由席を利用したが、なかなかの乗車率だったため、デッキにクロスバイクを置いて、50分ほど過ごしました。姫路~岡山間はかなり速度を出す区間で、スマホの速度計アプリを起動すると、298km/hが表示されていました。
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新幹線を岡山で降り、伯備線で総社まで行き、クロスバイクを組み立てました。通勤でも愛用しているESCAPE R3はアルミ製ですが、それでも重かった。。
総社駅 駅
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宝福寺は室町時代、雪舟が修行したことで知られるお寺で、紅葉の名所でもあります。到着したのはまだ9:30でしたが、すでに大勢の参拝客で駐車場は混雑していました。
宝福寺 寺・神社・教会
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紅葉はちょうど見頃を迎え、朝日を受けて真っ赤に色づいていました。
宝福寺 寺・神社・教会
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山門の左手には少年時代の雪舟像があり、ゆかりの地であることがわかります。雪舟は少年時代ここで修行しましたが、その際にも絵ばかり描いていたそうです。修行をさせるために禅師が柱に縛り付けたとき、涙を足の親指で描いたという鼠の絵が有名です。
宝福寺 寺・神社・教会
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参拝客は多いものの、京都に比べれば遥かに少なく、ゆっくりと観賞できます。
宝福寺 寺・神社・教会
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曇りの方がよいかなと思っていましたが、橙・赤が一層映えていたので、むしろ晴れでよかったと思います。
宝福寺 寺・神社・教会
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宝福寺は昔、天皇の勅願寺であったこともあり、多くの塔頭・学院のほか、末寺は300を数えるほどの規模を誇っていたそうです。
仏殿は本堂にあたる建物で、1735年に再建されたものです。宝福寺 寺・神社・教会
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イチオシ
仏殿のまわりも紅葉が多く、境内のなかでここが最も美しかったと思います。今年は紅葉が長く、紅葉名所めぐりに5回出かけましたが、この写真がお気に入りです。
宝福寺 寺・神社・教会
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イチオシ
こちらもよい写真が撮れたと思います。わざわざ自転車を持ってまで行くか・・・と思っていましたが、来た甲斐がありました。
宝福寺 寺・神社・教会
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朝日に向かって撮ると普通に考えれば逆光ですが、ここでは逆に生かせたと思います。
宝福寺 寺・神社・教会
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イチオシ
宝福寺は戦国時代の兵乱によって1575年には三重塔を残して伽藍のほとんどが失われました。この塔は18.47mの高さで、昭和42年の解体修理の際に南北朝時代の建築であることが判明したそうです。岡山県では2番目に古い三重塔で、重要文化財に指定されています。
宝福寺 寺・神社・教会
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こちらは方丈。江戸時代に入ると岡山藩や浅尾藩から援助を受け、幕府からも寺領100石の朱印を賜って復興しました。
宝福寺 寺・神社・教会
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庫裡も立派な建物で、境内の多くの建物が国登録の有形文化財となっています。
宝福寺の参拝を終えると、備中国総社宮を経て鬼ノ城まで行きます。宝福寺 寺・神社・教会
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総社駅の東に1kmほどのところにある、まちかど郷土館は明治43年に建築されたものです。旧総社警察署の建物で、市内では唯一の明治洋風建築。
総社市まちかど郷土館 美術館・博物館
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館内には伝統産業の資料を展示されています。急な階段を上って2階部分も見学することができます。
総社市まちかど郷土館 美術館・博物館
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総社は国中の神社を巡拝する慣わしの不便を省くため、平安時代末期に国府の近くに造られるようになりました。備中国の総社は324社の神々を祀っており、総社市という地名もここから来ているようです。
備中国総社宮 寺・神社・教会
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境内の参道は長い回廊によって結ばれています。この日は七五三詣りで親子連れの参拝客の姿が目立ちました。
備中国総社宮 寺・神社・教会
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三島式庭園は古代様式を伝えるもので、まるでお寺のような感じです。
さて、いよいよ鬼ノ城へ向かって走ります。
途中に「すき家」があったので昼食をとっていきました。備中国総社宮 寺・神社・教会
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砂川公園まではそれほど坂はないのですが、それを過ぎると一気に急な坂が。予想はしていましたが、これはやばい。2km近く急な坂が続くと思うと、気が重くなってしまいます。
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途中まではギアを1-1にして、なんとか漕いでいたのですが、それもすぐに限界がきました。押していくのも厳しいほどの坂道で、電動自転車がバッテリー切れを起こすと悲惨なことになるのは間違いありません。。
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道中は古そうなお地蔵様が見守っていました。ここまで来たら引き返すわけにはいかないので、汗だくになりながら登っていきました。
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鬼ノ城のビジターセンターの手前にある民家の前に、鬼の釜という錆びた巨大な鉄器があります。この地に住んでいたという伝説が残る温羅が生贄をゆでた釜と伝えられていますが、僧重源が人々のために湯屋をつくり、湯釜もつくったのではないかとされています。
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イチオシ
鬼ノ城の公園に入って少し進んだところにある学習広場から角楼や西門跡を一望することができます。大和朝廷によって国の防衛のために築かれたとされる山城ですが、その歴史は解明されていない部分も多いようです。
鬼ノ城 名所・史跡
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西門前から吉備に広がる平野を一望でき、竹田城以来の素晴らしい眺めでした。このような険しいところによく城郭を設けたものだ、といつも思います。
鬼ノ城 名所・史跡
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角楼跡から見る西門は鬼ノ城を代表するアングルで、鬼ノ城を紹介する写真にもよく使われています。
西門の左右に続く城壁も古代ロマンを感じさせるもので、美しい姿で復元されています。鬼ノ城 名所・史跡
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防御が目的だったといわれている角楼跡の展望台からは紅葉した山々が広がっていました。鬼ノ城自体は紅葉の名所ではないですが、周囲の山々は紅葉するとまさに絶景です。
鬼ノ城 名所・史跡
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西門は平成8年の調査で新たに発見された城門で、幅12.3m、奥行は8.3mの大規模なもの。床面には大きな石を敷き、6本の角柱が立っており、古代山城に相応しい建築です。
鬼ノ城 名所・史跡
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道のりは険しそうですが、せっかくなので遊歩道を歩いて屏風折れの石垣まで行ってみることにしました。城壁に沿って板状の石を敷き詰めて通路のようにしていますが、流水によって壊されるのを防ぐための施設でもあり、決して歩きやすい道ではありません。
鬼ノ城 名所・史跡
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遊歩道には手すりなどがついておらず、崖の横を歩いていくという感じですが、眼下には美しい景色が広がっています。眺めを楽しみながら時間をかけて歩くことをおすすめしたいところです。
鬼ノ城 名所・史跡
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南門にも敷石が用いられており、西門と同じ構造・規模の掘立柱城門です。この門の正面は急斜面になっているため、どのように出入りしたのか気になるところ。
鬼ノ城 名所・史跡
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史跡の中心が、この屏風折れの高石垣とされており、まさに古代山城のイメージです。異国の鬼神(名を温羅といった)が居城を構え、物資を奪ったり、婦女子を連れ去ったので人々は恐れて鬼ノ城と呼び、これが地名の由来にもなっているといいます。桃太郎伝説の鬼もここから来ているのでしょう。
この先を進むと、北門、岩屋とさらに難所が続くため、ここで折り返すことにします。。鬼ノ城 名所・史跡
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素晴らしい景色が続き、じっくり楽しんでいると、予想よりも時間を要し、急いで備中国分寺へ向かうことにします。
往路は急な坂道を登るため苦しかったが、復路は楽だろうと思っていましたが、坂があまりにも急でブレーキが十分に効かず、慎重に下りました。鬼ノ城 名所・史跡
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平らなところに戻ってくると、クロスバイクの本領を発揮して、25~30km/hの速度で快適に走ることができ、すぐに備中国分寺が見えてきました。
五重塔は田園風景のなかに建っており、吉備路のシンボルともいえる存在となっています。当初は推定50mの高さを誇る七重塔があったが南北朝時代に焼失したそうです。1844~1847年に再建されたのが現在の五重塔で、岡山県では唯一の五重塔。江戸時代後期の様式をよく残している塔で、重要文化財にも指定されています。備中国分寺 寺・神社・教会
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備中国分寺は聖武天皇の詔によって日本各地に建立された国分寺の1つで、創建当初の国分寺も、現在の国分寺境内と同じ場所にあったとされています。
備中国分寺 寺・神社・教会
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本堂です。一度は廃寺となりますが、天正年間に備中高松城主・清水宗治が再興したが衰微し、江戸時代中期になって現在の国分寺が再建されたそうです。国分寺から東に行くと、礎石をはじめとした遺構が残る備中国分尼寺跡もあります。
備中国分寺 寺・神社・教会
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国分寺の東にある、こうもり塚古墳は、吉備の大首長の墓と考えられる前方後円墳で、かつては、仁徳天皇に愛された吉備のくろひめの墓とも呼ばれていました。
その後の調査で仁徳天皇の時代と100年以上隔たりがあることから名前も替えられ、こうもり塚という名前の由来は、石室内にこうもりがたくさんいたから。こうもり塚古墳 名所・史跡
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後円部には棺を納めた横穴式石室があり、この石室は19.4mという巨大な石を組み合わせて造られたものであり、岡山県下で三大巨石墳の1つに数えられる規模のものです。
こうもり塚古墳 名所・史跡
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イチオシ
吉備路を代表する景観に挙げられるのが、夕日と五重塔です。山並みに沈む夕日と、そこに浮かび上がる五重塔の姿がとても美しい、まさにまほろばの風景。
備中国分寺 寺・神社・教会
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桃太郎線の服部駅を17時過ぎに出る列車に乗りたかったのですが、夕日が沈むのを待って写真を撮り、さらにはクロスバイクの袋への収納と、予想よりも時間を要して18時の列車になってしまいました。
帰りは経費節約のため、山陽線・神戸線を乗り継いで帰ることにしていたので、岡山では姫路行きの電車まで50分程の待ち時間が生じ、最寄り駅についたのも22:30とかなり遅い時間に。
久々の輪行はかなりハードでしたが、駅から遠い名所を一気に巡ることができるその効果は大きなものです。来年は新しい自転車を買うので、しまなみ海道に挑戦する予定です。岡山駅 駅
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