オーストリー、チロルのスキー（２）Lech

2019/12/06 - 2019/12/06

オーストリー、チロルのSt.Antonに5泊して、スキーや冬のハイキングを楽しんだ。

時期がちょと早かったため、開通してるスキールートが少なく、St.Antonのリフトを使って行けるスキールートは、1日目に全部やってしまった。隣の山のスキールートへの接続ルートも開通しておらず、バスでLechに行って、そちらで滑ることにした。

Lechはこのエリアの中でも、ちょと特別なところで、VIPや富裕層が多く来るらしい。以前来た時に、フラリと入ったレストランの値段が、パリのミシュラン星付きレストランと同じような信じられないほど高い値段だった。今回も、スキー場内のレストランで、隣に座っていたリッチなロシア人家族5人が、昼から高価なシャンペンを開けていた。私は、外のテラス席が、喫煙者で一杯でタバコの臭いが充満していたので、やむなく屋内の禁煙席に座っていただけである。

エリア レッヒ(オーストリア)

バスは、St.Anton駅が始発だが、Galzigロープウェイ駅の近くのバスセンターから乗車した。午前2本、午後2本で、冬季は1日計4本しかないので、乗り遅れるとその日の計画が狂ってしまう。9時11分の92番Lech行バスに乗る。帰りは、14時か16時にしかない。OBB（オーストリー国鉄）のアプリで、列車だけでなくバス時刻もチェックできる。さらに、切符も購入できる。片道５EURであったが、1日券が8.5EURでお得だったので、1日券にした。

92番のバスを、Lech Postamtバス停で下車。
目の前に、Oberlechロープウェイ乗車口がある。殆どの人は、スキーブーツを履いたままでバスに乗っていた。

このロープウェイは、1442mから1659ｍへ上がり、全長846ｍで特に長いとか、高いとかの特徴はないが、ちょと変わってるのは、運転時間が朝7時から真夜中の1時までということである。何故だろう。通常は16時頃に運転終了となるのだが。

このロープウェイの終点は、サンテラスと言われてるようで、見晴らしもよく、夜景もきれいなのであろう。それに、先のリッチなロシア人家族が食事をしてたのも、ここである。Lech村のリッチな観光客のディナースポットなので、深夜1時まで運転しているということかも。

終点駅。ここから少し下ると、1枚前の写真のようなレストラン兼ホテルが多数ある。

接続のPetersbodenbahn(1645mから1930ｍへアップ、全長1091ｍ）リフトへ乗る。

青の200番ルートが見えてきた。Lechでも、開通してるルートは、青の200番や201番くらいで、まだ少ない。

この山が、Lech村の山。Kriegerhorn（2173ｍ）。もっと高い山もあるが、まだリフトは運転してない。

Petersbodenbahnの終点から、ちょとスキーで下りると、Kriegerhornbahn（1801ｍから2172ｍへ上り、全長1140ｍ）リフト乗り場に着く。

Kriegerhornの山頂を見ながら、リフトはもう少し先まで行く。

山頂駅が見えてきた。

山頂駅到着。青の200番ルートは、ここからLech村麓のリフト乗り場（1441m）まで続いている。高度差731ｍを一気に滑り降りることになる。

青の200番ルートは、ここから、滑降する。

反対側は、赤の未圧雪203ルート。殆ど、誰もチャレンジしてない。

標識が立っていたので、近寄ると。なにか、注意書きのようだ。

よく見ると、雪崩アラーム、シャベル、探知棒、スマホなどが必須だと表示されてる。

山頂駅付近にあった、クリスマスツリーの飾りのような物、何に使うかは不明。中には、テーブルとイスがある。今は使ってないようなので、夏季にOPENするのかも。

青の200番ルート滑降開始。

Lech村のある谷をめがけて滑降。

青コースでも、それなりの急斜面（この先）はある。

青の矢印を確認しながら進む。ルートを間違え、これが赤や黒になってたら、用心深く滑る。

山頂から、だいぶ降りてきた。

青の200番ルートから青の201番ルートを経由して、Lech村の麓に到着。

再度、頂上までリフトで上がる。

青の200番ルートを途中から枝分かれして、青の210番と239番を使って、Hansensprungbahn(1869ｍから2050ｍへUP,全長818ｍ）へ到着。これで上がっても、結局は青の200番ルートに接続してる。

Hansensprungbahn終点。

ここを下りると、青の200番に接続。

これで3度目、青ルート200番の開始点へ到着。

天気が良いので、眺めも最高。

何度も、同じコースを滑ったので、飽きてきた。時間も12時過ぎたので、昼食とした。

レストランのテラス席は、天気も良いので大勢の人。そして、大勢の喫煙者。屋内は禁煙なのでテラス席は、ほぼ全員喫煙者で埋め尽くされている。葉巻をやる人もいて、こちらは退散。屋内で食事。

戻りのバスは、14時10分発。同じロープウェイで下山し、無事St.Antonへ戻って来た。