2019/05/25 - 2019/05/31
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タヌキを連れた布袋(ほてい)さん
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「ギリシャの食を語る上で,絶対にはずせないのがパイ(ピタ)です。質素な材料で,お腹も舌も満足させる料理を作り出すのがとても上手なギリシャ人たちは,有名なティロピタ(チーズパイ)やスパナコピタ(ホウレンソウパイ)をはじめ,数えきれないほどのパイを生み出しました。それこそ,料理人と同じ数だけのパイメニューがあるといってもいいほど。
もちろんその地方ならではのパイメニューもあります。たとえばパイ作りのさかんなギリシャ北西部のイピロス地方では,両手でかかえるほどのベーキングトレイで焼く大きなパイが基本。地元のチーズをたっぷり使ったパイ,イラクサやソレルなどの野草パイ,お祝いメニューの定番でもあるミートパイ,さまざまな野菜のパイなどどれも食べごたえがあります。対してクレタ島では大きなパイも作られますが,有名なチーズフィリングのカリツゥニアと呼ばれるパイや野草パイをはじめ,小さなパイのバリエーションが豊富。とくに,オーブンがなくても作れる揚げパイが定番です。
パイはさまざまなシーンで食べられる便利な料理でもあります。軽いランチやスナック,前菜やメゼ,またメインディッシュとしても申し分ありません。街角にいくつもあるスナックバーで売られているパイや,スーパーマーケットで買える冷凍食品やでき合いのパイもそれなりにおいしいのですが,うちで食べるパイはやっぱり手作りがいちばん。生地は市販のものを使っても,自作のフィリングだとひと味違います。
ギリシャでは市販のパイ生地も種類が豊富です。紙のように薄いフィロ,もう少し厚く自家製フィロに近い田舎風フィロ,分厚くてサクサク食感に焼き上がるクル,また,日本で見かけるパイシートと同じ折りパイのスフォリアータもよく使われます。
我が家では市販生地のパイも自家製生地のパイもよく作りますが,家族のお気に入りは,やっぱりチーズ,ホウレンソウ,ポロネギ,ズッキーニなど定番のフィリング。ホウレンソウパイと同じタイプのホルトピタ(野草パイ)も人気です。このパイの旬は,野草が育つ秋から春にかけて。青空市場ではフダンソウ,ソレル,ヒナゲシ,野生ネギ,ディル,フェンネル,カフカリスラ(香草の一種)などをとり混ぜた野草ミックスが売られていて,パイや煮込みに使われます。レシピは日本でも作りやすいホウレンソウパイをご紹介しますが,ディルを加えるとグッとギリシャらしい味になるのでお試しを。」
アナグノストゥ直子著「ギリシャごはんに誘われてアテネへ」(イカロス出版)より
アテネ逍遥~その2:ピレウス&モナスティラキ
https://4travel.jp/travelogue/11571421
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
シンガポールのチャンギ空港を夜半すぎに発ったスクート機は,12時間足らずのフライトの末に(こんなに長距離のLCCに乗るのは初めてだ),
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アテネの長くて覚えにくい名前の空港へ着陸した。
-
これからオモニア広場近くにある宿へ向かうのだが,不覚にも,空港から市内へ向かう公共交通機関のことをきちんと調べないまま来てしまった。
正解は,空港バスでシンタグマ広場まで出て(6EUR),メトロ(1.4EUR)に乗り換えればよかったのだが,このときは鉄道で市内へ向かうことを考えていた。
やや古いガイドブックに「市内へは郊外鉄道→地下鉄と乗り継いでいくと安い」というようなことが書いてあったような気がしたからだ。
(1EUR=約125円) -
サインに従って鉄道駅へ向かう。
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これが空港駅の構内。あまり利用者はおらず,がらんとしている。
設備はきれいに見えるが,何の情報もない。ごく単純な路線図(しかも,かすれていて読みにくい)が数枚掲示されているだけである。
自動券売機を操作してみたが,非常に分かりにくい。すぐにあきらめて有人窓口の方へ並んだ。 -
窓口で,郊外鉄道(Suburban Railway)経由のオモニア駅行き切符がいくらかを尋ねる。
ところが,窓口の女は「オモニアでしょ?じゃあメトロで10EUR」とにべもない。
記憶の中のある地下鉄の運賃は8EURだったが,緊縮財政のギリシャだからどんどん値上げをしている可能性はある。
結局,この切符を買うことになった。(1EUR=約125円)
どうやら値上げのときに,切符の有効期間を70分から90分に延長したようだ。それを以て「実質的に値上げではない」などと姑息な言い訳をしたに違いない。 -
切符の打刻機は電子化されたようだ。センサーに切符のQRコードをタッチして入構する。
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空港駅は地上駅だった。
地下鉄3号線の「Aghia Marina」行きが30分毎に運行している。
地下鉄のほかに,一回だけ郊外鉄道の列車が発着するのを見たが,乗降客はほとんどいなかった。 -
空港駅からシンタグマ駅まで,信号待ちなどがあって約50分かかった。
3号線は結構混雑する。それに乗客は老人だらけなので,地下鉄の中では立ちっぱなしになると思っていたほうがよい。
地下鉄を乗り換えてオモニア駅へ到着。 -
オモニア広場付近。
ガラが悪い地域と言われるが,昼間はまったく問題ない。 -
宿のあるほうへ歩いていくと,その一帯はインド・アラブ人街になっていた。
具体的には,バングラデシュとイラクが目立つ。街全体にアジアの香りが漂っている。
個人的にはこういう雰囲気は親しみやすいのだが,これでは「ギリシャにいる」という気分にはなれない。 -
今日の宿は「スパルタチーム・ホテル」。
別に戸塚ヨットスクールとかそういうのではなく,普通の安ホテルのはずだ。スパルタ チーム ホテル - ホステル ホテル
-
この宿のすぐ近くにアテネ中央市場があるので,行ってみる。
-
中央市場は,立派な屋根のついたアーケードがいくつも寄りあうようにして,ひとつのスクエアを形成している。
中央市場 市場
-
観光客は多いが,市場は完全に観光地化しているわけではない。
鮮魚店や精肉店,建物の外には青果店がたくさんあり,それなりに楽しめる。
少なくとも,最近の錦や黒門よりはマシだと思う。 -
ギリシャなのだから,この手のものが安いのは予想できる。
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豚肉店をのぞいてみると,豚ロースが4-5EUR/kg(グラム約50-65円)。
吊るしてあるパンセタ(ベーコン)は,もう少し安くて3.5EUR/kg(グラム約45円)。
VAT(消費税)13%が内税か外税か分からないが(たぶん内税),日本に較べるとずいぶん安いことは間違いない。 -
ソーセージのような加工肉は,さすがに7-9EUR/kg(グラム100円前後)くらいしているが,よく探すと精肉とほぼ同じ値段の普及品もある。
ソーセージ(ギリシア語でロウカニコΛΟΥΚΑΝΙΚΟと言うようだ)の高めのものは,一本ずつに葉巻のようなリングを巻いて売っているのが可愛らしい。 -
リンゴ,梨,桃,レモンなどポピュラーな果物は,だいたいキロ100円未満だ。
地中海沿岸ではビワを産する。キウイフルーツと同じ値段で売っているのが分かる。 -
なかなかきれいなイチゴがキロ125円…。
海外で果物の値段を日本と比較するのは禁じ手だが(世界中どこでも日本より安い),これには思わず手を延ばしてしまった。
(つづく)
アテネ逍遥~その2:ピレウス&モナスティラキ
https://4travel.jp/travelogue/11571421
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