2019/06/04 - 2019/06/04
15位(同エリア451件中)
かっちんさん
この旅行記は「落石岬(おちいしみさき)2019」の後編で、落石岬灯台と落石岬を結ぶフットパスの散策路を紹介します。
落石岬の夏(6月~8月)は、毎日のように発生する「海霧(うみぎり)」により、水分だけでなく冷たい空気をともなって、日照をさえぎり低温になり、標高1000mを越える高山帯のような自然をつくり出しています。
草原の中の散策路を歩くと、北方系や高山植物とエゾシカ・キタキツネと出会うことができます。
6月初旬の花は、エゾゴゼンタチバナ、ユキワリコザクラ、シコタンキンポウゲ、ハクサンチドリ、シコタンタンポポ、エゾエンゴサク、チシマフウロなどが咲き誇ります。
旅行記は800冊目になりました。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・ねむろのお花情報「根室市落石岬木道周辺_150531」
・落石シーサイドウェイ「落石の歴史」「落石の暮らし」「落石の自然」「おちいし岬パス」
・梅沢俊著「新北海道の花」、北海道大学出版会
・かぎけん花図鑑「エゾゴゼンタチバナ」
・二人の館、花図鑑 野に咲く花・山に咲く花 北海道「シコタンキンポウゲ」
・気ままに自然観察-草の花 マイ図鑑-「チシマフウロ」
・四季の山野草「エゾエンゴサク」
・落石岬の現地説明板
・林業試験場研究報告 第84号「根室における霧の統計について」
・根室市「霧が育む根室の自然」
・環境省「平成27年国内モニタリングデータの取りまとめ」
・落石漁業協同組合「おちいしの海は一年中大漁!!」
・facebook「根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会、2018年8月6日」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
落石岬木道出口と草原(落石岬灯台)
ミズゴケ・アカエゾマツが生える「落石岬湿原」とその中を通る木道を、「落石岬灯台」から眺めています。
緑の草原は湿原の外縁を取り囲むように広がっています。 -
落石岬の散策コース
現在地の⑤落石岬灯台から、④草原の散策路を通り、③落石岬へ向かいます。
落石岬からの帰りは、西側の道を通り、①落石無線送信所跡、ゲートまで戻ります。
その後、落石漁港を経て、朝日食堂で昼食をとり、落石駅までのコースです。 -
「落石岬パス」の道標(灯台付近)
矢印の方向が落石岬へ向かうフットパスの散策路です。
ここを9:30に出発。 -
笹原の中にある散策路
しばらく歩いて振り返ると、落石岬灯台が少し遠くなりました。 -
イチオシ
「エゾゴゼンタチバナ」(散策路)
4枚の白い花びらのように見えるのは苞。中央に黒紫色の花があります。
葉は輪生状につかず、4~5段間隔をあけて十字対生し、卵形~長楕円形。 -
「ユキワリコザクラ」(散策路)
湿原のようなところに咲いています。 -
アップダウンのある散策路
結構急な坂道なので、スニーカーが必要です。 -
ボサボサ頭の「ヤチボウズ」(散策路)
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断崖の上にたつ落石岬灯台(散策路)
-
黄色い「シコタンキンポウゲ」(散策路)
花は2cm前後、花弁に光沢があります。 -
イチオシ
紫色の「ハクサンチドリ」(散策路)
落石では6月~8月に発生する海霧が日照をさえぎり低温になり、標高1000mを越える高山帯のような自然をつくり出しています。 -
可愛らしい「スズラン」(散策路)
足元に一輪だけ咲いています。 -
イチオシ
淡い紅紫色の「ユキワリコザクラ」(散策路)
-
湿原から流れる水(散策路)
アップダウンのある散策路では、低いところを湿原からの水が流れています。 -
草原の先に立つ塔(散策路)
塔は落石岬にある観測施設「地球環境モニタリングステーション」。
地球温暖化防止への取り組みとして、温室効果ガスなどの大気微量成分を観測しています。
高さ51mにある採取口から大気を取り込み、各種測定機器を用いて大気を分析します。
人為的な影響が少ない、空気の綺麗な落石岬が選ばれています。 -
大型の「シコタンタンポポ」(散策路)
頭花は径5cmほどになり、総苞片は反り返らず、濃緑色。 -
白い「エゾクサイチゴ」(散策路)
-
海の近くまで行ける横道の道標(散策路)
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海が見下ろせる断崖(横道)
海食崖と台地の地形がわかります。
では、散策路に戻ります。 -
立派な角を持つ「エゾシカ」(散策路)
角があるので、オスの集団です。 -
落石岬灯台の草原に棲む「エゾシカ」(散策路)
草が豊富にある最高の棲み処です。 -
西側の道
散策路から、落石無線送信所跡と落石岬を結ぶ車の通れる「西側の道」に出ました。
ここから落石岬(写真では手前)へ向かいます。 -
淡い青色の「エゾエンゴサク」(西側の道)
花は先が唇状に開き、距が長く後ろに突き出た特徴的な形をしています。 -
イチオシ
淡い紫色の「チシマフウロ」(西側の道)
花は直径約3cm、花弁5枚、花弁の基部に白毛が密生。
葉は掌状に深く5~7裂し、裂片はさらに細裂しています。 -
横から見た「チシマフウロ」(西側の道)
雌しべの先は赤紫色で5裂。
雄しべは10本、葯は濃紫色。
後ろの蕾を見ると、萼片に長毛が密生しています。 -
「ユキワリコザクラ」の群落(落石岬)
落石岬に到着。落石岬灯台から歩いて1時間ほどです。
斜面に「ユキワリコザクラ」の群落がありますが近づけません。 -
切り立った断崖の「落石岬」
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光沢のある「シコタンキンポウゲ」(落石岬)
では、西側の道を通り、出口のゲートへ向かいます。 -
降水試料自動捕集装置(西側の道)
酸性雨をモニタリングするため、雨水に含まれる各種成分と濃度を調べる装置です。 -
いろんな表情の「エゾシカ」(西側の道)
お尻の白い毛が可愛いですね。 -
鋭い目つきの「キタキツネ」(西側の道)
何かを狙っているのかも・・・ -
ポーズをとる「キタキツネ」(西側の道)
こちらに気が付いたようです。 -
まもなく落石無線送信所跡(西側の道)
大正12年(1923)落石岬から移設してきた落石無線送信所。
現在は根室市出身の銅版画家・池田良二氏のスタジオ(仕事場)になっていて、2008年から「落石計画」というアート活動が続いています。
落石岬からここまでが30分ほどです。 -
綺麗な雲(西側の道)
-
イチオシ
「エゾシカ」が通せんぼ(落石無線送信所跡付近)
「何しに来たの?」
「ここは私たちの場所、通さないわ。」 -
イチオシ
「三里浜」を走る花咲線(帰り道)
落石岬の西側に広がる「三里浜」。
緑の高台を花咲線の列車が走ります。 -
落石湾に浮かぶ三つの岩(帰り道)
3匹の小トトロが落石湾を行進しているのかも・・・ -
落石漁港(帰り道)
落石の海は、さけ漁、たこ漁、ウニ漁、こんぶ漁などが盛んです。 -
アートのような昆布干し(帰り道)
昆布船で採取してきた昆布を日干ししています。 -
「ユキワリコザクラ」(帰り道)
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昆布干し(帰り道)
砂利の干し場に昆布を並べます。 -
眼鏡岩と落石岬の台地(落石漁港から)
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落石湾の東側(落石漁港から)
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町の中の朝日食堂(落石郵便局の向かい側)
ここで昼食にします。
落石のネコアシ昆布で出汁をとったラーメンを美味しくいただきました。 -
銅板でつくられた素敵な建物(車道沿い)
銅版画家 池田良二氏の自宅の隣にある「小さなギャラリー」。
平成30年(2018)に完成しました。 -
線路沿いに咲く「ハクサンチドリ」の群落(車道沿い)
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かつて民宿だった「さかい」(車道沿い)
昭和61年(1986)にかっちんが家族で落石を訪れたときに泊まりました。
泊まった建物は隣にある綺麗な自宅の2階。
夕食に「北海しまえび」が食べきれないほど並んだことを覚えています。 -
落石駅に13:30に到着
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綺麗な花壇の落石駅に停車する花咲線
この列車に乗り、釧路へ向かいます。 -
旧初田牛駅を通過(車窓)
平成31年(2019)3月16日に廃止された初田牛(はったうし)駅を通過します。 -
誰もいない厚床駅(車窓)
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昔使われていた転車台(車窓)
厚床駅構内にSLの向きを変える転車台が残されています。
厚床駅は花咲線(根室本線)だけでなく、標津線(尾岱沼・野付半島方面)の始発駅でした。
落石岬のフットパスを歩く人はほとんどいません。
自然のままの北海道を知りたい方はぜひ訪れてみてください。
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