2019/10/09 - 2019/10/11
1960位(同エリア6771件中)
旅四郎さん
夏には何回も行ったことがあるが、今回初めて秋のヨーロッパ五か国を巡った。ローマから入って鉄道でフィレンツェ、ボローニャ、サンマリノ、ミラノ、ジェノバと回り、フランス、スペインへ。今回は思わぬことが起こって大変なこともあったが楽しい旅だった。
10月9日(水)関西空港をキャセイパシフィック航空の夕方便で香港を経由してローマへ。航空券はローマinのマドリッドoutで9万8540円だった。
10日(木)ローマの空港に朝到着。ブルマンでテルミニ駅に行く。ホテルにチェックイン後、ヴァチカンに行きヴァチカン美術館、サン・ピエトロ大聖堂を見学。テルミニ駅に戻ってサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を見学。
11日(金)ローマから電車でカッシーノへ行き、バスでモンテ・カッシーノに行く。モンテ・カッシーノ修道院を見学して、午後のバスと電車でローマに戻り、オペラ座を見て、ポポロ広場に行き、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会漢学して、ピンチョの丘に登ってローマの市街地を一望。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10月9日(水)午後5時20分発のキャセイパシフィック航空で関西空港を出発。午後7時55分に香港到着。
香港国際空港 キャセイパシフィック航空 G16ラウンジ 空港ラウンジ
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10月10日(木)香港を午前0時40分発の飛行機でローマへ。午前6時55分にローマのフィウミチーノ空港に到着。空港を午前7時45分発の写真のブルマンでローマのテルミニ駅へ、料金は6ユーロ。その後、宿泊予約していたマルティーニ・ルームズに行くが、受付でキャンセル・メールが送られたので宿泊できないと言われた。メールを送った覚えは全くなく、仕方なくインターネットで新たにホテルを予約。
テルミニ駅 駅
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テルミニ駅近くのホテル・トレステッレを予約し荷物を預けてメトロでヴァチカンへ。メトロの料金は1.5ユーロ。ヴァチカン美術館を午後1時にネットで予約していたので、その前に近くのラ・ソッフィッタで昼食。
La Soffitta Renovatio イタリアン
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スパゲッティ・カルボナーラと白ワインの昼食で16ユーロ。
La Soffitta Renovatio イタリアン
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以前、ヴァチカン美術館に行った時に入場待ちの長蛇の列を見てあきらめたことがあったので、オンラインで入館予約とチケットを購入。午後12時40分頃に行って予約のある者の列に並ぶと、すぐ入館できて無駄がなかった。春よりも秋の方が混雑していないようだ。写真はヴァチカン美術館の入口。ヨーロッパの主要な博物館や美術館、教会などでは空港の保安検査場のような手荷物検査をしてセキュリティチェックをしており、日本よりずっと厳格。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ヴァチカン美術館に限らず、ヨーロッパの有名な美術館や博物館は膨大な作品が展示されているので、これだけは見ようというものを決めて、時々チェックすることがおすすめ。それでも疲れてくるので見落とすことがある。見学はまず2階の絵画館から始めた。写真は第8室にあるラファエロ絶筆の大作『キリストの変容』で、左に『フォリーニョの聖母』が展示されている。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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第12室のカラヴァッジョ作『キリスト降架』で1604年ころの作品。館内は団体客と遭遇しない限り、ゆったりと見学できる。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「動物の間」で部屋の一番奥に古代ギリシアの彫刻家のスコパスの作品を模刻したと考えられる『メレアグロス』が置かれている。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ピオ・クレメンティーノ美術館の「円形の間」で中央に大水盤が置かれ、1世紀の床モザイクが素晴らしい。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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イニャッツィオ・ダンティが描いたイタリア各地方と教会所有の地図が両側の壁に並んでいる地図のギャラリー。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ラファエロの間」の第2室「ヘリオドロスの間」に描かれた『神殿から追放されるヘリオドロス』。次に、システィーナ礼拝堂に行ったが、ここだけは撮影禁止だった。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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見学を終えて、ジュゼッペ・モーモが1932年に設計した螺旋階段を通って出口へ。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ヴァチカン美術館の出口。出口の上部にはミケランジェロとラファエロの彫刻がある。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ヴァチカン美術館を出て午後2時20分頃からサン・ピエトロ大聖堂に入場するために並んだ。20~30分位待ってセキュリティチェックを通過して入場。料金は無料。
サン ピエトロ広場 広場・公園
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カトリック教会の総本山であるサン・ピエトロ大聖堂。大聖堂のファサード上部には11使徒の像が立ち、その後ろに地上132.5mのミケランジェロのクーポラ(円屋根)が乗せられている。大聖堂の前には向かって右に聖パウロ、左に聖ペテロの像が建っている。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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大聖堂からサン・ピエトロ広場を見ると、1世紀にエジプトから運ばれた高さ25mのオベリスクが建っている。キリスト12使徒のひとりサン・ピエトロが逆さ十字に架けられた場所。
サン ピエトロ広場 広場・公園
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サン・ピエトロ大聖堂には5つの扉があり、中央の扉である「フィラレーテの扉」で「旧サン・ピエトロ大聖堂」から移設したもの。扉中央に聖ペテロとパウロが描かれている。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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大聖堂の内部は奥行き211.5m、総面積1万5160㎡の広さがあり、荘厳な雰囲気が漂っている。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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入口の右側にキリストの死を悼む聖母像「ピエタ」があり、25歳のミケランジェロの傑作。1499年の作品でヴァチカン美術館にあるものはレプリカ。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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一番の見所はベルニーニの「ブロンズの天蓋」で、29mのねじれのある4柱で作られ、真下に「聖ペテロの墓」がある。一番奥の後陣中央にはベルニーニ作の「聖ペテロの椅子」が置かれている。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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天蓋の上にはミケランジェロのクーポラがあり、天使に囲まれた神の姿が描かれている。この日はロープが張られていて、離れた位置からしか見ることができなかった。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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ベルニーニの最後の作品となった「教皇アレクサンデル7世の墓碑」は左側廊にある。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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中央の身廊の天蓋近くにある「聖ペテロ像」は13世紀につくられた。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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大聖堂を出て右に歩いていくとスイス衛兵が立っている。教皇の執務室への入口を警備しており、衛兵の制服は一説によるとミケランジェロがデザインしたものだそうだ。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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さらに歩いていくと、長径240mの回廊に出る。回廊の上には140の歴代の教皇と聖人の像が並べられている。広場にはオベリスクを挟んで左右に噴水がある。
サン ピエトロ広場 広場・公園
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メトロでテルミニ駅に戻って、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に行く。「数日のうちに雪が降る地に聖堂を建てよ」との聖母のお告げを夢で聞いたリベリウム教皇が真夏に雪が降る奇跡があったこの地に356年に創建した。ローマ四大聖堂のひとつ。入場は無料。
サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会
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セキュリティチェックを通って、内部に入るとバジリカ様式を残した三廊式になっている。中央廊には金色の格子天井があり、古代ローマの神殿から運ばれた36本の大理石の柱で仕切られている。
サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会
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主祭壇はフェルナンド・フーガ作の天蓋に覆われており、祭壇下には聖遺物が置かれている。
サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会
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身廊前方祭壇上方のアーチにモザイクが描かれている。アプシス(後陣)のモザイク「マリアの戴冠」が天蓋の後方に少し見えている。
サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会
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サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂のアプシスがエスクイリーノ広場から見ることができる。大聖堂の正面にはサンタ・マリア・マッジョーレ広場があり、オベリスクが建っていて、その下には噴水がある。
サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会
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食事をしようと思っていたレストランは開店時間が遅く、途中で見つけたリストランテ・ピゼリア・フォルノ・アレグナで夕食。
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手長エビのクリームリゾットと白ワインの夕食。大体の店が白ワインは新しいボトルを開けて注いでくれるのでうれしい。料金は18ユーロだった。
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10月11日(金)宿泊しているホテル・トレステッレでクロワッサンとカプチーノの朝食をとって、テルミニ駅向かう。午前7時20分頃にホテルを出たが、周りは夜のように真っ暗だったが、駅までは歩いて5分ほど。10月上旬のイタリアは朝晩は少し涼しいが、昼は気温が上がるので半袖で十分。駅でトレニタリアの自動券売機で8.40ユーロでチケットを購入。
テルミニ駅 駅
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午前8時発の列車でカッシーノに向かう。午前9時47分にカッシーノ駅に到着し、駅前のバス停から午前10時発のバスでモンテ・カッシーノへ。この列車で行くのが無駄がない。モンテ・カッシーノへ行くバスは本数が少ない。このバスに乗っていたのは私一人だった。
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バスは山道を登って、午前10時20分頃に標高519mの岩山にあるモンテ・カッシーノに到着。少し坂道を上るとモンテ・カッシーノ修道院は目の前。入場は無料。
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モンテ・カッシーノ修道院は529年頃にベネディクトゥスが最初にベネディクト会の修道院を築いたのがここ。戦略上の要地に位置していたため、ナポレオンのイタリア侵攻や第二次世界大戦末期の連合軍の空爆で完全に破壊された。写真は入口の回廊の庭の中央に修道士に支えられた聖体を受けた直後の聖ベネディクトの死を描いた像がある。
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修道院のバルコニーから見えるブドウ畑と山並みや遠くに広がる町の情景が美しい。
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ブラマンテの回廊には左に聖ベネディクトの像、右に聖スコラティカ像(コピー)が立ち、前に八角形の井戸がある。
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階段を上がるとベネファクターの回廊があり、24人の教皇と王の像がある。1944年の破壊後に、モンテ・カッシーノ修道院の大聖堂が17世紀のスタイルで忠実に再建された。世界史の中での重要さからいうと世界遺産になってもいいはずなのだが、モンテ・カッシーノ修道院はほとんどが再建された物なので世界遺産になっていない。
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聖堂の内部は3つの身廊で構成されている。ドームには聖ベネディクトと聖スコラスティカを描いたフレスコ画を鑑賞できる。
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聖堂の中にあるクリプト(地下聖堂)へは天井に星がいっぱい描かれた青い廊下に沿って下りていく。美しい黄金のモザイクがある。修道院の近辺には食事できる場所がないので、修道院の中の自動販売機でサンドイッチなどを食べるか、町にもどるまで我慢するかだ。午後12時50分のバスでカッシーノ駅へ。午後1時20分の電車でテルミニ駅に戻る。
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ローマのテルミニ駅には午後2時20分に到着。メトロでポポロ広場へ向かう。メトロのフラミニオ駅を出ると、写真のポポロ門が見えてくる。北からフラミニア街道を通って来た旅人がフラミニア門と呼ばれた現在のポポロ門で身元を調べられ、税を払ってローマに入った。
ポポロ門 建造物
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ポポロ門をくぐるとポポロ広場。広場の中央には紀元前1200年頃にエジプトで造られた高さ36.5mのオベリスクが建っている。
ポポロ広場 (ローマ) 広場・公園
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ポポロは市民のことでサンタ・マリア・デル・ポポロ教会は市民が建設資金を出したことからこの名前がつけられた。工事中だったが見学はできた。料金は無料。
サンタ マリア デル ポポロ教会 寺院・教会
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正面入口の右側にロヴェーレ礼拝堂祭壇がある。ここには『幼な子キリストの礼拝』があり、必見の素晴らしい作品だ。
サンタ マリア デル ポポロ教会 寺院・教会
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主祭壇左側のチェラージ礼拝堂にあるカラヴァッジョ作『聖パオロの改宗』だが、斜めからしか撮っれないが、iPhoneで「Microsoft Pix」というアプリを使うと、斜めの写真を補正して正面から撮ったようにしてくれる。カラヴァッジョ作『聖ピエトロの逆さ磔』もここにあり、カラバッジョの礼拝堂とも呼ばれている。
サンタ マリア デル ポポロ教会 寺院・教会
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ポポロ広場の南側には双子教会と呼ばれるふたつの教会が建っている。右のサンタ・マリア・デル・ミラーコリ教会と左のサンタ・マリア・イン・モンテサント教会。この日は右の教会は見学できた。
サンタ マリア デイ ミラーコリ教会 寺院・教会
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ポポロ広場の東のピンチョの丘がある。丘に上がると、眼下にはポポロ広場のオベリスク、遠くにはサン・ピエトロ大聖堂のクーポラ、サンタンジェロ城、ジャコニコロの丘などローマの町並みを一望することができる。
ピンチョの丘 広場・公園
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モンテ・アルチで夕食。テルミニ駅の近くの庶民的なレストランやトラットリアが並ぶカステルフィダルド通りにある店。
モンテ アルチ イタリアン
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ゆで卵の入ったビスマルクと白ワインを注文。料金は13.50ユーロ。
モンテ アルチ イタリアン
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