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いよいよ最後のキャンプ地に到着です。<br />明日はラウンドロックや岩窟イスラム寺院などを見学しながら、マンギスタウ州の州都アクタウに戻ります。<br /><br />マンギスタウ州と南の隣国トルクメニスタンの北西部に広がるウスチュルト台地には、太古からの地球の営み、大陸の分裂と再結合、海の封じ込めと塩湖化、海底の隆起と侵食等々に因って形成された信じがたい景観が広がっています。<br />しかもこのウスチュルト台地は、塩湖を含む広大な岩石砂漠地帯・無人地帯で、もちろん携帯電話も使えず、あのロンリープラネットにさえごく一部が簡単に紹介されているだけの「手つかず」の地域です。<br />そのウスチュルト台地を、テント4泊、4輪駆動車で巡る旅行です。<br /><br />日程<br />1日目:成田⇒空路カザフスタンの旧首都アルマトイへ。<br /><br />2日目:アルマトイ⇒空路マンギスタウ州の州都アクタウへ。<br /><br />3日目:4輪駆動車4台とキッチンカーでウスチュルト台地へ向かいます。ウスチュルト台地の砂漠キャンプ1泊目はボスジラの奇観の直下です。<br /><br />4日目:ウスチュルト台地の上に上がり、ビューポイントを巡りながら、砂漠キャンプ2泊目のキャンプサイトに向かいます。<br /><br />5日目:ウスチュルト台地の上から、広大な塩湖と白亜の断崖を撮影。大地の下に下りて、トゥズバイル塩湖の干上がった塩の層の上に3泊目のテントを張ります。<br /><br />6日目:干上がった塩湖を沖方向に散策。数々の奇岩・白亜の断崖を巡りアンモナイト等の化石が散乱するショモナイの崖下で、最後のキャンプ。<br /><br />7日目:白亜と石灰岩の美しい模様を見せるシェールカラ・マウンテン、古 代の海、チラス海の形成と隆起によって生まれた巨大な球形の岩石ラウンドロック、岩窟イスラム寺院などを見ながら、州都アクタウに戻りホテル泊です。<br /><br />8日目~9日目:空路アルマトイ経由で、翌朝成田に戻ります。<br />

ウスチュルト台地に太古の地球を想う5       最後のキャンプサイト到着から翌日アクタウ到着まで

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2019/09/20 - 2019/09/28

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風神

風神さん

いよいよ最後のキャンプ地に到着です。
明日はラウンドロックや岩窟イスラム寺院などを見学しながら、マンギスタウ州の州都アクタウに戻ります。

マンギスタウ州と南の隣国トルクメニスタンの北西部に広がるウスチュルト台地には、太古からの地球の営み、大陸の分裂と再結合、海の封じ込めと塩湖化、海底の隆起と侵食等々に因って形成された信じがたい景観が広がっています。
しかもこのウスチュルト台地は、塩湖を含む広大な岩石砂漠地帯・無人地帯で、もちろん携帯電話も使えず、あのロンリープラネットにさえごく一部が簡単に紹介されているだけの「手つかず」の地域です。
そのウスチュルト台地を、テント4泊、4輪駆動車で巡る旅行です。

日程
1日目:成田⇒空路カザフスタンの旧首都アルマトイへ。

2日目:アルマトイ⇒空路マンギスタウ州の州都アクタウへ。

3日目:4輪駆動車4台とキッチンカーでウスチュルト台地へ向かいます。ウスチュルト台地の砂漠キャンプ1泊目はボスジラの奇観の直下です。

4日目:ウスチュルト台地の上に上がり、ビューポイントを巡りながら、砂漠キャンプ2泊目のキャンプサイトに向かいます。

5日目:ウスチュルト台地の上から、広大な塩湖と白亜の断崖を撮影。大地の下に下りて、トゥズバイル塩湖の干上がった塩の層の上に3泊目のテントを張ります。

6日目:干上がった塩湖を沖方向に散策。数々の奇岩・白亜の断崖を巡りアンモナイト等の化石が散乱するショモナイの崖下で、最後のキャンプ。

7日目:白亜と石灰岩の美しい模様を見せるシェールカラ・マウンテン、古 代の海、チラス海の形成と隆起によって生まれた巨大な球形の岩石ラウンドロック、岩窟イスラム寺院などを見ながら、州都アクタウに戻りホテル泊です。

8日目~9日目:空路アルマトイ経由で、翌朝成田に戻ります。

旅行の満足度
5.0
  • この大平原を突っ切って、<br />最後のキャンプ地に到着しました。

    この大平原を突っ切って、
    最後のキャンプ地に到着しました。

  • 真っ青な空が、気持ちいいです

    真っ青な空が、気持ちいいです

  • 着いたのはここ。

    着いたのはここ。

  • キャンプにはなかなか厳しい地形です。

    キャンプにはなかなか厳しい地形です。

  • 平地はありません。

    平地はありません。

  • 結局、キャンプサイトはこんな感じに収まりました。

    結局、キャンプサイトはこんな感じに収まりました。

  • しかしよく見ると、<br />テントがひと張り大きく左に離れています。

    しかしよく見ると、
    テントがひと張り大きく左に離れています。

  • これです。<br />実はこのテントの主、<br />長時間ひどいいびきをかくのです。<br />実際かなりの物でした。<br />20m離れていても、よく聞こえます。<br />ご本人もそれを自覚していて、<br />毎日、自発的に離れて設営します。

    これです。
    実はこのテントの主、
    長時間ひどいいびきをかくのです。
    実際かなりの物でした。
    20m離れていても、よく聞こえます。
    ご本人もそれを自覚していて、
    毎日、自発的に離れて設営します。

  • この人は現地ガイド、ロシア人です。<br />普段はIT企業のエンジニアだそうです。<br />趣味は化石探しと研究。<br />今回も化石の資料を持参していました。<br />時間があるとすぐに化石探しに誘います。<br /><br />マンギスタウ州の州都アクタウには、<br />ウスチュルト台地まで入ってくれる旅行会社は、<br />全くないかほとんどないそうです。<br /><br />今回も、ガイド、ドライバー、コック総てアルバイトです。<br />ただ彼らも、ワイルドキャンプとして、楽しんでいるそうです。<br />

    この人は現地ガイド、ロシア人です。
    普段はIT企業のエンジニアだそうです。
    趣味は化石探しと研究。
    今回も化石の資料を持参していました。
    時間があるとすぐに化石探しに誘います。

    マンギスタウ州の州都アクタウには、
    ウスチュルト台地まで入ってくれる旅行会社は、
    全くないかほとんどないそうです。

    今回も、ガイド、ドライバー、コック総てアルバイトです。
    ただ彼らも、ワイルドキャンプとして、楽しんでいるそうです。

  • 分かりにくいのですが、<br />二枚貝の化石の塊です。<br />私のテントのすぐ横にありました。

    分かりにくいのですが、
    二枚貝の化石の塊です。
    私のテントのすぐ横にありました。

  • これは少し離れた斜面にあった、アンモナイトの部分。

    これは少し離れた斜面にあった、アンモナイトの部分。

  • こちらは小さいのですが、<br />ほぼ完全なアンモナイトの化石です。

    こちらは小さいのですが、
    ほぼ完全なアンモナイトの化石です。

  • これは大き目ですが、<br />良い状態ではありません。<br />付着物を丁寧にのぞかないといけません。

    これは大き目ですが、
    良い状態ではありません。
    付着物を丁寧にのぞかないといけません。

  • ラウンドロック。<br />太古の海底で、<br />生き物の死骸を核にして、<br />転がりながら、色々なものが付着したものです。<br /><br />もっと大きく多量のラウンドロックを明日見ます。

    ラウンドロック。
    太古の海底で、
    生き物の死骸を核にして、
    転がりながら、色々なものが付着したものです。

    もっと大きく多量のラウンドロックを明日見ます。

  • 翌朝、またこの平原を通って、<br />アクタウに向かいます。

    翌朝、またこの平原を通って、
    アクタウに向かいます。

  • キャンプサイト近くの別の岩。<br />いかにも脆そうで、頼りない感じです。

    キャンプサイト近くの別の岩。
    いかにも脆そうで、頼りない感じです。

  • 陽も高くなってきました。

    陽も高くなってきました。

  • これはライオンロック。

    これはライオンロック。

  • 左が寝そべっているライオンの頭、<br />右の離れている岩が、跳ね上がっている尾、<br />とのことです。<br />確かにそうも見えます。

    左が寝そべっているライオンの頭、
    右の離れている岩が、跳ね上がっている尾、
    とのことです。
    確かにそうも見えます。

  • ライオンロックの裏側。<br />ギザギザで全然感じが違います。

    ライオンロックの裏側。
    ギザギザで全然感じが違います。

  • 陶器片がたくさん落ちています。<br />一応素朴な釉薬がかかっています。<br /><br />ライオンロックは、古代の交易路の中継地・目印のひとつで、<br />沢山の横穴には、人が生活していた痕跡があるそうです。

    陶器片がたくさん落ちています。
    一応素朴な釉薬がかかっています。

    ライオンロックは、古代の交易路の中継地・目印のひとつで、
    沢山の横穴には、人が生活していた痕跡があるそうです。

  • 尾と胴体の間を車が登ったようです。

    尾と胴体の間を車が登ったようです。

  • 途中にも、ボクティーマウンテン風の物がありました。

    途中にも、ボクティーマウンテン風の物がありました。

  • これはラウンドロック、<br />大物です。<br /><br />ここで最後の野外ランチにします。

    これはラウンドロック、
    大物です。

    ここで最後の野外ランチにします。

  • 直径4m~4.5mくらいでしょうか。<br />

    直径4m~4.5mくらいでしょうか。

  • これも大物です。

    これも大物です。

  • 割れて断面が見えます。

    割れて断面が見えます。

  • 海底生物の死骸を核として、転がりながらいろいろな物が付着し、<br />やがて大きな球形になった。さらに地殻変動等のため、圧力や高温が加わり、<br />ラウンドロックが形成された、とのことです。

    海底生物の死骸を核として、転がりながらいろいろな物が付着し、
    やがて大きな球形になった。さらに地殻変動等のため、圧力や高温が加わり、
    ラウンドロックが形成された、とのことです。

  • 確かに、真っ二つに切ったキャベツの様に見えます。<br />層をなしています。

    確かに、真っ二つに切ったキャベツの様に見えます。
    層をなしています。

  • これはゾウガメに見えます。

    これはゾウガメに見えます。

  • 沢山のラウンドロックが土に埋まっていて、<br />少しだけ見えている物もたくさんあります。

    沢山のラウンドロックが土に埋まっていて、
    少しだけ見えている物もたくさんあります。

  • 珍しくラクダです。<br />もちろん家畜です。

    珍しくラクダです。
    もちろん家畜です。

  • 無舗装道路を延々と走ります。

    無舗装道路を延々と走ります。

  • イスラムの墓地

    イスラムの墓地

  • イスラムの墓地があるのは、<br />これイスラムの岩窟寺院、シャック・パック・アタがあるからです。

    イスラムの墓地があるのは、
    これイスラムの岩窟寺院、シャック・パック・アタがあるからです。

  • 柔らかい岩の崖を穿って作られていますが、<br />小規模なものです。

    柔らかい岩の崖を穿って作られていますが、
    小規模なものです。

  • ここが入り口

    ここが入り口

  • 入り口の上にはたくさんの悪戯書き。<br />岩が柔らかいので、簡単に線刻が可能です。

    入り口の上にはたくさんの悪戯書き。
    岩が柔らかいので、簡単に線刻が可能です。

  • この寺院、土着の宗教の混交もあり、<br />単純にイスラム寺院とは言いにくい面もありますが、<br />悪戯書きには、手のひらなどイスラム風の物も、<br />多数見られます。

    この寺院、土着の宗教の混交もあり、
    単純にイスラム寺院とは言いにくい面もありますが、
    悪戯書きには、手のひらなどイスラム風の物も、
    多数見られます。

  • 寺院の中を抜けると、<br />崖の上のこの建物物に出てきます。

    寺院の中を抜けると、
    崖の上のこの建物物に出てきます。

  • 上から改めて墓地を眺めます。<br />非常に雑然としています。<br />「区画」などはありません。

    上から改めて墓地を眺めます。
    非常に雑然としています。
    「区画」などはありません。

  • また、遊牧中のラクダです。

    また、遊牧中のラクダです。

  • 乏しい草をのんびりと食んでいます。

    乏しい草をのんびりと食んでいます。

  • ウスチュルト台地の切れ目、クレバス!<br />ここは広い谷に見えますが・・・

    ウスチュルト台地の切れ目、クレバス!
    ここは広い谷に見えますが・・・

  • すぐ先で、幅20m、深さ100mくらいの、<br />狭く深い谷になっています。<br /><br />写真ではわかりにくいのですが、<br />目がくらむような高さです。

    すぐ先で、幅20m、深さ100mくらいの、
    狭く深い谷になっています。

    写真ではわかりにくいのですが、
    目がくらむような高さです。

  • さらに走り・・・

    さらに走り・・・

  • さらに走り・・・

    さらに走り・・・

  • やっと舗装道路です。<br />アクタウのホテルでは、<br />久しぶりにシャワー・ベッドです。<br /><br />明日はアルマトイで簡単な観光、<br />そして韓国経由で帰国です。

    やっと舗装道路です。
    アクタウのホテルでは、
    久しぶりにシャワー・ベッドです。

    明日はアルマトイで簡単な観光、
    そして韓国経由で帰国です。

    Aktau Hotel ホテル

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